2010年11月04日 「あなたがどう動くか、これは勿論あなた自身の判断に委ねられていた訳ですが、去年の夏以降、あなたの選択肢を限りなく狭めた第三者が存在するのは間違いないことのようですね」 [長年日記] 編集
§ [DnD][4e] パワー記録シート(English version)
先週のセッションでパワーを記録するためのシートが欲しいと言われたので取り急ぎ作ったですぅ。
I made power recoad sheet for DnD 4e.
2010年11月05日 「ああ、勿論君でなくてもそうしていただろう。もしかして他の人間だったら、また別の行動を執っていた可能性はあるが、多かれ少なかれやることも考えることも大差はない。結果は同じさ」 [長年日記] 編集
§ [DnD][4e] 『Essentialで変更されるもの、その2(Changes Coming in Essentials, Part2)』
以下の文書には『Heroes of the Fallen Land』と『Heroes of the Forgotten Kingdoms』で追加されるルールの変更がいくらか含まれており、それは現在ウィザーズ・プレイ・ネットワークに加盟している店のほとんどで入手可能である。この文書で発表される変更は古いパワーをより明確にし我々のデザイン哲学の変化が反映されたものである。いくつかの変更、例えばワイルド・シェイプやディヴァイン・チャレンジへのアップデートは、Essentialsの書籍には収録されていないが趣旨は同じで、基本的なクラスに新しい組み立て方を与えている。Essentialsでの変更点のうちいくつかのより詳細な解説は、以下のリンクで行なっている。
これらの変更は近日中にルール・アップデート文書とデジタル・ツールに反映される。
ダウンロード(119キロバイトのPDF)
Essentialによる変更点第二段訳ですぅ。例によって私が参照できる日本語版ルールブックは『PHB』だけなので、他のページ数などは英語版準拠ですぅ。
2010年11月11日 「まあ叶ったんだよ。叶ったと思って逝かれたんだから。願いとはそう云うものだろう」 [長年日記] 編集
§ [DnD][Ludus] Mage Knight改造
Mage Knightの良い出物を手に入れたので、ゲームズワークショップの25mmベースと40mmベースに移植したですぅ。
2010年11月12日 「非決定性と自由は同義ではないよ。それに、仮令決定論を退けたところで自由意志とは斯様に覚束ないものだ。ラプラスの悪魔は居なくても、蜘蛛一匹でここまで揺らぐのさ――」 [長年日記] 編集
§ [DnD][4e][Liber] Ari Marmell、Bruce R. Cordell、Luke Johnson『The Plane Below』
『次元界の書 / Manual of Planes』で紹介されていた根源次元界ふたつのうち、元素の渾沌についてのより詳しい解説を行なっているサプリメントが『The Plane Below』ですぅ。
また、元素の渾沌に存在する地形、危険要因、技能チャレンジ、モンスターなど、伝説級〜神話級ですぐに使えるDM用データも豊富なのが良いところですぅ。
『Chapter 1: Chaos Incarnate』は、元素の渾沌がどういうところであるかの解説で、乗り物3種、儀式1種、天候9種、ファンタジー的な地形18種、レベル8〜28までの危険要因13種、アーティファクト3種といったデータの追加もされてますぅ。
ここでの目玉は、キャラクターが【知力】判定で元素の渾沌の流動性に干渉し、物体や地形を都合よく改変できるようになるルールを解説した『不安定な変容性(Unstable Mutability)』の項だと思いますぅ。インフルエンス・インスタビリティ(流動性への干渉/Influence Instability)という無限回基礎攻撃パワーを戦場にいるキャラクターへ与えることで、意思で現実を改変するという元素の渾沌ならではの要素を簡単に通常の戦闘へ取り込めるようにしているのもポイントが高いですぅ。
