今週の小冒険は1レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はCC4.0のものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は1レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちが滞在している村にはアックス・ビークを育てている牧場があるが、柵が壊れて鳥たちは逃げてしまった。
キャラクターたちは農場主のサンボリーから依頼を受け、アックス・ビークを捕まえることになる。4体全部捕まえれば冒険は成功となる。
キャラクターたちが滞在している宿屋に、サンボリーというヒューマンがやってくる。彼はアックス・ビークを育てているのだが、牧場の囲いが壊れて4頭が逃げてしまった。それをまた捕まえて囲いに戻すように依頼をされる。
報酬は1人30gpである。
牧場は木製の柵で囲われているが、一部が腐れて崩れている。そこから大きな鳥の足跡がいくつか出ている。
難易度9の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば野原の方に向かう足跡を2組、さらに難易度12の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば森に向かう足跡を2組発見できる。
野原に向かうなら「2.のどかな野原で」へ、森に向かうなら「3.森のそばで」へ進むこと。
野原では2体のアックス・ビークが暢気に蝶や小鳥と戯れている。それぞれ難易度8の【判断力】〈動物使い〉判定に成功すれば、手懐けて連れて行くことができる。この判定に失敗するとアックス・ビークは機嫌を損ねて襲いかかってくる。hpを0にすれば昏倒させて運ぶことができるが、サンボリーは手荒な真似は困ると、怒りはしないが困った顔をする。
大型・野獣、無属性
AC:11
hp:19(3d10+3)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
14(+2) | 12(+1) | 12(+1) | 2(-4) | 10(+0) | 5(-3) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:-
脅威度:1/4(50XP)
くちばし:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[斬撃]。
森の近くに行くと、獣罠にかかったアックス・ビークが1体、バタバタ跳ね回っており、そのそばではもう1体があたりを警戒するようにせわしなく見回している。
アックス・ビークは気が立っており、キャラクターたちが近づくと襲いかかってくるが、難易度8の【判断力】〈動物使い〉に成功すれば、なだめておとなしくさせられる。
獣罠を外すには難易度13の【筋力】判定に成功する必要がある。
大型・野獣、無属性
AC:11
hp:19(3d10+3)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
14(+2) | 12(+1) | 12(+1) | 2(-4) | 10(+0) | 5(-3) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:-
脅威度:1/4(50XP)
くちばし:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[斬撃]。
4体のアックス・ビークを全部捕まえれば仕事は終了である。
This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-referencedocument. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.
今週の小冒険は1レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はCC4.0のものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は1レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちは村の墓場に出たスケルトンやゾンビの駆除を頼まれる。このアンデッド発生は負のエネルギーを逃がすために配置された岩が倒れてしまったことが原因なので、これを元に戻せばアンデッドが出ることはなくなる。
キャラクターたちがアンデッドを駆除すれば冒険は終了だが、岩を直せばさらに追加で報酬を得られる。
キャラクターたちが滞在する村では、2、3日前から墓場に埋められた死者が起き上がり、スケルトンやゾンビとしてあたりを徘徊している。村人たちは不気味がり、放っておいて怪我人が出れば一大事と心配し、キャラクターたちにアンデッド退治を依頼する。
報酬は1人25gpである。
墓場は村から数十分歩いた畑などが広がる平地の少しくぼんだ場所にあり、周囲を木の柵で囲まれている。墓場の東には囲いが途切れて出入りできるようになっている場所があり、岩が2つ置かれている。どちらも人の背丈ほどある同じくらいの大きさだが、片方は倒れている。
囲いの中には墓から蘇ったであろうスケルトンが4体、ゾンビが2体徘徊している。彼らは囲いの中に入った者を攻撃する。
中型・アンデッド、秩序にして悪
AC:13(ぼろぼろの鎧)
hp:13(2d8+4)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 14(+2) | 15(+2) | 6(-2) | 8(-1) | 5(-3) |
ダメージ脆弱性:[殴打]
ダメージ完全耐性:[毒]
状態完全耐性:消耗状態、毒状態
感覚:暗視9m(30フィート)、受動〈知覚〉9
言語:生前知っていた言語すべてを理解するが話せない
脅威度:1/4(50XP)
ショートソード:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。
ショートボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程24/96m(80/320フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。
中型・アンデッド、中立にして悪
AC:8
hp:22(3d8+9)
移動速度:6m(20フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
13(+1) | 6(-2) | 16(+3) | 3(-4) | 6(-2) | 5(-3) |
セーヴィング・スロー:【判】+0
ダメージ完全耐性:[毒]
状態完全耐性:毒状態
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉9
言語:生前に知っていた言語を理解できるが話せない
脅威度:1/4(50XP)
アンデッドの頑健さ:[光輝]あるいはクリティカル・ヒット以外のダメージでゾンビのヒット・ポイントが0になった時、難易度5+受けたダメージの【耐久力】セーヴィング・スローを行なう。成功すれば、ゾンビはその代わりにヒット・ポイントを1まで減少させる。
叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[殴打]ダメージ。
依頼自体はアンデッドを倒せば終わりである。
原因そのものを絶ちたいなら、難易度10の【知力】〈宗教〉判定に成功すれば、この地方には墓場の東側に門に見立てた岩を置き、死者の魂をあの世に向かわせる習慣があることを思い出す。
あるいは難易度10の【判断力】〈知覚〉判定に成功すれば、墓地の東にある岩の片方が倒れていることに気づく。
岩は150kg(300ポンド)ある。持ち上げるには作業者の【筋力】が合計10あればよい。
アンデッドたちを倒せばキャラクターたちは報酬を得られる。岩が戻っていない場合、3d10日後に再びアンデッドが出てくる。
アンデッドが出てくる原因にあたりをつけて岩を戻した場合、追加で20gpの報酬を得られる。
This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-referencedocument. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.
体調があまりよろしくないので、大事を取って明日の九州コミティア8は欠席しますぅ。
同人誌の方はBOOTHでも通販してるのでよってたかれーですぅ。
今週の小冒険は1レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はCC4.0のものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は1レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちは村の用心棒をしているオーガ、ガブリが体調を崩しているので見舞いに行くよう申しつけられる。ガブリの小屋に行くと彼はすっかり参っていて、キャラクターたちに精のつく食材としてジャイアント・ワスプを求める。
ガブリの願い通り、ジャイアント・ワスプを捕まえて彼に食べさせれば冒険は終了である。
キャラクターたちが滞在している村では、村外れの小屋に住んでいるガブリというオーガを養い、用心棒にしている。
そんな彼がここ数日彼が病気で寝込んでいるので、見舞いの塩漬け肉でも持っていくようキャラクターたちに話が持ちかけられる。
金にはなりそうにもないが、夕食くらいは奢ってやると宿の主人には言われる。
ガブリの小屋は街道と村を繋ぐ道の中間地点にある。村から数マイルの距離だ。小屋の中からは苦しそうなうなり声が聞こえる。
中は薄暗く、藁を敷いた簡素なベッドの上にオーガが寝転がっている。彼はキャラクターたちが村から来た者たちだと知っているので、特に交渉の必要もなく見舞いの品を受け取る。
ガブリはキャラクターたちに礼を言い、ちょっと体の調子を崩した時はジャイアント・ワスプを食って体を治していたのだが、今はそれもきついと体の不調を訴え、ジャイアント・ワスプを1匹捕らえてきてくれないかと頼み込む。
キャラクターたちが引き受けるなら、ガブリは小屋の裏手で以前ジャイアント・ワスプを見たと言う。
キャラクターたちが断るなら、ガブリは悲しそうに仕方ないと言い干し肉を食べてまた寝に戻る。
大型・巨人、混沌にして悪
AC:11(ハイド・アーマー)
hp:59(7d10+21)
移動速度:12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 8(-1) | 16(+3) | 5(-3) | 7(-2) | 7(-2) |
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉8
言語:共通語、巨人語
脅威度:2(450XP)
グレートクラブ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。
ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)または射程9/3m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。
小屋の裏手はまばらに木が生える草むらになっている。難易度13の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、ジャイアント・ワスプが巣を作っている場所を突き止められる。
難易度10の【知力】〈自然〉判定に成功すれば、ここに住んでいるジャイアント・ワスプは1匹ごとに地面の近くで土瓶のような形に土を固めた巣を作り、そこに獲物を運び込んだり、産卵をする種類であるため、集団と戦う心配はしなくてもよいことを知っている。
ジャイアント・ワスプはキャラクターたちが視界に入ったらカチカチと顎を鳴らして威嚇し、それでも去らないようなら襲いかかってくる。hpが半分を切ったら一旦飛んで逃げる。この場合、キャラクターたちはまた「2.小屋の裏手」で新しいジャイアント・ワスプを見つけねばならない。
中型・野獣、無属性
AC:12
hp:13(3d8)
移動速度:3m(10フィート)、飛行15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 14(+2) | 10(+0) | 1(-5) | 10(+0) | 3(-4) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:-
脅威度:1/2(100XP)
針:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、1体のクリーチャー。ヒット:5(1d6+2)[刺突]、および目標は難易度11の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ10[毒]ダメージ、成功したなら半減ダメージを受ける。もしこの[毒]ダメージで目標のヒット・ポイントが0以下になれば、目標は容態安定化するが、ヒット・ポイントを回復しても1時間毒状態になり、この毒状態の間は麻痺状態になる。
ガブリの小屋にジャイアント・ワスプを持っていくと、針と毒腺を抜き、腹に詰まっている内臓を吸い出して食べる。彼曰く、ここに栄養が詰まっているらしい。
ともかく、ジャイアント・ワスプを食べるとガブリはすっかり調子がよくなり、翌日にもなれば村に礼のジャイアント・ゴートを1頭持ってくる。これは村人たちに分けられ、ガブリにジャイアント・ワスプを与えていたならキャラクターたちは一番いい場所をもらうことができる。
This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-referencedocument. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.
