ネコぶんこ


2023年02月04日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:鉄流し一族の館へ(2レベル)

今週の小冒険は1~2人の2レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は2レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちはウィラノ村という村で、近くにあるドワーフの居住地、鉄流し一族の館へ使いを頼まれる。

鉄流しの一族の館は、ゴル=ギールというオークとその配下のコボルドにつけ狙われている。キャラクターは道中で襲撃しようとする彼らと接触して戦うか、館で襲撃を相手に戦うことになる。

ゴル=ギール一味と戦って勝てば、鉄流し一族から大きな信頼を得られる。

冒険への導入

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村長のハマディ(ヒューマン)が、歩いて半日ほど山に行ったところに住んでいる金流し一家というドワーフたちの住む館に届け物をしてほしいと頼んでくる。報酬は1人金貨3枚(3gp)である。

依頼を受けると、ハマディは“豚の鼻”と呼ばれるこの村名産のキノコの干物を2ポンド分渡してくる。結構かさばるものなので、バックパックの縛り付けるなどの工夫がいるだろう。この“豚の鼻”は1ポンドあたり金貨15枚(15gp)はくだらない貴重な品だ。

1.くすみ川を上って

ウィラノ村の近くにはくすみ川という川が流れている。その川の上流に金流しの一族が住んでいるので、くすみ川の流れを逆に歩めば道に迷うことはない。

ウィラノ村から鉄流しの一族がいる館までは5マイルほどであるが、山に道が整備されていないため、移動困難な地形を移動する(移動速度が半分になる)ものとして扱う。

2.怪しい影

くすみ川沿いに歩くとき、野外での遭遇表があるならGMはそれを使ってもいい。だが、以下の遭遇は必ず起こるものとする。

鉄流し一家の館まで残り1マイルほどの場所までに来たなら、キャラクターの受動知覚が11以上あるか確かめる。警戒をおこたらずに移動しているなどと宣言していたなら、難易度11の【判断力】〈知覚〉判定を行なう。

受動知覚が11以上あるか、難易度11の【判断力】〈知覚〉判定に成功したら、キャラクターたちは川と陸地との間に大柄な人型生物、オークとそれに引き連れられた小さな人型生物、コボルドが移動しているのを発見する。彼らは手に手に武器を持ち、どこかを襲撃でもしそうな様子である。

オークたちの陣容はオークが1体、コボルドが3体である。

キャラクターたちが襲撃するようなら彼らは応戦する。頭目のオークは我こそはゴル=ギールなりと名乗りを上げて勇敢に戦うが、コボルドは彼が倒れると一目散に逃げ出す。

ここでゴル=ギールたちを倒せば鉄流し一家の館に行く前に脅威を排除してしまうことになる。敗北する彼らに「ドワーフの館を襲えば大金持ちだったのに」などと言わせて物語を繋いでおこう。

オーク

中型・人型生物(オーク)、混沌にして悪


AC:13(ハイド・アーマー)

hp:15(2d8+6)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 12(+1) 16(+3) 7(-2) 11(+0) 10(+0)

技能:〈威圧〉+2

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:共通語、オーク語

脅威度:1/2(100XP)


侵攻:ボーナス・アクションで、オークはそれの見ることができる敵対しているクリーチャーに近づくように、自分の移動速度まで移動することができる。

アクション

グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:9(1d12+3)[斬撃]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィートまたは30/120フィート、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[刺突]ダメージ。

コボルド

小型・人型生物(コボルド)、秩序にして悪


AC:12(外皮)

hp:5(2d6-2)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
7(-2) 15(+2) 9(-1) 8(-1) 7(-2) 8(-1)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉8

言語:共通語、竜語

脅威度:1/8(25XP)


陽光過敏:コボルドは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

群れ戦術:少なくとも1体のコボルドの味方がクリーチャーから5フィート以内にいて、その味方が無力状態でない限り、コボルドはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。

アクション

ダガー:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。

スリング:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程30/120フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[殴打]ダメージ。

3.鉄流し一家の館

鉄流し一家の館は、ドワーフが10人ほど住んでいる砦くらいの規模の館だ。彼らはくすみ川から砂鉄を集め、製鉄を行なっている。

館には門があり、ドワーフが番をしている。ウィラノ村からの使いと言えば簡単に通してもらえる。

館の主はウィラノ村から“豚の鼻”が届いたと聞くと小躍りして喜ぶ。ドワーフの火酒に浸して飲むと格別なのだ。

しかし、ゴル=ギールたちを倒していないなら主が酒の準備をする間もなく、門の方で襲撃が起こり、館は大騒ぎになる。キャラクターたちは館の主から、あんたらも戦ってくれないかと懇願される。なお、それを無視した場合でも門を突破したオークたちは次の獲物をキャラクターたちだと判断して襲いかかってくる。

