ネコぶんこ


2008年03月27日 流れよわが涙、と高貴なるキャラクターは言った 編集

§ [DnD][3.5e] 2008年02月09日

この日はかなりアリアリな環境で作られたクリーチ……もとい新PCによるキャンペーンの開幕セッションだったですぅ。

サーシャは、真の名に関する資料を求めてヤゼインの霊智評議会を訪れていた。何度か文を交わした研究者のイーリという人物に逢い、資料の紹介をしてもらうという簡単な用事の遠出である。その傍らには、一年ほど前に遺跡で発掘したイーグルオウルを連れている。しかし、ヤゼインの閑静な通りに建つ塔の前では、数人の職員が慌ただしく走り回っていた。彼らのひとりを捕まえてイーリのことを訊くと、帰ってきたのは意外な答えだった。

霊智評議会に所属するイルダーナフは、レアレス王国随一の港街であるヤゼインを訪れていた。数百年前、会の創設に尽力したが謎の失踪を遂げたハビール老師の情報を掴んだという情報が入ったからである。永生者である彼は、長いこと進展が無い案件を任されることが多い。しかし、目的の支部を訪れると、門前で客らしき者たちと職員が困った様子で話し込んでいた。

ヤゼインの大学で若くして教鞭を執るイーリの呑み友達であるリリシアは、豪商や貴族が住む島手の宿で使用人に起こされた。家族の仇である海賊を皆殺しにした日の夢を見ていたために少々殺気立っていたが、使用人に対してはおくびにも出さず、彼が持ってきた霊智評議会からの手紙とやらを開封する。そこには、「火急の用事あり、ご足労されたし」という文章が支部長の書名入りで書かれ、はしけ代の小銭が同封されていた。

4人が揃うと、彼らは支部長から人払いされた会議室に通され、内々の話としてイーリが現在置かれているらしい状況を聞いた。それによると彼女は昨日大学からの帰り、暴漢に襲われて拉致されたという。学生や教授を中心とした文化人に人気が高く、最近レアレス王国で台頭している純血派を公然と批判していた移民である彼女の立場からして、純血派の過激組織に狙われたとしても無理はない。藪をつついて蛇を出したくないらしい衛視も信用できないため、4人は支部長からイーリの探索をひとり2000gpで依頼された。

事件の背後事情を追うと、それなりに支持者がいるイーリを狙うと自らの立場を危うくしかねないという考えが純血派の組織間でも主流であると判明し、そこに絞って調べた結果“物言わぬ手”という組織が浮かび上がった。島手に住む資産家、ストラチオ・エインスが実践的な貧民救済活動を行うために立ち上げた組織だが、彼に取り入ったガレスという幹部がごろつきの仲間を集め、貧民街を牛耳る地回りの集団に変質させてしまったらしい。最近では純血派の思想を“教育”すると言って誘拐まがいの活動を行っていたともいう。

イーリの金銭面を調べたところ収入のほとんどは資料収集に費やされており、それは偶に酒をおごるリリシアの経験からも明らかだった。そもそも強請りの対象として適切では無さそうだったが、4人はとりあえず彼らの本部へ向かうことにした。

“物言わぬ手”の本部は貧民街の安酒場を改装した酒場だった。戸は閉ざされているが明かりは漏れているため、イーグルオウルが聞き耳を立てると、建物の中にいる者たちはガレスが死んだことに戸惑っている様子だった。そして、イーグルオウルは建物の中を窺う自分たちを斜向かいの部屋から見ている者がいると気づく。新手を呼ばれるのは迷惑だということで、イーグルオウルとリリシアが看視者を黙らせにいくことになり、イルダーナフとサーシャは路地裏に隠れた。

部屋の前にたったイーグルオウルはおもむろに扉を叩き、住人を呼び出す。もちろん、横ではリリシアが鯉口を切っている。
「ガレスさンにお届けものでス」
「そんなのうちにゃあ居ないよ」
「ガレスさンはいらっしゃいますカ」
「居ないつってんだろ」
「埒があきませン。壊しましょウ」
そう呟くと、イーグルオウルは一撃必殺で安物の扉を粉砕。部屋の中へ飛び散るおが屑の中をリリシアが寝台でうつ伏せになって窓の外を窺っていた男まで間合いを詰め、枕の下に伸びようとする手を牽制して首筋にカタナを当てる。
「貴様、“物言わぬ手”の者だな」
「いや違いますっていうかあんたたちこそなんなんだよ」
〈真意看破〉したリリシアには男が到底嘘を言っているようには見えなかったが、わめく男を峰討ちで黙らせる。

爆音を聞いて様子を窺いにきた隣室の住人が人殺しとわめいて逃げ出すにあたって、これ以上部屋にいるのは良くないと悟ったふたりは窓から合図。イルダーナフがサイレンスを発動させたところでイーグルオウルが住人をつまみ、窓ごと壁を破壊して脱出。路地裏に逃げ込んだところでサーシャが入れ代わり、《Summon Elemental》でミディアム・ウォーター・エレメンタルを召喚して「去れい化け物!」と〈はったり〉を利かせ、騒ぎを聞いている人々を煙に巻き、その場を離れた。

