ネコぶんこ


2012年04月02日 私たちはプレイヤーの行動について無意識に前提を立ててしまっていることがしばしばある。 [長年日記]

§ [DnD][4e][LnL] 『議題一覧(A Menagerie of Topics)』

伝説と伝承

マイク・ミアルス

現在、私はデザイン・チームとプレイテスト用草稿の検討を行なっている。私たちが現在のプレイテスターのグループから受け取ったフィードバックは非常に重要だ。しかし、私たちは広く航海するための素材を作り上げる作業の終了までにまだいくつかの大きな問題を抱えている。今週は1つの議題を語る代わりに、私たちがフィードバックを受けたい、小さな議題2つについて話したい。

レベルとキャンペーン

私はツイッターの人たちにキャンペーンを終える前にどれくらいのレベルになりたいか、非公式の意識調査を行なった。ほとんどの人たちはその終着点を12レベル周辺に置いた。

なぜ私はその質問をしたのだろうか? まず第一に、私は多くの人たちは何ヶ月もの間同じキャラクターをプレイしたくはないと考えている。しばらくすれば、君は現在のキャラクターでやりたいことをやって、新しいことの準備ができている。そして、多くの人が12レベルを終着点とみていることで、私の想像は確信に変わった。

第二に、私は人々がどれくらいの時間をキャンペーンに費やせるかわからない。私が自分自身(そして現在は君)に行なった質問はこれだ。君は6~12ヶ月の定期的なプレイで、レベル表の最後まで到達しなければならないだろうか? 一般的名プレイヤーがキャンペーンにかけられる現実的な時間の上限はどれくらいだろう? 私の経験上、安定してプレイできる大部分のキャンペーンは丸1年ほどで終了する。私は多くのゲームを数回のゲームで空中分解させたが、ほとんど都合がつけられなくなったからだった。その後、私は長いゲームに挑戦する人を見つけることが挑戦であるということを知り、かなり短いキャンペーンをデザインして運営するようになった。

これらのことは私たちをプレイヤーがどれくらいキャラクターに投資できるかという問題へと回帰させる。これは君のレベル、そのレベルで君がどれくらいのパワーを修得するか、納得いくキャラクターの終着点、あるいはこれらのすべてが要因だろうか? 君の個人的なプレイ習慣ということを心に留めた上で、ここには君に行なういくつかの質問がある。

君がレベル1から始めるとして、何レベルで君はキャラクターの隠れていたものをすべて出し切って新しいものを始められると感じるだろう?
  • 5レベル以下
  • 6~9レベル
  • 10レベル
  • 11~12レベル
  • 13~15レベル
  • 16~20レベル
  • 20レベル以上
君がルールブックに忠実なD&Dのキャンペーンをしているとする。君は毎週2時間遊ぶ。レベル10になるまでどれくらい時間がかかるだろう?
  • 3ヶ月未満
  • 3ヶ月
  • 4~6ヶ月
  • 7~9ヶ月
  • 10~12ヶ月
  • 13~18ヶ月
  • 19~24ヶ月
  • 25ヶ月以上

高レベルが意味するところは?

これはレベル上昇の速さに関係するもうひとつの議題だ。ゲームはすべてのレベルに渡って同じようなものか、それとも高レベルで根本的な変化を遂げるか? たとえば、AD&Dは10レベル以上ですべてのキャラクタークラスは城、塔、あるいは他の拠点と部下を得るようにされていた。そのレベルから先で、君は領地経営をキャンペーンの重要な一部にすることもできた。

私の質問は以下のようなものだ。キャンペーンの基本的名性質はいくつかの場所で変化し、ダンジョンの探検、謎解きなど、典型的なD&Dの冒険から、領地経営のような異なる階梯にプレイを移行させねばならないだろうか? 次元界への移動ができるなど、セッティングが何らかの形で変化するべきだろうか? 君たちはこの質問にどう答えるだろう? 君はまず次の投票を行ない、この議題についてもっと主張したいことがあるならコメント欄に投稿してもいい。

典型的なキャンペーンは高レベルでその雰囲気を変化させなければならないだろうか?

  • いいえ、それはずっとそのままであるべき。
  • 冒険のスタイルは同じままであるべきだが、基本となるセッティングは変化すべき。
  • キャラクターの基本的な立ち位置が領主、伝説的な能力を持つ半神など、変化するなら活動の種類に合わせて焦点は変化しなければならない。
  • キャンペーンは別の方向で変わるべきで、それを私はコメントで詳述する。

先週の投票

君はD&Dの本で次の種類の助言のうちどれが欲しい?
私はD&Dの本でプレイヤーとDMそれぞれに対する助言が欲しい。 3684 83.0%
私はD&Dの本でDM向けの助言が欲しい。 369 8.3%
私はD&Dの本でプレイヤーとDMどちらに対する助言も欲しくない。 297 6.7%
私はD&Dの本でプレイヤー向けの助言が欲しい。 86 1.9%
合計 4436 100.0%
君はD&Dの本で次の種類の助言のうちどれが欲しい?
はい。私は読んだことのあるD&Dの本いくつかから充分に役立つ助言を得た。 2321 54.7%
はい。私は読んだことのあるD&Dの本ほとんどから充分に役立つ助言を得た。 1260 29.7%
私はD&Dの本でプレイヤーとDMどちらに対する助言も欲しくない。 665 15.7%
合計 4246 100.0%

