ネコぶんこ


2014年11月01日 [長年日記] 編集

§ [Promiscuus] ヨワッキー

さすがに毎日ネタ考えるのはきついとか体調のこともあるので、長らくやってきた一日一回更新ペースでやってきたけど、そろそろまたマイペース型に戻すことを考えているですぅ。


2014年11月02日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「強敵、デレンセン!」

死ぬ死ぬいわれてたデレンセン大尉がついにやられてしまったけど、それに至るまでのナットに暮らす人たちから食べかす投げつけられてもピンと来てないあたりに、この人は善人ではあっても腹芸はできないタイプだと見せてきているのが最後まで完全にキャラにあるものを出し切らせてた感じがあったですぅ。

お互いがお互いを認識するのも第一話のムチと避ける動きがオーバーラップして気づいてしまうのが切ない別れでしたぁ。


2014年11月03日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 『ディセント』と『EL ALAMEIN

今日はいつものメンツで『ディセント』と『EL ALAMEIN』などをプレイしてきたですぅ。

ディセント』はひいこらいいながらなんとかダンジョンをひとつ抜けたくらいで、慣れたらそうでもないかもしれないけど二回目ながらかなりヘヴィでデッドリィな印象でしたぁ。なんかこうデアデアウオウオとベルトスクロールみたいな声出ししてプレイするといいかもしれないですぅ。

EL ALAMEIN』はデッキ構築型で全体目標を達成しつつ個人の戦果も求められるエル・アラメインの戦いがモチーフのゲームで、、私が地中海の制空権を確保して本国から機甲部隊を輸送してと準備を進めている間に隣の隠者氏が現地に残っていたイタリア軍の歩兵と戦車を再編し、数に任せてイギリス空軍の爆撃から殺されても殺されても進軍し続けて一番手柄を挙げるWW1もびっくりしそうな人命鴻毛の如しな展開だったですぅ。


2014年11月04日 [長年日記] 編集

§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~アフタープレイ』

アフタープレイ

GM:これにて『鬼の話』終了です。長い間お疲れ様でした。

三日月:お疲れ様でした~。

銀次郎:ありがとうございました!

十五郎:お疲れ様でした!

貞親:お疲れ様でしたー、っと。

GM:それでは経験点計算をしましょう。

  • 「セッションに最後まで参加した」は全員1点。
  • 「倒した敵のレベルの合計÷PCの人数」は各自10点。
  • 「登場したシーンの数」は各自チェックすること。
銀次郎の場合

GM:ここからは銀次郎から順番に処理しましょう。「宿星を達成した」ライフパスのは【宿星:世界への反逆】でしたね。

銀次郎:これは別に達成してないような。

GM:世の中の理不尽な事と解釈すればOKだったりします。

銀次郎:ああ、なるほど。

GM:そういうのを踏まえてチェックしておいてください。ひとつ1点です。

銀次郎:了解です。

GM:「よいロールプレイをした」これは自薦他薦ですが、GMからは啖呵が巧いと感じました。

三日月:渡世人のある種の虚無感的な者も出てましたしね。

銀次郎:ありがとうございます!

GM:「他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行なった」も自薦他薦で。これはルール的な部分などでも構いません。

貞親:クライマックスで守りどころをうまく固めてくれたのがよかったですねー。最初に覚悟状態になっているというのもある種ロールプレイ的に正しいかなとか。

十五郎:あ、それだったら、敵に-2する特技が要所要所で助かった。

三日月:アレは助かりましたねぇ……。

銀次郎:とっといて良かったと心底思いました《畏怖の幻影》。

GM:では、1点どうぞ。次は「セッションの進行を助けた」ですが、GMが詰まったときも進めてくれてありがたかったので1点どうぞ。「場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行なった」すっかりお任せしていたのでこれも1点。

十五郎の場合

GM:十五郎の「宿星を達成した」は、ライフパスの【宿星:退屈を晴らす】も含めて。

十五郎:はい、できました。

GM:次は「よいロールプレイをした」です。

銀次郎:十五郎さんは英傑誕生編的なロールプレイが秀逸だったと思います。

三日月:「こいつは斬れるのか?」で、斬れるなら怖くないってのがね。

十五郎:個人的には、もっと仲間に対しても驚けたらなぁと思ってました。

銀次郎:妖怪二人もいましたしね。

三日月:妖怪とは名ばかりの、なんか質の違う何かのような気もしますが、クレセントムーン。

貞親:エレキテルで驚かせるシーンをやってもよかったかなあとか。

GM:では1点どうぞ。次に「他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行なった」。

貞親:中山のところにつっこんでいってくれたのがありがたかったですねー。あれでかなり戦力を削れた。

GM:では1点です。「セッションの進行を助けた」も積極的に捜査してくれて助かったので1点。「場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行なった」も掲示板での調整などで1点どうぞ。

