2010年05月12日 くらむ [長年日記] 編集
§ [DnD][3.5e] 2010年01月17日
“オウル”イーグルオウルL型(秩序にして善、女性のハーフ・セレスチャル・ウォーフォージド、モンク4/ヴァリアント・ローグ4/ナイトソング・エンフォーサー5/オカルト・スレイヤー5/パイアス・テンプラー1)
“法術の伝道師”イルダーナフ(秩序にして善、男性の人間、クロイスタード・クレリック3/チャーチ・インクィジター2/パラノースティック・アポスル4/ルアサー2/ディヴァイン・ディサイプル5/コンテンプラティブ1/ハイエロファント1)
“レイヴン”サーシャ・スベンツキ(中立にして善、男性の人間、ヴァリアント・コンジュアラー3/マスター・スペシャリスト4/マルコンヴォーカー8/パラノースティック・アポスル4)
“鮮血の復讐姫”リリシア・ド・ウィンストン(秩序にして中立、女性のハーフ・ヴァンパイア、オリエンタル・サムライ(フェニックス)4/ファイター4/ヴァリアント・モンク2/オリエンタル・ウェポン・マスター7/プレイナー・チャンピオン2)
コンちゃん(真なる中立、男性のコンコーダント・キラー(『MM4』)、来訪者19):サーシャがグレーター・プレイナー・バインディングで招請した。
居住区を抜けると、広大な円筒状の吹き抜けがあった。一行は通路の壁に埋め込まれていた操作盤で下のほうにあった床を呼び出し、下へ向かう。新しい階層は六つの通路が放射状に続いていたので、適当に選んだ通路を進む。すると今までも何度か通った継ぎ目の無い扉が行く手を阻んでいた。
地上とは違う技術の鍵で封印された扉の向こうには、衰弱した人間が数名転がっていた。彼らは
次の部屋へ乗り込むと、長衣を身に纏い威厳に満ちた様子のヴァンパイア、そして彼を護る鎧に身を包みカタナを構えたヴァンパイアとホードリング、ヴァルチャーラス(Dungeon #124)が待ち構えていた。
「面倒な。急きすぎたな、弟よ」
「兄のくせに弟の部下なのか」
「私はあれほど気宇が壮大ではない。終わりと始まりの扉を開く気など無かったが、秘術と信仰の両極を窮めるには時間が要るでな」
「それもこれで終わりだ」
“黒き月の輩”首領の兄、ヒルベリスは大儀そうにウェイル・オヴ・バンシーで侵入者を排除にかかるが、護衛のヴァンパイアがコンちゃんのウォール・オヴ・フォースに閉じ込められるとプリズマティック・ウォールで戦場を分断し、いずこかへ脱出した。そのため、一行は少し残ったヴァルチャーラスを倒し、プリズマティック・ウォールを解除するのも面倒なので別の通路を探索することにした。
「なんで俺たちが物質界の僻地で門番をしなければならんのだ」
「要塞の賑やかさが懐かしいわあ」
「食事つきだし楽なんだから別にいいじゃない」
「扉の向こうからはそんなデーモンめいた愚痴が聞こえる。さらに奥からも動く音」
「よし戦闘準備」
「それにしても〈聞き耳〉高いと頭がおかしくなりそうなくらい聞こえて困りそう」
「だから高レベルのキャラクターは荒野や別の次元界に隠棲するんですよ」
部屋の中で身の上話をしていたのはバロールとマリリス二体。バロールにオウルが武器落としを仕掛けて換金用アイテムを奪いながら、部屋を制圧する。
「消耗が気になる、少し休もう」
世界滅亡まで、あと五日。
翌日、奥の部屋も気になる一行はふたたびデーモンたちの部屋へ向かう。すると、そこにはまたバロールとマリリス二体が待ち構えていた。
「時間があるならここで延々稼ぎプレイをしたいのう」
そんなことを言いながら、バロールを逃がしたものの部屋を制圧。部屋の奥に続く通路を辿ると、次の部屋には奈落語で『
「行くか」
部屋の中で側近のバロール二体と寵姫のマリリス二体を従え、玉座に身を沈め思索に耽っていたデーモン・ロード、オルクスが、部屋へ踏み込んできた冒険者たちの中にいるサーシャを視線に捉えて口を開く。