追加データは元素の渾沌の荒れ狂う様子を反映したものが多く、ファンタジー的な地形を例に説明すると、キャラクターを移動させたり、ダイスでランダムに効果を決めることが多くなっているですぅ。
追加されている技能チャレンジはイフリートとの交渉やスラードとの意思疎通、ライトニング・スキフ(新しい乗り物)の修理、炎の海での航海、という元素の渾沌を舞台にしたもの4種ですぅ。スラードとの意思疎通は失敗するとランダムな反応表をロールし、突然スラードの頭が爆発したりするコミカルなものになっているですぅ。
元素の渾沌を利用したキャンペーン・アークも4本掲載されていて、それぞれが『次元界の書 / Manual of Planes』で紹介されたキャンペーンで次元界を4つの類型(敵の本拠地、稀に行く場所、色々な次元界を渡り歩く、最初から最後まで次元界)に対応したものになっているですぅ。ここでは一部の人向けのネタなのか空飛ぶ紫のカバの名前がついたスペルジャマー、フェルダグリフ号(Phelddagrif)なんてのが出てるですぅ。
設定の解説では元素の渾沌で活動している種族の代表的な有力者として、黄銅城で有能な定命の者を手駒として求めているイフリートのシャー、アブドゥル・アジーム・アバシ(Shah Abdul-Azim Abassi)、勢力を拡大し続けてそれに伴う問題も多い浮遊地塊オールロック(Allrock)を治める3人のアース・タイタンによる巌の会合(The Stone Council)、復権を狙って冒険者たちを利用しようとするジンのヴァラフィール(Valaphyr)、ポータルでさまざまな世界を巡っているギスゼライのザット(Zat)という4つが紹介されて、それぞれの背景や目的が解説されているですぅ。
また、元素の渾沌では珍しい集団で活動する組織も、善の勢力に何度破られても“旧き元素の目”のカルト(The Cult of the Elder Elemental Eye)、プライモーディアルたちの封印を監視するために創設された組織が元素の渾沌の財宝を狙う冒険者のギルド化した墓所の監視者(The Grave-Minders)、あらゆる手段で元素の渾沌を理解しようとするザオスの語り部(The Speakers of Xaos)、の3つが紹介されていて、それぞれに知識判定用の難易度分けされた情報がついてるのも便利ですぅ。余談ながら、“旧き元素の目”のカルトは幹部にファルリンス(Falrinth)などという懐かしい名前がいましたぁ。
『Chapter 2: Races of Chaos』は元素の渾沌に住む種族の社会や主な拠点の詳細な解説で、アルコン、ジン、イフリート、ジェナシ、ジャイアントとタイタン、ギスゼライ、スラードについてはそれぞれ項を割かれて解説されているですぅ。イフリートの項では『Scales of War』で起こる黄銅城の政変についてコラムでフォローされているので、DMしている人は目を通しておいたほうがいいかもしれないですぅ。
現在の元素の渾沌は“暁の戦”で中立を保ったイフリートが現在の支配的な種族となり、プライモーディアル側についたジンは多くの強力なカリフが封印されて弱体化し、巨人たちはプライモーディアルを追い出した神々の手になる世界を憎んでいるものの、狡猾な指導者は数を減らしたという感じの大まかな勢力図の周縁に、ジェナシやギスゼライの小さな共同体があり、アルコンたちは戦闘本能を満たすために略奪や傭兵をやっているという感じですぅ。
スラードは並存していた複数の宇宙が崩壊してしまったために現在のような単一の宇宙が生まれたと考え、単一の肉体や時間軸という枷から逃れるために宇宙の統一性へ亀裂を入れる混沌を求める種族という設定になっていたですぅ。
『Other Races』の項では大項目に無かったダオ(土の元素種族)、デーモン(Chapter 4で解説されるため)、ドワーフ、エレメンタル、ヒューマン、フェラーク、プライモーディアルについての解説があり、物質界から奉仕種族として連れて来られたドワーフやヒューマンが結構いることや、プライモーディアルのすべてが封印されたり眠りについているわけではないことが示唆されているですぅ。
