ネコぶんこ


2012年03月29日 この世界では、人はすぐに忘れ去られてしまう。 編集

§ [DnD][DnDNext] 『急所攻撃とバックスタブ(Sneak Attack and Backstab)』

2012年03月28日、水曜日、午前09時32分

投稿者:Evil_Reverend

前回急所攻撃について話した時、私はみんなに追加ダメージはローグの中心となるアイデンティティか、すべてのローグがそれを持っているべきかと訊ねた。私はここのコメント、フェイスブック、そしてさまざまなほかの場所と、投票を見てきた。君たちのほとんどが急所攻撃を望んでいることは明白だが、ローグのクラスに欠くべからざるオプションが何かであるという部分では割れている。それをここで紹介し、私が分類しよう。

ローグは現在のプレイテスト版で、第3版と第4版のルールを組み合わせた急所攻撃を持っている。追加ダメージは成長し続けて最高レベルでは10d6になり、ローグはどのような目標に対してもダメージを与えることができる。一見するとこれはよく見えるが、私の頭の中で考えるほど、私はその働きに不足を感じる。まず、優位を得たローグはヒットしたら常に追加で10d6ダメージを与える? 最高レベルになると、ローグは私たちが武器ダメージや他のダメージ増強手段を計算する前から1ラウンドに20d6ダメージを叩き出す。確かに、これはしばらくの間は楽しみになりうるが、私は4d8の合計やd20ひとつの出目を加えることにさえつまづく人たちがいることを知っている。

私が悩んでいる他の部分は私たちがモンスターをより長く舞台に上げておきたいことにある。プレイヤー・キャラクターがオークを卒業して他の人型生物に移るよりはむしろ、私たちはより高レベルのキャラクターと単純に数の多いオークを戦わせたい。私たちが10d6に武器ダメージとさらにその他の修正を足していくものを採用して13ヒット・ポイトのオークにぶつけるのは、ロケット砲でハエを退治しているようなものではないか。

最後に、私はどんなキャラクターも敵の不意を討つ時には追加ダメージを与えなければならないと考え始めている。つまり君が本当に、本当に密かに誰かへ忍び寄って目標を不意討ちしたなら、君はより多くのダメージを与えるべきではないだろうか? なぜローグがこの種類の禁じ手を独占しているのだろう?

私の渦巻くアイデアは言語化した方がいいだろう。それがこれだ。ゲームでは誰でもバックスタブを行なえる。彼らがやりたいなら、ローグは一番うまくバックスタブができる。私はこれを君たちがたいまつとみつまたを持って私の風車小屋に押しかけてくる前に全部話させて欲しい。バックスタブは目標に優位を得て攻撃するすべてのキャラクターが持つオプションになる。それはこう表現できるかもしれない。

バックスタブ:君が優位を得ているクリーチャーを攻撃する時、君は優位を放棄する代わりにヒットした時に1d6の追加ダメージを与える。

このオプションで君は命中率へのボーナスを追加ダメージに変換できる。まったく簡単だ。

さあ、ローグに取り組もう。現在、急所攻撃はローグに私たちが期待した通りのダメージを出させている。私たちが急所攻撃(1レベル時に1d6、他のレベルでは+1d6される)を放棄することで、2レベルから2レベルごとに、ローグはローグの戦闘技術の特徴を得ることができる。この特徴で君は以下の利益から1つ選択することができる。

戦闘曲技:ローグは(無限回パワーのような)戦闘曲技を2つ修得する。

しかけ:技能のような利益や裏技。

武器開眼:この素晴らしい利益はローグの武器グループ1つと結びついている。

急所攻撃:君がクリーチャーにバックスタブを行なう時、君は1d6の追加ダメージを与える。君がこの利益を得るごとに、追加ダメージを1d6増加させる。

私がこの急所拠撃を好きな理由は急所攻撃が基本ルールを修正することと、ローグを定義するものが急所攻撃に固定化されなくなったことだ。

さて、君はこの提案についてどう思う?