様子を窺っていた男の尋問と時間潰しを兼ね、一行は適当な宿に入ると主人に小銭を握らせて部屋を確保し、リリシアがドミネート・モンスターで男と親しくなる。自分たちはヤゼインの平和を影から護るために戦う組織の者で、口外すると身に危険が及ぶとサーシャが〈はったり〉を利かせて男を尋問する。それによると、昨日顔を頭巾で隠した人物が金を先渡しし、しばらく“物言わぬ手”を見張るよう依頼されたらしい。それ以上のことは判明しなかったので男に部屋の修繕費を渡し、しばらく酔い覚ましの散歩をして帰るように言いつける。

こうして時間を潰した一行は“物言わぬ手”本部へ乗り込むことになった。しかし、さきほど騒いだせいか扉の前には警備が立っている。そこへサーシャがふらりと現れ、
「こんな夜更けに何をやってるんだい?」
「さっきの騒ぎを知らねえのか。化け物が出たらしいぜ」
「ほおう。ところでその化け物は」
こんなだったかい? と、再び《Summon Elemental》でエレメンタルを召喚すると、男は悲鳴を上げて逃げ出すが、リリシアが割って入るとハーフ・ヴァンパイアの能力、ドミネート・モンスターを使い、化け物が化け物がとわめく男に、
「あれは凶悪な化け物だ。私が倒すから待っていたまえ」
そう言って路地裏に逃げ込ませ、その間に扉を蹴破って制圧した。

ドミネート・モンスターで“物言わぬ手”の構成員から話を聞いたところ、ガレスは胡乱な連中とも関わりがあり、彼らの仕事を下請けして小遣いを稼いだりしていたらしい。彼は昨日もそういう酒場で飲んでいたはずで、死体は鋭い刃物で滅多斬りにされ、尋常な殺され方ではなかったとていう。このあたりで再びの騒ぎが通報されたらしく警邏中の衛視がやってくるが、友達になった構成員に応対させて尋問は続き、核心へ迫る。イーリを攫ったのもガレスの指示で、その後は地下の酒蔵に閉じ込めているらしい。

それを聞いた一行はイーリが閉じ込められた酒蔵へ向かったが、中には人っ子ひとりいない。ガレスの部下に聞いても何があったか解らないらしいが、イーグルオウルが調べると隠し扉があり、下水道に続いていることが判明する。それを辿ると、壁が侵入者を押しつぶす罠があり、奥にはエティン・スケルトンが配置されていた。それをいなして先に進むと、地上への出口があった。

地上へ出ると、怪しい人影が一行の周囲を囲む。アセイミーことウィッチナイフの凶手である。腕に漆黒の帆布を巻き、手に手にカマを持った彼らは攻撃を当てると共に《Scorpion's Grasp》(Dungeon Magazine #120)で組みつき、もうひとりが《魔道師退治》で防御的発動を潰しにかかる。イルダーナフとサーシャが組みつきからの連打で追い詰められるが、《組みつき迎撃》で組みつきをかわし、緑色に輝くスターメタル製バトルフィストで凶手の胴体を文字通り粉砕するイーグルオウルと、ハーフ・ヴァンパイアのダメージ軽減で隙を見せずに《大旋風》で敵を掃討するリリシアがじりじりと戦局を好転させ、イルダーナフがhpがひと桁になりつつも組みつきから開放されて下水に落ちて敵からの追撃をかわす一幕などがあったが、刺客たちを撃退した。

親の仇が駆っていた船と同じ漆黒の帆布を身に付けていたことによる殺意を抑えながらリリシアが生け捕りにしたウィッチナイフをドミネート・モンスターしたところ、彼は“黒帆衆”という刺士の集団で、魔教の業を窮めた男が頭であるらしい。心当たりがあったのか、リリシアが口を開く。
「その男の名は」
「頭の名は」
「クジャルか」
「そ、うだ」

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2012年03月27日 「ああなると、よほどのミスをしでかさない限り負けることはない。そして、僕はほとんどミスをしなかった」 編集

§ [DnD][DnDNext] 『プレイの複雑さと簡単さ(Complexity vs. Ease of Play)』

2012年03月23日、金曜日、午前08時27分

投稿者:WotC_Bruce

第4版の凄いところはキャラクターがプレイヤーにいくつかの選択肢を与えるというところだ。君がウィザード、アヴェンジャー、バード、あるいはファイターのどれをプレイしていても、君はそのターンにコスト――ほとんどの能力は毎ラウンド、遭遇毎、そして一日毎の範囲で等級分けされている――を検討しながらいくつかのリソースを選択できる。

第3版のルールでは第2版の武器以外への習熟という概念を元にし、すべてのキャラクター・クラスに技能によるオプションを組み込んだ。ウィザードとファイターのプレイヤーはいずれもキャラクター作成時に技能を選ぶが、普通はそれぞれ別のものを選ぶ。(技能の選択はもちろん、第4版にも存在する。)

第1版のキャラクターはルールのコア・セットおよび攻撃やセーヴィング・スローの成功を決定する表を使ったが、ほとんどの場合、あるクラスのキャラクターは彼らの能力と同じように他のクラスを使うことはできなかった。たとえば、ウィザードの呪文発動とシーフの影に隠れるはゲームのメカニクス上まったく類似していなかった。

そうしたことを心に留め、今考えるのは同じ版の他クラスと複雑さを比較した場合にどれくらいのオプションをクラスへ与えるべきかということだ。言い換えれば、ファイターとレンジャーあるいはウィザードの複雑さを比較して欲しい。

