2014年06月01日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] われは、われである
昨日作ったいちごジャムがゆるすぎたので煮詰めなおしたけど、このへんのプロセスは何度やっても慣れないですぅ。
2014年06月02日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e][LnL] 『ちょっとした要約(A Quick Recap)』
もう6月だなんて信じられない。ここ数週間で私たちはいくつかの計画について幕を開き、ダンジョンズ&ドラゴンズ次の6ヶ月間についてお膳立てをしてきた。その目玉はこれらだ。
- 『暴虐の悪竜(Tyranny of Dragons)』は会話型RPG、MMOの『Neverwinter』、そしてWizKidsから発売されるD&D公式ミニチュアとゲームにまたがるクロスオーバーしたキャンペーン最初のシリーズだ。
- ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版は7月に『D&D Starter Set』が店舗を襲う。『Player's Handbook』はGen Conが開かれる8月に合わせられ、『Monster Manual』は9月にうなりを上げ、そして『Dungeon Master's Guide』が11月に発売される。
- 『ベーシックD&D』はwww.dungeonsanddragons.comから無料のPDFとして利用できる完全なRPGだ。『Starter Set』と同時に公開され、君がコア・クラス(ウィザード、クレリック、ファイター、ローグ)と種族(エルフ、ドワーフ、ハーフリング、ヒューマン)を使った20レベルまでのキャラクターを作成するためのすべてが含まれている。『Player's Handbook』が発売されれば、『ベーシックD&D』はモンスター、財宝、そしてDMがキャンペーンを作成してゲームを運用するために必要なルールを含んだものに拡大される。
- 第5版のさまざまなものをみんなが出版して共有するためのプログラムも計画しているが、すべてを告知するのは今年の秋まで保留させてもらう。私たちは2015年の早いうちにこのプログラムを始めようしている。
既に多くのものが進行中で――さらに、君は以下のことも知っておける。
- これから数ヶ月間、このコラムは発売を控えた製品の内容を事前に知らせることに集中する。まずは『D&D Starter Set』について、来週から始める。
- 6月13日から15日まで、ロドニー・トンプソンと私はオハイオ州コロンバスのOrigins Game Fairに参加する。私たちのセミナやD&Dプレイ会場に立ち寄り、声をかけてほしい。私たちは6月16日に『伝説と伝承』のコラムでそれを要約して素敵な発表をしよう。それは驚天動地のものではないが、それにもかかわらず、私は興奮している。
現在やっていることの話をすれば、私たちの時間は『Player's Handbook』と――『暴虐の悪竜』最初のエピソード――『Hoard of the Dragon Queen』の仕上げに費やされている。この記事が公開される6月2日、『Hoard』は印刷所へ送られる。『Player's Handbook』は6月9日に入稿だ。こうして最後にこれら両方の製品の最終稿を眺めるのは感動的だ。
上記の製品に加え、私は今週『Dungeon Master's Guide』と長い時間を過ごしていた。クリス・パーキンスは『Monster Manual』を形にするため悪戦苦闘し、その本は現在グラフィック・デザインの段階にある。それに新しい『DM's Screen』のレイアウトも見せてもらったが、私の(明らかな欲目で)見たところ、それも素晴らしいものだった。
さて、これらが私たちが2014年6月2日現在立っているところだ。発売日はとても遠く離れているようだが、私たちの〆切は時間を早く過ぎ去らせようとする。7月はあっという間に来てくれるとはいかないようだ。
マイク・ミアルス
マイク・ミアルスはD&Dリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はD&D第5版のデザインを主導している。彼が他に名前を出している仕事は『キャッスル・レイヴンロフト』ボードゲーム、第4版『モンスター・マニュアル3』、そして第3版『プレイヤーズ・ハンドブック2』だ。
2014年06月03日 [長年日記] 編集
§ [DnD] 『D&D Dice Masters発表(D&D Dice Masters Announced)』
(ニュージャージー州ヒルサイド)2014年6月2日:NECA/WizKidsはダンジョンズ&ドラゴンズのフォーゴトン・レルム宇宙を使った新しいDice Mastersのゲームを発表できることに興奮している。
「私たちはダンジョンズ&ドラゴンズの世界を『Dungeons & Dragons Dice Masters』で拡張できることに興奮しています。Dice MastersはWizKids Gamesが商標を持つダイス・ビルディング・ゲームのプラットフォームを利用したまったく新しいゲームで、プレイヤーは彼らの冒険者“パーティ”のダイスを収集して編成し、一対一のゲームプレイで戦うことになります。Dice Mastersは開始から大成功をおさめた刺激的プラットフォームで、ダンジョンズ&ドラゴンズの世界と物語を完全になじませられるものです。皆さんはたとえばコボルド、ビホルダー、マインドフレイヤー、ドラゴン、ドラウなどなど、たくさんの有名なモンスターやキャラクターを目にすることができるでしょう!」とWizKids Games社長のジャスティン・ジランは語る。「私たちはマイク・エリオットとエリック・M・ラングとの、Dice Mastersの原型に命を吹き込む共同作業に興奮し、彼らがテーブルの上に独特で没頭できるものとして『Dungeons & Dragons Dice Masters』をもたらしてくれると確信しています」
ダンジョンズ&ドラゴンズのブランド・ディレクター、ネイサン・スチュワートも同様に興奮していた。「私たちはWizKidsの製品に『Dungeons & Dragons Dice Masters』が追加されることに興奮しています。私たちはファンの皆さんがフォーゴトン・レルムの伝説的な英雄とモンスターを体験するこの楽しくて独特なものを楽しめると確信しています」
『Dungeons & Dragons Dice Masters』は2014年の第四四半期に発売される。製品はStarter Sets、Booster Packs、Play Mats、そして君のDungeons & Dragons Dice Mastersを収納するStorage Boxだ!