「誰かと思えばアスモデウスが否定した小僧ではないか。なるほど“こういう”形で秩序を破壊するとはな。ようこそ。定命、というわけではないな、正義の冒険者諸君」
魔鬼の大公は少しだけ愉しそうな笑みを浮かべ、一行の方へ向きなおった。
「言っておくが、俺を倒したところで計画は小揺るぎもせぬぞ。“俺”は少し痛みを感じるかもしれぬが、それも一瞬のこと。この身、この姿はこの宇宙、この物質界に響く力の
「ならなぜここにいる」
「見届けるためだよ。タリズダンの力を解放し、宇宙の法則を書き換える実験をな。一番良い場所で見るくらい、出資者の権利として主張してよかろう」
「悪いが潰させてもらうぞ」
「それは仕方ないが、理論はおおむね正しいと実証された。あとは繰り返すだけだ。無限の宇宙と無限の時間で実験し続ければ、どこかで俺の望む結果に行き当たるだろうよ」
「これだから
「それでも戦うか。無為だな」
「そうでもないさ」
一行にとってはフォービダンスがかかっていないこの空間の占有権を得ることこそ、この戦いの目的だった。リリシアが斬り込んでオルクスとバロール相手に数合撃ち合う間に、サーシャが全力のヴァニッシュメントでオルクス、バロール、マリリスを物質界から退去させ、作戦能力の大半を失った残りのバロール、マリリスを退治して橋頭堡の確保に成功。一旦ヤゼインの街へと戻り、休息を取ってふたたび黒き月へと跳んだ。
世界滅亡まで、あと四日。
2010年05月14日 言葉のデッドボール [長年日記] 編集
§ [DnD][3.5e] 2010年02月07日
“オウル”イーグルオウルL型(秩序にして善、女性のハーフ・セレスチャル・ウォーフォージド、モンク4/ヴァリアント・ローグ4/ナイトソング・エンフォーサー5/オカルト・スレイヤー5/パイアス・テンプラー2)
“法術の伝道師”イルダーナフ(秩序にして善、男性の人間、クロイスタード・クレリック3/チャーチ・インクィジター2/パラノースティック・アポスル4/ルアサー2/ディヴァイン・ディサイプル5/コンテンプラティブ3/ハイエロファント1)
“レイヴン”サーシャ・スベンツキ(中立にして善、男性の人間、ヴァリアント・コンジュアラー3/マスター・スペシャリスト4/マルコンヴォーカー8/パラノースティック・アポスル4/ウェイフェアラー・ガイド1)
“鮮血の復讐姫”リリシア・ド・ウィンストン(秩序にして中立、女性のハーフ・ヴァンパイア、オリエンタル・サムライ(フェニックス)4/ファイター4/ヴァリアント・モンク2/オリエンタル・ウェポン・マスター7/プレイナー・チャンピオン3)
コンちゃん(真なる中立、男性のコンコーダント・キラー(『MM4』)、来訪者19):サーシャがグレーター・プレイナー・バインディングで招請した。
レベルを上げて黒き月へと戻った一行は、探索していない通路でまた奈落語の会話を聞きつけ、バロールをはじめとしたオルクスの残存勢力が残っている事に気付く。
彼らは交替が来ない不満を漏らしていたため、いつも通りサーシャが彼らを言いくるめて道を開けさせると、さらに分かれ道があり、いずれも上への昇降機があった。
昇降機を使った冒険者たちが見たものは、片方はスケルトンたちが牛や豚の世話をしている牧場。もう片方はゾンビやスケルトンが作物の世話をし、腐肉や骨の欠片を肥料としてすき込む農場だった。
「魔法使いがくれる食料ってこういうことカ」
「合理的でしょう?」
未探査領域をつぶし終わると、プリズマティック・ウォールで塞がれていたヒルベリスの部屋へ。呪文の効果も切れていたので奥にあった通路から次の間へ行くと、そこには下への昇降機がある。しかし、今までのものとは違い板切れのような鍵を通さないと作動しないため、オウルの拳とリリシアの居合いで粉砕。警報が鳴り響く中、中枢へと降下を開始した。
数分したところで、本来なら昇降機が届けば開くはずの天井裏へと到達。下では警報で集まってきたホードリングたちの鳴き声が響いている。