たとえば、第1版のファイターは基本的に武器と鎧を選べばそれでよかった。それを第1版のパラディンと比較すると、彼らはディテクト・イーヴルができ、セーヴィング・スローへのボーナスを持ち、癒しの手、キュア・ディシーズなどを使えていた。そして第1版のローグは、すり、鍵開け、罠を見つける/取り除くなどが、表に書かれたひとそろいの特別な能力を使えた。ウィザードやクレリックは一日毎に呪文を準備し、他のクラスは持っていたとしてもほんの少しだった一日毎リソースを持っていた。

そして、かつての版と第4版ではキャラクターの複雑さについての哲学はまったく異なる――以前の版は一部のクラスに他のクラスより明らかに乏しいオプションしか与えていなかった。それらのクラスは通常プレイがより簡単であると考えられるか、もうひとつの視点から見ると、より即興性に優れている。一方、第4版のクラスはどう見ても明らかに他よりバランスが取れているが、他よりもプレイしやすいクラスや多くの遊びがあるクラスは無く、あらゆるクラスはすべてのプレイヤーにゲームへ集中できるよう選択肢の一覧を提供してきた。

これらのうちどれが一番君にとって重要だろうか(1つだけ選択する)?

  • 私はどのクラスを選んだ場合でも、キャラクターのために同じだけのオプションが欲しい。
  • 私は一部のクラスには他より難しくなって欲しい。
  • 私は一部のクラスには他より簡単になって欲しい。
  • これらのどれも私にとって重要ではない。
  • 私は他の意見をコメントであなたに説明する。

2013年03月27日 言いかえるならば、そのゲームにおけるキャラクターの役割、またはその世界におけるキャラクターの責任と義務を知るということ。 編集

§ [Liber] 種村季弘山師カリオストロの大冒険

この本は、フランス革命を前にした十八世紀後期の欧州を駆け抜けたカリオストロ伯爵ことジュゼッペ・バルサモについて、彼が各地で行なった活動と当時の情勢を経糸と緯糸にして描いた伝記ですぅ。

物語はゲーテがカリオストロの生家をおとなう場面から始まり、神秘と世俗の間を行きつ戻りつして生きたこの時代には珍しくないもののふたりに顕著だった共通の属性について説明され、彼の一生が紐解かれていきますぅ。

ジュゼッペ・バルサモが故郷を飛び出して小悪党として活動しているとき伴侶にして相棒となるドンナ・ロレンツァと出逢って各地を遍歴し、ロンドンでフリーメイソンに加入して神秘家カリオストロとして名声を築くまでがいわば第一幕になっており、ここで彼が前半生にどこでどうこれからのぺてんの基礎になる技術を身につけたかについて、彼本人の供述や文献からの引用、著者の推測などをまじえながら解説されますぅ。

これ以降はベルギー、ポーランド、ロシア、ドイツをはじめとした欧州各地を歴訪して騒動を巻き起こすカリオストロの活躍が描かれていくけれど、このあたりは当時の情勢についてある程度解説しつつ、なぜ人々がそこまで彼という怪人物にはまっていったかを描いているですぅ。

カリオストロ没落の引鉄となる王妃の頸飾り事件では、彼本人よりも彼最大のパトロンだったロアン枢機卿とラ・モット夫人やその周辺で事件を画策していた詐欺師たちの活動を主に描いて宮廷内の権力争いや王権の衰えを描いているですぅ。そして、バスチーユから釈放されるカリオストロの姿を革命への気運と重ね合わせながらも、流転の中で神秘の世界からも必要とされなくなった彼の没落と逮捕、その死で物語はまとめられてますぅ。

著者は十八世紀末に訪れていた王権の衰微と、そこかしこで勃興していた神秘結社を次の時代に花開く啓蒙主義の苗床として対置し、その二極の間を渡り歩きながらも本人自身はからっぽで何も持たず、彼を覗き込んだ人物の願望を映す鏡、まさに本人が言うところの“高貴なる旅人”としてカリオストロの二面性を描写していたけど、こうすることで内容に一本筋が通り、読みやすくなっている印象を持ちましたぁ。

フランス革命パンクだと分裂したフランスの王朝ひとつにロアン枢機卿と彼に従うカリオストロがつき、神秘家やぺてん師が跳梁する妖しい宮廷を作らせると面白そうですぅ。

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2014年03月27日 編集

§ [Promiscuus] 外出不発

買い物に行ったら目的の店が閉まってたので歩いただけになったですぅ。


2015年03月27日 編集

§ [Ludus] おめでとう

十九年前の今日にエヴァ最終話が放送されたので、それに合わせてひとり上映会を行なってましたぁ。なんともいえない気分になったけど、昔(本放送時とは限らない)のことをいろいろ思い出したのでたぶん悪いものではなかったはずですぅ。

さて、本番は今年ですぅ。


2018年03月27日 編集

§ [TNM] 鈴吹太郎/F.E.A.R.トーキョー・ナイトメア2 上級ルールブック

トーキョー・ナイトメア』の上級ルールブックですぅ。

まずざっと見て感じたのは、ルーラーセクションの質が凄いですぅ。プレイヤに教えるべき情報には、それがなぜそうなっているかの解説が加えられ、どういう意図でルールが書かれて動いているのかが丁寧に解説されてますぅ。