きたる3月10日に福岡県北九州市の西日本総合展示場新館で開催される同人誌即売会、九州コミティア8に参加しますぅ。今回も相変わらず創作百合小説を持っていく予定なれど、新刊は多分落とすんじゃないかなと思いますぅ。
うなぎむらのサイトも更新しましたぁ。
数日前いまさら疫病にかかり、なんか熱っぽいのが続いているけどまああと一週間くらいあればなんとかなると楽観視してますぅ。
今週の小冒険は7レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は7レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちはこの辺りの人型生物の共同体を略奪しているファイアー・ジャイアント、ジレルの討伐を依頼される。
ジレルは山の上にある館に住んでいる。キャラクターたちが潜入し、彼を倒せば冒険は終了である。
キャラクターたちが街に滞在していると、街の人々からこの辺りの人型生物の集落を好き勝手に略奪しているファイアー・ジャイアント、ジレルを倒してくれないか相談される。報酬は後金で1人2000gpである。
キャラクターたちが前金を要求するなら、1人500gpまでは渡す準備がある。
ジレルの館は街から75km(50マイル)ほど行った岩山にある。
GMは館への道中でランダム遭遇を起こしてもよい。
ジレルの館は雑に削った岩で囲われており、門がひとつだけある。門の前にはエティンが1体立っており、侵入者がないよう見張りをしている。
壁をよじ登っていくなら、難易度14の【敏捷力】〈隠密〉判定で近づき、難易度15の【筋力】〈運動〉判定で登ることになる。
大型・巨人、混沌にして悪
AC:12(外皮)
hp:85(10d10+30)
移動速度:12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
21(+5) | 8(-1) | 17(+3) | 6(-2) | 10(+0) | 8(-1) |
技能:〈知覚〉+4
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉14
言語:オーク語、巨人語
脅威度:4(1100XP)
双頭:エティンは【判断力】〈知覚〉判定および気絶状態、恐怖状態、聴覚喪失状態、魅了状態、盲目状態、および朦朧状態へのセーヴィング・スローに有利を得る。
常時覚醒:エティンの頭が片方寝ているとき、もう片方は起きている。
複数回攻撃:エティンは2回攻撃を行なう。1回はバトルアックス、もう1回はモーニングスター。
バトルアックス:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:14(2d8+5)[斬撃]ダメージ。
モーニングスター:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:14(2d8+5)[殴打]ダメージ。
囲いの内部は庭になっている。門からまっすぐ行ったところに比較的立派な石積みの建物が、壁際に大きな革製のテントがある。
庭の中には4体のヘル・ハウンドが放されており、侵入者を警戒している。
ヘル・ハウンドから見つからないように行動するには、難易度15の【敏捷力】〈隠密〉判定が必要になる。
革のテントに行くなら「4.食客たち」、石積みの建物に行くなら「5.主の家」へ。
中型・フィーンド、秩序にして悪
AC:15(外皮)
hp:45(7d8+14)
移動速度:50フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
17(+3) | 12(+1) | 14(+2) | 6(-2) | 13(+1) | 6(-2) |
技能:〈知覚〉+5
感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉15
言語:地獄語を理解できるが話せない
脅威度:3(700XP)
鋭敏聴覚・嗅覚:ヘル・ハウンドは聴覚と嗅覚による【判断力】〈知覚〉判定に有利を受ける。
群狼戦術:少なくとも1体のヘル・ハウンドの味方がクリーチャーから5フィート以内にいて、その味方が無力状態でない限り、このヘル・ハウンドはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:7(1d8+3)[刺突]ダメージに加え7(2d6)[火]ダメージ。
火のブレス(再チャージ5~6):ハウンドは15フィートの円錐状に火を噴射する。この範囲内すべてのクリーチャーは難易度12の【敏捷力】セーヴィング・スローを行ない、失敗したら21 (6d6) [火]ダメージを、成功すれば半減ダメージを受ける。
このテントの中にはオーガが4体暮らしている。彼らはジレルの食客で略奪行を手伝っている。
オーガたちはテントの中に穴を掘り、そこに1600cp、1300sp、90gp、50gpのガーネット7個を投げ入れている。
大型・巨人、混沌にして悪
AC:11(ハイド・アーマー)
hp:59(7d10+21)
移動速度:12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 8(-1) | 16(+3) | 5(-3) | 7(-2) | 7(-2) |
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉8
言語:共通語、巨人語
脅威度:2(450XP)
グレートクラブ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。
ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)または射程9/3m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。
門の正面にある家に入ると、そこにはヘル・ハウンドを愛でているジレルがいる。侵入者に気づいたジレルは、問答無用で剣を手に取り戦おうとする。
超大型・巨人、秩序にして悪
AC:18(プレート)
hp:162(13d12+78)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
25(+7) | 9(-1) | 23(+6) | 10(+0) | 14(+2) | 13(+1) |
セーヴィング・スロー:【敏】+3、【耐】+10、【魅】+5
技能:〈運動〉+11、〈知覚〉+6
ダメージ完全耐性:[火]
感覚:受動〈知覚〉16
言語:巨人語
脅威度:9(5000XP)
複数回攻撃:ファイアー・ジャイアントはグレートソードで2回の攻撃を行なう。
グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+11、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:28(6d6+7)[斬撃]ダメージ。
岩:遠隔武器攻撃:攻撃+11、射程18/72m(60/240フィート)、目標1体。ヒット:29(4d10+7)[殴打]ダメージ。
ジレルを倒せば、近隣の共同体が巨人に脅かされることはなくなる。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
今週の小冒険は7レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は7レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちは財宝が眠っているという噂に誘われ、“召喚者”コベックという古代の魔法使いがねぐらにしていた洞窟にやってくる。
洞窟をキャラクターたちが満足いくまで探索したら冒険は終了である。
キャラクターたちが拠点にしている街や村から72km(48マイル)ほどの山中に、“召喚者”コベックという古代の魔法使いがねぐらにしていた召喚者の洞窟というダンジョンがある。キャラクターたちは財宝の噂に誘われ、この洞窟に挑むことになる。
GMが望むなら召喚者の洞窟までの旅路でランダム遭遇を起こしてもよい。
召喚者の洞窟の入口は巨大な顔が刻まれた鍵穴や取っ手のない石造りの扉で閉ざされており、その両脇には翼の生えた悪魔のような石像が据えられている。扉にはこう碑文が刻まれている。
「我は不変。我はお主の前に姿を見せ、そこに控える従者でもある。我は何だ?」
謎かけの答えは「岩」や「石」である。キャラクターたちが扉の前で岩と言えば扉は徐々に開き、キャラクターたちの前に洞窟が現われる。
キャラクターたちが扉の構造を調べたり、攻撃を加えようとするなら、扉はストーン・ゴーレムに、脇の石像はガーゴイルに変化して襲いかかってくる。ストーン・ゴーレムを倒せば、扉はなくなり先へ進める。
扉の先へ行くなら「2.丁字路」へ進むこと。
中型・エレメンタル、混沌にして悪
AC:15(外皮)
hp:52(7d8+21)
移動速度:9m(30フィート)、飛行18m(60フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
15(+2) | 11(+0) | 16(+3) | 6(-2) | 11(+0) | 7(-2) |
ダメージ抵抗:アダマンティン以外の非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、[刺突]
ダメージ完全耐性:[毒]
状態完全耐性:消耗状態、石化状態、毒状態
感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10
言語:地界語
脅威度:2(450XP)
偽装:ガーゴイルは動かないかぎり、ただの像と見分けがつかない。
複数回攻撃:ガーゴイルは1回の噛みつきおよび1回の爪で、2回の攻撃を行なう。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。
爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[斬撃]ダメージ。
大型・人造、無属性
AC:17(外皮)
hp:178(17d10+85)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
22(+6) | 9(-1) | 20(+5) | 3(-4) | 11(+0) | 1(-5) |
ダメージ完全耐性:[精神]、[毒]; アダマンティン以外の非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、[刺突]
状態完全耐性:恐怖状態、消耗状態、石化状態、毒状態、麻痺状態、魅了状態
感覚:暗視36m(120フィート)、受動〈知覚〉10
言語:作成者の言語を理解できるが話せない
脅威度:10(5900XP)
不変の体:ゴーレムはその形態を変化させる呪文や効果への完全耐性を持つ。
魔法抵抗:ゴーレムは呪文およびその他の魔法効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。
魔法の武器:ゴーレムの武器攻撃は魔法的である。
複数回攻撃:ゴーレムは2回の叩きつけ攻撃を行なう。
叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+10、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:19(3d8+6)[殴打]ダメージ。
減速(再チャージ5~6):ゴーレムは3m(10フィート)以内の視認できる1体以上のクリーチャーを目標にできる。目標は魔法に対する難易度17の【判断力】セーヴィング・スローを行なう。セーヴに失敗したら、目標はリアクションを行なえず、移動速度が半分になり、ターンに1回以上の攻撃を行なえなくなる。さらに、目標はそのターンにアクションあるいはボーナス・アクションのどちらかだけを行なえ、両方はできなくなる。これらの効果は1分間持続する。目標はターンの終了時にセーヴィング・スローを再び行なえ、成功すれば効果は終了する。
扉の先は“暗闇”の通路で、しばらく進めば左と右の分かれ道がある。左側からは熱を感じ、右側からはひんやりとした湿度を感じる。
この場所をよく調べるなら、難易度18の【知力】〈捜索〉判定を行なうこと。成功すれば通路が分かれるところに隠し扉を見つけることができる。隠し扉には施錠されており、解錠には難易度18の盗賊道具を使った【敏捷力】判定が必要になる。
左の通路に進むなら「3.火の部屋」、「4.水の部屋」へ進むこと。隠し扉に入るなら「5.風の虜囚」へ進むこと。
この部屋は中心に火が燃える炉があり、“明るい”空間である。そこには2人のエイザーがぶつくさ文句を言いながらサイコロ遊びに興じている。とはいっても、ここに閉じ込められてから10個のルビーやダイヤモンド(いずれも500gpの値打ちものである)を延々と行き来させているだけだ。
キャラクターたちが言葉をわからなくても、エイザーは「賭けをするか?」と身振り手振りで誘ってくる。賭けに参加するには500gp分の現金や宝石などが必要である。
賭けのルールは、まず宝石や500gpを1つ出して1d6をする。そして掛け金を追加するかどうか決める。最終的な掛け金が揃ったらもう1つ1d6し、合計の出目が大きかった方が勝ちになり、場の宝石を総取りできる。同じ数で勝てる参加者が複数いた場合、負けた者を除いて掛け金を引き継ぎ、決定戦を行なう。
エイザーたちから宝石を奪おうとするなど危害を加えようとするなら、炉の中にいるファイアー・エレメンタル2体も参加して戦闘になる。
中型・エレメンタル、秩序にして中立
AC:17(外皮、シールド)
hp:39(6d8+12)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
17(+3) | 12(+1) | 15(+2) | 12(+1) | 13(+1) | 10(+0) |
セーヴィング・スロー:【耐】+4
ダメージ脆弱性:[冷気]
ダメージ完全耐性:[毒]、[火]
状態完全耐性:毒状態
感覚:受動〈知覚〉11
言語:火界語
脅威度:2(450XP)
照明:エイザーは半径3m(10フィート)に“明るい”光を放ち、さらに10フィート先まで“薄暗い”光を放つ。
熱された体:エイザーに触れたり、1.5m(5フィート)以内で近接攻撃をヒットさせたクリーチャーは5(1d10)[火]ダメージを受ける。
熱された武器:エイザーが使う金属製の近接武器はヒット時に追加で3(1d6)[火]ダメージを与える(計算済み)。
ウォーハンマー:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:7(1d8+3)[殴打]ダメージ、あるいは両手を使った近接攻撃の場合は8(1d10+3)[殴打]ダメージ、および3(1d6)[火]ダメージ。
大型・エレメンタル、真なる中立
AC:13
hp:102(12d10+36)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 17(+3) | 16(+3) | 6(-2) | 10(+0) | 7(-2) |
ダメージ抵抗:非魔法的攻撃による[殴打]、[刺突]、[斬撃]
ダメージ完全耐性:[毒]、[火]
状態完全耐性:動けない状態、気絶状態、消耗状態、石化状態、つかまれた状態、毒状態、麻痺状態、伏せ状態、
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10
言語:火界語
脅威度:5(1800XP)
照明:エレメンタルは半径9m(30フィート)に“明るい”光を放ち、さらに9m(30フィート)先まで“薄暗い”光を放つ。
火の姿:エレメンタルは幅3cm(1インチ)以上の空間なら、無理矢理入り込むことなく通り抜けられる。エレメンタルに触れたり、1.5m(5フィート)以内で近接攻撃をヒットさせたクリーチャーは5(1d10)[火]ダメージを受ける。また、エレメンタルは敵対的なクリーチャーの占有する空間に入り、その空間で止まることもできる。そのターンの最初にクリーチャーの占有する空間に入る時、そのクリーチャーは5(1d10)[火]ダメージを受け、発火し、誰かがアクションとして火を消さない限り、そのクリーチャーはそのターン開始時に5(1d10)[火]ダメージを受ける。
水への過敏性:エレメンタルは水中を1.5m(5フィート)移動するごとに、または水1ガロンを浴びせられるごとに、1[冷気]ダメージを受ける。
複数回攻撃:エレメンタルは2回の接触による攻撃を行なう。
接触:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[火]ダメージ。目標がクリーチャーあるいは可燃性の物体だった場合、発火する。クリーチャーが火を消すための1回のアクションを行なうまで、目標はそのターン終了時に5(1d10)[火]ダメージを受ける。
この部屋の中心には直径9m(30フィート)、深さ3m(10フィート)の水に満たされたプールがあり、その下にはさまざまな財宝が沈んでいる。
財宝は600cp、8000sp、1800gp、120pp、250gpの宝飾品7個、アンコモンの魔法のアイテム4個である。
財宝を手に入れようと何者かがプールに入ったなら、ウォーター・エレメンタル5体が動き始めて侵入者を攻撃し始める。水に入った者はウォーター・エレメンタルの「包み込み」の効果を受けたものとして扱う。
大型・エレメンタル、真なる中立
AC:14(外皮)
hp:114(12d10+48)
移動速度:9m(30フィート)、水泳27m(90フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
18(+4) | 14(+2) | 18(+4) | 5(-3) | 10(+0) | 8(-1) |
ダメージ抵抗:[酸];非魔法的攻撃による[殴打]、[刺突]、[斬撃]
ダメージ完全耐性:[毒]、[火]
状態完全耐性:動けない状態、気絶状態、消耗状態、石化状態、つかまれた状態、毒状態、麻痺状態、伏せ状態、
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10
言語:水界語
脅威度:5(1800XP)
凍結:エレメンタルは[冷気]ダメージを受けると部分的に凍結し、次のターン終了時まで移動速度が20フィート減少する。
水の姿:エレメンタルは敵対的なクリーチャーが占有している空間に入り、そこで止まることができる。また、幅3cm(1インチ)以上の空間なら、無理矢理入り込むことなく通り抜けられる。
複数回攻撃:エレメンタルは2回の叩きつけによる攻撃を行なう。
叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。目標がクリーチャーあるいは可燃性の物体だった場合、発火する。クリーチャーが火を消すための1回のアクションを行なうまで、目標はそのターン終了時に5(1d10)[火]ダメージを受ける。
包み込み (再チャージ4~6):エレメンタルが占有する空間にいるクリーチャーは難易度15の【筋力】セーヴィング・スローを行なう。失敗したら、目標は13 (2d8 + 4) [殴打]ダメージを受ける。それが大型以下なら、つかまれた状態(脱出難易度14)になる。つかみが終了するまで目標は動けない状態になり、水中で呼吸ができないなら呼吸できなくなる。セーヴィング・スローに成功したら、目標はエレメンタルの空間から押し出される。