より詳しい情報はwww.wizkidsgames.comで。
DnDを題材にしたトレーディング要素があるダイスゲーム、『Dungeons & Dragons Dice Masters』が発表されたですぅ。
Dice Mastersというゲームは、同じWizKidsから出ていたダイスゲーム『クォーリアーズ!』にトレーディング要素、デッキ構築要素、キャラ要素を盛り込んだもので、ランダムで袋から出したダイスをロールしてリソースを入手し、それをコストとして支払ってヒーローを呼び出したりアクションを行なう、『ドミニオン』や『M:tG』を知っている人にならとっつきやすそうなゲームですぅ。
現在発売されているのは第一作の『Marvel Dice Masters』シリーズで、本文にもあるように『Avengers VS X-Men』は品切れも続出する好評さだったようですぅ。このセットにはグリーンゴブリンも入っているので、冒険者がゴブリン退治をするような対戦も現実になるかもしれないですぅ。
2014年06月04日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] ぐるぐるチョリソ
今日は久しぶりに外食としてモスバーガーでぐるぐるチョリソを食べたけど、ぶあつすぎて口に入れづらい悲劇が起こったですぅ。
2014年06月06日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『Starter Set』の目次公開
WotC公式サイトの『Starter Set: Excerpt』で、5eの『Starter Set』ルール部分の目次が公開されたですぅ。
ぱっと見たところ、ゲームの始め方と能力値の説明、戦闘、冒険中に参照するルールや装備について、呪文とその使い方という順番で分量は30ページちょっとですぅ。
2014年06月07日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『Dungeons & Dragons Q&A: Starter Set and Basic rules』動画要約
『Starter Set』と『ベーシック』についての質疑応答が行なわれた動画、『Dungeons & Dragons Q&A: Starter Set and Basic rules』が公開されたので、めぼしいところを書き出したですぅ。
箇条書きで読みやすいように情報の並びを変えて同じような内容はひとつの項目にまとめてしまったので、動画を見ながら確認する用途には難しいかもしれないけどそこはご了承していただきたいですぅ。
- 『ベーシック』に収録される呪文は1レベルにつきおよそ5つほどで、バーニング・ハンズ、チャーム・パースン、アイデンティファイ、メイジ・アーマー、マジック・ミサイル、スリープ、シールドなど、特徴的な呪文を重点的に収録している。
- 『ベーシック』には背景が収録され、キャラクター・カスタマイズの第一歩になる。手短な自作のガイドラインもついている。
- 『ベーシック』にルールを拡張するモジュールは収録されない。
- 『ベーシック』に特技は収録されていない。
- 『ベーシック』では象徴的な体験をしてもらい、DnDプレイヤの共通言語になるようになっている。
- 『ベーシック』最強のモンスターは、レッド・ドラゴン。
- 『ベーシック』でもっとも力を入れているのは一度のプレイにゲームを凝縮すること。DMがキャラクタは何ができるるかを把握し、ダンジョンを探検して財宝を探す単純なことを明確に理解できるよう、一貫性を持たせている。
- ボード、カード、ミニチュアなどさまざまな卓上ゲームはこの5年で凄まじく成長したが、RPGは違った。4時間ゲームの時間を取ってプレイは5分というのは、参入障壁だった。無料、速い、すぐできる、というボードゲームにも似た要素で風穴を開けたい。
- 『Starter Set』のアドベンチャーは『ナイツ・ダーク・テラー』にインスパイアされたもの。冒険の中心になる村とクエストを提供したうえで、プレイヤーの欲求に応えられる野外のマップや場所が設定されていて、DMはそこを舞台にアドベンチャーを自作することもできる。
- 作成済みキャラクタは、何をしていいかわからない人が持つプレイへの障壁を取り除くもの。まずはプレイしてから二回目にキャラクタを作ってもらう。
- 『Starter Set』は一部店舗では7月3日に発売し、ベーシックも同日から公開される。
- 『Starter Set』の舞台はフォーゴトン・レルムだが、他のセッティングでも使える。Dark SunやSpelljammerは難易度が高いだろうが。
- 『Player's Handbook』にはさまざまなセッティングの要素が含まれている。
- 『Dungeon Master's Guide』で銃、恐怖、余暇、大規模戦闘、4e風のもの(小休憩や遭遇毎パワー)などが追加される。
- 『Dungeon Master's Guide』は自作とデザイン、キャンペーンに強い指向性を与える方法など、熟練者に向けた内容。
- 成長は1セッションあたり1~2レベルで、1年未満で20レベルになる。これは大学の1年次に対応させたもので、フィードバックによれば多くの人は学校などでプレイしている。30年かかるキャンペーンは素晴らしいが現実的ではない。
2014年06月09日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e][LnL] 『はじめに(Getting Started)』
これから何週間か、この場所は来たるべきダンジョンズ&ドラゴンズ第5版の『Starter Set』を見ることができる最前列の席になる。はじめに、セットのデザインを始めたときのことを見ていこう。
『Starter Set』の目標はかなり率直なものだった。それは新たなDMがこの趣味に入るためのとば口として使われ、プレイヤー用の資料はオンラインに存在する『ベーシックD&D』で構築される必要があった。第二の目標として、『Starter Set』は長持ちするものでなければならない。かつてのRPGの入門セットはしばしば、余分な部分のないアドベンチャー・シナリオと、プレイヤーが完全版のゲームに移ったら無意味になってしまう限定版ルールに注力していた。私たちはこの新しいセットを君が本棚に置き、将来また使えるものにしたかった。
私たちは始めの頃から、一度しか使えないものはセットから取り除かれるか、最小限にしなければならないと決断した。ひとつの例は、事前に準備されたアドベンチャーを使ってルールを教えるチュートリアルだ。そしてそういうチュートリアルを私たちがいらないと判断したのは、そういうものは――オンライン動画のような――他のメディアのほうがより適していると考えたからだ。私たちはプレイヤーに一切の金銭を必要とせずゲームについて学ぶ機会を開放している(その一環として『ベーシックD&D』をフリーでダウンロードできるようにした)し、新規プレイヤーはルールをダウンロードして動画のチュートリアルを利用することでD&Dとは何なのか最良の体験をすることができる。この方法論はすべての『Starter Set』にクリス・パーキンスのような熟練のDMを同梱する思想だ。
