ネコぶんこ


2012年02月10日 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」では、“人々が一緒に冒険に出かける”ことも大きな楽しみなのだ。 [長年日記]

§ [DnD] 『遍歴と漂着:すべての版に捧ぐ』要約(後篇)

昨日の『遍歴と漂着:すべての版に捧ぐ』要約(前篇)に引き続き、セミナ後半で行なわれた一般参加者からの質疑応答の要約ですぅ。

カスタマイズはマルチクラスとクラスのオプション、どちらで実現される?
どちらも現実的なオプションとしてある。クラスをカスタマイズする方が簡単で、マルチクラスはより劇的な変更を行なえるが深いルールの読み込みが必要になる(モンテ・クック)。
プレイテストでは少々オプションをほのめかしている。たとえば、ファイターにある程度社会的技能を与えればノーブルになる(ジェレミー・クロフォード)。
新規プレイヤへのサポートは?
製品は複雑さによって管理される。すべてはコアを基準にサポートされ、適切な経験を積める(マイク・ミアルス)。
どうやって創造的なプレイヤに力を与える?
無限のオプションを確認するためにキャラクタ・シートを見る必要が無くなる。DMにルールを管理する力を与えることで、プレイヤがより創造的でいられる(モンテ・クック)。
ランダム表の役割はどうなる?
DMにはそれぞれ別のスタイルがある。たとえば、あるDMはランダム表で彼らのアドベンチャーを作る。ランダム表は必須ではないものとして帰ってくる(モンテ・クック)。
プレイテストの予定はどうなっている?
あらゆるグループが参加できる公開プレイテストは春に始まる(グレッグ・ブリスランド)。
モジュールはプレイ中に簡単に変更することができる?
それは大事なことだ。私はそれが遭遇や物語の必要なところによって取り外しできるくらい簡単でありたい。ある時はミニチュアとマス目を使って戦い、またある時は社会的モジュールを導入するように、モジュールは簡単に選んで適用できなければならない(マイク・ミアルス)。
新版の組織化プレイはどうなる?
現在特に決まっていることは無い。組織化プレイ用として標準モジュールのセットを準備したい。組織化プレイでもDMがカスタマイズできる部分はあるが、基本的な部分を共有する(マイク・ミアルス)。
異なるスタイルのプレイグループ同士を繋げるための見通しは?
複数のスタイルをサポートできるようにすること。単純なものを望むプレイヤもそれをプレイでき、キャンペーンの進行に合わせて複雑度を上げるかどうか判断できる(モンテ・クック)。
複雑さを段階的にするのは第4版のエッセンシャルズと他のクラスで行なわれた。この方法は新版でより広くなる(ジェレミー・クロフォード)。
ルールの議論やキャラクタの行動に使うオプションが多すぎてゲームが止まってしまう問題への対処は?
まず、DMにプレイヤへの振る舞いやルールの議論についての道具を提供する。我々はプレイを速いものにしたい。同じことはプレイヤにオプションがありすぎても発生するので――DMとプレイヤが適切に振る舞うための援助を行ないたい(モンテ・クック)。
DnDはよりシリアスなものになっていく?
DnDにはある程度の混沌も必要だ。時々それは面白みを与えたり、障害を崩す。d20のランダム性もそれをプレイで表現できる場所のひとつだ。近年のゲームでは暗黙のうちにデザイナがそれを排除してきたように思えるが、我々はそれを終わらせたい。DMとプレイヤの相互作用によるゲームで、我々はそれを抑制してはいけない(マイク・ミアルス)。
新しいDnDの抽象化はより地に足がついたキャラクタに繋がる。もうすべてのPCがスーパーヒーローである必要はない。やっとのことで生き残る英雄もできる。マフィンを食べ過ぎるハーフリングもできる(ジェレミー・クロフォード)。
DnDの象徴的な体験をどう体験させる? あるいはどきどきわくわくするような長い戦闘で?
まずはDnDの象徴的な体験を定義しなければならないが、それは大量のプレイテストで集められる。それはロールプレイであり叩き壊し組みつく戦闘であり、戦術である(マイク・ミアルス)。
広い範囲の戦術と戦闘のスタイルをこれまでのプレイテストで確認し、DMとプレイヤに彼らが望む戦闘を正しくサポートできそうだ(ジェレミー・クロフォード)。
クラスがある要素で役立つ実感を得るためのものはある?
それは戦闘、ロールプレイ、探索の三本柱の話になる。DMとプレイヤの間で選択できる要素があり、一部のクラスはよりそれに向いているが、誰もが関係できるようにする(マイク・ミアルス)。

これで一般からの質疑応答も終わり、セミナは閉幕になったですぅ。

このエントリ執筆にあたっては『D&D XP Seminar Chat Streams』、『Seminar Transcript - Charting the Course: An Edition for all Editions』、Twitterの#DDXPタグなどを参考にさせていただきましたぁ。