§ [DnD][4e][Dragon] Dragon410号(Dragon Issue #410)

目次

編集部より(Editorial)
著者:クリストファー・パーキンスとグレッグ・ブリスランド

投稿の窓は開かれ、私たちが見たいものはここにある。より多くのドラゴンランスについての提案。いや、嘘だけど。

月に吠える(Howl at the Moon)
著者:ロバート・J・シュワルブ

ライカンスロピーは“呪い”ではなく牙と爪で君の敵を引き裂く好機だ。獣じみたキャラクターのために新しいキャラクター・テーマを紹介しよう。

リル・フレイム:組み立て式ドラゴン(Lil' Flame: Fold-Up Dragon)
著者:Emi Tanji

さて、一味違う何かを。この組み立て式のかわいい紙製ドラゴンはDungeon誌の古株となっている悪役レッド・ドラゴン、フレイムをモデルにしている。

奇怪な市場:防壁山脈の謎(Bazaar of the Bizarre: Thingamajigs of the Barrier Peaks)
著者:David Chalker

防壁山脈から役立つ物が発掘されたことなどなかった……これまでは。未来の異質な兵器を君のキャンペーンに持ち込みたいなら、この記事はそのためにある。

いつも魔術師な私(Confessions of a Full-Time Wizard)
著者:シェリー・マザノーブル

R&Dの“仕切り屋”は彼女の秘めた趣味をさらけ出す。

レルムの目:もの言う扉(Eye on the Realms: The Talking Door)
著者:エド・グリーンウッド

一見何の変哲も無い宿の扉はウォーターディープの大きな謎や質問のいくつかに対する答えを持っているが、その囁きをただのいたずらだと思っている者もいる。

ダーク・サンの目:父と主の宝物庫(Eye on Dark Sun: Vaults of the Father and Master)
著者:ロドニー・トンプソン

ドラッジにあるテクトゥクティトゥレイの宝物庫は狂気の魔王の持つ輝きが愚民の手に落ちないように築かれた。

エベロンの目:ブラッドセイル公国(Eye on Eberron: The Bloodsail Principality)
著者:キース・ベイカー

寒く野ざらしの島ファールネンは恐怖の君主たちが従える深紅の帆を持つ艦隊のねじろだ。君がヴァンパイアかヴォルの工作員で無い限り、島へ近づく危険は自らで贖うこと。

D&D千夜一夜(D&D Alumni)
著者:バート・キャロル

D&Dというゲームの旧版を見ていき、象徴的な要素が数十年でどう変化したかを眺めてみよう。

こちらはDragon #410本当の目次ですぅ。

§ [DnD][4e][Dungeon] Dundeon201号(Dungeon Issue #201)

目次

月面にて(Face of the Moon)
著者:John Rossomangno

イリシッドは月で何をしている? 君は知らなくてもいいことを知る。16~18レベルのキャラクター用D&Dアドベンチャーだ。

死と税(Death and Tax)
著者:Aeryn “Blackdirge” Rudel

税を納める荷車との偶然の遭遇は生き残りの戦いへと変化する。1~3レベルのキャラクター用D&Dの挿入用アドベンチャーだ。

発掘された秘術:真実は向こう側に(Unearthed Arcana: The Truth Is Out There)
著者:Randall Walker

エイリアンは星の契約のウォーロックを誘拐し、彼が装備するロッドがエイリアンの探査装置であることを説明する。君は“彼方の領域”が恐ろしいと考えるだろうか? ここにはXファイルに想を得たものがある。

ヴェジピグミーの生態(The Ecology of the Vegepygmy)
著者:Téos Abadia

この小人は、おおむねP.F.Changの肉のレタス巻きのような味がするのかい?

アンダーマウンテンの罠(Traps of Undermountain)
著者:Matt Sernett

1~5レベルのキャラクター用ハードカヴァのアドベンチャー、Halls of Undermountainは、今月発売される。この記事からいくつかのえげつない罠を加えることで、君の本気をプレイヤーに見せてやれ。

トロブリアンドの陰謀(Trobriand's Machinations)
著者:Philippe-Antoine Ménard

スケイラダー、アラクナー、タイラノスフィア、何てことだ! アンダーマウンテンの至るところに存在する危険な5種類の人造を紹介する。

“彼方の領域”のフィーンド(Far Realm Fiends)
著者:Michael Shea

これらたくさんの新たな恐怖を解き放って追いかけることで、“彼方の領域”を君のプレイヤーに思い出させて欲しい。

酒場探訪:古髑髏亭(Tavern Profile: The Old Skull Inn)
著者:Brian Cortijo

古髑髏亭はシャドウデイルの気のいい人々が飲み物と噂を共有するために集うところだ。それは悪人が現れないことを意味しているわけではない……。

こちらはDungeon #201真の目次ですぅ。