避けるべきものについての考えを固めたら、私たちは含むべきものに集中した。『国境の城塞』は1981年の『D&Dベーシック・セット』に同梱された古典のアドベンチャーだ。その場所とそのアドベンチャーが導入する遭遇シナリオは時の試練に耐え、今日もゲームを行なっているDMから利用されている。この要素を強く頭に入れ、私たちは『Starter Set』の重要な構成要素であるアドベンチャーを作成しようと決めた。良いアドベンチャーは何度も利用されるのだ。
さらに、私たちは『国境の城塞』と似ているが、もう少し新たなDMがキャンペーンを立ち上げるのを支援することに注力したアドベンチャーがほしかった。オリジナルの『城塞』はほぼ完全に開かれたものだったが、プレイテスト中のフィードバックでは若干の新たなDMが開かれたアドベンチャーを正確に理解しようとして迷ってしまったと話してくれた。私たちはわずかな助言でキャンペーンを始めつつ、その手がかりを伝いながら数回のゲーム・セッションの後でプレイ・グループがより開かれた方法論へそのまま移行できるアドベンチャーを望んだ。
その結果が『Lost Mine of Phandelver』である。64ページの厚さ、そしてそれはキャラクターが5レベルまで成長するのに充分なものをもっている。アドベンチャーの最初の部分は、キャラクターがゴブリンのねぐらへ救出作戦を仕掛けるうちにDMが基本的な判定とセーヴィング・スローを求めるようになっている。冒険者がゴブリンをなんとかしたら、彼らはファンダリン村の周辺地域を自由に動き回って探検できるようになる。初心者DMにはさらに3つのダンジョンとその他の冒険できる場所が、数ヶ月間キャンペーンを維持できるたくさんの材料と一緒に提供される。さらに地域を拡大して行動し続けたいDMのために必要な道具として、『ベーシックD&D』は自然な次の段階として存在する。
私たちは来週、『Lost Mine of Phandelver』についてより詳しく解説する。アドベンチャーの作者、リッチ・ベイカーはそれを作る途中のことについていくつかの質問に答えると快く同意してくれた。
『Lost Mine of Phandelver』に加え、『Starter Set』にはルールブックも入っている。これはプレイに必要な基本的ルール、作成済みキャラクターとNPCが使える呪文の説明、そして冒険で見つけられる魔法のアイテムを提供している。これに加え、これは装備や戦闘ルールのようなものの便利な卓上索引にもなるし、私たちはDMが『ベーシックD&D』やコア・ルールブック3冊に移行する前にプレイ中の追加資源として『Starter Set』のルールブックを使い続けると予想している。
このアドベンチャーは5体の作成済みキャラクター――ドワーフのクレリック、ヒューマンのファイターふたり、エルフのウィザード、そしてハーフリングのローグ――と共にやってくる。ファイターのひとりは大きな斧と重装鎧を使う。もうひとりはレザー・アーマーを着た射手だ。単純にファイターがもっとも人気のあるクラスなので、私たちは第五のキャラクター・クラスより彼らをふたりにすることを選んだ。この方法論もまた、プレイヤーが作成済みキャラクターを『ベーシックD&D』で改造しやすくし、5レベル以上まで彼らを成長させることを簡単にしている。
最後に、『Starter Set』には5個の――マーブル・ブルーに白の数字が刻印された――多面体ダイスのセットも入っている。私はこれらを3セットダイス入れに持っている――工場から送られてきた初期の見本だ。君が私たちの配信したゲームを見たなら、それが使われるのを見たかもしれない。
これが『Starter Set』の概要だ。この記事が公開されているとき――2014年6月9日――『Player's Handbook』は印刷所に入稿されている。この2年間かかっていたプロジェクトの仕事が終わったとにわかには信じがたい。私たちは『Player's Handbook』を乗り越え、次に注意を『Monster Manual』、そして『Dungeon Master's Guide』と『The Rise of Tiamat』のさらなるデザインと編集へと向けている。
マイク・ミアルス
マイク・ミアルスはD&Dリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はD&D第5版のデザインを主導している。彼が他に名前を出している仕事は『キャッスル・レイヴンロフト』ボードゲーム、第4版『モンスター・マニュアル3』、そして第3版『プレイヤーズ・ハンドブック2』だ。
2014年06月10日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『Starter Set』の装備ページ公開
WotC公式サイトの『Starter Set: Excerpt 2』で、『Starter Set』の装備表(一部)が公開されたですぅ。
表の部分は荷役や騎乗用のロバやラマにホースや馬具、酒や宿屋の宿泊費、食費が何種類もあって冒険の雰囲気が強調されてますぅ。
テキスト部分では、松明に照らし出す範囲の他に攻撃に使ったら1点の[火]ダメージを与えるなど、他の使い方のガイドラインを書いていたり、ゲーム用カードに習熟していればこれでゲームをするときの判定にボーナスを得られるなどの記述が、5eのコンセプトを表現していると感じたですぅ。
2014年06月11日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『モーニングスター(Morningstar)』
コードネーム『モーニングスター』を紹介しよう。
私たちは最新の提携先、Trapdoor Technologiesを発表する興奮を抑えられないでいる。Trapdoorはダンジョンズ&ドラゴンズの新版を使いやすくするためのツール群とルールのデータベースの統合環境を開発している。Trapdoorの目標はルール、キャラクター・シート、そしてアドベンチャーをひとつの洗練されたインターフェイスで結びつけ、ダンジョン・マスターとプレイヤーが速く簡単に彼らのゲームを管理できるようにすることだ。現在それはコードネーム『モーニングスター』と呼ばれており、このツールはOrigins Game Fairで限定的なプレイテストを行なう。
コードネーム『モーニングスター』、Trapdoor Technologies、そして将来のベータ版に参加する方法についてもっと知りたいなら、codenamemorningstar.comを見てほしい。
5e用のデジタルツール、『モーニングスター』が発表されたですぅ。codenamemorningstar.comではいくつかの特徴が紹介されていて、強力でカスタマイズ可能なキャラクター・シート、速くて親切なキャラクター作成、DMのアドベンチャー支援と記録、プレイヤー間のコミュニケーション、ルール検索やしおり、注釈機能、オンラインとオフラインのプレイに両対応となっているですぅ。
