ネコぶんこ

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2008年07月26日 寝苦しい夜続き

§ [DnD] 2008年06月29日

神殿を占拠していたデヴィル、ユーゴロス、ギスヤンキの混成軍を排除したパーティは外に出て、嵐を起こしているストーム・ドレイクを再び発見した。しかし、前回コンタクト・アザー・プレインでおよそ人間三十人前(30HD)で空中を自在に動けるという話を聞いていたため、〈交渉〉で懐柔することになる。

ストーム・ドレイクいわく、毎日岩山のコケばかり食べる生活だったので、わざわざ下界の食料を持ってきたフロスト・ジャイアントの頼みを聞いてがんばっていたとのこと。一行は身勝手ぶりに腹を立てるも表情には出さず、ヒーローズ・フィーストをごちそうした上でファイア・ジャイアントが定期的に食料を持ってくるという約束を取り付け、嵐を止めさせることに成功した。

嵐が晴れた後は、積もる恨みを晴らしにイーグルオウルとリリシアが空からフロスト・ジャイアントのジャールがいる本陣を襲撃。数合の剣戟を交わした後に首級をあげ、霜の巨人たちの士気を崩壊させて撤退させた。

海岸で陽動していたファイア・ジャイアントにも被害が出ていたものの、彼らの聖地は奪還され、ストーム・ドレイクへの食料や神殿にあるはずのポータルを探索することについても大族長は快諾した。

一日の間は宴の酒気払いや鑑定などの雑務を行い骨休めし、パーティはポータルの探索にかかる。巫女の話では、かつて徳の高い先達は神殿にある溶岩の池に潜って守り神に遭っていたが、今はその行を行うものも少ないという。サーシャがバルバズゥの兄弟を召喚して潜らせたところ、潜った後にある横穴を抜けると空洞があり、そこには門柱のように柱が二本立っているという。

報告を聞いた一行が準備を整えてそこに行くと、果たして、そこには別の次元界に通じるポータルが存在していた。不死であるがゆえに思い出を重んじるリリシアがおもむろに映像を記録した後で中に入ると、そこは“表”である炎の山を戯画化した、炎と光が支配するもうひとつの聖地となっていた。

そして半日ほどかけて山を上ってたどり着いた光輝く山頂には、聖地の主である火の鳥、ポイニクスの巣がかけられており、そこでイルダーナフがハビールを探してやってきたと言う。
「その名を聞くのはいかばかりぶりか。確かにかの賢者殿はこの上にある光に満ちた場所で従者と共に眠りについておられる」
「何故」
「彼はかつての大戦で次元を斬って戦った戦士、ギルラスの武器にまつわる秘密を知ってしまった。故に、石化の術で自らを封じたのだ」

ポイニクスの話によれば、ギルラスはプレイナー・チャンピオンで、無数の次元を切り裂いた彼の得物はこの宇宙観以外の場所にも通じたほとんど万能ともいえるプレイン・シフトの焦点具になりうるという。そして、ポイニクスはリリシアが佩いたカタナを見て嘆息する。
「娘よ、汝が携えるはギルラスの武器がひとつか。彼の武器を狙うのもまた、大戦のおりに血族を裏切りし汝が同属。血のさだめ、世のさだめ、全てを打ち砕いた先にある力を求むる者どもよ。彼らは大戦で星幽界が裂けた折、血の束縛と陽光を避けて天に現れた人が造りし星へ逃げ込んだ」

「そして今きゃつらは賢者殿の寝所を荒らすため、この地で暗躍しておる」火の鳥は言う。炎の巨人たちに崇拝される正と火の力を体現する彼のように、霜の巨人たちに崇拝される負と氷の力を体現する存在、ライミック。フロスト・ジャイアントたちを扇動して戦を起こし、かつて氷河の底に封印された邪悪を開放しようとしているのは、この次元界にライミックを核とした次元界で中和し、ハビールの身柄を確保しようとしている黒帆衆、そしてその黒幕である軌道のヴァンパイアが企てた陰謀なのだろうと、ポイニクスは自らの推測を述べる。

それを知った一行はもう少し信者を教育するようポイニクスに説教を垂れ、山を降りる。フロスト・ジャイアントの影に黒帆衆ありと知ってリリシアは逸るが、ポータルを目前とした彼女たちの前に出現したのは、漆黒の旗を掲げるマレブランケと、それに率いられたレギオン・デヴィルことメレゴンの大群だった。

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