「粉砕」
「あるのみ」
前衛が天井を破砕してホードリングの群れへとなだれ込み、後衛は天井裏からフリージング・フォッグなどで支援を行ない、前衛が確保した空間に降下。ヴァルチャーラスよりも高位のホードリング、スカルリーヴァーも交えた混成部隊だったがあっさり制圧される。
それにやや遅れて隣の部屋から踏み込んできたヒルベリスと部下のレグダー(仮名)は、リリシアの《跳躍突撃》とサーシャのタイム・ストップからのスフィアー・オヴ・アルティメット・ディストラクションであっけなく無力化。千年を生きたヴァンパイアに滅びの時が来た。
「ここまで来るのに千年。ラーヴァに転生したとして……千年あればまたこれくらいにはなれるか」
「その時もまた殺してやるよ」
「このデータ組むのに何時間かけたと思う。術者めんどいんですよ」
「ごめん」
生き残ったホードリングをリリシアが魅了の視線で友好的にして(註:本来ホードリングは精神作用無効)話を聞くと、彼らはポータルの先にある別の空間で首領のジェネウスにより創造され、負のエネルギーが吹き荒れる部屋を通ってやってきたという。ついでに書庫を探索した結果、ジェネウスがタリズダンの他に、デーモンの特性を調べていたということも判明した。
2010年05月17日 イヌセンス [長年日記] 編集
§ [DnD][3.5e] 2010年05月03日
“オウル”イーグルオウルL型(秩序にして善、女性のハーフ・セレスチャル・ウォーフォージド、モンク4/ヴァリアント・ローグ4/ナイトソング・エンフォーサー5/オカルト・スレイヤー5/パイアス・テンプラー2)
“法術の伝道師”イルダーナフ(秩序にして善、男性の人間、クロイスタード・クレリック3/チャーチ・インクィジター2/パラノースティック・アポスル4/ルアサー2/ディヴァイン・ディサイプル5/コンテンプラティブ3/ハイエロファント1)
“レイヴン”サーシャ・スベンツキ(中立にして善、男性の人間、ヴァリアント・コンジュアラー3/マスター・スペシャリスト4/マルコンヴォーカー8/パラノースティック・アポスル4/ウェイフェアラー・ガイド1)
“鮮血の復讐姫”リリシア・ド・ウィンストン(秩序にして中立、女性のハーフ・ヴァンパイア、オリエンタル・サムライ(フェニックス)4/ファイター4/ヴァリアント・モンク2/オリエンタル・ウェポン・マスター7/プレイナー・チャンピオン3)
コンちゃん(真なる中立、男性のコンコーダント・キラー(『MM4』)、来訪者19):サーシャがグレーター・プレイナー・バインディングで招請した。
漆黒の稲妻として負のエネルギーが吹き荒れる廻廊に、その男は立っていた。
彼は歩んでくる女と連れの一団を認めると、翠の焔となった顔を歪めて嗤う。
周囲を固める腕と得物のスパイクド・チェインに黒い帆布を巻きつけた子飼いの戦トロルたちがすうっと脇にずれ、必勝の陣形を取る。
横では雇い主が遣わしたヴァンパイアの小僧が、アトロパル・サイオン(『LM』)とフェミン・スピリット(『MM2』)を控えさせているが、邪魔にならないならどうでもよい。
女は跳躍して間合いを詰め、大上段から斬撃を繰り出す。
読み通り。男は下段に落としていた刀を蠍が尾を上げるように撥ね上げ、振り下ろされた刀の勢いを奪ってそのまま女の腹を薙いだ。
敢えて勢いを殺したのか、前のように臓腑を抉るまでは行かない。
次の一太刀で。そう男が思った瞬間、女がもう一足踏み込んだ。
女の腕で刀が戦慄く。
男の視界がぐらりと揺らぐ。
斬られた。
面白い。
翠の焔が剣風に吹き散らかされ、男の意識は遠のく。
面白い面白い。
からからと音を立てて具足が床へ飛び散り、得物が地面へと落ち。
「だからこの体はやめられねえな、死んでも死なねえんだからよ」
刀はそう吼えると床板に当たった音を立てる前に、秘術の力でいずこかへと消えた。
「リリシアの最初の攻撃をマンティコア・パリィ(『ToB』)で衝き返す」