貞親の場合

GM:次は貞親。「宿星を達成した」は【宿星:組織の利益】を含めた3つですが、獅子身中の虫を排除できたしライフパスのも達成できていると思います。

貞親:ういす。まあ利益はなんとかなったでしょう。当人にとっては二番目ですけども。

GM:次は「よいロールプレイをした」。

銀次郎:交渉系はおまかせっぱなしだったので、これは文句なしに。

十五郎:方向性がばらばらでしたからね他の三人は。

GM:調整役としてよくやっていたし、1点で。次は「他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行なった」。こっちだと振り直しとかですかね。

銀次郎:ですね。助かりました。

貞親:あっはっは。まあ振り直しはなんとか使えましたね。回復はするタイミングがなかった。

三日月:無いとギリギリだったところも多かったしなぁ。

十五郎:ですね。

GM:1点ですね。「セッションの進行を助けた」は、実は割とアグレッシブに動いてもらったおかげでクライマックスが随分変わりました。そういうダイナミズムも含めて1点どうぞ。「場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行なった」でも1点です。

三日月の場合

GM:そして、三日月です。

三日月:【宿星:捜し物】はちょっと当てはまりそうにない。

十五郎:もうしばらくかかりそうですね。

三日月:まぁ、エターナル捜し物ですよ

GM:あれは探しているプレイをするだけでチェックがもらえるとします。

十五郎:あ、なるほど。

GM:そうしないと達成できない系の人が色々とアレなので。

三日月:あぁ。その辺も弱かったからなぁ。そこはちょっとパスで。次回からちょっと考える。

GM:わかりました。次は「よいロールプレイをした」。

十五郎:文句なしですね。

銀次郎:ねー。

GM:1点どうぞ。「他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行なった」は合流のところで人を次々拾っていたのがよかったと思います。

十五郎:合流する時のハブになってましたね。

銀次郎:《破邪顕正》も値千金でしたし。

GM:《黄龍顕現》で増援部隊もつぶしましたからね。

銀次郎:シビれる使い方でした。

貞親:PCとしてのハッタリ部分を大体持って行ってもらったので無茶言わないですみました、という感謝を捧げます。

GM:というわけで1点。

三日月:いただきました。

GM:「セッションの進行を助けた」も上のような理由はGMサイドからも助かるので1点です。「場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行なった」も1点どうぞ。

三日月:合計20点

貞親:こちらも20点。ヤハーイ。

十五郎:18点

銀次郎:こちらも20点かな?

GM:だいたい最初のシナリオだとこんなですね。

十五郎:このやり方の経験点をちゃんともらうのじつは初めて。

GM:そしてGMの取り分27点いただきます。

三日月:さて、どうしよう。次回以降もあれば三日月で出たいところ。

GM:一応シナリオのストックはあります。予定さえあえばのんびりとやるくらいには。今日はみなさんおつかれさまでした。

貞親:タイミングにもよりますがやりたいですね。

十五郎:またやりたいです。お疲れ様でした!

銀次郎:来月くらいに皆さんの都合が合えば、また遊びたいですね。また折を見て募集かけます。

かくして、セッションで噴き出た諸々を吐き出しきる形でアフタープレイも終幕を迎えた。この後も三日月は未来世界の天狗ロボと戦ったり、十五郎がネモ船長と邂逅して広い世界へ見聞を広めに行く話もあるのだが、それはまた別の話である。


2014年11月05日 [長年日記] 編集

§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~あとがき』

あとがき、あるいは蛇足

天下繚乱リプレイ『鬼の話』を最後まで読んでいただきありがとうございますぅ。

このあとがきでは、細々とした事情や舞台裏を解説させていただきますぅ。

まず、このセッションの前提にはD16さんに『天下繚乱』をプレイしてもらうという陰謀があり、ハンドアウトの選択などを先にやってもらった結果、妖異を知らない明星十五郎なる非常に陽性な素浪人が誕生したけど、別側面から事件の根幹に関わる八刃破りの銀次郎が裏街道の住人として渋いPCになったので、お倫親子を挟んだ鏡像として綺麗なものになったと感心しましたぁ。

このあたりは、『天下繚乱』というシステムに依存しない、RPG慣れや物語のお約束慣れといった部分で、そういう点では蘭学奉行も、そして一見ぶっ飛んだ設定の三日月も、シーンで演出されていく雰囲気からは大きく逸脱せずに自己主張をする手馴れたうまさが発揮されているですぅ。

シナリオの構成は、金剛童子、謎の女お倫というふたつの軸にPCがそれぞれ異なる側面からアプローチし、情報を繋ぎ合わせると一枚の絵が出てくる、私がよく使う段階を追って薦めていくタイプの構造にしているですぅ。

