ネコぶんこ


2012年06月14日 これらの肢体は、かつて大いなる力に満ちていたあの統一から多様性の中へと散乱し撒き散らされたものなのです。 編集

§ [DnD][4e] 危険要因『世界の悪意』

昨日のプレイレポートで島から脱出するくだりに使った技能チャレンジにちょっと汎用性を持たせて公開するですぅ。

最初は高レベルのクリーチャーから追われるようなものにしようかと思ったけど、世界そのものが悪意をぶつけてくるなら危険要因にしたために、プレイヤへ戦いようがなく“逃げる”ものだという意思表示ができ、結果的に短時間でうまく遭遇を回せたという感想ですぅ。

世界の悪意

次元界そのものがある一定の意思を持って侵入者や脱出しようとする者に襲い掛かる時、それは世界の悪意という名の危険要因となる。天からは無形の圧力が加えられあらゆるものがへし折れ、動きを縛られ、認識は歪められて次元界からの脱出はきわめて困難なものとなる。

この危険要因を使用する場合、遭遇エリアには見たままの様子とは違うマスをいくつか用意し、技能チャレンジの進行度合いによって真の姿を見せるようにしてもよいだろう。

世界の悪意 13レベル・単独・危険要因
地形 XP3,000
発見:自動 イニシアチブ:+4
完全耐性:攻撃
マイナー・アクション
[r]インヴィジブル・ハンド/見えざる手◆再チャージ(5、6)
攻撃:近接・次元界(クリーチャー1体あるいは物体1つ);+18対“頑健”
ヒット:目標はつかみ状態(脱出難易度25)となる。このつかみ状態の間、目標は技能チャレンジ『次元界から脱出する』で成功数を得ることができなくなる。
標準アクション
[r]クライング・ザ・スカイ・ヒッツ・ザ・グラウンド/天が哭し地を穿つ◆無限回
攻撃:近接・次元界(次元界の内部に存在する任意の数のクリーチャーおよび物体);+16対“反応”
ヒット:1d10+10ダメージ。目標は伏せ状態となる。
ミス:半減ダメージ。
対抗手段
  • 解除:技能チャレンジ『次元界から脱出する』を成功させることで、この危険要因は次の小休憩終了時まで停止する。
  • 攻撃:遭遇エリアに出現している“世界の目”に攻撃をヒットさせることで、この危険要因はそれの次のターン終了時まですべてのアクションを行えなくなる。世界の目はすべての防御値が25で、あらゆるダメージに完全耐性を持つ。
  • 退避:この危険要因の攻撃の目標が空の見えない場所にいる場合、その目標は攻撃に対して良好な遮蔽を得る。盾を持っているキャラクターは、マイナー・アクションを使って空に向かって備えることで遮蔽を得ることができる。

次元界から脱出する

君たちは危険な次元界で目的を達成し、あとは脱出するだけという段までこぎつけた。しかし、何かがおかしい。迷宮の中でもないというのに、同じような場所を延々と回っているような気がする。

セットアップ

この技能チャレンジは危険要因“世界の悪意”により、次元界そのものがキャラクターを閉じ込めようとしてくる中で脱出を試みる技能チャレンジである。戦闘遭遇と同時に進行してもよいだろう。

レベル:13

複雑度:4(3回失敗する前に10回成功しなければならない)

主要技能:〈魔法学〉

〈運動〉(難易度20、移動アクション):これは移動と同時に行なえる。本来の地形通りに歩むことで、世界の悪意を振り払う。失敗した場合、伏せ状態となる。1ターンに1回のみ行なえる。

〈看破〉(難易度20、標準アクション):世界の悪意によって歪められた正しい認識を取り戻し、味方を導く。29以上で成功した場合、通常のものに加えてさらに成功数を+1する。

〈持久力〉(難易度14、即応・対応):トリガー:世界の悪意による攻撃がキャラクターにヒットした。トリガーが発生したキャラクター全員が即応・対応を使用して行ない、全員が成功すればパーティは1つの成功を得る。痛みに耐え、世界の悪意に屈しない心意気を見せつける。

〈宗教〉(難易度20、標準アクション):世界の悪意を慰撫するために祈る。

〈地下探検〉(難易度20、標準アクション):異形クリーチャーを見慣れたその鑑識眼で世界の悪意によって歪められた部分を喝破する。29以上で成功した場合、通常のものに加えてさらに成功数を+1する。

〈魔法学〉(難易度20;標準アクション):世界の悪意が攻撃に使ってくる魔力を中和し、道を切り拓く。29以上で成功した場合、通常のものに加えてさらに成功数を+1する。

“見えざる手”への攻撃(特別):仲間をつかんだ見えざる手を攻撃する。インヴィンジブル・ハンドによってつかみ状態になっている仲間のマスに攻撃を行なうことで、世界の悪意が伸ばした見えざる手を攻撃できる。見えざる手はすべての防御値が25で、あらゆるダメージに完全耐性を持つ。攻撃がヒットした場合、そのマスにいる仲間のインヴィンジブル・ハンドによるつかみ状態は解除される。