「反撃は出たか。ベルト・オヴ・バトルで全ラウンドアクションを得る。全力攻撃して命中……とクリティカル可能域。デスストライク・ブレイサーズでクリティカル化、Ki Critical乗せて係数上がる。48と133ダメージ。居合いが入らなかったな」
「うん死んでる。でも非常用呪文でテレポート・オブジェクトして本体のカタナは逃がすから」
「うわしょっぱい」
「DnD界の春日恭二と呼んでやる」
「うちのカタナ返せよう」
「せっかくウルクハイもといウォー・トロルのホワイト・レイヴン・タクティクスで本気クジャル四回行動のコンボ用意してたのに」
リリシアが本気を出したクジャルを行動させる前に倒し、サーシャのフリージング・フォッグで敵の半数が動きを封じられたことで、ウォー・トロルのエメラルド・レイザーでリリシアが少々の傷を受けるがあっさりと戦闘は終わる。一行が廻廊の奥へ向かうと、ホードリングが言った通りにブラック・シストが出現した場所のような黒い球体が鎮座していた。
だが、それまでの戦いでもろもろ消費していた彼らは休息を選択。決戦は翌日に持ち越された。
世界滅亡まで、あと三日。宇宙には不浄なる力が充ち、死者の復活はより頻度を増してきた。
そして冒険者たちは決戦の地たる四大が行きつく処、タリズダン第五の聖所への扉を開く。
漆黒の球体が彼らを呑み込んだ先に広がったのは、茫漠と続く白い天に黒い地の平原。その中に唯一屹立する塔のような構造体を目指し、彼らは歩く。
塔のような伽藍のような構造体の中には、最初から設えられていたかのようにショウスラグトと既にふたつが欠けたブラック・シストが収められている。そしてその下、異形の大神に自らを守護させるような位置で、“黒き月の輩”の首領、ジェネウスは神経質そうな顔を狂気で歪めて来訪者たちを迎え入れていた。
「お前ほどの者なら、宇宙を破壊するよりも別の宇宙へ旅立てば好かったろうに」
「駄目だ駄目だ駄目だ。黒き月への脱出も、この次元界への隠棲も、タナーリへの変成も、全て余を満たせなんだ。他の宇宙へ行ったところで、どうせヴァンパイアの祖たるラフランディアは追っ手を寄越すだろうて。否。奴のことだ、この血に何か仕込んでいるに違いない」
「だからか」
「ああ、だからよ。宇宙そのものをやり直せば、この因果も終わる。後に残るのは全ての束縛から解き放たれた余だけ。それこそが自由というものだ」
「いい加減にしろ、
鯉口を切ったリリシアより一瞬速くジェネウスが動こうとした時、サーシャがセレリティで割り込みタイム・ストップからゲートを開き、ソーラーを招請する。そして次の瞬間、ジェネウスのタイム・ストップが発動し、スフィアー・オヴ・アルティメット・ディストラクションがイルダーナフとサーシャを削り取り、彼自身はアイズ・オヴ・ジ・オラクル(『DM』)で自らの防御を固める。
「どこかで見た攻撃だなあ」
「めんどいからメインの戦術はコピーしました。同質の敵って最終決戦っぽいし。ああ、あとアイズ・オヴ・ジ・オラクル入ってAC50ちょっとあります。開放したら再行動だし天地魔闘の構えっぽいでしょ」
「ふざけんな」
リリシアがジェネウスのエピック呪文、ルイン(ディスインティグレイトと同質の20d6ダメージ、頑健セーヴで半減)を受けながら食い下がり、オウルはソーラーとショウスラグトを殴り続け、イルダーナフはショウスラグトの猛攻で死んだソーラーをミラクルで復活させ、サーシャはコンちゃんとウォール・オヴ・フォースやフォース・ケイジでブラック・シストを分断する。
「もう相手したくないからリリシアにインプリズンメント」
「かわした」
「切り札が」
「リミテッド・ウィッシュでジェネウスのセーヴ下げてスフィアー・オヴ・アルティメット・ディストラクション」
「セーヴ失敗」
「164ダメージ」
「まだ生きてます、削れた体を再構成する。これで累積392ダメージ」
「いい加減にしろ。あとは任せた」