また、シナリオ作成方法も短いながらキーワードリンク形式のエッセンスをうまく拾ってノウハウをまとめてるですぅ。

ワールドについては、現代日本との差分(アストラル、裏社会等)のみピックアップした感じで、盛り盛りにはしない路線を感じたですぅ。

プレイヤ用のデータ面を見てみると、クロマクという暗躍する印象が強いタイプのスタイルにもクライマックスのカット進行で暇にならないようなスタイル技能が与えられていて、最後のバトルに向けて収束するゲームであることがデータ面からも明示された印象ですぅ。

また、N◎VAのタイトルから離れることでイメージやそれまでやれていたことの後方互換性を捨て、しがらみのない形でスタイルが再構築されているので、非常にすっきりしてるのも好印象ですぅ。

付属のタロットはそれを構成する基本的なモチーフが描き込まれた、絵面にだまされてはいけないバリバリのウェイト版だったですぅ。


2020年03月27日 編集

§ [CoC] 『Basic Roleplaying System Reference DocumentとOpen Game Licenseについて(Announcing the Basic Roleplaying System Reference Document and Open Game License)』

Chaosium is pleased to announce the release of the Basic Roleplaying System Reference Document (SRD).

Announcing the Basic Roleplaying System Reference Document and Open Game License - Chaosium Inc.

ミハイル・オブライエンが2020年03月26日に記す

ケイオシアムは、Basic Roleplaying System Reference Document(SRD)の公開を発表する。

Basic Roleplaying SRDは、クトゥルフ神話TRPGルーンクエストSuperWorldなどのケイオシアム製ロールプレイング・ゲームのコアである、単純、高速、そしてエレガントな技能ベースのパーセンタイルな仕組みであるベーシック・ロールプレイングを基礎にしている。

Basic Roleplaying Open Game License(OGL)の規約に基づき、デザイナはベーシック・ロールプレイングのルール・エンジンを版権料無料かつケイオシアム社から追加の許可なしに使い、自分のロールプレイング・ゲームを作成できる。

より詳しい情報とSRDの文書をダウンロードするには、私たちのBasic Roleplaying SRD情報ページを参照すること。

注意:ベーシック・ロールプレイングのシステムを利用するためのBRP Open Game Licenseは、ウィザーズのOpen Game Licenseとは違い、用語と規約も異なる。

ケイオシアムが突然、ベーシック・ロールプレイングのOpen Game License化を告知したですぅ。これにより、ライセンス表記などOGLが定める手続きにのっとれば、Basic Roleplaying System Reference Documentとして公開された部分を引用や翻訳など二次利用して自分のゲームを作ることについて、権利関係がクリアになりましたぁ。ただし、記事の末尾にもあるようにWotCのOGLとは異なるものなので、そっちを使ってる人も手癖で作るのは危険ですぅ。

§ [CoC] 『BRP - System Reference Document(BRP - System Reference Document)』

The BRP Systems Reference Document (SRD) contains guidelines for publishing content under the BRP Open-Gaming License. The Miskatonic Repository and Jonstown Compendium also provides self-publishing opportunities for individuals and groups. For 7th Sea, you can only publish through the Explorer's Society.

BRP - System Reference Document

BRP Systems Reference Document(SRD)には、BRP Open-Gaming Licenseに基づいてコンテンツを公開するためのガイドラインが入っている。Miskatonic RepositoryおよびJonstown Compendiumは、個人と団体に自己出版の機会も提供している。7th Seaの場合、あなたはExplorer's Societyを通してのみ公開できる。

BRP - System Reference Document V1.0のダウンロード

BRP-OGLは他のケイオシアム社のコミュニティ・コンテンツの公開可能な機会とは異なっている。プログラムの概要は以下の通り。

やる事BRP OGLJonstown CompendiumMiskatonic Repository
BRP-OGLシステムを使って自分のゲームを公開したい。出版プラットフォームを探しているなら、BRPのルール・システムでタグ付けできるDriveThruRPGをおすすめする。
『Call of Cthulhu(クトゥルフ神話TRPG)』のシナリオを作りたい
RuneQuest Glorantha』のシナリオを作りたい
ゲームの舞台をグローランサにしたい
自分のSFゲームを作りたい
自分のファンタジー・ゲームを作りたい
自分の歴史アドベンチャーを作りたい

BRP-OGL SRD 1.0のよくある質問

禁止されたコンテンツ(PROHIBITED CONTENT)とは何ですか?

禁止されたコンテンツ(Prohibited Content)はこのSRDと使用できない素材である。それは次のように定義される。

次のいずれかからのすべての商標、登録商標、固有名詞(キャラクター、神格、地名、など)、プロット、物語の要素、場所、キャラクター、挿絵、トレード・ドレス:『Call of Cthulhu(クトゥルフ神話TRPG)』『Dragon Lords of Melniboné』『ElfQuest』『Hero Wars(ヒーローウォーズ)』King Arthur Pendragon『Magic World』『Nephilim』『Prince Valiant』『Ringworld』『RuneQuest(ルーンクエスト)』『7th Sea』『Stormbringer(ストームブリンガー)』『Superworld』『Thieves' World』『Worlds of Wonder』、そしていずれかのサブラインの製品ラインから出版されたもの。グローランサの世界と神話。その他の点ではパブリック・ドメインになっているクトゥルフ神話に関連するすべての作品。『Le Morte d'Arthur(アーサー王の死)』に関連するすべての作品。