副次技能:〈交渉〉、〈知覚〉、その他

〈交渉〉(難易度20、標準アクション):世界の悪意に立ち向かう仲間の心を安らかにし、眼前の作業に集中させる。次に目標が行なう主要技能の判定に+2のボーナスを得る。この判定に失敗しても、失敗には数えられない。

〈知覚〉(難易度20、マイナー・アクション):世界の悪意によって認識が歪められていそうな箇所を特定する。次に自分が行なう〈運動〉、〈看破〉、〈地下探検〉、あるいは〈魔法学〉の判定に+2のボーナスを得る。この判定に失敗しても、失敗には数えられない。

“世界の目”への攻撃(特別):遭遇エリアに存在する世界の目に攻撃をヒットさせることで、世界の悪意は次のターン終了時まですべてのアクションを行えなくなる(世界の悪意の対抗手段参照)。この攻撃がミスしても、失敗には数えられない。

成功:世界の悪意を跳ね除けることができた。世界の悪意は次の小休憩終了時まで停止する。

失敗:世界の悪意は君たちの認識を蝕み、肉体を苛み続ける。次の小休憩ではヒット・ポイントを回復するための回復力が通常の2倍必要となる。

本日のツッコミ(全13件) [ツッコミを入れる]

Before...

§ rusty hearts power leveling [We've Kensingtons from salute with a plus side to these fo..]

§ 小型カメラ [My partner and I absolutely love your blog and find the ma..]

§ パナソニック ビデオカメラ [We stumbled over here coming from a different web address ..]

§ 自由雲台 [Hello there! I know this is kind of off topic but I was wo..]

§ バーバリー アウトレット [Yesterday, while I was at work, my cousin stole my apple i..]


2013年06月14日 もしその寿命が二年や三年だったとしても、それは十分に長い時間ではないか! 編集

§ [Promiscuus] うだる

今日は蒸し暑さと倦怠感でろくに動けもしなかったですぅ。


2014年06月14日 編集

§ [DnD][5e] 5e関係の追加情報(06月14日)

Origins Game Fairの講演で発表された5eの新情報から、めぼしいものを訳したですぅ。今後追加される要素などがちらほら見えてきましたぁ。主要なソースはEN Worldの「Origins D&D 5E Panel Highlights」ですぅ。

  • Dungeon Master's GuideにはサイドバーでTHAC0が解説されるなど、ゲームを改造するためのハッカーズ・ガイド的色彩が強くなる。
  • モンスタのステータス・ブロックはそれ自体で完結したものに。
  • 今後もフィードバックを将来の製品に反映させる。
  • 罠は定型的挑戦より物語や状況を重視したものになる。Dungeon Master's Guideでは罠のダメージを5段階に分けており、危険要因や地形というよりモンスタのように扱われる。
  • 高レベルのプレイはボーナス・アクションのルールと呪文の精神集中でより速くなる。さまざまなものがあるから高レベルのプレイは遅くなるので、それらはサブシステム化した。
  • 余暇での活動はPlayer's Handbookに収録され、Dungeon Master's Guideでより複雑なオプションが加わる。魔法のアイテムがどこにあるか調査し、冒険でそれを手に入れるなど、冒険の題材を物語として語れるようになる。財産の使いどころでもある。
  • 魔法のアイテム作成はDungeon Master's Guideに収録されるオプションの要素。作成には設計図や式を知る必要がある。
  • Hoard of the Dragon Queenは1~8レベル、The Rise of Tiamatは9~15レベル対応。
  • Dungeon Master's Guideに収録されている戦闘オプションは、挟撃、キャラクタを武器として使う方法、味方を巻き込む攻撃、長期的な負傷など。
  • Monster Manualでは特徴的なモンスタに複数の亜種を準備している。
  • 数値からモンスタを構築することもできるし、物語を優先して数値を調整することもできる。
  • Starter Setのネタばれ「ドラゴンには手を出すな」。
  • アドベンチャーには何日かかかり、少人数でのプレイはよりやりやすくなった。Starter Setは20時間ほどのプレイができる。
  • Dungeon Master's Guideにはエンカウンターズでの情勢変動を含んだダガーフォードが収録される。
  • 将来の製品計画は物語やキャンペーンの運営に関係するアドベンチャーを重視し、クラスや種族テーマのものは少ない。
  • ミニチュアの展開も物語に合わせたものになる。
  • Dungeon Master's Guideには技能を自作するオプションがある。
  • 雰囲気とシステムはコアの範囲では雰囲気寄り。
  • ゲームを改造するサブシステムをプレイヤは遠ざけることもできる。
  • Dungeon Master's GuideはDMがさまざまなものを自作することを助ける。
  • Dungeon Master's Guideには次元界についての情報も収録。
  • ゲームの三本柱である戦闘、探索、交流のうち、探索は世界を学ぶことに焦点をあてている。ルールで探索を示して支援するしくみもある。
  • 属性は存在するが、システムとしては大きなものではない。重視されているのは特徴、束縛、理想だ。
  • 『暴虐の悪竜(Tyranny of Dragons)』はフォーゴトン・レルムのソードコーストが舞台。