しかし、このあたりから冒険者側に戦いの趨勢は傾き始めた。ヴァンパイアとして千年を生きタナーリへと変成を遂げた大魔道師も多勢に無勢。ついに予備の命が尽き、自らの命をさらしたところへリリシアの攻撃を受けて斃れたのである。
全てを拒絶した異端者は、黒い血のように噴き出す遅延し続けていた“死”に生きながら躰を貪られ、嫌だ厭だと叫びながら逝った。
そして、戦いを終わらせるためイルダーナフはミラクルでジャイアント・サイズを模倣し、戦場に後光を背負った光の巨人として降り立つ。
かくして全員が攻撃のショウスラグトも、リリシアの攻撃とイーグルオウルの追い討ちで爆発四散。こうして奇蹟が乱れ飛ぶ三十秒ほどの戦いは終わった。
「ジャイアント・サイズで立っただけだけどまあいいや」
「戦闘終了とは言ってないですよ」
「だからエピック級連戦させるのやめようよ」
「そうでもしないとリソース削れないのじゃよ」
ショウスラグトの力が潰えることで、擬似次元界は急速に集束を始めた。今まで蒐められた四大と負の力は一点に凝縮され、ジェネウスを貪っていた“死”をも取り込む。
崩れゆく次元界と物質界との狭間で、冒険者たちは産声を聞いた。
しかし、それは誕生を歓ぶ声ではない。
この世を、生きとし生けるものを、生まれる事が出来ず産まれたことを呪う、逝きとし逝けるものが放つ怨嗟の叫びだった。
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2010年05月20日 それはいのき [長年日記] 編集
§ [DnD][4e][Liber] James Wyatt『Player's Handbook Races: Dragonborn』
『PHB』の種族ひとつにスポットを当てて設定や強化データを解説したシリーズで、第一弾のこれは書名通りドラゴンボーンについての本ですぅ。
とりあえず最初に特筆すべきは、原書サプリへのとばぐちとして丁度いい32ページという分量とAmazon.co.jpでは1000円以下(2010年5月現在)という価格ですぅ。懐への負担も少なく、どれほどの英語が使われているのか判断するにはいい材料になると思いますぅ。
中身の方はドラゴンボーンが主人公の短編小説から始まり、イオによる種族の創造神話やドラゴンボーンの帝国、アルコシア(Arkhosia)の物語といったところで種族の概説がなされてますぅ。
創造神話はドラゴンになれなかった魂がドラゴンボーンとなった。プライモーディアルに殺害されたイオ(この時にイオがバハムートとティアマトに分離した)の血から誕生した。ドラゴンボーンが創造され戦争の道具としてドラゴンが創造された。という三論を併記し、彼らは創造神としてイオを重視していることを強調して「イオが死ななければ我らは中庸でいられた」、「我らに葛藤無し。バハムートとティアマト――汝どちらの御前に立つか。唯一の過ちとするは選択の放棄」という格言も引き、明確な決断を尊ぶドラゴンボーンの精神性についても語ってますぅ。
アルコシアはネラス帝国の勃興よりはるか前に栄えた歴史上最後のドラゴンボーンによる帝国で、黄金の君(Golden One)と呼ばれるゴールド・ドラゴンが統治し、ティーフリングの国、ベイル・トゥラスと争って共倒れになった歴史を持ってますぅ。ただ、今でも多くのドラゴンボーンはいつか蘇るアルコシアの民を自認し、新しい黄金の君が帝国を復興させるまで自分たちの栄光が過去を超えることはないと考えているですぅ。
『Family and Clan』の項は、ドラゴンボーンがアルコシア以前から持っていて、アルコシア後も維持されたドラゴンに仕える一門(Clan)、その中でも血縁による一家(Family)という社会単位(これの発展形が都市国家であり、帝国の領邦。)が解説されてますぅ。これにともなって、名誉を汚された一門であるBesmirched Birthright、アルコシア以前からドラゴンに仕え続ける文明と切れたDragonbonded Clan、英雄の一族であるLaudable Legacy、ベイル・トゥラスとの戦争で奴隷にされた一門であるTurathi Slave Clan、という4つのドラゴンボーン専用“背景”が紹介されてるですぅ。