これで便利なのはまず最初に与えられた情報を調べるときは自分で調べざるをえないのでそれが見せ場になることと、もしコネクションを持つPCに調査を頼もうとしたら、そのPCには関係のない、持ってない情報なので情報の取得が行なわれることですぅ。

そして情報が出てきたところでイベントを挿入して情報を一本にまとめさせてクライマックスへ持っていくのが、この形式のステロタイプな進行ですぅ。

このセッションでは蘭学奉行の機転もあって逆に敵を罠にかけることになったけど、クライマックスで敵とぶつかり合うのは必定なので、材料さえ出てればそこへの流れはPCへ委ねるのはモチベーションにも繋がるので、どんどんやったらいいと考えてるですぅ。

今回は折口信夫先生の『鬼の話』からシナリオのタイトルを頂いたので、その名の通り、さまざまな形の“鬼”を登場させ、夜の街を鬼が舞うおどろおどろしくも静かな時代伝奇を目指したので、その方向で楽しんで頂いたならとても嬉しいですぅ。

また『巷説百物語』シリーズをはじめとする時代ものの数々からも多くのインスピレーションを受けましたぁ。最後になるですぅが、感謝を捧げるですぅ。


2014年11月09日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「マスク部隊の強襲」

マスク部隊はクンタラへの差別や偏見をナチュラルに描きつつ、その後の戦闘ではアーミィ自体も練度がさほどではなく、先日まで学生だったマスクが貴重な戦力になりつつあることをわからせる内容だったですぅ。

そしてグライダーを見てやれると見たら後先は考えずとにかくやってみる運行長官は、さすがベルリの母という説得力があったですぅ。


2014年11月12日 [長年日記] 編集

§ [Promiscuus] 星と蒸気と回顧と

今日は北九州市の児童文化科学館へ行って、プラネタリウムとスチームパンク展を観てきましたぁ。スチームパンク展は小規模ながらも自分でグッズを作るDIYの解説もあり、広めていこうという意欲を感じたですぅ。

その後、久しぶりだからと懐かしさを覚えたので足を伸ばして昔よく遊んでた古い友人が住んでいた場所の様子を見に行ったら、建物がなくなって駐車場になっていて、もう二度とあの部屋で遊ぶことはできないんだと時間への敵意を新たにしたですぅ。


2014年11月13日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] グリモア君

ちょっとアレなことがあったので家を飛び出し、衝動の赴くままグリモアを買ったですぅ。

茶色い部分の素材がなにやら独特ですぅ。


2014年11月14日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] あの時代は女装ブーム

艦これにプリンツ・オイゲンの人が実装されたらしいけど、歴史上のプリンツ・オイゲンことオイゲン・フォン・ザヴォイエンという人は少年時代に女装して過ごしていたと記した伝記があったのを思い出しつまりはそうかそういうことかリリンとひとり納得する今日この頃ですぅ。

また、彼は長じてからも女装してふるまい、シモーン婦人やアンシェーヌ婦人という相性で親しまれていたそうですぅ。


2014年11月16日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「父と母とマスクと」

アーマーザガンの威力と基板抜き差ししながら操作してるコミカルな演出や、戦闘しながらお茶の時間など、ギャップを活かした演出が光る回でしたぁ。

姫様があやうく大金星をあげそうになるのも防がれ、ベルリが母と再会できたのもよかったですぅ。

そして、ルインをマスクとして受け入れるマニィの広い度量で綺麗にしめられたですぅ。

§ [Promiscuus] あれから十三年

今日がWindows XPの発売から十三年だといったらダメージを受ける人は結構いそうですぅ。


2014年11月21日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] そういう予感が離れない

PSYCHO-PASS 2』は日航機123便事故類似の陰謀論ネタでもやってくるんじゃろうかという雰囲気をとても強く感じてしまうですぅ。


2014年11月22日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] セガーン発売日

今日はついにみんなが待ちに待ったセガサターンの発売日ですぅ(二十年前)。


2014年11月23日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「メガファウナ南へ」

前半であの世界一般の暮らしを描写しつつ、後半ではスコード教のタブーや宇宙からの脅威といった世界を包むものにフォーカスしていくのが面白い回でしたぁ。

キャピタルの平和ゆえの緩さを堕落と評価するグシオン総監や滅びてもいいといってしまうクンパ大佐の発言も、スコード教が広めた価値観によって作られた世界への評価だとすれば、内情を知っている者の愚痴に感じられるですぅ。

そしてマスクはちょっとした遭遇戦だけだったけど、相変わらずのセリフと頑丈さでインパクトを与えてくれたですぅ。

§ [Promiscuus] Windows 95発売日

二十年前の今日、Windows 95が発売されたですぅ。

あれから二十年、随分と遠くへ来たのか、まだこの程度なのかは微妙なところかもしれないですぅ。

§ [Liber] 貞本義行新世紀エヴァンゲリオン(14)

