ネコぶんこ


2019年09月11日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 5e Magazine(仮)企画趣意書

Twitterで他のRPGを既にプレイしている人、知っている人がD&Dを知るきっかけになるような本を出したいという話になり、このたび合同誌の企画を立てることになりましたぁ。

そこで企画書を広く公開し、参加者をオープンに募ることとなったので、この場で発表しますぅ。

ターゲット

RPGをプレイし、SNSで情報収集を行なったり、同人誌即売会やホビーショップに行くそこそこ熱心な人。

D&Dには詳しくないが、名前は聞いたことがある、存在は認識しているような人。

内容

D&Dの経験がない、薄い人のプレイを軌道に乗せるためのサポートになるような記事をメインにした合同誌。

  • 割と高い買い物なので買い方とか。
  • 他のRPGとの文化の違いが大きめだと見られてそうなので(そんなことはない……はずだが)、そういう認識を埋めるような記事はどうか。
  • 単発でプレイできるようなアドベンチャー、軽く遊べるソロアドベンチャーなど。

その後も余裕があれば夏冬のイベント合わせで補完本を出したい。

形態

同人誌(B5、左綴じ横書き、2段組)。

ライセンスはOGL準拠を諦め、本文内には製品名を明記してもいいようにする。ただし、レビュー、紹介ととられる範囲にとどめるように。アドベンチャーや小説などを書く場合、製品版の設定はだめ。書影もNG。

リリース時期

2019年冬コミ(C97)を予定。

頒布形態

同人誌即売会での頒布(サークル未定)。電子書籍。

残部はショップに委託。

費用や報酬

印刷費は主催持ち。

報酬は参加者1人あたり2部(保存用と布教用)の現物。

原稿の再利用

制限なし。

出典を書いて宣伝してくれると嬉しい。

〆切など

9月22日まで参加者募集(Twitterなどでコンタクトを取ると吉)。

10月31日原稿〆切。

11月半ば、入稿(できたらいいな)。

原稿作成と手順

各自内容を申請→原稿作成→とりまとめて編集へ……。

文字はテキストファイル、絵はPSD。

紙面フォーマットはB5の2段組、1行22文字、48行×2段。

以上の通りですぅ。よろしくお願いしますぅ。


2019年09月05日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] Gears & Gigantes再版

夏コミでほぼ完売した『Gears & Gigantes』の再版バージョンを入稿したので、今月中旬には届き、うなぎむらのBOOTHで通販する他、イエローサブマリンさんに委託する予定ですぅ。

続報はおいおい出していくですぅ。


2019年08月26日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] Open Game License(System Reference Document 5.1)で何作ろう

続きというかなんというか

Open Game Licenseことはじめ』では、“第5版”はOpen Game Licenseに認められた範囲であればSystem Reference Document 5.1を自由に使えることを紹介したですぅ。