『Arcane Dragonborn』は秘術をパワー源とするクラスとドラゴンボーンの関係性の解説で、能力値に合わせたクラスと特徴の取り方を解説するかたわら、ドラゴンボーンにとってソーサラーの竜魔法は竜の血を呼び覚ます意味合いを持つという解説もあるですぅ。ここでの秘術“背景”は、ドラゴンボーンによくいる傭兵として秘術の腕を売るArcane Mercenary、竜の血が濃いDragon-Blooded Spellcaster、ドラゴンから魔法を習ったDragon-Bound Arcanist、アルコシアから続く一子相伝の秘術を継ぐStudent of the Ninefold Pathの4つですぅ。伝説の道は、ドラゴン・ブレスに装具の効果を適用したり、ドラゴン・ブレスで選んだキーワードの攻撃パワーを取得できるNinefold Masterが追加されてますぅ。
『Divine Dragonborn』も前項と同じく信仰パワー源のおすすめクラスと、バハムートを規範とする正義の戦士Champion of Bahamut、型破りな信仰を持つDragonborn Iconoclast、ティアマトの力を使う女神その人への叛逆者Reluctant Pawn of Tiamat、イオの力を体に宿したShard of Io、という“背景”4つが紹介されてますぅ。伝説の道はPlatinum Wingsで遭遇終了まで飛行移動速度8を得たり、Misty Breathで状態異常を3つ乗せたりするバハムート信者用のPlatinum Templarですぅ。
『Martial Dragonborn』では武勇パワー源のドラゴンボーンが斧類や重刀剣類を好み、ローグは少なめと解説されてますぅ。“背景”は、厳しい修行こそを生き甲斐とするDisciplined Soldier、闘奴として生きてきたExotic Gladiator、命を賭けた戦いを愉しむFervent Commander、荒野を棲み処とするWilderness Lonerの4つ、伝説の道はブレスで選んだキーワードを武器攻撃に付与したり、挟撃されたら1マスシフトしてドラゴン・ブレスを使うDraconic Sidestepといったパワーを持つHonorable Bladeですぅ。
『Primal Dragonborn』は原始パワー源のドラゴンボーンはやはりバーバリアンが多いけれど、文明化された土地に住むアルコシア以前の信仰に基づく戦闘技術を伝える一派もいるというあたりが特徴的ですぅ。“背景”はエラティス教団に弾圧されて地下に潜った古代アルコシアの末裔Arkosian Totem Rager、憤怒を秘めたスピリット・ドレイクの申し子Chosen of the Spirit Drake、ドラゴンを祖霊として彼に仕えるDargon Totem Clan、過酷な環境で暮らしてきたSandstorm Callerの4つ、伝説の道は[電撃]のドラゴン・ブレス持ち専用で[電撃]や[雷鳴]に特化したStorm Dragonですぅ。
追加特技はすべての前提条件にドラゴンボーンがついた非常に解りやすい構成で、『PHB2』までのクラス特徴に絡むもの、ドラゴン・ブレス絡みが主ですぅ。目を引くところでは、敵のhpを0にした時回復力を使える《Glorious Victory》(英雄級)、ドラゴン・ブレスの能力値を任意のものに変更する《Powerful Breath》(英雄級)、ドラゴン・ブレスと同じキーワードを持つ一日毎[原始]攻撃パワーを使ったらドラゴン・ブレスが未使用になる《Spirit Breath》(伝説級)、雑魚以外の敵をhp0にしたらドラゴン・ブレスが未使用になる《Draconic Triumph》(神話級)あたりですぅ。特に後のふたつはドラゴン・ブレスに嫌な状態やペナルティを与える特技が増えたので、それらを重ねた上で持つと嫌な感じになりそうですぅ。