さらに、以下に示す他のケイオシアム製ゲームのユニーク、あるいは特徴的な要素とおよそ同じであるゲームの仕組みは禁止コンテンツである。

Augments:RuneQuest: Roleplaying in Gloranthaとおよそ同じルールで、ひとつの能力――技能や能力値に関わらず――を使い、同種あるいは別種の能力を強化する場合。

Glory:King Arthur Pendragonのルールとおよそ同じである場合。

Passions:King Arthur Pendragonあるいは、またはRuneQuest: Roleplaying in Gloranthaのルールとおよそ同じである場合。

Personality Traits:King Arthur Pendragonのルールとおよそ同じである場合。

Pushing:『Call of Cthulhu(クトゥルフ神話TRPG)』のルールとおよそ同じである場合。

Reputation:RuneQuest: Roleplaying in Gloranthaのルールとおよそ同じである場合。

Rune Magic:いずれかの版の『RuneQuest(ルーンクエスト)』のルーン(Rune)あるいは神性魔術(divine magic)のルールとおよそ同じである場合。『RuneQuest(ルーンクエスト)』から派生しておらず、グローランサのルーンの要素が含まれていないオリジナルの魔法システムを“rune magic”と呼ぶことはできる。

Runes:RuneQuest: Roleplaying in Gloranthaのルールとおよそ同じである場合。

Sanity:Bouts of Madness(狂気の発作)、Temporary(一時的)、Indefinite(不定)そして永久的狂気(Permanent Insanity)を含む、『Call of Cthulhu(クトゥルフ神話TRPG)』のルールとおよそ同じである場合。

Sorcery:いずれかの版の『RuneQuest(ルーンクエスト)』のsorcery(魔道)の仕組みとおよそ同じである場合。『RuneQuest(ルーンクエスト)』に由来しないオリジナルの魔法システムを“sorcery”と呼ぶことはできる。

Spirit Magic:いずれかの版の『RuneQuest(ルーンクエスト)』のspirit or battle magic(精霊あるいは戦闘魔術)の仕組みとおよそ同じである場合。『RuneQuest(ルーンクエスト)』に由来しないオリジナルの魔法システムを“spirit magic”と呼ぶことはできる。

クトゥルフ神話のパブリック・ドメインな部分から派生したゲームは作成できないのですか?

確かにあなたにはクトゥルフ神話のパブリック・ドメインな物語から派生したクリーチャー、物語、キャラクター、あるいは土地を使って独自のゲームを作成する権利があるが――これを行なうためにケイオシアムのBRPシステムを使うことはできない。ケイオシアムには既にそれを行なうゲーム(『Call of Cthulhu(クトゥルフ神話TRPG)』)があり、BRP-OGLでは『Call of Cthulhu(クトゥルフ神話TRPG)』の独自なヴァリアントを公開できない。

『LE MORTE D'ARTHUR(アーサー王の死)』について――この物語は600年前のものです!

確かにあなたには『Le Morte d'Arthur(アーサー王の死)』から派生したクリーチャー、物語、キャラクター、あるいは土地を使って独自のゲームを作成する権利があるが――これを行なうためにケイオシアムのBRPシステムを使うことはできない。ケイオシアムには既にそれを行なうゲーム(King Arthur Pendragon)があり、BRP-OGLではKing Arthur Pendragonの独自なヴァリアントを公開できない。

Ringworld(リングワールド)を使う権利を獲得すれば、私はこのBRP-OGLを使ってケイオシアムが作ったRingworld(リングワールド)のゲームを再作成できますか?

いいえ。ケイオシアムとは別の契約が必要になる。Ringworld(リングワールド)は禁止コンテンツである。あなたにはラリー・ニーヴンとケイオシアムからの契約が必要だ。

“およそ同じ”とはどういう意味ですか?

“およそ同じ”とはあなたのゲーム内の仕組みが禁止コンテンツのリストにあるものと外見や機能がほとんど同じである場合、BRP-OGL下では公開できないことを意味する。あなたのゲーム独自の仕組みを考え――ケイオシアムのゲーム独自の機能を再パッケージ化しないように!

これはSORCERY(魔道)のシステムを入れられないということですか?

もしあなたの“sorcery system(魔道)”が『RuneQuest(ルーンクエスト)』のいずれかの版で提供されているものに由来するかおよそ同じである場合、それは禁止コンテンツである。あなたの魔道のシステムが明らかにそれと異なる(おそらくアレイスター・クロウリーの著作やラモン・リュイの組合せ論に由来する)場合、それは問題なくSRDと併用できる。

パブリック・ドメインな素材を使ってゲームを作成できますか?

素材が禁止コンテンツのリストに含まれていない限り、あなたは確かにそれを行なえる。あなたが常に望んでいたジュール・ヴェルヌのゲーム、あるいはアレクサンドル・デュマの作品に基づいた何か、あるいはサモサタのルキアノスに想を得た古代ローマの月世界旅行を作ることができる。次のふたつを確認してほしい。一、それが禁止コンテンツのリストに含まれていないこと。二、それが本当にパブリック・ドメインであること。

私は誰かの知的財産を使ってゲームを作ることはできますか?