エレメンタルは1度に1体の大型クリーチャーあるいは4体の中型以下のクリーチャーをつかめる。エレメンタルのターン開始時ごとに、つかまれた状態の目標は13 (2d8 + 4) [殴打]ダメージを受ける。エレメンタルから5フィート以内のクリーチャーは難易度14の【筋力】判定に成功することで、クリーチャーや物体を引きずり出すことができる。
この隠し部屋の中には風が渦巻いており、その中心には屈強な男性の姿をした下半身が渦巻く風そのもののジンがいる。
ジンはキャラクターたちに「ようやく来たか定命の者。さっさと願いを言えい」と大音声で呼ばわる。
事情を訊ねるなら、ジンの名はアラディクといい、かつて会ったコベックという魔法使いに3つの願いを叶えてもらい、コベックがアラディクから3つの願いを叶えてもらうまで彼がコベックの配下になる契約を結んだ。しかし、コベックはなかなか3つめの願いを言わず、やがてこの洞窟に来ることもなくなった。かくして、彼はここに閉じ込められたまま、誰かの願いを叶えるのを待っていたのだと説明する。
アラディクが叶えられる願いはウィッシュ1回分である。彼はこの願いを悪しき方向に曲解することはないが、GMは多少の稚気を入れても構わない。
願いを叶えたアラディクは「もう魔法使いと組むのはこりごりだ」と言ってプレイン・シフトで自分の国に帰る。
大型・エレメンタル、混沌にして善
AC:17(外皮)
hp:161(14d10+84)
移動速度:9m(30フィート)、飛行27m(90フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
21(+5) | 15(+2) | 22(+6) | 15(+2) | 16(+3) | 20(+5) |
セーヴ:【敏】+6、【判】+7、【魅】+9
ダメージ完全耐性:[電撃]、[雷鳴]
感覚:暗視36m(120フィート)、受動〈知覚〉13
言語:風界語
脅威度:11(7200XP)
元素崩壊:ジンが死ぬと、ジンが身につけていたか持っていた装備だけを残し、体は一瞬の輝きと煙の中で崩壊する。
生得呪文発動:ジンの生得呪文発動能力値は【魅力】(呪文セーヴ難易度17、呪文攻撃+9)である。ジンは生まれつき以下の呪文を、物質要素なしに発動できる:
無限回:サンダーウェイヴ、ディテクト・イーヴル・アンド・グッド、ディテクト・マジック
各3回/日:ウィンド・ウォーク、クリエイト・フード・アンド・ウォーター(水の代わりにワインを生み出すこともできる)、タンズ
各1回/日:インヴィジビリティ、ガシアス・フォーム、カンジャー・エレメンタル(エア・エレメンタルのみ)、クリエイション、メジャー・イメージ、プレイン・シフト
複数回攻撃:ジンは3回のシミターによる攻撃を行なう。
シミター:近接武器攻撃:攻撃+9、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:12(2d6+5)[斬撃]ダメージ、および3(1d6)[電撃]あるいは[雷鳴]ダメージ(ジンが選ぶ)。
旋風創造:ジンの視認可能な36m(120フィート)以内の点から、魔法的に半径5フィート、高さ9m(30フィート)の渦巻く大気の円柱が創造される。旋風はジンが精神集中(呪文の精神集中に準ずる)を続けている限り存在する。ジン以外の旋風に入ったクリーチャーは難易度18の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ動けない状態になる。ジンはアクションを使って旋風で動かない状態にされたクリーチャーごと、旋風を60フィートまで動かせる。旋風はジンが視認できなくなると消える。
クリーチャーはアクションを使って難易度18の筋力判定に成功すれば、自身を含む旋風によって動けない状態にされたクリーチャーを解放できる。判定に成功すれば、クリーチャーは動けない状態ではなくなり、旋風にもっとも近い外の空間に移動する。
キャラクターたちが洞窟を気の済むまで探索すれば冒険は終了である。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
今週の小冒険は7レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は7レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちが街道を歩いていると、モンスターに襲われている少女がいる。少女を助けると、彼女はお礼と頼み事があるとキャラクターたちを家に誘うが、この少女はオニで、家にいるもうひとりのヒューマンに変身しているオニと一緒にキャラクターたちに不意討ちをしかけようとする。
この兄弟のオニを撃退すれば冒険は終了である。
キャラクターたちが街道を旅していると、行く手から悲鳴が聞こえる。そこにはダイア・ウルフに囲まれた少女がいる。ウルフたちは彼女をなぶりものにするのを楽しんでいるかのように、囲んで威嚇を続けている。
ダイア・ウルフに襲われている少女はキャラクターたちを見ると、「助けてください」と涙ながらに懇願する。
ここで彼女を見捨てるようでも、行く手にはダイア・ウルフがいる。彼らはキャラクターたちも新たな獲物とみたのか、次々飛びかかってくる。
ここにいるダイア・ウルフは3体。血に飢えているのか死ぬまで戦い続ける。GMはダイア・ウルフたちが少女に向かわずキャラクターたちにだけ攻撃することを心がけること。
戦いが終わったら、難易度18の【判断力】〈看破〉判定に成功すれば、「ダイア・ウルフたちは戦いの中でも少女の方に向かわなかった」ことを確信できる。
大型・野獣、無属性
AC:14(外皮)
hp:37(5d10+10)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
17(+3) | 15(+2) | 15(+2) | 3(-4) | 12(+1) | 7(-2) |
技能:〈隠密〉+4、〈知覚〉+3
感覚:受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:1(200XP)
鋭敏聴覚・嗅覚:このウルフは聴覚および嗅覚に関する【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。
群狼戦術:少なくとも1体のウルフの味方がクリーチャーから1.5m(5フィート)以内にいて、その味方が無力状態でない限り、このウルフはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[刺突]ダメージ。目標のクリーチャーは難易度13の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ伏せ状態になる。
ダイア・ウルフから助けられれば、少女は自分のことを近くに住む薬草摘みのメヒシアと名乗り、お礼とモンスター関係のことで頼み事があるので、この近くにある家まで来てくれないかとキャラクターたちに頼んでくる。
これは嘘である。メヒシアの正体はヒューマンに変身したオニで、モンスターに襲われるふりなどで家におびき寄せた者を兄弟のオニ、ジウーと協力して食っている街道の賊である。
キャラクターたちがダイア・ウルフとの戦いで不審な点を指摘してぼろを出させようとするなら、難易度18の【魅力】〈ペテン〉判定などで行なうこと。ぼろを出したメヒシアはガシアス・フォームで霧となって逃げ出す。これでこのアドベンチャーは終了である。
大型・巨人、秩序にして悪
AC:16(チェイン・メイル)
hp:110(13d10+39)
移動速度:9m(30フィート)、飛行9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 11(+0) | 16(+3) | 14(+2) | 12(+1) | 15(+2) |
セーヴィング・スロー:【敏】+3、【耐】+6、【判】+4、【魅】+5
技能:〈知覚〉+4、〈ペテン〉+8、〈魔法学〉+5
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉14
言語:共通語、巨人語
脅威度:7(2900XP)
再生:オニは1ヒット・ポイント以上でそのターンを開始するとき、10ヒット・ポイントを回復する。
生得呪文発動:オニの生得呪文発動能力は【魅力】(呪文セーヴ難易度13)である。オニは生まれつき、物質構成要素なしに以下の呪文を発動できる。
無限回:インヴィジビリティ、ダークネス
各1回/日:ガシアス・フォーム、コーン・オヴ・コールド、スリープ、チャーム・パースン
魔法の武器:オニの武器攻撃は魔法的である。
複数回攻撃:オニは爪あるいはグレイヴで、2回の攻撃を行なう。
爪(オニ形態のみ):近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:8(1d8+4)[斬撃]ダメージ。
グレイヴ:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:15(2d10+4)[斬撃]ダメージ、あるいは小型あるいは中型形態時9(1d10+4)[斬撃]ダメージ。
変身:オニは魔法的に小型あるいは中型の人型生物へと、大型の巨人へと、あるいはその真の姿へと変身である。サイズを除き、そのステータスは変化しない。装備で変身するのはグレイヴのみで、人型生物の姿で使えるように小さくなる。オニが死んだなら、それは真の姿へ戻り、グレイヴも元のサイズに戻る。
メヒシアの言うことに従って彼女の家に行くと、そこには薬草や野ネズミ、野ウサギなどが吊るされている素朴な一軒家がある。
家の中からはメヒシアより少し年上の少年が現われ、ジウーと名乗る。彼はキャラクターたちにお礼がしたいといい、お茶を出す。
このお茶には毒が入っており、飲んだ者は難易度13の【耐久力】セーヴィング・スローに失敗したら24時間のあいだ毒状態となり、毒状態のあいだは同時に気絶状態でもある。この状態になっているクリーチャーはダメージを受けたら目を覚ます。
