ネコぶんこ


2008年11月27日 太占 [長年日記]

§ [DnD][3.5e] 2008年10月12日

“オウル”イーグルオウルL型(秩序にして善、女性のハーフ・セレスチャル・ウォーフォージド、モンク4/ヴァリアント・ローグ4/ナイトソング・エンフォーサー5/オカルト・スレイヤー3)

“法術の伝道師”イルダーナフ(秩序にして善、男性の人間、クロイスタード・クレリック3/チャーチ・インクィジター2/パラノースティック・アポスル5/ルアサー1/ディヴァイン・ディサイプル4/コンテンプラティブ1)

“レイヴン”サーシャ・スベンツキ(中立にして善、男性の人間、ヴァリアント・コンジュアラー3/マスター・スペシャリスト4/マルコンヴォーカー8/パラノースティック・アポスル1)

リリシア・ド・ウィンストン(秩序にして中立、女性のハーフ・ヴァンパイア、オリエンタル・サムライ(フェニックス)4/ファイター4/ヴァリアント・モンク2/オリエンタル・ウェポン・マスター6)

知らないおじさん(秩序にして悪、男性のピット・フィーンド、来訪者18):サーシャがグレーター・プレイナー・バインディングで招請した。

クジャルを倒して少し歩くと、洞窟の壁面が荒削りに掘り進められたものから切石を積み重ねたものへと変化した。そこには先行した者たちが巨体を無理やり入り込ませたためについたと思しき傷もあったためサーシャが残留物などを検分すると、恐らくユーゴロスたちと降りてきたのであろうパイロクラスティック・ドラゴンの鱗、そしてそれが残っていた壁の傷はウォーフォージド・タイタンがつけたものだろうということが判った。

パイロクラスティック・ドラゴンがディスインテグレイトに似たブレスを吐くということも判明し、今までの洞窟に得心と行く末に軽く不安を抱きながら一行が進むと、漆黒の巨大な人影が通路の向こう側からにじり寄ってきた。

影はナイトウォーカーと判明したため、リリシアが退いてイーグルオウルと知らないおじさんがお互いにホーリィ・オーラアンホーリィ・オーラを発動させ光と闇が両方そなわり最強に見えるようになりつつ先行。イーグルオウルの拳と知らないおじさんの《擬似呪文能力高速化》ファイアーボールつき全力攻撃で倒れかけたナイトウォーカーが放ったフィンガー・オヴ・デスは、イーグルオウルの魔法に勝る心で反射され、ナイトウォーカーはあえてセーヴを放棄して自爆を免れるが、次の攻撃で滅ぼされた。

ナイトウォーカーが倒れたと同時に、奥の空間から漆黒のマジック・ミサイル七本が放たれてがイーグルオウルを襲う。しかし、最後に残っていた1レベル分の魔法に勝る心で反射される。これにより一瞬次元が揺れるものの、呪文がその揺れで消滅したにとどまる。さらに谺が響くように次の力場(《Twin Spell》)が放たれてイーグルオウルに直撃するが、常人ならば魂を砕かれる負の力(《Fell Drain》)を受けることはなかった。その反応を見て、リリミックの力で変成したフロスト・ジャイアントとウォーフォージド・タイタンに護られ部屋の奥に座っていた貴族風の男は驚愕の声をあげた。

視界が開かれたところで、イルダーナフは通路の奥が見える場所に位置取り。ホーリィ・ワードを発動させる。霜の巨人が硬直し、機械仕掛けの巨人が蒼の炎に包まれて塩の柱になる中、男は自らの躰を焼く炎に動じることなく轟然と言い放った。
「神は弑んだ!」
「馬鹿な、神は現存するというのに!」
男が強烈な力への意志で神を否定する文句を叫ぶと、神罰の炎はかき消える。

そして我らの新世界が訪れる。そう言って立ち上がった男は、イーグルオウルに組みつかれるものの動じることなくリリシアをヴァンパイアが持つ力、凝視攻撃で支配し、自らの害になるものを排除するよう命令。リリシアはイーグルオウルを攻撃するが、彼女を殺害するまでには至らず、ほどなくリリシアはプロテクション・フロム・イーヴルで正気に返る。これを不利とみたヴァンパイアは霧に姿を変え、壁の隙間へ逃げ込んだ。

壁はイーグルオウルが殴るが、掘り進むのは無理そうであるために放置。奥にあった物入れにはエレメンタル・モノリスを核に擬似次元界を作成する方法や、次元界特性を変成させる方法について記された魔道書が雑然と詰められていた。

部屋の奥にある通路をしばらく進むと、そこは別の次元界になっていたため、知らないおじさんを見張りに置いて一旦ヤゼインへと戻ることになった。

ヤゼインに戻ったところでスクロール・オヴ・ゲートを購入。ソーラーを招請し、ウィッシュミラクルで“歩哨”の属性変更とリリシアの能力値吸収を善のためにやっていることだからと半額で行なわせる。
「アア私ハ一体」
「萌えねえ。俺はモエキャラが欲しかったんだよ。イーグルも萌えねえしお前らときたら……」
「まだ言うカ」

感動の再会を行なった後、しばらく話し合った結果として“歩哨”は善の次元界で魂の穢れと傷を癒すことになり、ソーラーに連れられていった。その後は戦利品を売りさばき、イーグルオウルが徹夜で街じゅうの魔法屋を歩いて装備を補充。翌日にはふたたび酷寒の遺跡へと舞い戻った。

一行が呪文で準備して別の次元界になっている洞窟の奥へ足を踏み入れると、そこには氷の他にも悪の力が充満している。ただのエレメンタル・モノリスでは不可能な変成だが、サーシャにはブラック・シストという心当たりがあった。