パブリック・ドメインではない場合、知財を使ってゲームを作成するには、素材の所有者からのライセンスが必要になる。そう。『スター・ウォーズ』にフェア・ユースは存在しない。

ケイオシアムのBRP SRDダウンロードページにあるできることリストとFAQを訳しましたぁ。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

Before...

§ Stella [Es sind maximal 0 von 15 Trophäen erspielbar.]

§ Raymundo [Es sind maximal 44 von 51 Trophäen erspielbar.]

§ Lavonne [Das gilt auch für die Neuausstellung von Diplomen.]

§ Wesley [Das Problem kann und wird nicht gelöst werden.]

§ Keisha [Es sind maximal 0 von 8 Trophäen erspielbar.]


2021年03月27日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:大森林の遺跡(8~10レベル)

今週の小冒険はちょっと高レベルなウィルダネス+ダンジョンですぅ。

データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

また、現在イエローサブマリンさんに第5版用のアドベンチャー集『駆け出し勇者の小冒険』を1650円(税込)にて依託中ですぅ。さくっと遊べるシナリオをお探しの方は是非ですぅ。

冒険の概要

この冒険は8~10レベル程度のキャラクター向けの短時間で終わるアドベンチャーである。

鬱蒼と茂る森林に建つタル・テルオルの遺跡。そこにはかつて栄えていた文明の未だ触れられぬ遺物が、大自然の驚異やかつて在ったものに仕えていたものに護られている。

キャラクターたちがタル・テルオルに挑み、財宝を手に入れれば冒険は成功となる。

冒険への導入

キャラクターたちは街でタル・テルオルの遺跡の噂を聞いたり、古文書にその名前を見つけることができる。「かつて強大な魔力で周辺を支配していた街」、「住人たちがある日忽然とその姿を消した」、「今はすっかり森に覆われている」など、さまざまな話があるが、そのどれもに共通しているのが「手つかずの財宝が眠っている」とあることだ。

キャラクターたちがタル・テルオルに向かう目的意識を補強したいなら、ドワーフの考古学者、ベルベルグがかの遺跡の調査を依頼してもいい。この場合、タル・テルオルの発見に500gpの報酬、内部から何らかの遺物を発見すればさらに1000gpの報酬がかけられる。

1.深い森の中へ

タル・テルオルがあると伝えられる森林は、陽光を覆い隠しそうなくらい木の枝葉が茂り、地面は腐食した落ち葉などで足が沈みこむ。このため、森の中は“薄暗い”明るさで、移動困難な地形として扱われる、

難易度20の【知力】〈歴史〉判定に成功すれば、タル・テルオルのおよその位置を特定できる。森の周辺域から30マイル奥に入ったところだ。噂話を聞いていれば判定に有利を得て、古文書や古地図があるなら+5の修正を受けられる。

位置を特定せずやみくもに移動するなら、1時間ごとに難易度15の【判断力】〈生存〉判定を行なうこと。成功すれば以後1時間はタル・テルオルに向かって進むことができる。

2.動く茂み

森の中で10マイル移動したらこの遭遇を行なう。

キャラクターたちの進路には泥水のたまった池があり、それを取り囲むように茂みがある。実はこの茂みは2体のシャンブリング・マウンドで、軽率に踏み込んだ動物を餌食にしようと待ち構えているのだ。

キャラクターたちは難易度11の【判断力】〈知覚〉判定に成功すれば、茂みが不自然なことに気づくことができる。

シャンブリング・マウンドは60フィート以内にクリーチャーが踏み込んできたら攻撃を行なう。

シャンブリング・マウンド

大型・植物、無属性


AC:15(外皮)

hp:136(16d10+48)

移動速度:20フィート、水泳20フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
18(+4) 8(-1) 16(+3) 5(-3) 10(+0) 5(-3)

技能:〈隠密〉+2

ダメージ抵抗:[火]、[冷気]

ダメージ完全耐性:[電撃]

状態完全耐性:消耗状態、聴覚喪失状態、盲目状態

感覚:疑似感覚60フィート(この半径から先は見えない)、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:5(1800XP)


電撃吸収:シャンブリング・マウンドが[電撃]ダメージを受けるたび、それはダメージを受けずに与えられた[電撃]ダメージに等しい分のヒット・ポイントを回復する。

アクション

複数回攻撃:シャンブリング・マウンドは2回の叩きつけ攻撃を行なう。中型以下の目標に両方の攻撃がヒットした場合、目標はつかまれた状態(脱出難易度14)になり、シャンブリング・マウンドはそれに包み込みを行なう。

叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。

包み込み:シャンブリング・マウンドはそれがつかんでいる中型以下のクリーチャーを包み込む。包み込まれたターゲットは動けない状態、盲目状態および呼吸ができず、シャンブリング・マウンドのターン開始時に難易度14の【耐】セーヴィング・スローに成功しなければ13(2d8+4)[殴打]ダメージを受ける。シャンブリング・マウンドが移動すると、包み込まれた目標も一緒に移動する。シャンブリング・マウンドは同時に1体のクリーチャーしか包み込めない。

3.森の住民

森の中で20マイル移動したらこの遭遇を行なう。

キャラクターたちはダイア・ウルフを連れて森で狩りをするトロルのシャンチと遭遇する。彼に特段の敵意はないが、トロルは何でも食べるのでキャラクターたちも最初は獲物として認識され、狩りの対象になる。