お茶の異物を判別するのは難易度13の【判断力】〈知覚〉判定に成功する必要がある。
お茶を飲むか、毒が入っていることを指摘するとオニ兄弟は正体を現わし、キャラクターたちを食おうとする。戦闘になるとオニたちは気絶したキャラクターにとどめの一撃を当てることを優先して行動する。
メヒシアとジウーはhpが半分を切るとガシアス・フォームを使ってこの場から逃げだそうとする。
大型・巨人、秩序にして悪
AC:16(チェイン・メイル)
hp:110(13d10+39)
移動速度:9m(30フィート)、飛行9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 11(+0) | 16(+3) | 14(+2) | 12(+1) | 15(+2) |
セーヴィング・スロー:【敏】+3、【耐】+6、【判】+4、【魅】+5
技能:〈知覚〉+4、〈ペテン〉+8、〈魔法学〉+5
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉14
言語:共通語、巨人語
脅威度:7(2900XP)
再生:オニは1ヒット・ポイント以上でそのターンを開始するとき、10ヒット・ポイントを回復する。
生得呪文発動:オニの生得呪文発動能力は【魅力】(呪文セーヴ難易度13)である。オニは生まれつき、物質構成要素なしに以下の呪文を発動できる。
無限回:インヴィジビリティ、ダークネス
各1回/日:ガシアス・フォーム、コーン・オヴ・コールド、スリープ、チャーム・パースン
魔法の武器:オニの武器攻撃は魔法的である。
複数回攻撃:オニは爪あるいはグレイヴで、2回の攻撃を行なう。
爪(オニ形態のみ):近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:8(1d8+4)[斬撃]ダメージ。
グレイヴ:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:15(2d10+4)[斬撃]ダメージ、あるいは小型あるいは中型形態時9(1d10+4)[斬撃]ダメージ。
変身:オニは魔法的に小型あるいは中型の人型生物へと、大型の巨人へと、あるいはその真の姿へと変身である。サイズを除き、そのステータスは変化しない。装備で変身するのはグレイヴのみで、人型生物の姿で使えるように小さくなる。オニが死んだなら、それは真の姿へ戻り、グレイヴも元のサイズに戻る。
オニ兄弟を倒すかやり過ごせば冒険は終了である。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
今週の小冒険は7レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は7レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターたちの滞在している街の近くには“恐竜の巣”と呼ばれる、大型生物が多く棲む峡谷がある。街では恐竜の卵を求める商人の依頼が出ており、キャラクターたちはこれに挑戦することになる。
さまざまな困難を乗り越え、恐竜の卵を手に入れれば冒険は終了である。
キャラクターたちが滞在している街の近くには“恐竜の巣”と呼ばれる大型生物が闊歩する峡谷がある。
街の商人たちはここで採れる恐竜の卵を求めて冒険者に依頼をしており、キャラクターたちにもそれが回ってきた。トリケラトプスなど草食竜の卵は100gp、ティラノサウルス・レックスなど肉食竜の卵なら500gpである。
恐竜の巣は街から90km(60マイル)ほど北の山中にある。GMはその間にランダム遭遇などを行なってもよい。
恐竜の巣に入ってから難易度10の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、恐竜の足跡を発見できる。難易度15の【知力】〈自然〉判定に成功すれば、東の開けた場所に向かっているものはトリケラトプスの足跡、難易度18の【知力】〈自然〉判定に成功すれば、西のシダ植物が茂っているほうに向かっているのがティラノサウルス・レックスの足跡だと見抜くことができる。
東の開けた場所に向かうなら、「2.草食竜の巣」、西のシダ植物が繁っている場所に行くなら「3.恐竜王の巣」へ進むこと。
東にはトリケラトプスが数体の群れをなしており、地面のくぼみに卵を生んでいる。1つの巣あたり恐竜は2d4体おり、卵はひとつの巣あたり1d6個ある。卵の大きさは10インチほどだ。
こっそり近づいて卵を盗むなら、難易度10の【敏捷力】〈隠密〉判定を恐竜の数の分だけ行なうこと。
超大型・野獣、無属性
AC:13(外皮)
hp:95(10d12+30)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
22(+6) | 9(-1) | 17(+3) | 2(-4) | 11(+0) | 5(-3) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:-
脅威度:5(1800XP)
踏み荒らし突撃:トリケラトプスが目標に向かって最低20フィート直進し、同じターンに角での突きによる攻撃がヒットしたなら、目標は難易度13の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ伏せ状態になる。伏せ状態の目標に、トリケラトプスは1回の踏みつけによる攻撃をボーナス・アクションで行なえる。
角での突き:近接武器攻撃:攻撃+9、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:24(4d8+6)[刺突]ダメージ。
踏みつけ:近接武器攻撃:攻撃+9、間合い1.5m(5フィート)、伏せ状態のクリーチャー1体。ヒット:22(3d10+6)[殴打]ダメージ。
西にはティラノサウルス・レックスが数体の群れをなしており、巣に卵を生んでいる。1つの巣あたり恐竜は1d4-2体(最低1)おり、卵はひとつの巣あたり1d4個ある。卵の大きさは10インチほどだ。
こっそり近づいて卵を盗むなら、難易度14の【敏捷力】〈隠密〉判定を巣にいる恐竜の数の分だけ行なうこと。
超大型・野獣、無属性
AC:13(外皮)
hp:136(13d12+52)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
25(+7) | 10(+0) | 19(+4) | 2(-4) | 12(+1) | 9(-1) |
技能:〈知覚〉+4
感覚:受動〈知覚〉14
言語:-
脅威度:8(3900XP)
複数回攻撃:ティラノサウルス・レックスは1回の噛みつきおよび1回の尻尾で、2回攻撃を行なう。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+10、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:33(4d12+7)[刺突]ダメージ。目標が中型以下のクリーチャーなら、それはつかまれた状態(脱出難易度17)になる。このつかみが終了するまで、目標は動けない状態になり、ティラノサウルスは他のクリーチャーに噛みつきを使えない。
尻尾:近接武器攻撃:攻撃+10、間合い3m(10フィート)、1体。ヒット:20(3d8+7)[殴打]ダメージ。
無事、卵を持ち帰れば冒険は終了である。この冒険はもっと低いレベルでも楽しむことができるだろう。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
これはさまざまなクリーチャーを冒険者パーティに同行するNPCとして使うためのガイドラインである。
パーティのキャラクターたちと単体で同じくらいの強さを持つクリーチャーをパーティに参加させたい場合、その目安はレベルと等しい脅威度より2段階下の脅威度を持つクリーチャーである。レベル1の場合は脅威度1/4、レベル2の場合は脅威度1/2、レベル3の場合は脅威度1……と求められる。
同行モンスターはGMが管理し、判定や戦闘への参加が必要な場合、パーティが指示してGMが操作するとよい。
同行モンスターが戦闘に参加する場合、経験点を算出する際には彼らも人数として数えるのがよいだろう。
友好的なモンスターとの旅は彼らとの交流や事情を知らない旅先での誤解など、冒険行にさまざまなアクセントを加えることになるはずだ。
ここでは同行モンスターの一風変わった強化方法として、他のクリーチャーから因子を取り込み、その存在を大きく変化させる捕食を提案する。
このルールを適用すると、同行モンスターは戦闘などで倒したクリーチャーを取り込み、スタータス・ブロックを置き換えることができる。これを“捕食”と“変異”と呼ぶ。
クリーチャーの捕食は大休憩で行なえる。捕食を行なうには死亡しているか同意しているクリーチャー1体が必要である。捕食を行なうと、捕食したクリーチャーの種別と捕食されたクリーチャーの種別から好きな方を選び、その中から(捕食したクリーチャーの脅威度+捕食されたクリーチャーの脅威度÷2)(端数切り上げ)までの脅威度を持つクリーチャーに変異させることができる。
変異した場合、捕食したクリーチャーは大休憩の終了とともに変異後のクリーチャーのステータス・ブロックになる。
GMはパーティに参加しているキャラクターたちのレベルよりも脅威度の計算で上になってしまうような捕食を認めないことにしてもよい。
人数が足りないときにいろいろ連れ回すようにしているときの感覚を文書化して、おまけをつけたですぅ。
今週の小冒険も3レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は3レベルのキャラクター4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