さらに、物理的なアドベンチャーなどは発売され次第ダウンロード可能な形式でもリリースされていくことも発表されましたぁ。
2014年06月12日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『Starter Set』の呪文リスト公開
WotC公式サイトの『Starter Set: Excerpt 3』で、『Starter Set』の呪文リストが公開されたですぅ。
呪文の効果範囲は円錐、立方体、直線、球状の四種類だけど、これをどう裁定するかはまだよくわからないですぅ。
呪文に抵抗するためのセーヴィング・スローは8+術者の【能力値】+術者の習熟ボーナスで難易度を求め、受動側がロールする形式になっているですぅ。また、攻撃ロールが発生する呪文もあるですぅ。
呪文の効果重複については異なる呪文による効果はそれぞれ適用するけど、同じ呪文の効果は重複しないことが明記されていますぅ。
呪文リストはレベルごとに10個前後、定番を揃えている印象ですぅ。呪文の系統についてはコラムで軽く解説がありますぅ。
2014年06月13日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] 私にいい考えがある
GIANT STATUE 初代総司令官コンボイをぱっと見てなんだ三十万円かと思ったけど、きちんと見返したら三百万円だったですぅ。
2014年06月14日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 5e関係の追加情報(06月14日)
Origins Game Fairの講演で発表された5eの新情報から、めぼしいものを訳したですぅ。今後追加される要素などがちらほら見えてきましたぁ。主要なソースはEN Worldの「Origins D&D 5E Panel Highlights」ですぅ。
- 『Dungeon Master's Guide』にはサイドバーでTHAC0が解説されるなど、ゲームを改造するためのハッカーズ・ガイド的色彩が強くなる。
- モンスタのステータス・ブロックはそれ自体で完結したものに。
- 今後もフィードバックを将来の製品に反映させる。
- 罠は定型的挑戦より物語や状況を重視したものになる。『Dungeon Master's Guide』では罠のダメージを5段階に分けており、危険要因や地形というよりモンスタのように扱われる。
- 高レベルのプレイはボーナス・アクションのルールと呪文の精神集中でより速くなる。さまざまなものがあるから高レベルのプレイは遅くなるので、それらはサブシステム化した。
- 余暇での活動は『Player's Handbook』に収録され、『Dungeon Master's Guide』でより複雑なオプションが加わる。魔法のアイテムがどこにあるか調査し、冒険でそれを手に入れるなど、冒険の題材を物語として語れるようになる。財産の使いどころでもある。
- 魔法のアイテム作成は『Dungeon Master's Guide』に収録されるオプションの要素。作成には設計図や式を知る必要がある。
- 『Hoard of the Dragon Queen』は1~8レベル、『The Rise of Tiamat』は9~15レベル対応。
- 『Dungeon Master's Guide』に収録されている戦闘オプションは、挟撃、キャラクタを武器として使う方法、味方を巻き込む攻撃、長期的な負傷など。
- 『Monster Manual』では特徴的なモンスタに複数の亜種を準備している。
- 数値からモンスタを構築することもできるし、物語を優先して数値を調整することもできる。
- 『Starter Set』のネタばれ「ドラゴンには手を出すな」。
- アドベンチャーには何日かかかり、少人数でのプレイはよりやりやすくなった。『Starter Set』は20時間ほどのプレイができる。
- 『Dungeon Master's Guide』にはエンカウンターズでの情勢変動を含んだダガーフォードが収録される。
- 将来の製品計画は物語やキャンペーンの運営に関係するアドベンチャーを重視し、クラスや種族テーマのものは少ない。
- ミニチュアの展開も物語に合わせたものになる。
- 『Dungeon Master's Guide』には技能を自作するオプションがある。
- 雰囲気とシステムはコアの範囲では雰囲気寄り。
- ゲームを改造するサブシステムをプレイヤは遠ざけることもできる。
- 『Dungeon Master's Guide』はDMがさまざまなものを自作することを助ける。
- 『Dungeon Master's Guide』には次元界についての情報も収録。
- ゲームの三本柱である戦闘、探索、交流のうち、探索は世界を学ぶことに焦点をあてている。ルールで探索を示して支援するしくみもある。
- 属性は存在するが、システムとしては大きなものではない。重視されているのは特徴、束縛、理想だ。
- 『暴虐の悪竜(Tyranny of Dragons)』はフォーゴトン・レルムのソードコーストが舞台。
2014年06月15日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] スイマーが足を引く
今日も今日とて眠かったけど、出かけてるときその場にうずくまって寝たくなるレベルで眠かったのはここしばらくなかったことですぅ。
2014年06月16日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e][LnL] 『ゲームに命を与える(Bringing a Game to Life)』
信じられないことだが、『Player's Handbook』の作業が終わった。私たちは一週間ほど前、印刷所にそれを送り出した。今の私たちはそれよりはるかに多いものが夏の終わりから秋にかけて存在することを忘れがちだが、『ベーシックD&D』、『Monster Manual』、そして『Dungeon Master's Guide』の仕上げに目を向けている。悲しいかな、私が行なおうとしていた『Starter Set』のアドベンチャーについてのリチャード・ベイカーへの質問は、『Player's Handbook』の追い込みで犠牲になった。それは来週にしよう。今回、私は『暴虐の悪竜(Tyranny of Dragons)』の物語がどんなもので、ダンジョンズ&ドラゴンズ全体にどんな意味を持っているのかについて少し書いていきたい。
第5版のルールが新たなD&Dの枠組みだとすれば、『暴虐の悪竜』という物語は実体ある中身だ。私たちは君の心の奥底に衝撃を響かせ、有無を言わさず引き込む冒険物語を引き出すのに数え切れないほどの時間を費やしてきた。その仕事のすべては物語の正典としてまとめられた。クリス・パーキンスが指揮するライターとアーティストのチームは『暴虐の悪竜』の全体的な物語を作り、その物語の中に存在する悪役と英雄に新たな姿を与えた。この物語の正典は素敵な本、ミニチュア、そしてゲームへと姿を変えるために、私たちと提携した制作者に素材として提供された。