  • 賛成。ロブはイカしてる。
  • 賛成。ただし彼がイカしているとは認めがたい。
  • わからない。私はプレイでそれを見てみたい。
  • 反対。ロブは壊れてもいないものを直そうとしている。
  • 反対。ロブはイカれてる。

2013年03月29日 プレイヤー、そしてキャラクターの立場から見た場合、すべてのロールプレイング・ゲームは共同作業である。 編集

§ [Ludus][CoC] 宇宙世紀と宇宙的恐怖

小説『機動戦士ガンダム外伝―コロニーの落ちた地で…〈上〉』にはインスマウスの地名が出ていたですぅ。

ここ最近はそこから想を得て、一年戦争初期の敗退でなりふり構わなくなった連邦がV作戦とは異なるラインでミスカトニック大学の協力による新兵器開発を行ない、その研究成果を後にマッドアングラーとなる潜水艦などとともにジオン軍が接収して生まれたのがジャブローを攻撃した水陸両用MS群ということにすれば、あの異形めいたデザインにも説得力が出るんじゃないかと考えていたですぅ。

そのうち妄想はさらに進み、そもそもジオン公国の成立自体がジオニズムを思想として形にしていくうちに外宇宙からの思念や紐解いた魔道書にあてられたジオン・ズム・ダイクンが狂死し、本当に彼の盟友だったデギンが民衆の暴発を防ぐためにジオン公国を成立させるものの、友の覗いた深淵が恐ろしくなり無気力状態になった裏事情に思いを馳せたりしていたですぅ。

となればギレンとキシリアの政治的対立も、実は父親たちと宇宙的恐怖に接触するうちに“人類の純粋さを守る”狂気に呑まれ選民思想や大量虐殺へ向かったギレンと、神話的存在の利用をくわだてその一環としてニュータイプ研究に傾倒したキシリアのような闇の闘争が表に出た結果にこじつけられますぅ。キシリアのマスクもあるいは既に変異が進む顔を隠すためのものだとすれば自然ですぅ。

こうした考えを進めていくと、ギレンがブリティッシュ作戦で狙ったのは最初からジャブローではなくポナペ沖の海底に眠る“何か”だったものの、一歩力及ばずシドニー湾を造るにとどまったと考えられますぅ。

そして一年戦争がジオンの敗戦で終わろうとしているとき、ギレンは信頼のおける彼の親衛隊に地球で蔓延る“彼ら”の殲滅を託し、数年後に行なわれた星の屑作戦では数百年のうちに“焼け野”から北米大陸全体を汚染した宇宙からの色を焼き払うために行なわれたことに気づいてしまったあたりで今回は終わりにしておくですぅ。


2014年03月29日 編集

§ [Promiscuus] 芋けんぴ

今日は暇さえあれば芋けんぴをかじっていたけど、よく考えたらガリガリになるまで揚げたポテトに結晶が浮くほどの濃厚なシロップをかけたカルマが高い食べ物で、名称も“油菓子”という侠気にあふれるものだったですぅ。


2015年03月29日 編集

§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「大地に立つ」

最終話はさっそくG-セルフ、マスクとマニィ、天才とミック、ジット団のふたりが空中で間合いを計っているところから始まり、吶喊する姫様をラライヤが抑えつつグシオン総監が派遣させていた新手のアメリア艦隊と、アーミィのブルジンも降下してきて、ギアナ高地が最後の決戦場になっていくですぅ。

ガランデンの会話でマスクが巴戦をやっていると言っているのは、やはり富野監督世代でないと出しにくい言葉のチョイスだと感じましたぁ。そしてこの状況でガランデンが早々に敵中突破からの脱出を選ぶあたりは、ゴンドワンからクルーごと貸し出されてるだけの関係をよく表現してるですぅ。

戦争に戸惑うローゼンタールが「地球人は戦争オタクですか?」へのアンサーがミックの「所詮懐古趣味の歴史オタクとわかったんだよ!」になっていて、地球とビーナス・グロゥブがたどってきた歴史の違いを感じさせられるですぅ。

マスクは相変わらずベルリを独裁者呼ばわりしているけど、いつの間にか彼の嫌っていたいわれないレッテルを貼ってそれを理由に他人を差別する人間になっているのが皮肉ですぅ。