各々が真情を吐露し、悔恨と希望を託し、そして彼らの意思が反映された世界はまた始まり、彼らは再び出逢っていくと、長い時間がかかったけど収まるべき場所へ収まり、まんが版『新世紀エヴァンゲリオン』、ここに完結ですぅ。

作者コメントに「この20年」と書かれていた時点で軽いめまいを覚えたけど、13巻の感想でも書いたように、友人にエヴァは凄いから絶対観るようにいわれたり、通っていた施設の近くにあった本屋さんで暑い日に単行本を買って施設で読もうとしたら冷房つけてもらえなかったり、楽しかった時代の思い出と深くシンクロしているので、なんともこういう形で書きづらいものがあるですぅ。ただ、当時の友人たちと連絡が取れなくなったり、施設が改組でよくわからなくなったり、街並みがすっかり変貌していく中で、当時を思い起こすことができるよすがであるエヴァは、私の中では特別な作品であり続けるのだろうと感じるですぅ。


2014年11月27日 [長年日記] 編集

§ [Promiscuus] あの頃の記録を追って

今日は昔通っていた施設で当時の資料が見られないものかと正面玄関からアプローチをかけたら、関係者用なので所属と目的を訊ねられ「無所属で、個人的な興味の探求のためDEATHゥ」というこっぱずかしい説明をするはめに陥ったですぅ。そしてそこまでやったのに「あの扉の向こう、所轄が違いますので」というN◎VAで同じ情報項目なのに使う〈社会〉が違ったときのような反応をくらい、すごすごと撤退することになったですぅ。

だけど、あの扉の向こうに行って当時の私を知る関係者の人がいたらそれこそこっぱずかしいし、そうでない場合はまた説明が面倒なのでどうしたものかですぅ。

今回の訪問は自分で自分の経歴を追いかけてみる試みだったけど、私がいた頃から数度の改組を経て今はガワは同じだけど中身はかなり異なることになってるようなので、当時の資料がどれほど残り、そしてそれをどれくらい見られるか謎なのがまた困りものですぅ。

そしてフェイトやトーキーごっこに疲れ果てた私は電車に乗ってドムドムへ趣き、懐かしいハンバーガーを食べてきたですぅ。


2014年11月30日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「テリトリィ脱出」

今回は高トルクパックのわかりやすく高カロリーなアクションが映えていたですぅ。

そしてこのアクションへ持っていくまでに、キャピタル・テリトリィも交渉の場としては適切でなく、そこにい続けるのも危ういので脱出しようという流れにして、そこで動きを爆発させた溜めと開放の作劇があったので、より爽快感が増していましたぁ。

キャピタル・アーミィのベッカー大尉はいかにもならず者の兵隊やくざといった雰囲気の、ステロタイプなアーミィ軍人っぽくてよかったですぅ。

§ [Ludus] 『シムーン』一挙放送を観て

昨日今日とバンダイチャンネルで『シムーン』の一挙放送をやっていたので飛び飛びに観ていましたぁ。

戦争は少女が少女であることを演出するための背景に過ぎないと割り切られているからこそ、敗戦や戦後の処理までを描けているのは皮肉めいた必然だけど、戦争はあくまでアーエルたちが置かれている舞台の背景に過ぎず、むしろ飛ぶこと、空への憧れが大きな軸になっているのが作品に独特の浮揚感を与えていて、唯一のものにしているですぅ。

永久機関にガワを被せただけのようなデザインや、『ふしぎの海のナディア』で本来は恒星間通信機だったバベルの塔のように本来の意味が消失しているように感じられるリ・マージョンなど、シムーン周りの設定もとても魅力的ですぅ。また、礁国のとりあえず動けばよしみたいなデザインなど、脇メカにも華が多いですぅ。

そして最終話、みんなでアーエルたちを逃がして翠玉のリ・マージョンを成功させたとき、「私にもそのときがあった。皆、少女だった」を今まで敵だった占領軍の総督がいうのがもう本当にたまらないし、観終わったら死にたくなる心に深く残るものがあるいい作品ですぅ。

そして決して円満とはいえない後日談も、フロエの選択がとても印象的で大人になってしまうことについて感じさせられてくれるですぅ。彼女はシムーン・シビュラのときから楽しくやっていけるのは今だけと割り切っているところがあり、だからこそ自分から面白おかしくやっていこうとしている雰囲気があったし、それならあの湖のほとりでひとり最高の思い出が眠る墓標を守って明るく孤独に暮らそうとしているのにも納得できるですぅ。

ところで私は、あのとき総督がいった「私にもそのときがあった。皆、少女だった」という偉大なるもしもを実現させるため、アーエルとネヴィリルは翠玉のリ・マージョンですべての人が女性として産まれるようになるよう歴史を改変し、すべての始まりにして永遠の少女になったと解釈しているですぅ。