まずはじめに、私たちはウォルフガング・バウアーとKobold Pressに第5版に役立つ二部作の会話型RPGのアドベンチャーを打診した。Kobold Pressはこのプロジェクトについて、執筆と編集からイラストの発注と最終的な本のレイアウトまで、すべてを行なった。アドベンチャーを独立したチームが担当することで、私たちは『暴虐の悪竜』の全体像と第5版の残ったルール開発に集中することができた。ウォルフガングと彼のチームは3冊のコア・ルールブックの文章を書くことも求められず、余計な重荷なしに作業をすることができた。こうしたことでKobold Pressは私たちならばコア・ルールブックの作業を終わらせるまでできないアドベンチャーを提供できたが、これは単純に私たちがルールの仕上げを総がかりでできるということでもある。私たちはKobold Pressとの仕事に満足し、君は将来このR&DチームとRPGスタジオの共同作業を目にすることになるだろう。
私たちとKobold Pressの関係はMMO RPG『Neverwinter』を作成しているCryptic Studiosとの関係に似ている。Crypticのライターとデザイナは彼らのゲームに新たなコンテンツを追加するために『暴虐の悪竜』の物語の正典を使っており、Kobold Pressも同様にしている。会話型RPGに現われるものと同じあらすじ、アーティファクト、そして敵はまた、この夏に『Neverwinter』のモジュールでもお目見えする。いくつかのホワイトボードのメモや初期のスケッチは3Dのゲーム・エンジンによって命を与えられたそれは、とても素敵な見た目や物語になっている。
3Dといえば、WizKidsとGale Force Nineからどちらも同じ物語の正典から削り出したD&Dミニチュアが発売される。ミニチュアの多くは『Monster Manual』のイラストを元にして作られたが、私たちは『暴虐の悪竜』の重要なもんスターや敵のいくつかがWizKidsとGale Force Nineの製品に含まれていると慎重に確認した。物語の正典を作成してよかったことのひとつは、それが私たちがパートナと歩調を合わせることができるようになったことだ。私たちはKobold Pressのアドベンチャーが完成するのを待たずに、WizKidsとGale Force Nineがカルト・オヴ・ザ・ドラゴンの重要人物をミニチュアにできるのである。どちらのチームも同じように創造性を引き出し、確実に最初からすべてが調整されている。
私たちの物語へ取り組む新たな方法でもっとも刺激的な部分は、まだこれからだ。私たちは既に次の物語の正典を完成させ、そしてパートナもそれらの物語に生命を与えるために努力している。年末までに、私たちはふたつめまでの物語の正典を完成させみっつめの開発に取りかかる。私たちが『暴虐の悪竜』で取った方法――TRPGでひとつのキャンペーン形式アドベンチャーを作成し、デジタル・ゲーム、アクセサリでサポートする――はD&Dのこれからにとって重要なものになる予定だ。私たちが多角化で新規参入者を射程に入れながら君にD&Dの新たなプレイ方法を提供し、それらの物語はすべてが一本の糸で結ばれているのだ。
『暴虐の悪竜』関連製品のより詳しい情報はここをクリック。
マイク・ミアルス
マイク・ミアルスはD&Dリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はD&D第5版のデザインを主導している。彼が他に名前を出している仕事は『キャッスル・レイヴンロフト』ボードゲーム、第4版『モンスター・マニュアル3』、そして第3版『プレイヤーズ・ハンドブック2』だ。
2014年06月17日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『Starter Set』の地図公開
WotC公式サイトの『Starter Set: Excerpt 4』で、『Starter Set』のアドベンチャー、『Lost Mine of Phandelver』の地図が公開されたですぅ。
地図はネヴァーウィンター周辺で、真ん中下寄りにあるPhandalinが冒険のスタート地点になりそうですぅ。
2014年06月18日 [長年日記] 編集
§ [DnD][DnDNext][Liber] 『殺戮のバルダーズゲート』
『殺戮のバルダーズゲート』は当時開発中のD&D Next用でD&D Encountersのプレイにも使われた、バルダーズゲートの街中が舞台の1~3レベル用シナリオですぅ。
シナリオの記法は分割プレイ用に12のステージで区切られ、ステージ内部も誰かに合って話をする、起きている事件を調べるなどのイベントごとに区切られ、そこで起こる出来事や想定されるPCの行動と対応が書かれた方式で、イベントやシーンをつないで次へ進めていく進め方になってますぅ。
データは英語版だと完全にNextのものだったけど、日本語版でこの辺がどうなっているかは興味深いところですぅ。
また、シナリオの舞台になっているバルダーズゲートを歴史から人物、組織、宿に酒場まで詳細に解説したパートも30ページほどあるので、レルムの設定が好きな人も楽しめるようになってるですぅ。
2014年06月19日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『Starter Set』のイラスト公開
今日の『Starter Set: Excerpt 5』は『Starter Set』のイラストで、ゴブリンですぅ。
2014年06月20日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] おもちゃから変革へ
ある日ダウンロード販売サイトに登録されたマキ割りシミュレータが物理エンジンとして素性がよくライセンスも緩かったのでエンジニアたちがmodを開発し始め、いつの間にかひとつのVRプラットフォームになるストーリィをふと考えたけど、このネタは、数年前なら突飛すぎるといわれ、今なら現実的すぎるといわれそうですぅ。
2014年06月21日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] 毎年恒例の梅シロップ
今年も梅シロップをつけたけど、2010年に漬けていた梅の容器を再利用したので瓶が増えることはなかったですぅ。
2014年06月24日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] 鼻できなこを食べる
わらびもちを食べていたらきなこをスニッフィングしてしまい香ばしかったですぅ。
§ [DnD][5e][LnL] 『生きたルール・セット(A Living Rule Set)』
6月上旬のOrigins Game Fairで、私たちはD&Dの生きたルール・セットの概念と、それがプレイヤーとDMにとってどんな意味を持つのかを解説した。いくつかのウェブサイトがそこで話されたことを報告したが、私はこのシステムの後ろにある基礎部分を要約したほうがいいと考えた。D&Dの生きたルールのセットとは何を意味するのか?