そうこうしている間にアーミィの部隊が降下してきてアメリア軍と本格的な軍隊同士の衝突になり、それを止めようとするアイーダを逆にラライヤとノレドが制止して、大きなおもちゃをもらってはしゃいでるだけの大人たちをG-ルシファーから月光蝶みたいなのまで出して撃沈させるのは、やるときはやるラライヤの軍人っぷりが出てたですぅ。

そんな戦闘の中にいつものグライダーで着陸してベルリを探し回る運行長官はやはりアグレッシブで、自分が仕込んできた戦争を見たいがために降下したクンパ大佐が情けなく見えるくらいですぅ。

G-セルフとカバカーリーはお互い傷を負いながらも地上戦になり、パックのモードを次々使いながらもできるだけ殺さないような動きなのがベルリらしかったですぅ。

天才の作画はいつもとはちょっと違って獣性というか闘争心が出た感じで、特にミックに痛手を負わせたジャスティマを倒すところはそれが大きく出てたですぅ。ダハックのアクションも腕組みしたまま副腕のサーベルで敵をいなしたり、大回転したりとけれん味たっぷりですぅ。一方で、傷ついたミックに足手まといだから下がるよう指示するのは、彼らしい傲慢さと優しさが同居したいいところでしたぁ。

一方でマニィはマスクの命令を半ば無視してG-セルフを攻撃して洞窟へ追い込むけど、そこが宇宙世紀時代のジャブローで朽ちたズゴックがいて、勝負をかけにいくカバカーリーの動きがシャア専用ズゴックなのもまさかここでのオマージュだったですぅ。

誰も殺さないようにと洞窟での戦いを振り切って地上に出てきたベルリは大気圏グライダーの前でついに母と再会するけど、マズラスターに引きずられて崖から放り出されたクンパ大佐は、暗躍して超越者を気取ってる人間にふさわしい最期だったかもしれないですぅ。マズラスターをトラクタービームで捕らえたベルリの「縛ったんじゃなくて、繋がっているんです」は、物は使いようだということを示していたですぅ。

しかしそれでも追いすがってくるカバカーリーは自身が斬られながらもG-セルフのパックを潰していき、最後には照準設定していたライフルが斬り落とされた後にG-セルフの脚を撃ち抜くという離れ業でついにマスクは念願を叶えて池へ落ちて大いに叫び、何かが終わった感があったですぅ。それと、このシーンはG-セルフとカバカーリーの戦いを後ろでみんなが見守っているというのがよかったですぅ。

そして戦闘的な存在がほとんど離脱したところで、姫様がアイーダ・スルガンの名で停戦の呼びかけを行ない、戦争は終わったですぅ。

後日談はボディスーツを脱いだフラミニア先生が普通に受け入れられていたところは、彼女が客人だからかもしれないけど、クンタラと併せて考えれば差別の源泉は姿形よりもっと別の場所にあるような暗示にも感じられますぅ。

クレッセント・シップ世界一周の旅を運行長官に知らせる法皇は日常の象徴のようで、こういう人だからこそスコード教の法皇をやれてると妙な説得力があるですぅ。そして航海を見送るすっかり毒気の抜けたルインとマニィはいい恋人同士の雰囲気でしたぁ。

息子を死人扱いして演説をしてたズッキーニ大統領はクレッセント・シップから叩き潰されたけど、天才親子のことだからあれくらい派手なのが再会の挨拶だとしても違和感はないギャグっぽさでしたぁ。天才はそのままミックと旅行に出て、そのときにクン・スーンがキア隊長の子を身籠ってたのはサプライズだったけど、彼女が妊娠してた前提で思い返すと説得力の増すシーンが多いのは流石ですぅ。

ケルベスとリンゴはラライヤを巡って恋の鞘当て中だけど、ノレドはベルリから逃げられてしまうのは、彼がどこかに落ち着くにはまだ幼いということかもしれないけど、ノレドのことだからすぐに後を追いかけそうでもあるですぅ。そして艦長のコートを着た姫様は、自分に合ったやるべきことを見つけたようでよかったですぅ。