追加の装備品はすべて魔法のアイテムで、クリティカルで継続ダメージを与えるBloodletting Weapon(レベル14+、重刀剣類)、〈威圧〉に強化ボーナスをつけるFrightful Weapon(レベル2+、アックス類)、一日毎パワーで【筋】+強化ボーナスの追加ダメージを与えるGutting Weapon(レベル3+、軽刀剣類)、一日毎パワーで押しやりを1マス増やすKnockback Weapon(レベル4+、ハンマー類、メイス類)、遭遇毎パワーで戦術的優位を取りにいけるWhirlwind Weapon(レベル3+、スピア類、長柄武器類)、アルコシアの精鋭部隊が持っていたSilver Dragon Regaliaというアイテム・セットとなってるですぅ。
最後の『Dragonborn Quest』では、プレイヤーからDMに提案する際参考にできるドラゴンボーンらしさを表現するクエストが級ごとに紹介されてますぅ。英雄級では一門の使命を果たしたり名誉を回復する方向性ですぅが、伝説級ではティアマトを崇める赤い手との対決や後継者探し、神話級になると帝国の再興や再びバハムートとティアマトをひとつに戻しイオを復活させるところにまで行っているですぅ。
そして巻末にはケンイシカワライクに顔の半分や翼がエネルギー体になって、抵抗や完全耐性を無視するドラゴン・ブレスを吐き、死んでもセーヴに成功したら回復力使って戻ってくるAvatar of Ioという神話の運命が掲載されてるですぅ。
ところどころにあるコラムもドラゴンボーンの命名法、名誉とする行い(約束は守れ。重い誓いは汝の命に勝る。正直に話し、むやみに約束することなかれ。)、ドラゴンボーンの慣用句と意味(竜語発音つき)(「我が一門と名誉に賭けて」:最も厳格な誓いの意)など、ツボを押さえた内容なのでそういうところを補完したい人にもお勧めですぅ。
§ she [WONDERFUL Post.thanks for share..more wait .. ? she http:/..]
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2010年05月21日 ガムテープが巨大サイズにちょうどいい [長年日記] 編集
§ [DnD][Ludus] 無料紙製ミニチュアなどへのリンク
チャットでメタルフィギュアよりも手軽なPCやモンスター用のコマを手に入れるための情報へ誘導できるといいんじゃないかという話が出たので、One Monk Miniaturesを紹介してみるですぅ。
ここではペーパークラフト用のpdfデータを無料配布していて、『Fantasy Adventure』というセット(下記参照)だけでもかなりの種類が手に入りますぅ。
中心線で二つ折りにしてのりづけしてベースに挟み込めば完成ですぅが、ベースのダウンロードが機能していない(2010年5月現在)ので、似た規格のBellicose Fantasy BattlesのPaper Bases(作り方紙芝居もあるので便利)あたりから流用することをおすすめしますぅ。
ついでにDriveThruRPGで手に入る紙製ミニチュアとマップなどの無料素材へもリンク集を作ってみたですぅ。
有志が作ったマップやシートのサムネイルをpixivで適当なタグと打ち出し用pdfへのリンクをつけて公開すれば、いちいちgoogleなどで検索するより探しやすくなるんじゃないかみたいな話にもなりましたぁ。
§ d3 gold [An effective way my favorite luster d3 gold http://www.mm..]