シャンチは火をとても怖がり、キャラクターたちがたいまつを掲げていたり呪文で火を出すと、転がるように逃げていく。

彼はタル・テルオルという名前は知らないが、森の奥に巨大な石段(タル・テルオルの中心部にあるピラミッドのことだ)があり、その中にはカエルみたいな強い化け物がいることを知っている。

ダイア・ウルフ

大型・野獣、無属性


AC:14(外皮)

hp:37(5d10+10)

移動速度:50フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
17(+3) 15(+2) 15(+2) 3(-4) 12(+1) 7(-2)

技能:〈隠密〉+4、〈知覚〉+3

感覚:受動〈知覚〉13

言語:-

脅威度:1(200XP)


鋭敏聴覚・嗅覚:このウルフは聴覚および嗅覚に関する【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。

群狼戦術:少なくとも1体のウルフの味方がクリーチャーから5フィート以内にいて、その味方が無力状態でない限り、このウルフはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。

アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[刺突]ダメージ。目標のクリーチャーは難易度13の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ伏せ状態になる。

トロル

大型・巨人、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:84(8d10+40)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
18(+4) 13(+1) 20(+5) 7(-2) 9(-1) 7(-2)

技能:〈知覚〉+2

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉12

言語:巨人語

脅威度:5(1800XP)


鋭敏嗅覚:トロルは嗅覚による【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。

再生:トロルはそのターン開始時に10hpを回復する。トロルが[酸]あるいは[火]ダメージを受けると、この利益はトロルの次のターン開始時まで作用しなくなる。トロルが死ぬのはそのターン開始時に0hpかつ再生が行なわれなかった時だけである。

アクション

複数回攻撃:トロルは3回の攻撃を行なう。1回は噛みつき、および2回は爪で。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:7(1d6+4)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[斬撃]ダメージ。

4.タル・テルオルの街

森の中を正しい方向へ30マイル移動すれば、キャラクターたちはタル・テルオルに到着する。街に市壁はなくどこもかしこも石造りで、中央には石段を重ねて作られたピラミッドが見える。

建物の中はがらんどうで、石で舗装された道路なども植物に侵食されつつある。どこか寂しい雰囲気だ。

それでも注意深く探索するなら、数時間かけて9000cpと1000spを見つけることができる。

5.ピラミッドのふもと

ピラミッドは多くの彫刻で飾られており、南側には頂上に向かう階段がある。階段の登り口からしばらく進むと、巨大なカエルのような石像が動き出す。これはかつてこの地の魔法使いに召喚されて護衛を命じられたヘズロウだ。彼(?)はずるがしこいため、体に泥をまぶして石像に擬態している。これを見破るには難易度13の【判断力】〈知覚〉判定が必要で、失敗すると不意討ちされる。

ヘズロウは口笛を鳴らすと4体のガーゴイルを呼び覚まし、襲いかかってくる。

ガーゴイル

中型・エレメンタル、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:52(7d8+21)

移動速度:30フィート、飛行60フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 11(+0) 16(+3) 6(-2) 11(+0) 7(-2)

ダメージ抵抗:アダマンティン以外の非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、および[刺突]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:消耗状態、石化状態、毒状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:地界語

脅威度:2(450XP)


偽装:ガーゴイルは動かないかぎり、ただの像と見分けがつかない。

アクション

複数回攻撃:ガーゴイルは1回の噛みつきおよび1回の爪で、2回の攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[斬撃]ダメージ。

ヘズロウ

大型・フィーンド(デーモン)、混沌にして悪


AC:16(外皮)

hp:136(13d10+65)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
19(+4) 17(+3) 20(+5) 5(-3) 12(+1) 13(+1)

セーヴィング・スロー:【筋】+5、【耐】+8、【判】+4

ダメージ抵抗:[電撃]、[火]、[冷気];非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、および[刺突]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉11

言語:深淵語、テレパシー120フィート

脅威度:8(3900XP)


悪臭:ヘズロウから10フィート以内でターンを開始したクリーチャーは、難易度14の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ次のターンの開始時まで毒状態になる。セーヴィング・スローに成功した場合、そのクリーチャーは24時間ヘズロウの悪臭への完全耐性を得る。

魔法抵抗:ヘズロウは呪文およびその他の魔法効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。

アクション

複数回攻撃:ヘズロウは1回の噛みつきおよび2回の鉤爪で、3回の攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:15(2d10+4)[刺突]ダメージ。

鉤爪:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:11(2d6+3)[斬撃]ダメージ。

6.ピラミッドの頂上

ピラミッドの頂上には内部に空洞が見える大穴が開いている。キャラクターたちがその近くで何か行動するなら、穴の中から3体のヴロックが飛び出し、襲いかかってくる。

大穴は底までおよそ150フィートある。詳細は「7.ピラミッド内部」を参照せよ。

ヴロック

大型・フィーンド(デーモン)、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:104(11d10+44)

移動速度:40フィート、飛行60フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
17(+3) 15(+2) 18(+4) 8(-1) 13(+1) 8(-1)

セーヴィング・スロー:【敏】+5、【判】+4、【魅】+2

ダメージ抵抗:[電撃]、[火]、[冷気];非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、および[刺突]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:毒状態