キャラクターたちが門を破られる前に戦うことを選んだなら、門を守っていた衛兵が1人応援に入る。

衛兵

中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性


AC:16(チェイン・シャツ、シールド)

hp:11(2d8+2)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 12(+1) 12(+1) 10(+0) 11(+0) 10(+0)

技能:〈知覚〉+2

感覚:受動〈知覚〉12

言語:任意の言語1つ(ほとんど共通語)

脅威度:1/8(25XP)


アクション

スピア:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートまたは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[刺突]ダメージ、あるいは両手持ちでの近接攻撃の場合5(1d8+1)[刺突]ダメージ。

オーク

中型・人型生物(オーク)、混沌にして悪


AC:13(ハイド・アーマー)

hp:15(2d8+6)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 12(+1) 16(+3) 7(-2) 11(+0) 10(+0)

技能:〈威圧〉+2

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:共通語、オーク語

脅威度:1/2(100XP)


侵攻:ボーナス・アクションで、オークはそれの見ることができる敵対しているクリーチャーに近づくように、自分の移動速度まで移動することができる。

アクション

グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:9(1d12+3)[斬撃]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィートまたは30/120フィート、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[刺突]ダメージ。

コボルド

小型・人型生物(コボルド)、秩序にして悪


AC:12(外皮)

hp:5(2d6-2)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
7(-2) 15(+2) 9(-1) 8(-1) 7(-2) 8(-1)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉8

言語:共通語、竜語

脅威度:1/8(25XP)


陽光過敏:コボルドは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

群れ戦術:少なくとも1体のコボルドの味方がクリーチャーから5フィート以内にいて、その味方が無力状態でない限り、コボルドはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。

アクション

ダガー:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。

スリング:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程30/120フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[殴打]ダメージ。

結末

ゴル=ギールを道中や館で倒し、彼が館への害意あるものだったと証明すれば、館の主はキャラクターのことを更に気に入り、秘蔵のミスラル製ダガーを恩義の印として譲ってくれる。これはミスラル金属の価値だけで500gpの価値がある値打ちものだ。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。


2023年02月01日 [長年日記] 編集

§ [Promiscuus] カクヨムはじめました

流行のオンライン小説サイトへ投稿してみようということで、カクヨムでサイトで公開してる百合小説の投稿をはじめたですぅ。


2023年01月28日 [長年日記] 編集

§ [DnD] 『OGL 1.0aとクリエイティブ・コモンズ(OGL 1.0a & Creative Commons)』

プレイテストへのフィードバックは真摯に受け止めます。

すでに15000人以上がアンケートに回答しました。皆さんの意見は次の通りです。

  • 88%がOGL 1.2でTRPGコンテンツを公開したくないと考えています。
  • 90%がOGL 1.2に対応するためにビジネスの一部を変更する必要があると答えています。
  • 89%がOGL 1.0aの認証解除に不満を持っています。
  • 86%がVTTポリシーのドラフトに不満を持っています。
  • 62%がSystems Reference Document(SRD)のコンテンツをクリエイティブ・コモンズにすることに満足しており、不満を持っていた人の大多数はクリエイティブ・コモンズにもっとSRDのコンテンツを追加するよう求めました。

これらの生きたアンケート結果は明らかです。皆さんにはOGL 1.0aを望んでいます。皆さんは取消不能を望んでいます。皆さんはクリエイティブ・コモンズが好きです。

フィードバックはとても多く、その方向性は非常に明確であるため、現在対応中です。

  1. OGL 1.0aはそのまま残します。手つかずです。
  2. また、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でSRD 5.1全体を使用できるようにしています。
  3. 皆さんはどちらを使うか選べます。

このクリエイティブ・コモンズ・ライセンスにより、コンテンツを自由に使用できるようになります。私たちはライセンスを管理しておらず、変更したり取り消したりはできません。私たちの言葉を信じなくても、それはオープンで取消不能です。また、そのオープン性はVTTポリシーが不要であることを意味します。SRDをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下に置くのは一方通行です。戻ることはできません。

ここでの私たちの目標は、皆さんが望むものを提供することです。

では、これを始めた時に私たちを駆り立てていた目標はどうでしょうか?

