ネコぶんこ


2022年11月19日 [長年日記]

§ [DnD][5e] アドベンチャー:虫退治(1レベル)

今週の小冒険も引き続き1人でも遊べる1レベル用のですぅ。

データ関係は主にOGLのものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は1レベルのキャラクター1人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

このアドベンチャーを行なう前にキャラクターを1人作成し、そのキャラクターで挑むこと。君はこの冒険をゲームマスターなしで行なうこともできる。その場合、アドベンチャーを読んで行き先や行動を決め、敵が出たなら自分でキャラクターと敵の両方を操作すること。

冒険への導入

老人に武器を強化してもらった“君”に、彼は森に棲み着いている毒虫を退治するよう頼む。その願いを聞き届け、虫を退治すれば冒険に一区切りがつく。

1.老人のテント

武器を強化してもらった君は緑のローブを着た老人のテントに案内される。彼はここに長いこと滞在しているようで、石で組まれたかまどには鍋が置かれており、そこでシチューが煮えている。

老人は君にシチューをふるまいながら、話を切り出す。「さて、腹は太ったかえ。ところで、最近この辺りには人や動物の血を吸う悪い毒虫が住んで森のみんなが困っとる。あんたが修行がてら倒してくれるとありがたいんじゃが。もちろんただとは言わん。金貨3枚やろう」

彼は君が仕事を請ける気になるまで辛抱強く頼み込んでくる。もし報酬を上乗せさせたいなら、難易度10の【魅力】〈説得〉判定を行なうこと。成功すれば、老人はさらに金貨を2枚約束してくれる。

2.虫の巣へ

「今日は歩き疲れたんでお前さんひとりで言ってくれんか」老人はそう言ってテントの側にあるハンモックでいびきをかき始める。

テントを張ってあるこの広場から出ている獣道のひとつが虫の巣に通じているそうだ。君はそちらへ向かって歩き出す。

3.キバイバラの群生地

虫の巣へ行く道を歩いていると、釣り針のようにとがった棘を持つイバラ、キバイバラが群生している場所に出る。棘に触らないよううまく通り抜けるには、難易度10の【敏捷力】〈軽業〉判定が必要だ。失敗した場合、5(1d10)[刺突]ダメージを受ける。

また、難易度10の【判断力】〈生存〉判定に成功したなら、キバイバラの群落を避けて先へ行けるルートを開拓できる。

ここでhpが0になったなら、君は老人のテントの前で目を覚ます。昼寝の終わった老人が倒れた君を見つけてきたらしい。もう日が暮れそうなので、翌日また挑戦すること。

4.虫の巣

キバイバラの茂みを抜けると大きな木とそのうろが見え、その近くから不快な羽音が聞こえる。そして2匹のスタージが君めがけて滑空してくる。戦いだ。

スタージは縄張りに入ってきた君を餌にしようとして死ぬまで戦う。

ここでhpが0になったなら、君は老人のテントの前で目を覚ます。昼寝の終わった老人が倒れた君を見つけてきたらしい。もう日が暮れそうなので、翌日また挑戦すること。

スタージ

超小型・野獣、無属性


AC:14

hp:2(1d4)

移動速度:10フィート、飛行40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
4(-3) 16(+3) 11(+0) 2(-4) 8(-1) 6(-2)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:-

脅威度:1/8(25XP)


アクション

吸血:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d4+3)[刺突]ダメージ、およびスタージは目標に吸いつく。吸いついている間、スタージは攻撃しない。その代わり、スタージのターンが開始する毎に、目標は血を吸われて5(1d4+3)ヒット・ポイントを失う。

スタージは5フィートを移動したことにして離れることができる。目標が10ヒット・ポイントの血を吸われるか、目標が死ぬと離れる。目標を含むクリーチャーはアクションを消費することでスタージを引き離すことができる。

5.凱旋

君がスタージを倒してテントに戻ってくると、老人は手を叩いて喜ぶ。彼もこうしてハンモックで寝ている時にチクリとやられたのだ。

老人はテントに入ると物入れの箱をがちゃがちゃとかき混ぜ、赤いビロウドのマントをくれる。「これには防護の魔法がかかっておる」そう言って金貨と一緒に、君へ渡してくる。

クローク・オヴ・プロテクション

Cloak of Protection/防御の外套

その他の魔法のアイテム、アンコモン(要同調)

君はこのクロークを着ている間、ACおよびセーヴィング・スローに+1のボーナスを得る。

結末

老人は旅に出るにも明日からでよかろうと君に休んでいくように言う。次回を待て。

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