船を降りたベルリは自分の足(歩行機械)で富士山を目指してさらには日本海、大陸と世界一周を目指したところでクレッセント・シップと月やトワサンガ、ビーナス・グロゥブが映されるけど、そうやってみんなの手を借りて広い世界を見てきた彼が、自分の足で大地に立って生身の目や手が届く範囲を見て回るというのは、これからひとりで大地に立つ大人になっていくことが暗示されているようでしたぁ。それと、七十三歳新人声優の井荻翼さんはちょっとだけの出演だったので、また別の作品にも出てほしいものですぅ。そういえば、私は新人声優登場の報を聞いたときに夢でユウキ・ツバサ・トミノというスタッフロールをみたので、ちょっとびっくりだけどだいたいそういうチョイスなことはわかってるから自然な夢と考えられるですぅ。

ロードムービィだと監督がコメントしていたけど、確かに世界はそんなに変わらず問題は先延ばしにされただけかもしれないけど、それに疑問を持ち挑む性根を持つ少年少女が育っていくまでの物語で、爽やかな終わり方だったですぅ。何よりも『Gの閃光』をエンディングテーマにしたことで、視聴後になんだか何だか知らんがとにかくよし! なテンションになれるのは大きな構成の妙だったように感じられるですぅ。


2023年03月29日 編集

§ [DnD][5e] 2023年D&D Directでの発表

今年のD&D Directは映画情報で持ちきりで、結果的にはRPGのロードマップ“も”発表する配信程度の重要度になっていたけど、情報は出たので要約するですぅ。

私の興味関心はRPGのD&Dなので、そちらに重点を置いてますぅ。

Minecraft × Dungeons & Dragons

今年のD&D Directのオープニングはマインクラフトを使ったムービーで、そのままD&DのDLCが出ます告知に繋がったですぅ。

また、これにあわせてD&Dの方では『Monstrous Compendium Volume Three: Minecraft Creatures』と題して、エンダー・ドラゴン、エンダーマン、オーバーワールドのウルフ、クリーパー、ブレイズがデータ化されてますぅ。

今年の新製品情報

その後は映画と小説とNeverwinter(MMORPG)の話がひとくさり流れ、最後の方でようやく今年のロードマップが来たですぅ。まずは既に発売された『Keys from the Golden Vault』は映画に出てくるReval's Endを舞台にしていますよという話がつかみですぅ。

春に出る『Bigby Presents: Glory of the Giants』は古強者にはおなじみのピグビーが巨人の伝説や文明を紹介する本ですぅ。

夏に出る『Phandelver and Below: The Shattered Obelisks』は、今までの色々なキャンペーンに出ていた謎のオベリスクにまつわる『ファンデルヴァーの失われた鉱山』を再構成したファンダリンが舞台のキャンペーンで、宇宙的恐怖じみた内容になるという話ですぅ。

秋にリリースされる『Planescape: Adventures in the Multiverse』は、外方次元界のあらゆるものが流れ着く扉の街、シギルを題材にしたもので、2024年に向けた地ならしでもあるみたいですぅ。ということは、2024年は次元界を旅するアドベンチャーを増やすのかしらんみたいな気持ちになるですぅ。

そして今年のしめくくりはデック・オヴ・メニー・シングスにフィーチャーした『Book of Many Things』で、多元宇宙の色々な相を見ていくという話ですぅ。

今後のメタプロットみたいな

配信の最後の方では、2024年にヴェクナが帰ってきて世界から世界を渡る恐怖と陰謀がアドベンチャーで明かされるみたいなことを言い出したり、この先五年間で更に仕掛けていくなど、メタプロット(アドベンチャーとアドベンチャーの間をまたぎ、その事件を体感させて年代が変わったりする仕掛け。共通体験の醸成に有効)路線になってきてるですぅ。

それによると、2025年にはレッド・ウィザードの物語で、それに合わせてアニメD&Dのヴェンジャーも復活するとか、『ウィッチライトの彼方へ』に出てきた“悪意の同盟”がまた別のアドベンチャーに出てくるなど、ユーザにアドベンチャーを“遊ばせる”ゲームに変化するための布石を着々と打ってる印象を受けましたぁ。

今回はRPG周りのネタが少なく、かなり食べ足りないので夏くらいの配信などをMATUことにするですぅ。