町一番の商人の屋敷から、奥方の首飾りが盗まれた。犯人はバットに変化したクアジットで、山の洞窟に住んでいるラミアが命令して盗ませたのだ。
キャラクターたちがクアジットの行方を探り、ラミアから首飾りを取り戻せば冒険は成功となる。
キャラクターたちは町一番の商人、グライクス氏に呼び出される。彼はキャラクターたちを洒落た食事でもてなし、窓辺に飾っていた妻の首飾りがコウモリ(バット)に盗まれたので、それを探してほしいと依頼をする。報酬は200gpである。
首飾りは銀にサファイアやルビーが散りばめられたもので、1000gpは下らないとグライクス氏と奥方は語る。
グライクス邸の奥方の部屋は、窓辺に花や装飾品を飾るための場所がある。首飾りを飾っていた時は窓を閉めていたが、奥方がそよ風に気づくとコウモリが首飾りをぶら下げて飛んでいたという。
大まかな話を聞いたキャラクターは難易度12の【知力】〈魔法学〉判定に成功すれば、使い魔として使役されるデーモン、クアジットにはさまざまな小動物に変化する力を持っていることを思い出せる。
グライクス邸の近所に住んでいる人や、屋敷が面している大通りで遊ぶ子どもたちに話を聞けば、真っ昼間にコウモリが飛んでいたのが珍しかったので覚えている者がいる。彼らはコウモリが町の外にある小山に飛んでいったと語る。
くだんの小山について古老からの話を聞いたり歴史を調べたりするなら、かつてデーモン崇拝を行なう小規模なカルトが根城にしていたことがわかる。このカルトは数十年前に滅んでいるが、居住地の場所を教えてもらえる。
デーモン崇拝をしていたカルトの居住地跡は滅びるときに大きな火事でもあったのか、ほとんどの建物が焼け落ちて炭化した柱や床の一部が草むらの中に残るだけである。
村の跡地にはところどころにぎらぎらした黒い油のような水たまりがあり、その周辺に下級のデーモン、ドレッチがうごめいている。
この辺りにいるドレッチは全部で10体である。難易度9の【敏捷力】〈隠密〉判定に成功すれば、見つかることなく村の中を探し回れる。
小型・フィーンド(デーモン)、混沌にして悪
AC:11(外皮)
hp:18(4d6+4)
移動速度:6m(20フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
11(+0) | 11(+0) | 12(+1) | 5(-3) | 8(-1) | 3(-4) |
ダメージ抵抗:[電撃]、[火]、[冷気]
ダメージ完全耐性:[毒]
状態完全耐性:毒状態
感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9
言語:奈落語、テレパシー18m(60フィート)(奈落語を理解できるクリーチャーのみ)
脅威度:1/4(50XP)
複数回攻撃:ドレッチは1回の噛みつきおよび1回の爪で、2回の攻撃を行なう。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:3(1d6)[刺突]ダメージ。
爪:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(2d4)[斬撃]ダメージ。
悪臭の雲(1回/日):不快な緑色のガスがドレッチから半径3m(10フィート)に広がる。ガスは角の向こうまで広がり、その範囲は経度の隠蔽である。それは1分か強風で飛散するまで続く。範囲内でターンを開始するクリーチャーは、難易度11の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ、次のターン開始時まで毒状態になる。この毒状態の間、目標はそのターンにアクションあるいはボーナス・アクションのどちらかしか行なえず、リアクションを行なえない。
村の跡地はひときわ大きかったと見える建物跡、その奥の洞窟、ところどころにあるぎらつく水たまりが目を引く。
建物跡を調べてみるなら、難易度15の【知力】〈捜査〉判定に成功すれば、焼けてなくなった床板の下に壺が埋めてあるのを見つけられる。中身は17028spの銀貨である。
ぎらつく水たまりについては、難易度15の【知力】〈魔法学〉判定に成功すれば、デーモンたちの住む次元界と繋がった“穴”だろうと推察できる。これが大きくなったらより強大なデーモンがこの世界に出現するだろう。
奥にある洞窟へ向かうなら、「4.洞窟」へ進むこと。
洞窟の中には獣脂のロウソクが灯され、毛皮が床に敷かれている。まるで貴族の屋敷のように彩られているが、そこにいるのはクアジットを肩に乗せた、女の上半身に獣の下半身を持つ怪物、ラミアだ。彼女の部屋にはさまざまな装飾品や調度品がところ狭しと並べられており、グライクス夫妻の言っていた首飾りを今まさに首にかけている。
ラミアは突然訪れたキャラクターたちを警戒するが、攻撃されない限り手は出さない。盗んだ首飾りについて交渉するようなら、3日もすれば飽きるのでその後なら1000gpで売ってやると高飛車に言い放つ。なお、グライクス氏は買い戻す費用は500gpまでなら負担するが、それ以上は出せないと言う。
戦う場合、ラミアはhpが半分になったところで首飾りを返すから命は助けてくれとキャラクターたちに平伏する。この時、彼女は持っている財宝をすべて渡すまでは譲歩する。
この部屋にはグライクス家の首飾りの他に、1000gpの装飾品が3個、500gpの装飾品が7個ある。
超小型・フィーンド(デーモン、変身生物)、混沌にして悪
AC:13
hp:7(3d4)
移動速度:12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
5(-3) | 17(+3) | 10(+0) | 7(-2) | 10(+0) | 10(+0) |
技能:〈隠密〉+5
ダメージ抵抗:[電撃]、[火]、[冷気];非魔法的攻撃による[殴打]、[斬撃]、[刺突]
ダメージ完全耐性:[毒]
状態完全耐性:毒状態
感覚:暗視36m(120フィート)、受動〈知覚〉10
言語:奈落語、共通語
脅威度:1(200XP)
変身生物:クアジットはアクションを使い、バット(移動速度10フィート、飛行40フィート)、センチピード(移動速度40フィート、登攀40フィート)、あるいはトード(40フィート、水泳40フィート)のどれかの野獣形態に変身するか、元の姿に戻ることができる。いずれの姿でも移動速度以外のステータスに変化はない。身に着けていたり運んでいる装備は変身しない。死亡すると本来の姿に戻る。
魔法抵抗:クアジットは呪文およびその他の魔法効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。
爪(野獣形態の場合は噛みつき):近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(1d4+3)[刺突]ダメージ、および目標は難易度10の【耐久力】セーヴィング・スローを行ない、失敗すると5(2d4)[毒]ダメージを受けて1分間毒状態になる。目標はターンの終了時ごとにセーヴィング・スローを再び行なえ、それに成功したら効果を終了する。
脅かし(1回/日):クアジットから6m(20フィート)以内のクリーチャー1体は難易度10の【判断力】セーヴィング・スローに成功しなければ1分間恐怖状態になる。目標はターンの終了時ごとにセーヴィング・スローを再び行なえるが、クアジットの視線が通っている間は不利を受け、それに成功したら効果を終了する。
透明化:クアジットは攻撃をするか精神集中が終了(呪文の精神集中と同じように扱う)するまで魔法的に不可視状態になる。クアジットが身に着けていたり運んでいる物も透明になる。
大型・怪物、混沌にして悪
AC:13(外皮)
hp:97(13d10+26)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
16(+3) | 13(+1) | 15(+2) | 14(+2) | 15(+2) | 16(+3) |
技能:〈隠密〉+3、〈看破〉+4、〈ペテン〉+7
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉12
言語:共通語、奈落語
脅威度:4(1100XP)
生得呪文発動:ラミアの生得呪文発動能力は【魅力】(呪文セーヴ難易度13)である。これは生まれつき以下の呪文を、物質構成要素なしに発動できる:
無限回:ディスガイズ・セルフ(任意の人型生物形態)、メジャー・イメージ
各3回/日:サジェスチョン、スクライイング、チャーム・パースン、ミラー・イメージ
1回/日:ギアス
複数回攻撃:ラミアは1回の爪および1回のダガーあるいは酩酊の接触で、2回の攻撃を行なう。
爪:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:14(2d10+3)[斬撃]ダメージ。
ダガー:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(1d4+3)[刺突]ダメージ。
酩酊の接触:近接呪文攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、クリーチャー1体。ヒット:目標は1時間魔法的に呪われる。呪いが終了するまで、目標は【判断力】セーヴィング・スローおよびすべての能力値判定に不利を受ける。
ラミアからグライクス家の首飾りを取り戻せば、冒険は成功である。
次元界の“穴”については、ここで放置していても当面は何も起こらず、数ヶ月に1体くらいのドレッチが出てくるだけである。なんとかしたい場合、GMがその方法を設定して冒険にするのもよいだろう。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
今週の小冒険も3レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