今回は、じゃあ具体的にSRDには何が含まれていて、何ができそうか、そのあたりを確かめてみたいですぅ。

SRDの中身

SRDの中身は以下のようになってるですぅ。

Races
ルールブックに載っている全種族のデータが掲載されているですぅ。ただし、副種族(Subrace)は各種族ひとつだけなので、ルールブックを使って作った何かを安易にそのまま流用しようとするのは危険ですぅ。
クラス
ルールブックに載っている全クラスのデータが掲載されているですぅ。ただし、特定のレベルで取得する道(Path)や領域(Domain)といったサブクラスは、各クラスひとつなので、ここも種族と同じく注意すべきところですぅ。
Beyond 1st Level
成長に必要な経験点の表、マルチクラス関係のルール、属性、言語、インスピレーション、背景(サンプルとしてAcolyteのデータ)……といった、雑多なルールが詰め込まれているですぅ。ここで注意すべきは、SRDに収録されている背景は侍祭(Acolyte)だけなところですぅ。
Equipment
装備は珍品奇品(Trinket)以外、だいたいルールブックの通りですぅ。
特技
特技の説明と、サンプルとして《Grappler》が収録されているですぅ。
Using Ability Scores
能力値と修正値、有利不利、習熟ボーナス、能力値判定、各能力値の使い方、セーヴィング・スロー……と、ルールブックにも書かれている冒険の諸々が収録されているですぅ。
Time
冒険中の時間管理についての諸々が収録されているですぅ。
The Environment
冒険のネタになる環境要因、食糧と水、休憩などについてですぅ。
Between Adventures
冒険の合間の行動について一通り書かれているですぅ。
The Order of Combat
戦闘の始め方、ターンの回し方などについての部分ですぅ。
Actions in Combat
ターンに何ができるか、アクションについての解説、攻撃の流れ、隠蔽、騎乗戦闘、水中戦闘などについての解説ですぅ。
Actions in Combat
ターンに何ができるか、アクションについての解説、攻撃の流れ、隠蔽、騎乗戦闘、水中戦闘などについての解説ですぅ。
Spellcasting
呪文発動についてのルールですぅ。
Spell Lists……
呪文リストと各呪文の詳説が、ルールブックとほぼ同じように載っているですぅ。ただし、発明した術者の固有名詞などが使われている呪文は名称が修正されているので、使う時には一度見直した方がいいですぅ。
Traps
GM用ルールブックの罠について記述された部分が掲載されていて、難易度やダメージを決める基準の表とかを使えるようになってるですぅ。
Diseases
GM用ルールブックの病気について記述された部分が、例示と共に掲載されているですぅ。
Madness
GM用ルールブックの狂気について記述された部分が掲載されているですぅ。
Objects
GM用ルールブックの物体や構造物についてのルールが掲載されているですぅ。
Poisons
GM用ルールブックの毒についてのルールが例示と共に掲載されているですぅ。
Magic Items
GM用ルールブックの魔法のアイテムについてのルールが、収録されているアイテムと共に掲載されているですぅ。ここも自作に流用できるかどうかは一度確認してからが吉ですぅ。知性あるアイテム、アーティファクトについては断片的なルールなのには注意したほうがいいですぅ。
Monsters
モンスタのデータ書式について、そしてモンスタのデータが収録されているですぅ。ここで注意すべきは、ルールブックにはいるけどSRDには収録されていない種が結構いること、そして、収録されているやつも一番ベーシックなやつ(術者タイプや隊長系はいない)しか収録されていないことですぅ。
Appendix PH-A: Conditions
状態についての補遺がそのまま収録されているですぅ。
Appendix PH-B: Fantasy-Historical Pantheons
ケルト、エジプト、北欧のパンテオンが収録されているですぅ。
Appendix PH-C: The Planes of Existence
物質界、そして内方次元界、外方次元界……と、“第5版”での次元界についてざっと説明されているですぅ。
Appendix MM-A: Miscellaneous Creatures
野生動物系のデータですぅ。
Appendix MM-B: Nonplayer Characters
NPCのデータですぅ。

……とまあだいたいこんな感じで、PCの能力値決定、GM用のプレイエイド類諸々、版元が独自性を主張する種族なんかを抜いた要素が凝縮されているですぅ。

そして、これをどうやって活用しようかというのが今回のテーマになるですぅ。

アドベンチャー

ルールブックほどではないけど豊富なモンスタ、そして環境要因や罠、財宝にできる魔法のアイテムの書式やルールが引用可能な状態で準備されているので、SRDから引用した素材を使ってアドベンチャーを作るのは鉄板な選択肢のひとつですぅ。また、ここで自作や改造したデータをOGCにしておけば、他の人も流用可能になって感謝もされるですぅ。

サプリメントやデータ集

SRDの書式を使ってルールブックに混ぜられる種族、クラスやサブクラスを作るのもいいし、特技や背景も、新たなモンスタや神格のデータを提供してもいい……と夢は広がるですぅ。ただし、追加データは公式性がかなり重要なので、サードパーティから出すなら、アクを強くして既存のゲームをオーバーライドするくらいでないとだめそう、というのが私の実感ですぅ。

スタンドアロンなルール

SRDに欠けているPC作成やプレイエイドを独自に補完し、単体でRPGのルールを作成することももちろん可能ですぅ。今度日本語版が出る『Pugmire』はそういう形式のルールですぅ。

どこまでをOGCにするか

と、SRDを使えばまあまあ色々なことに利用できるというのがわかっていただけたはずですぅ。

ただ、これを読む人が実作して公開するぜーとなったとき重々注意したほうがいいのは、引用したOpen Game Contentがそうなるのはもちろんのこと、自分が作った範囲をどこまでOGCにするかですぅ。ばんばん引用してくださいという人も、不本意に引用されたくない人も、その辺の線引きをきちんとする(紙幅があるなら「作中で引用したものと第n章がOGC」という章を作るのが一番楽……か?)と、余計な面倒がなくていいはずですぅ。

宣伝

私のサークル、『うなぎむら』では、BOOTHでOGLなサプリメント、アドベンチャーをダウンロード販売してるですぅ。

また、5e.nekohaus.netでは、SRDをHTML化して公開しているですぅ。