『Chapter 3: Elemental Locales』では、元素の渾沌の中でも特に珍しい場所として、黄銅城から旅を続ける真鍮のバザール(The Brazen Bazaar)、宇宙すべての沼に続くポータルがあるという広大なカノーリン沼(Canaughlin Bog)、アイウーンやヴェクナのそれをしのぐ膨大な蔵書の図書館がある“煙公”エフカーク(Ehkahk, the Smoldering Duke)の嗚咽宮(The Choking Palace)、ダゴンの恩寵で復興したジェナシの雨の都グロームヌル(Gloamnull, City of Rain)、鉄の棘に覆われたアイアン・アルコンの要塞イルドック・モルダ(Irdoc Morda)、ギスゼライとジャイアントとエレメンタルが主導権争いを続ける渦巻く塵(The Moteswarm)、“暁の戦”より前から世界をさ迷う万魔の石柱(Pandemonium Stone)、元素の混沌を貫き物質界へ創造の力を送る創世の柱(Pillars of Creation)、何百もの河が繋がりあう河の網(The Riverweb)、最も激しく移ろう混沌の中に調和を求めるギスゼライの僧院サンゼラザド(Sanzerathad)、珍しい水晶を産出する物質界のきらめく鉱山(The Glittering Mine)、雷に覆われた謎の遺跡輝けるもの(The Body Luminous)、プライモーディアルが封印されている山造りの塚(The Mountain Builder's Barrow)、という10の土地が紹介され、それぞれに特徴的な場所や地形、遭遇例が紹介されているですぅ。
また、きらめく鉱山は8レベル、輝けるものは15レベル、山造りの塚は25レベル用のデルヴ形式のシナリオになっているので、これをそのまま使うこともできるですぅ。
『Chapter 4: Into the Abyss』は元素の混沌の“底”に口を開く世界につけられた傷痕、奈落の解説ですぅ。こちらも伝説級〜神話級のキャンペーン・アークにレベル毎の冒険例、奈落の狂気への抵抗(狂気表つき)、デーモンゲートの破壊、デーモンの群れからの脱出、デーモンウェブで道を見つける、という奈落での技能チャレンジ4種が追加されているですぅ。
『Abyssal Locations』では、タリズダンを崇拝する堕落したエンジェルが棲む混乱の要塞マル・アルンダク(Mal Arundak, The Bastion of Confusion)、ウーズとスライムを支配するジュイブレクスが支配する悪臭の地モロル(Molor, The Stinking Realm)、デヴィルが築いた鉄の要塞をも腐り落ちさせる腐敗に満ちた錆の平原(The Plains of Rust)、さまざまな次元界から繋がる一方通行のデーモンゲートで犠牲者を集めるラジャックの尖塔(The Spires of Rajzak)の4つが紹介されてますぅ。
『Chapter 5: Creatures of Chaos』は、元素の渾沌に棲息するクリーチャーが紹介されてるですぅが、デーモンは少なめで伝説級〜神話級の元素起源クリーチャーとスラードが主ですぅ。
名前つきのクリーチャーは『Masters of the Elements』の項で、1stから名前が出ている嗚咽宮の支配者“煙公”エフカーク(Ehkahk, the Smoldering Duke)(25レベル・精鋭)、放浪を続けるギスゼライの隠者リリコサ(Liricosa)(21レベル・単独)、ジン王国の復興を絵空事と嗤い神々への復讐を是とする“復讐の嵐”シッラジャド(Sirrajadt, The Vengeful Storm)(27レベル・精鋭)、氷河に封印された荒れ狂う海と深みの冷気を支配するプライモーディアル“破壊の海嘯”ソルカラ(Solkara, The Crushing Wave)(34レベル・単独)、スラードに君臨する王のひとりで時の終わりに生まれ宇宙の終わりを既に知る“拡散王”イゴール(Ygorl, Lord of Entropy)(26レベル・精鋭)の5体が紹介されてますぅ。