町の近くに熊が出没している。キャラクターたちはこれの退治を依頼されるが、この熊たちは森の奥で営巣を始めたアウルベアに追い立てられた手負いの熊たちである。
キャラクターたちが熊を倒せば冒険は終了だが、アウルベアも倒せばよりよい結末となる。
町の近くにある住民が薪などを取りに行く森に、獰猛なブラウン・ベアが降りてきた。キャラクターたちは町の人々にベアの討伐を頼まれる。報酬は100gpである。
キャラクターたちが森に行くと、森の木々に鋭いひっかき傷があるのが見える。難易度10の【知力】〈自然〉判定に成功すれば、これがブラウン・ベアのものだとわかる。
難易度12の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、ブラウン・ベアの足跡を追跡することに成功する。「2.熊の隠れ家」へ。失敗した場合、時間をかければやり直せる。
足跡を追跡した先には、大量の落ち葉が溜まった崖下である。ブラウン・ベアはこの落ち葉に体を隠すようにしてうずくまっている。難易度10の【判断力】〈知覚〉判定に成功すれば、2体のブラウン・ベアが身を寄せ合って隠れていることを見破れる。
キャラクターたちが戦うそぶりを見せたら、ブラウン・ベアは落ち葉の山から出てきて襲いかかってくる。このベアたちは体にいくつもの傷があり、どちらもhpが5減っている。
手負いのベアたちはhpが10を切ると逃げようとする。
大型・野獣、無属性
AC:11
hp:34(4d10+12)
移動速度:12m(40フィート)、登攀9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 10(+0) | 16(+3) | 2(-4) | 13(+1) | 7(-2) |
技能:〈知覚〉+3
感覚:受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:1(200XP)
鋭敏嗅覚:ベアは嗅覚による【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。
複数回攻撃:ベアは1回の噛みつき、および1回の爪で、2回の攻撃を行なう。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:8(1d8+4)[刺突]ダメージ。
爪:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[斬撃]ダメージ。
森を騒がせていた熊は倒された。このままでもキャラクターたちは感謝され、町の人々から報酬を受け取れる。
しかし、ブラウン・ベアの傷を調査するなら、難易度10の【知力】〈自然〉判定に成功すれば、これが同種の熊かそれ以上の怪物によって傷つけられていたと知ることができる。
また、熊の隠れ家周辺にある足跡を調査するなら、難易度15の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、より森の深い場所からブラウン・ベアたちが来ていたことがわかる。この判定も時間さえかければ何度でも行なえる。森の深い場所へ向かうなら、「4.アウルベアの巣」へ進むこと。
森の奥には崖下にくぼみがあり、そこに鳥と熊が合わさったような姿をした怪物が2体いる。彼らの毛皮は真っ白だが、その翼部分は返り血で赤黒くなっている。
この怪物、アウルベアはお互いにゴロゴロ、クルクルと鳥のように喉を鳴らしているが、キャラクターが踏み込んでくるなら襲いかかってくる。
アウルベアたちは何かを守っているようなそぶりをしており、死ぬまで戦う。
アウルベアたちを倒せば、羽毛で満たされたくぼみの中には1つの卵がある。この卵は200gpで売ることもできるし、うまく温めればアウルベアのヒナを孵らせることもできる。アウルベアのヒナは500gpで売れる。
大型・魔獣、無属性
AC:13(外皮)
hp:59(7d10+21)
移動速度:12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
20(+5) | 12(+1) | 17(+3) | 3(-4) | 12(+1) | 7(-2) |
技能:〈知覚〉+3
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:3(700XP)
鋭敏視覚・嗅覚:アウルベアは視覚および嗅覚に関わる【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。
複数回攻撃:アウルベアは1回のくちばし、1回の爪で2回の攻撃を行なう。
くちばし:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:10(1d10+5)[刺突]ダメージ。
爪:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:14(2d8+5)[斬撃]ダメージ。
ブラウン・ベアを倒せば人々から感謝されるしアウルベアは人里を脅かすこともないので、冒険はそのまま終了である。
アウルベアの巣を見つけてそれを倒した場合、町の人々は重ねて感謝し、報酬を50gp上乗せしてもらえる。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
今週の小冒険は3レベルのキャラクター4人用ですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は3人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
町の海岸で、何人かの行方不明者が出た。キャラクターたちはこれの調査と解決を依頼される。
事件の原因は、海岸の近くにある引き潮の時にしか顔を出さない洞窟に住み始めたチュールだ。この捕食者は海岸を狩り場とさだめ、数名をその牙にかけている。
キャラクターたちが洞窟を発見し、チュールを倒したら冒険は終了である。
町の海岸で、このところ何人かの失踪者が出ている。キャラクターたちはこれの調査と解決を依頼される。パーティ全員で500gpなので、悪い話ではない。
キャラクターたちが聞き込み調査をするなら、だいたい次のようなことがわかる。
失踪したのはヒューマンのペケット、ハーフリングのパット、ノームのダリック。彼らはいずれもこの町の住民で、特段貧しくも裕福でもない。共通点といえば釣りや散歩などを趣味とし、海岸周辺を散策する姿がよく見られた者たちである。
海岸の探索をする時は1d6をロールし、偶数が出れば満潮、奇数が出れば干潮とする。
海岸の周辺を探索しても、潮の満ち引きが繰り返されているので足跡などは見つからない。
満潮の時に海岸を訪れているなら、難易度15の【判断力】〈知覚〉判定に成功すれば、水面ギリギリの波間に洞窟の天井があるのが見える。干潮の時に訪れているなら、難易度13の【判断力】〈知覚〉判定に成功すれば、岩の間に入れそうな洞窟があるのがわかる。
満潮時の洞窟は海水で満たされており、干潮の時にしか入ることはできない。入っていられる時間はおよそ3時間である。
洞窟の中は“暗闇”で、濡れた泥にまみれた床は移動困難地形である。
洞窟は奥に向かう一本道だ。
洞窟の奥へ進むと、ほとんど骨だけになった3体の人型生物の遺体がある。それぞれ難易度10の【判断力】〈医術〉判定に成功すれば、ヒューマン、ハーフリング、ノームの骨だと判明する。
洞窟はさらに奥へと続いている。
さらに洞窟を進むと、魚介類の腐ったような臭いが漂ってくる。これの主はチュールで、洞窟の外で“狩り”をしていた事件の犯人だ。
チュールはhpが半分を切ったらよろよろと洞窟の外に逃れようとする。
大型・異形、混沌にして悪
AC:16(外皮)
hp:93(11d10+33)
移動速度:9m(30フィート)、水泳9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 10(+0) | 16(+3) | 5(-3) | 11(+0) | 5(-3) |
技能:〈知覚〉+4
ダメージ完全耐性:[毒]
状態完全耐性:毒状態
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉14
言語:深淵語を理解できるが話せない
脅威度:4(1100XP)
水陸両用:チュールは空気中でも水中でも呼吸できる。
魔法知覚:チュールは36m(120フィート)以内の魔法を常に知覚できる。この特徴はそれ以外の部分はディテクト・マジックの呪文のように機能するが、それ自体は魔法ではない。
複数回攻撃:チュールははさみで2回攻撃する。チュールがクリーチャーをつかんでいるなら、チュールはさらに触手で1回攻撃できる。
はさみ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[斬撃]ダメージ。目標が大型以下のクリーチャーで、チュールが他に2体以上のクリーチャーをつかんでいないなら、目標はつかみ状態(脱出難易度14)になる
触手:チュールにつかまれたクリーチャー1体は、難易度13の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ、1分間毒状態となる。この毒状態が終了するまで、目標は麻痺状態になる。目標はセーヴィング・スローをそれのターンの終了時に再び行なうことができ、成功すればこの効果は終了する。
チュールを倒せば探索は成功である。死者には残念なことになってしまったが、遺体を返せば遺族から感謝され、報酬が100gp上乗せされる。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
今週の小冒険は3レベルのキャラクター4人用ですぅ。辰年だしまずはドラゴンですぅ。
データ関係はOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