最大の変化は私たちがゲームをアップデートしていく方法への影響だ。かつて、私たちはフォーラム、カスタマー・サービスから寄せられる問題点の要約、そしてゲームを変化させてきた私たち自身の経験に頼っていた。この方法でも問題だと認識されているゲームの箇所を見つけることはできるが、それらの問題の重要さを評価する部分が貧弱だった。何が起きているか鮮明な絵を描くためにはより広い網を投げなければならないと公開プレイテストは私たちに教えてくれた。
そのために、君にはD&D第5版の開発を導くために使ったものと同じように年次調査が行なわれると期待してもらいたい。これらの調査は私たちがゲームの中にある問題点を特定できるようになるだけではなく、私たちは時間とともに意見が変化していく様子を観察できる。一年の結果を翌年のものと比較することで、私たちはゲームがどう変化しているかを感じることができる。
私たちが問題点を特定したら、次の段階は変化の大きさに依存する。いくつかの変更は単純で簡単だ。ルールが不明瞭なら、私たちはアップデートをFAQや似たようなことで行なえる。数値が間違っていたりルールから言葉が漏れていたなら、私たちは将来印刷される本をアップデートし、エラッタのリストを編纂できる。この規模の変化のために、私たちは年次アップデートを提供しようとしている。私たちは不可欠な場合にのみ、(FAQのアップデートとは対照的に)実際のルール変更を行なう。プレイヤーとDMがこれらの変化で本を買い換える必要があると感じてしまったら、私たちはやりすぎているということだ。
しかし、多くの問題は単純な変更ではどうにもならない。あるクラスが他に遅れを取るかもしれない、魔法のアイテムが強すぎるかもしれない、などなど。こうした性質の問題を取り扱うための第一歩は、ずっと多くの時間と労力を必要とする。
まず、私たちは問題のゲームへの影響を評価する。いくらかのプレイヤーがあるクラスがあまりにも弱くてプレイする気が起こらないと不満の声をあげたとする。だが、同時にそのクラスをプレイしている人たちはそれを楽しみ、高く評価している。この場合、私たちは何も変更しない。しかし、そのクラスを誰もプレイしようとしていない場合、私たちは異なるオプションを模索する必要がある。
類似した過程はあまりに強すぎるかもしれないゲームの要素にも当てはまる。あまりに多くのプレイヤーが特定のオプションを選んでいないだろうか? そのオプションを選ぶ人たちはそれを好んでバランスがいいと感じているだろうか? DMが憎む特定のルールやゲームの要素はプレイヤーに愛されているものではないだろうか? 私たちはプレイヤーだけがそれを褒める報告をし、プレイヤーに人気だが、DMはそれを問題だと感じるようなものは変更するかもしれない。
何かが問題だということを知っていれば、私たちは君にそれをどうする予定なのかを知ってもらえる。何か考えを持っている場合、どんな変更をする前にも私たちはコミュニティにそれらを提示してそれらをプレイテストする。変更点が好まれて問題を解決したなら、私たちはDMが採用できるオプションとしてそれらを実装する。
私たちにことを急くつもりはない。私たちが修正を行なうとき、私たちは年単位で問題点を俎上に乗せるかもしれない。しかし、私たちはできるだけ早くDMとプレイヤーが望むなら使えるオプションとして、その解決法を共有する。そもそもその問題点をまったく受けていなかったグループはそれを無視することができるし、解決法を探しているならそれらをよくテストし、結果を報告できる。
一部のプレイヤーはこうした過程の間、常に新たな版の影を感じてしまうかもしれない。しかし、私たちは第5版のルールを長く使い続けられるゲームと見ている。印刷された本に深刻な変化を求めるくらい重要な改定は、ゲームにいくつもの明らかな改善点をもたらさなければならない。君が新刊を買うときは、それが私たちに強いられるのではなく――君が望んだものでなければならない。理想的なことをいえば、印刷された製品へのアップデートは広く人気があるとわかったアップデートと改定を単純に取り込んで増加さていかなければならない。
さまざまな点で、この方法論はルールのこの版の寿命を長くする。長い目で見れば、問題をためておくのはプレイヤーとDMの不満を増やし、新版を求めるよりも多くの要求を作っていく。ゆっくりとゲームを変化させて無料で入手できるようにすることで、私たちはより簡単にグループが長い年月の間D&D第5版のルールを使い続けられるようにする。
最後に、生きたルール・セットの方法論はD&Dに提案された改善と変化を提供するため、R&Dに居場所を与えられている。ゲームを改善することについて考えがあるなら、私たちはそれをDM用のオプションとして表現してフィードバックを集め、そして情報に基づいた将来の製品とコア・ゲームの潜在的な変化を決断していくことができる。これらのオプションは正しく――君が取捨選択できるオプションだ。コミュニティ全体が新たなオプションを受け入れた場合だけ、私たちは有効な基本ルールとするためにゲームを変化させることを考えるだろう。
『Starter Set』プレビュー:作成済みキャラクター
発売間近の『D&D Starter SetSet』、この時間はこのセットのデザインを見ていこう。今週は、作成済みキャラクターにスポットライトを当てる。
『Starter SetSet』にはプレイヤーが選べる5体のキャラクターが封入されている。君が自分だけのキャラクターを作成したいなら、『ベーシックD&D』がダウンロードできることも思い出してほしい。キャラクターは以下の通りだ。
- 重装鎧と大きな斧を持った、ヒューマンのファイター
- 軽装鎧と弓を装備した、ヒューマンのファイター
- ドワーフのクレリック
- エルフのウィザード
- ハーフリングのローグ
キャラクターは『ベーシックD&D』のオプションを使用して作成され、彼らをプレイヤーが作成することを選んだ場合のほかのキャラクターと一緒に使うことを簡単にした。
私たちはこれらのキャラクターで、プレイヤーに1枚のシートとルールだけを与えるようにしようと決めた。特徴、弱点、そして束縛のシステムを用いることで、私たちはすべてのキャラクターが積極的に冒険へ飛び込む背景を与えている。たとえば、弓を持ったヒューマンのファイターは冒険が盛んな地域の、雷樹の町で生まれた人物だ。その町にはモンスターがはびこり、住人は数年前に離散したので、キャラクターはそれらのモンスターを追い払う目的も持って帰ってきている。