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉11

言語:深淵語、テレパシー60フィート

脅威度:6(2300XP)


魔法抵抗:ヴロックは呪文およびその他の魔法効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。

アクション

複数回攻撃:ヴロックは1回のくちばしおよび1回の鉤爪で、2回の攻撃を行なう。

くちばし:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[刺突]ダメージ。

鉤爪:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:14(2d10+3)[斬撃]ダメージ。

胞子(再チャージ6):ヴロックは半径15フィートに有毒な胞子を放つ。胞子は角を曲がって広がる。範囲内のクリーチャーすべては難易度14の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ、毒状態になる。この毒状態にある間、目標はターンの開始時に5(1d10)[毒]ダメージを受ける。目標はターンの終了時にセーヴィング・スローを再び行なえ、成功すれば自身への効果を終了させる。聖水1本を飲み干しても、目標の効果は終了する。

6.ピラミッドの内部

ピラミッドの頂上に開いた穴から150フィートの下には、タル・テルオルの財貨と、それを集めさせ、街から住民を消した元凶のスピリット・ナーガ、スクラウが2体のグロックと2体のジャイアント・コンストリクター・スネークにかしづかれてとぐろを巻いている。

スクラウムはかつてこの地でデーモンを崇拝していた司祭である。彼はタル・テルオルの住民を捧げて不死と富を願いナーガへと変成し、街の財貨を独り占めにした。今の彼はそれを維持する執着に取り憑かれ、この地に辿りついたキャラクターたちも秘密を知った者として殺しにかかる。

ヴロック

大型・フィーンド(デーモン)、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:104(11d10+44)

移動速度:40フィート、飛行60フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
17(+3) 15(+2) 18(+4) 8(-1) 13(+1) 8(-1)

セーヴィング・スロー:【敏】+5、【判】+4、【魅】+2

ダメージ抵抗:[電撃]、[火]、[冷気];非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、および[刺突]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:毒状態

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉11

言語:深淵語、テレパシー60フィート

脅威度:6(2300XP)


魔法抵抗:ヴロックは呪文およびその他の魔法効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。

アクション

複数回攻撃:ヴロックは1回のくちばしおよび1回の鉤爪で、2回の攻撃を行なう。

くちばし:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[刺突]ダメージ。

鉤爪:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:14(2d10+3)[斬撃]ダメージ。

胞子(再チャージ6):ヴロックは半径15フィートに有毒な胞子を放つ。胞子は角を曲がって広がる。範囲内のクリーチャーすべては難易度14の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ、毒状態になる。この毒状態にある間、目標はターンの開始時に5(1d10)[毒]ダメージを受ける。目標はターンの終了時にセーヴィング・スローを再び行なえ、成功すれば自身への効果を終了させる。聖水1本を飲み干しても、目標の効果は終了する。

ジャイアント・コンストリクター・スネーク

超大型・野獣、無属性


AC:12

hp:60(8d12+8)

移動速度:30フィート、水泳30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
19(+4) 14(+2) 12(+1) 1(-5) 10(+0) 3(-4)

技能:〈知覚〉+2

感覚:疑似感覚10フィート、受動〈知覚〉12

言語:-

脅威度:2(450XP)


アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い10フィート、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。

しめつけ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ、および目標はつかまれた状態になる(脱出難易度16)。このつかまれた状態が終了するまで、そのクリーチャーは動けない状態になり、スネークは別の目標をしめつけられない。

スピリット・ナーガ

大型・魔獣、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:75(10d10+20)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
18(+4) 17(+3) 14(+2) 16(+3) 15(+2) 16(+3)

セーヴィング・スロー:【敏】+6、【耐】+5、【判】+5、【魅】+6

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:毒状態、魅了状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉12

言語:共通語、深淵語

脅威度:8(3900XP)


呪文発動:ナーガは10レベルの術者である。この呪文発動能力値は【知力】で(呪文セーヴ難易度14、呪文攻撃+6)、呪文の発動は音声構成要素のみが必要である。これは以下のウィザード呪文を準備している。

初級呪文(無限回):マイナー・イリュージョンメイジ・ハンドレイ・オヴ・フロスト

1レベル(4スロット):スリープチャーム・パースンディテクト・マジック

2レベル(3スロット):ディテクト・ソウツホールド・パースン

3レベル(3スロット):ウォーター・ブリージングライトニング・ボルト

4レベル(3スロット):ディメンジョン・ドアーブライト

5レベル(2スロット):ドミネイト・パースン

復活:もしこれが死んでも、ナーガは1d6日で復活し、すべてのヒット・ポイントを取り戻す。この特徴を防ぐのはウィッシュの呪文のみである。

アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:7(1d6+4)[刺突]ダメージ、および目標は難易度13の【耐久力】セーヴィング・スローを行ない、セーヴに失敗したら31(7d8)[毒]ダメージを受け、成功しても半分のダメージを受ける。

結末

スクラウがいた空間には20000gpと1000pp、ヴェリー・レアの魔法のアイテムが3つ、レアの魔法のアイテムが5つある。

また、タル・テルオルの遺跡を発見したことも、それを公開すればキャラクターたちの名はより轟くことになるだろう。

スクラウはその富をかすめとったキャラクターたちのことを恨み、命ある限り狙い続けることになるだろうが、それはまた別の物語である。

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