この冒険は3人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
神出鬼没のノールの狩猟団が街道を荒らし回っている。彼らは旅人から略奪した財産をレッド・ドラゴン・ワームリング、ラジャヌンに捧げているのだ。
ラジャヌンは放棄されていた小さな次元界、グローウーンをねぐらにしており、ノールたちはそこに出入りするための宝玉を使って移動を行なっている。
グローウーンの秘密を探り出し、ラジャヌンを倒せば冒険は終了となる。
街道をノールの狩猟団が荒らし回っているため、キャラクターたちはその討伐に雇われる。報酬は1人100gpである。
キャラクターたちが街道をうろついていれば、1d4日後にノールから襲撃される。
ノールたちの陣容はノールが3体、ジャイアント・ハイエナが1体である。
最後の1人になると、ノールは懐に手を入れて何かを動かすそぶりを見せる。これはアクションで、次の瞬間にノールはキャラクターたちの目の前から消えてしまう。
倒されたノールの懐には、四角柱型で赤みがかった透明の結晶のようなものが2つ入っている。この結晶は長い方の断面をぴたりと合わせると、合わせた者と1.5m以内にいる同意したクリーチャーをグローウーンへと転送する。グローウーンの中で同じことをすると、物質界で転送された場所に戻ってくる。
結晶の使い方についてプレイヤーが悩んだ場合、キャラクターに難易度13の【知力】〈魔法学〉判定を行なわせれば、この結晶はどこか別の次元界で産出されたものだと推定することができる。ディテクト・マジックを使えば、召喚術(テレポートやプレイン・シフトの系統である)の強い力を感じられる。
大型・野獣、無属性
AC:12
hp:45(6d10+12)
移動速度:15m(50フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
16(+3) | 14(+2) | 14(+2) | 2(−4) | 12(+1) | 7(−2) |
技能:〈知覚〉+3
感覚:受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:1(200XP)
大暴れ:ハイエナが自分のターンに近接攻撃でクリーチャーのヒット・ポイントを0にしたら、ハイエナはボーナス・アクションとして移動速度の半分まで移動して噛みつき攻撃を行なえる。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[刺突]ダメージ。
中型・人型生物(ノール)、混沌にして悪
AC:15(ハイド・アーマー、シールド)
hp:22(5d8)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
14(+2) | 12(+1) | 11(+0) | 6(-2) | 10(+0) | 7(-2) |
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10
言語:ノール語
脅威度:1/2(100XP)
大暴れ:ノールが近接攻撃でクリーチャーのヒット・ポイントを0に減らしたターン、ノールはボーナス・アクションとして移動速度の半分まで移動し、噛みつき攻撃を行なうことができる。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。
スピア:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)または射程9/36m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ、あるいは両手持ちでの近接攻撃の場合6(1d8+2)[刺突]ダメージ。
ロングボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+3、射程45/180m(150/600フィート)、目標1体。ヒット:5(1d8+1)[刺突]ダメージ。
グローウーンは赤みがかった透明な鉱物の中にある洞窟のような次元界だ。ここはぼんやりとした光が壁から発せられており、“明るい”空間である。
中心部にはラジャヌンの座所であるドーム状の空間があり、その周囲を円状に回廊が取り巻いている単純な形の次元界だ。回廊からドームへは1つの通路しかなく、狩猟団のノールたちはそこにたむろしている。
グローウーン中央部への通路は幅が6m(20フィート)ほどあり、そこを4体のノールと1体のミノタウロスが守っている。
中型・人型生物(ノール)、混沌にして悪
AC:15(ハイド・アーマー、シールド)
hp:22(5d8)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
14(+2) | 12(+1) | 11(+0) | 6(-2) | 10(+0) | 7(-2) |
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10
言語:ノール語
脅威度:1/2(100XP)
大暴れ:ノールが近接攻撃でクリーチャーのヒット・ポイントを0に減らしたターン、ノールはボーナス・アクションとして移動速度の半分まで移動し、噛みつき攻撃を行なうことができる。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。
スピア:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)または射程9/36m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ、あるいは両手持ちでの近接攻撃の場合6(1d8+2)[刺突]ダメージ。
ロングボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+3、射程45/180m(150/600フィート)、目標1体。ヒット:5(1d8+1)[刺突]ダメージ。
大型・怪物、混沌にして悪
AC:14(外皮)
hp:76(9d10+27)
移動速度:40フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
18(+4) | 11(+0) | 16(+3) | 6(-2) | 16(+3) | 9(-1) |
技能:〈知覚〉+7
感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉17
言語:奈落語
脅威度:3(700XP)
捨て身:ターン開始時、ミノタウロスはそのターン中に行なうすべての近接武器攻撃の判定に有利を得るが、次のターン開始時まで、それに対する攻撃ロールに有利を与えることを選べる。
突撃:ミノタウロスが目標に向かって最低10フィート直進し、同じターンに角による攻撃がヒットした場合、目標はさらに9(2d8)[刺突]ダメージを受ける。目標がクリーチャーの場合、難易度14の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ、最大10フィート押しやられて伏せ状態になる。
迷宮記憶:ミノタウロスは自分が旅した経路を完全に思い出せる。
グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:17(2d12+4)[斬撃]ダメージ。
角:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[刺突]ダメージ。
グローウーンの中心部には、財宝の山にうずもれてレッド・ドラゴン・ワームリングのラジャヌンがまどろんでいる。連絡通路での戦闘に気づいている彼は、油断なくキャラクターたちと対峙する。
彼は戦闘しながらも「財宝は山分けでいい。俺に雇われないか」などとキャラクターを誘惑するような言葉をかけてくるが、もちろんこれは嘘である。彼はキャラクターたちが自分と同じくらいの力を持つと踏んで、仲間割れや不意討ちなどでどうしても排除したいと考えているのだ。
ラジャヌンのねぐらには6800cp、2700sp、200gp、50gpのルビー10個、250gpの芸術品が3個ある。
中型・ドラゴン、混沌にして悪
AC:17(外皮)
hp:75(10d8+30)
移動速度:9m(30フィート)、登攀9m(30フィート)、飛行18m(60フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 10(+0) | 17(+3) | 12(+1) | 11(+0) | 15(+2) |
セーヴィング・スロー:【敏】+2、【耐】+5、【判】+2、【魅】+4
技能:〈隠密〉+2、〈知覚〉+4
ダメージ完全耐性:[火]
感覚:疑似視覚3m(10フィート)、暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉14
言語:竜語
脅威度:4(1100XP)
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:9(1d10+4)[刺突]ダメージおよび3(1d6)[火]ダメージ。
火のブレス(再チャージ5~6):ドラゴンは4.5m(15フィート)の円錐状に火を吐く。範囲内のクリーチャーは難易度13の【敏捷力】セーヴィング・スローを行ない、失敗したら24(7d6)[火]ダメージ、成功したら半減ダメージを受ける。
ラジャヌンを倒せば、この小さな次元界はキャラクターたちのものになる。しばらくは外界にいたノールたちが現われることもあるだろうが、その後は何かに使えるかもしれない。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
今年も5e Zineに寄稿した『ダンジョンズ&ドラゴンズ購入ガイド2024』のウェブ版をアップしたですぅ。ご活用いただければさいわいですぅ。