2018年03月01日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『調査:荒野へ(SURVEY: INTO THE WILD)』
Unearthed Arcana
前回のUnearthed Arcanaでは荒野に迷い出て、新たな野外探検の方法を見てみた。君が前回のこれらのオプションを読んで考える時間を与えられている現在、私たちは以下の調査でそれらに対する君の反響を得る準備ができている。この調査は約3週間公開される。
これは非公式
Unearthed Arcanaの内容は、プレイテストと君の想像力をひらめかせるために発表される。これらのゲーム・メカニクスは草案の形式で、君のキャンペーンで使えはするが、洗練されたデザインではないし、ゲーム開発過程と編集の最終段階を通ったものではない。これらはゲームの公式な一部ではない。これらの理由から、このコラムの内容はD&Dアドヴェンチャラーズ・リーグのイベントでは非合法となる。
2018年03月02日 [長年日記] 編集
§ [Liber] 安田均『日本現代卓上遊戯史紀聞 [1]安田均』
ちょっと長いインタビュウ記事といった程度の分量で軽く読めたですぅ。ゲームとの出逢いから始まっているので『ロードス島戦記』がヒットする以前の様子も聞けているのが割と大きいですぅ。
SFを軸足に日本へボードゲーム、(T)RPGを紹介していく様子が語られていて、自分史とゲームの歴史をひもとくオーラル・ヒストリィの収集という面で新しい試みなので、これから色々な人から聞き取りを行なってシリーズを重ね、資料としての価値を高めていってほしいですぅ。
2018年03月07日 [長年日記] 編集
§ [Ludus] Pathfinder2版発表さる
Paizoの公式発表によればPathfinder 2nd Editionを開発中で、8月2日からプレイテストを開始するとのことですぅ。
それにあたってプレイテスト用ルールブックやアドベンチャー、フリップマットも販売予定らしいですぅ。
2018年03月22日 [長年日記] 編集
§ [TNM] 鈴吹太郎/F.E.A.R.『トーキョー・ナイトメア』
西暦202X年、大規模な規制緩和により富と危険が流入した街トーキョーを舞台に、闇のプロフェッショナルたちが活躍するRPGですぅ。ここを読む人になら、トーキョーN◎VAの現代日本版といったほうが通りがいいかもしれないですぅ。
このゲームのPCはキャストと呼ばれ、ドラマティックな活躍が期待されており、それを担保するための一般的なルールに優越して宣言だけで人を殺せたり、逆に守れたりする神業を1回のアクト(セッションのこと)で3回使えるですぅ。
また、判定はあらかじめ引いているトランプを使うので、自分がどれだけの達成値を出せるかあらかじめ予想でき、キメたいときにキメられるのも特徴になっているですぅ。
キャストはこうしたルールに支えられ、現代(近未来?)日本を舞台にした無国籍アクション映画的活躍をできるというのが、『トーキョー・ナイトメア』の特徴ですぅ。
また、公式サイトのプレイ用マテリアル類も豊富なのがいいですぅ。
ゲームシステムについて知っている人向けの解説を続けると、FEARの箱形フォーマットにのっとったオーソドックスな特技制で、各スタイルに7つのスタイル技能があり、うち2つが秘技という構成ですぅ。データはどれもN◎VA-Xのものをブラッシュアップさせていて、問題点を洗い出し、小骨を取り除いてるのが好印象ですぅ。また、スタイル技能だけでなくルール記述も明快に洗練されているですぅ。
紙幅の関係からかシナリオ自作やアクト運営に重要なコラムがリプレイ側にあるのはちょっと問題だけど、それは通読すること前提っぽいですぅ。
私的にはクルードやクルテクM○●Nを期待していたけど、クルテクM○●Nは各スタイルに6つの特殊能力があったので、実質クルテクM○●Nより扱うデータは少なかったですぅ。
結論としては、上級ルールブックと実質の二分冊方式なのをうまく利用し、一番おいしいところだけを詰め込んだルールになってる気合いの入ったシステムになっているですぅ。
2018年03月27日 [長年日記] 編集
§ [TNM] 鈴吹太郎/F.E.A.R.『トーキョー・ナイトメア2 上級ルールブック』
『トーキョー・ナイトメア』の上級ルールブックですぅ。
まずざっと見て感じたのは、ルーラーセクションの質が凄いですぅ。プレイヤに教えるべき情報には、それがなぜそうなっているかの解説が加えられ、どういう意図でルールが書かれて動いているのかが丁寧に解説されてますぅ。
また、シナリオ作成方法も短いながらキーワードリンク形式のエッセンスをうまく拾ってノウハウをまとめてるですぅ。
ワールドについては、現代日本との差分(アストラル、裏社会等)のみピックアップした感じで、盛り盛りにはしない路線を感じたですぅ。
プレイヤ用のデータ面を見てみると、クロマクという暗躍する印象が強いタイプのスタイルにもクライマックスのカット進行で暇にならないようなスタイル技能が与えられていて、最後のバトルに向けて収束するゲームであることがデータ面からも明示された印象ですぅ。
また、N◎VAのタイトルから離れることでイメージやそれまでやれていたことの後方互換性を捨て、しがらみのない形でスタイルが再構築されているので、非常にすっきりしてるのも好印象ですぅ。
付属のタロットはそれを構成する基本的なモチーフが描き込まれた、絵面にだまされてはいけないバリバリのウェイト版だったですぅ。