私たちはD&Dのプレイ体験を将来にわたって守りたいと考えていました。私たちはまだ皆さんの助けを借りてそれをやりたいと思っています。ゲームの包摂的で歓迎的な性質を保護するためには、皆さんの助けが必要なので、このコミュニティが情熱的で活発であることに感謝します。

OGLをTRPGに制限したかったのです。この新しいアプローチによって、私たちはそれを脇に置き、皆さんの選択を頼りにゲームの未来を定義します。

これはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス付きのSRD 5.1のPDFです。公開するだけで取消不能のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下に置かれます。来週、より便利な場所で公開します。疑いの余地なく、今この一歩を踏み出すことが重要なのです。

OGL 1.2のアンケートは終了します。

プレイヤーとクリエイターをよりよく手助けする方法について、引き続きお話しします。いつもご意見をお寄せいただきありがとうございます。

カイル・ブリンク

ダンジョンズ&ドラゴンズ、エグゼクティブ・プロデューサー

というわけで、WotCはOGL 1.2とVTTポリシを全面的に取り下げ、SRD 5.1はクリエイティブ・コモンズでも公開されるようになりましたぁ。

これで当座のところはなんとかなったけど、One D&Dはきついライセンスをあらかじめ用意してきそうでもありですぅ。

§ [DnD][5e] アドベンチャー:小屋を取り戻せ(1レベル)

今週の小冒険は1~2人の1レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は1レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

ウィラノ村の村外れには、遠出や猟の時にちょっと泊まるための小屋がある。しかし、あまり使われない建物であるため、モンスターの住み家になってしまうこともしばしばである。

キャラクターたちは村人たちからこの小屋の掃除を頼まれる。見事モンスターたちを退治してしまえば冒険は成功となる。

冒険への導入

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村長のハマディ(ヒューマン)が、村外れにある森仕事や猟の時に使っている小屋にモンスターが住みついているので、退治してくれないかと依頼される。報酬は1人金貨5枚(5gp)である。

1.小屋へ

小屋は村外れの森に近い場所にある。村人たちによって踏み分け道ができているので、道に迷うことはない。

2.小屋の入口

小屋にやってくると入口の戸は開け放たれており、軒先には口に当たる部分に針を持つ大きな虫、スタージがぶら下がっている。

ここのスタージは2体のつがいで、片方がやられると不利を悟ってか逃げ出そうとする。

スタージ

超小型・野獣、無属性


AC:14

hp:2(1d4)

移動速度:10フィート、飛行40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
4(-3) 16(+3) 11(+0) 2(-4) 8(-1) 6(-2)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:-

脅威度:1/8(25XP)


アクション

吸血:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d4+3)[刺突]ダメージ、およびスタージは目標に吸いつく。吸いついている間、スタージは攻撃しない。その代わり、スタージのターンが開始する毎に、目標は血を吸われて5(1d4+3)ヒット・ポイントを失う。

スタージは5フィートを移動したことにして離れることができる。目標が10ヒット・ポイントの血を吸われるか、目標が死ぬと離れる。目標を含むクリーチャーはアクションを消費することでスタージを引き離すことができる。

3.小屋の中には何が?

小屋の中は薄暗く、奥の方に毛皮で覆われたヒューマン程度の大きさの獣がいるのが見える。

獣に気づかれず小屋の中に入るには、難易度15の【敏捷力】〈隠密〉判定が必要になる。成功すれば中の獣に気づかれず入り、不意討ちをすることができる。

この獣はジャイアント・バジャー(大アナグマ)だ。大きさは人の背丈ほどあり、雑食性なので腹を空かせれば村の住民にも襲いかかりかねない。退治する必要がある。

ジャイアント・バジャーはここを縄張りと定めており、守り抜こうと死ぬまで戦う。

ジャイアント・バジャー

中型・野獣、無属性


AC:10

hp:13(2d8+4)

移動速度:30フィート、穴掘り10フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 10(+0) 15(+2) 2(-4) 12(+1) 5(-3)

感覚:暗視30フィート、受動〈知覚〉11

言語:-

脅威度:1/4(50XP)


鋭敏嗅覚:バジャーは嗅覚による【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。

アクション

複数回攻撃:バジャーは1回の噛みつき、1回の爪で2回の攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:6(2d4+1)[刺突]ダメージ。

結末

ジャイアント・バジャーを倒せば、数日も置かずに村人たちが小屋を再整備する。キャラクターたちは村人たちに感謝され、これからもこの村を守ってくれるよう頼まれる。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。