君が作成済みキャラクターを選択してアドベンチャーをプレイするなら、彼らの背景物語は押していく行動の助けとなる要素だろう。冒険者の背景と関係しているNPCはパーティを助けるか害をなす存在に解釈することができる。キャラクターが探したい場所や人物はアドベンチャーの重要な部品になる。単純なキャラクターの特徴をステータスの集合としてみなせば、このようにキャラクターのロールプレイングをすれば、より多くの冒険と多くの行動を取り出すことができる。
私たちは新たな、そして帰ってきたプレイヤーにロールプレイングがD&Dでどれだけ重要化認識してほしかったので、この方法を採用した。キャラクターの人格的特徴を与えることで新たなプレイヤーがどこから始めていけばいいのかを示すのだ。より重要なのは、キャラクターの背景という要素はすべてのプレイヤーにアドベンチャーへ積極的に取り組む明確な目的意識を定め、誘導し、自主的にアドベンチャーをプレイさせるものであることだ。線形に事件を連続させて行動を誘発させていくことに頼るより、プレイヤーが次に何をすべきか決めて積極的に動くアドベンチャーを期待している。
DMの場合、『Starter SetSet』のアドベンチャーのためにプレイヤーが『ベーシックD&D』を使ってキャラクターを作成してきても、君は作成済みキャラクターの背景と束縛をそのプレイヤーと共有することを考えないといけない。それらのオプションによって新たに作成されたキャラクターがより密接にアドベンチャーに参加することができ、プレイヤーに目的意識と、情報基づいた決断で行動を具体化し、活発に動けるものを与える。
R&Dチームは今日の午後4時(太平洋標準時)からダンジョンズ&ドラゴンズStarter Setの開封を配信する。私たちはダンジョン・マスターが『Starter SetSet』を準備する方法について紹介し、アドベンチャーの内容について質疑応答を行なう。
マイク・ミアルス
マイク・ミアルスはD&Dリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はD&D第5版のデザインを主導している。彼が他に名前を出している仕事は『キャッスル・レイヴンロフト』ボードゲーム、第4版『モンスター・マニュアル3』、そして第3版『プレイヤーズ・ハンドブック2』だ。
2014年06月26日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] 海岸に埋もれた自由の女神みたいな
『真・女神転生II』みたいなポストホロコーストに文明が再建された舞台だと、序盤にまったく具体的な地名を出さずに進行し、地下世界に入ったところで実は昔ここはトウキョウと呼ばれていたと判明するシナリオにすれば、また違う趣になるんじゃないかと考えていたですぅ。
2014年06月27日 [長年日記] 編集
§ [Promiscuus] コンセント自体が古い
PCを置いたりしているこの部屋のコンセントがかなり古く、プラグがちょっとしたことで抜けそうになっているのはなかなかにスリリングでよろしくないですぅ。
2014年06月28日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e] 『Starter Set』の魔法のアイテム、モンスタ公開
24日の『Starter Set: Excerpt 6』では魔法のアイテムが公開され、魔法のアイテムは手にしただけで雰囲気が違うことを感じる、アイデンティファイの呪文や小休憩で調べると効果を知ることができる、魔法のアイテムを使うためには小休憩を使って調律(attune)する必要があり、調律が必要なアイテムは一度にひとりしか使いこなせず、ひとりあたり3つまで装備できるなどの情報があらためて出てきたですぅ。
魔法のアイテムの説明では、+1武器は光を放っているなどの説明に懐かしさがありますぅ。
26日の『Starter Set: Excerpt 7』ではモンスタのステータスが公開されたですぅ。
書式は3.5e後期のものをさらにブラッシュアップした感じで、特殊能力なども全部同じ項目内に書いているのがとても助かるですぅ。
2014年06月29日 [長年日記] 編集
§ [NOVA] 2014年06月29日『From Dusk』
天照(27・♀・アヤカシ、カリスマ●、ハイランダー◎):電脳聖母事件でアマテラスの制御中枢を介して物質界に受肉した〈†血脈:神の一族〉。サロン・ドルファンの女大公からも客人への礼をもって遇されている。プレイヤは荒原の賢者氏。
ガモウ・リュウジ(?・♂・エグゼク=エグゼク◎、ハイランダー●):かつて無数の〈クローン〉を持っていた“法人”。それらが失われた現在も、企業間トラブルシューターをやっている。今回の依頼主はイワサキ。プレイヤは隠者氏。
アヤメ(??・♂・フェイト◎、カタナ●、カゲ):D時代に一発当ててリゾートのオーナーになったが、本来のオーナーが経営を乗っ取ってきて居続けることが難しくなり、N◎VAに舞い戻った元傭兵。プレイヤは森聖氏。
『クロス・ザ・ライン』を買ってそのまま始めたアクトだけど、シナリオは特に関係なく、探偵、アヤカシ、企業のトラブルシューターが汎元殿、サロン・ドルファン、イワサキなどさまざまな組織の思惑が絡み合う事件を解決する対魔ものだったですぅ。
一番上のハンドアウトを誰も取らなかったのでそこに急遽ゲストの“閃止公”をねじ込み、彼から情報を得たりしながら話を進めるシナリオに改変したけど、なんとかアクトは空中分解せずに済んだですぅ。
フェイトが天國のラボで勝手に冷蔵庫のケーキを食べたり、イワサキのメディア系会社が襲撃されたときに様子を見に行ったら四肢を変な方向に曲げられたデスクが平然と会話をしたり、“閃止公”が両頬を交互に殴られてスチール棚に頭をぶつけたり、ヒューマンミートのハンバーグを食べたがっていたアヤカシから心臓をえぐりだして自分のハツを咥えさせたり、いい具合にB級映画してましたぁ。
カット進行の方はリアクション担当いないのに範囲攻撃振り回すのはRLの心臓にも悪いことを再確認したですぅ。
顔イラストつきゲストを登場させたいなら、旧版のデータも持ち歩いていたほうが選択の余地が広がるから今度からは忘れないようにしたいですぅ。
今回あらためて認識したのは、企業からの依頼で本筋と密接には関わらない部分を開示しないでおき、情報収集で実は……となるとメガコーポの陰謀劇を匂わせるいいエッセンスになることですぅ。
それにしても、今回参加したアヤメが九年前のキャストだったことには無慈悲な時の流れを感じてしまうですぅ。
それはそうと、“閃止公”は修行と異端元力狩りばかりやってるのでメガプレックスに馴染めない行者風の壮年男性で、最後はその辺の店で買い物もできなかったぐしゃぐしゃの一万円札をキャストへお礼に渡し、山に帰っていったですぅ。