総括すると“実際にプレイするさいPCをどう次元界での冒険にいざなうか”という部分での解説や設定がかなり多めで、データも豊富なので自作シナリオをよくするDMには『次元界の書 / Manual of Planes』に続く2冊目として非常にお奨めできる内容のサプリメントだと思うですぅ。
元素の混沌そのものが荒れ狂う混沌や剣呑な種族のおかげで、うろつくだけでも冒険になる敵色の世界なのも魅力ですぅ。
2010年11月17日 「蜘蛛の巣を思い描いて見るといい。蜘蛛の巣は中心で交差する放射状の縦糸とそれを巡る同心円状の幾本もの横糸で出来ている。君達はそれぞれレヴェルの違う縦糸と横糸の交差点に居る――」 [長年日記] 編集
§ [DnD][4e] 『Tomb of Horrors』実験セッション募集
『Tomb of Horrors』の神話級向けシナリオ『Dead God's Tomb』からDelveっぽく遊べる『The Ruins of Pluton』を抜粋してオンラインで遊ぼうと思ったので募集しますぅ。
- 日程
- 平日の21時〜2時、数回に分割、年内終了予定
- 使用ツール
- どどんとふ(予備でIRCを使う可能性あり)
- 募集人数
- 3〜5名
- 参加方法
- Twitterで@nekohausにReply
- 開始レベル
- 20レベル(21、20、19レベルの魔法のアイテムと資金105000gpを持つ)
- 使用ルール
- WotC製のものすべて(Dragon / Dungeonはcomplete issueが出たもの)
- 導入案
-
君たちはシギルで発見されたポータル、“灰の門”の調査隊に志願した。ポータルを潜った先にあるのは、今はもう死して久しい神、ネルルが支配していた領界プルトン。魂を食らう“死”が渦巻く過酷な世界である。
富のため、名誉のため、知識のため、信仰のため……理由はさまざまだろうが、君たちはこれまで辿ってきた道に導かれこのポータルに挑む。その先に運命を見出すか、死してすべてを失うか。それは君たち次第だ。
副次クエスト:4150XP:死せる神の墓所を見つける。
2010年11月18日 「縦糸は幾本もある。その糸毎に全然違う筋書きが用意されている。それらは皆蜘蛛の意思の下、中央へ進んでいる。どう足掻こうと無駄だ。出来ることはただひとつ。仮令蜘蛛の思惑通りであろうとも、実行犯を出来るだけ早く検挙することだ。被害者は少ないに越したことはない」 [長年日記] 編集
§ [DnD][Ludus] ミニチュア用ケース
今まではミニチュアをタッパに詰めていたけど、多くなりすぎたのでTwitterで教えてもらった事などを参考に新しいケースを用意したですぅ。
ダイソーの『すっきり書類収納ファイルA4ワイド』に『キルト芯(スタンダード)』を中に合うよう畳んで敷いただけですぅが、バッグに入れて持ち運ぶ程度ならこれで充分そうですぅ。
§ [DnD][4e] 『Tomb of Horrors』実験セッション募集終了
昨日行なった『Tomb of Horrors』実験セッション募集は、5名の参加者が集まったので締め切らせていただくですぅ。ありがとうございましたぁ。
2010年11月25日 「慥かに不本意です。遣り切れない。しかしそれは決まっていたことだ。僕が関わることで確実に破滅が訪れる――それは予め解っていたことです。だからこそ僕は――己の行為を無効化する事故を常に夢想する。しかしそんなことは――起こらない」 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] 焼きリンゴ
今日は焼きリンゴ作ったですぅ。味は好きだけど生リンゴをかじるときの音が苦手なので、こうでもしないと食べられないのが面倒な話ですぅ。
今日はWILLCOM 03のカメラを使ったけど、古いデジカメでも専用機はきちんと撮れるものだという認識を新たにしましたぁ。
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