2014年06月30日 [長年日記] 編集
§ [DnD][5e][LnL] 『D&Dのベーシック・ルールについてもう少し(A Bit More on the Basic Rules for D&D)』
D&D第5版最初の製品が発売されるまであと少しだとは、なかなか信じがたい。『Starter SetSet』は今週にウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店へ入荷し、7月3日に発売される。そしてその日にダンジョンズ&ドラゴンズのウェブサイトでは、D&Dのベーシック・ルールが公開されるのを見ることができる。
D&Dのベーシック・ルールで、私たちはキャラクター作成を含めたものを最初に公開する。種族としてヒューマン、エルフ、ドワーフ、そしてハーフリング、それに加えて1レベルから20レベルまでのすべてを備えたウィザード、クレリック、ファイター、そしてローグのクラスがある。『Monster Manual』と『Dungeon Master's Guide』の完成も近く、私たちはベーシック・ルールにより多くの素材を詰め込んで完全なゲームへと成長させる。私たちの目標は今年の年末まで、その時々で完全なものとしてD&Dのベーシック・ロールをアップデートし続けることだ。
ベーシック・ルールの内容については、君に期待してもらうためにも隠されたものを覗き見てみよう。これらの素材はすべて『Player's Handbook』から抜粋されていることを心に留めるのは重要なことだ。D&Dのベーシック・ルールは異なるゲームではなく、むしろダンジョンズ&ドラゴンズのサブセットなのだから。
種族:エルフ、ドワーフ、そしてハーフリングのそれぞれには特徴として2つの副種族がある。ヒル・ドワーフとマウンテン・ドワーフ、ハイ・エルフとウッド・エルフ、そしてライトフット・ハーフリングとスタウト・ハーフリング。
クラス:それぞれのクラス特徴はひとつの専門化オプションを持つ。ファイターには武勇の原型の勇者、クレリックの特徴は生命の領域、ローグには悪党の原型、そしてウィザードは秘術の系統として力術。
背景:『Starter SetSet』の作成済みキャラクターにはD&Dのベーシック・ルールにある背景の特徴が含まれている。
装備:ベーシック・ルールには『Player's Handbook』の装備の章が完全な形で含まれている。
プレイのためのルール:D&Dのベーシック・ルールは戦闘、能力値の使い方、冒険、そして魔法のルールのすべてを『Player's Handbook』から抜粋している。
呪文:このゲームはクレリックとウィザードの呪文を、すべての始まりである0レベルの初級呪文からもっとも強力な9レベル呪文まで、幅広い選択肢を取り揃えている。
クレリック呪文 | ウィザード呪文 |
---|---|
初級呪文(0レベル) | 初級呪文(0レベル) |
ガイダンス | ファイア・ボルト |
ライト | ライト |
レジスタンス | メイジ・ハンド |
セイクリッド・フレイム | マイナー・イリュージョン |
スペア・ザ・ダイイング | プレスティディジテイション |
ソーマタージ | レイ・オヴ・フロスト |
1レベル | 1レベル |
ブレス | バーニング・ハンズ |
コマンド | チャーム・パースン |
キュア・ウーンズ | ディテクト・マジック |
ディテクト・マジック | アイデンティファイ |
インフリクト・ウーンズ | メイジ・アーマー |
2レベル | マジック・ミサイル |
オーギュリィ | シールド |
ホールド・パースン | サイレント・イメージ |
レッサー・レストレーション | スリープ |
サイレンス | サンダーウェイヴ |
スピリチュアル・ウェポン | 2レベル |
3レベル | アーケイン・ロック |
ディスペル・マジック | インヴィジビリティ |
プロテクション・フロム・エナジー | ノック |
リムーヴ・カース | レヴィテート |
スピーク・ウィズ・デッド | マジック・ウェポン |
4レベル | 3レベル |
デス・ウォード | ディスペル・マジック |
ディヴィネーション | ファイアーボール |
フリーダム・オヴ・ムーヴメント | フライ |
ガーディアン・オヴ・フェイス | ヘイスト |
ロケート・クリーチャー | ライトニング・ボルト |
5レベル | メジャー・イメージ |
コミューン | 4レベル |
フレイム・ストライク | アーケイン・アイ |
グレーター・レストレーション | ディメンジョン・ドアー |
マス・キュア・ウーンズ | グレーター・インヴィジビリティ |
レイズ・デッド | アイス・ストーム |
6レベル | ストーンスキン |
ブレード・バリアー | 5レベル |
ファインド・ザ・パス | コーン・オヴ・コールド |
ハーム | ドミネイト・パースン |
ヒール | ドリーム |
ヒーローズ・フィースト | パスウォール |
トゥルー・シーイング | ウォール・オヴ・ストーン |
7レベル | 6レベル |
イセリアルネス | チェイン・ライトニング |
ファイア・ストーム | ディスインテグレイト |
リジェネレイト | グローブ・オヴ・インヴァルネラビリティ |
リザレクション | マス・サジェスチョン |
8レベル | オットーズ・イレシスティブル・ダンス |
アンティマジック・フィールド | トゥルー・シーイング |
アースクエイク | 7レベル |
ホーリィ・オーラ | ディレイド・ブラスト・ファイアーボール |
9レベル | フィンガー・オヴ・デス |
アストラル・プロジェクション | モルデンカイネンズ・ソード |
ゲート | テレポート |
マス・ヒール | 8レベル |
トゥルー・リザレクション | ドミネイト・モンスター |
メイズ | |
パワー・ワード・スタン | |
サンバースト | |
9レベル | |
フォアサイト | |
インプリズンメント | |
メテオ・スウォーム | |
パワー・ワード・キル | |
タイム・ストップ |
マイク・ミアルス
マイク・ミアルスはD&Dリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はD&D第5版のデザインを主導している。彼が他に名前を出している仕事は『キャッスル・レイヴンロフト』ボードゲーム、第4版『モンスター・マニュアル3』、そして第3版『プレイヤーズ・ハンドブック2』だ。