ネコぶんこ


2023年05月06日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:トッドの牛さらい(2レベル)

今週の小冒険は2レベルのキャラクター1人用ですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は1人用の短時間で終わるアドベンチャーである。『アドベンチャー:宿代稼ぎ(1レベル)』を終了させたことが前提になっている。

キャラクターは踊る黄金樽亭の店主、エルフのセリルイーンから仕事を回される。

今回の依頼人は街の近くで農場を営んでいるハーフリングのトッドからの依頼である。彼の牛が何頭も盗まれているので、それを追跡して奪還し、できることなら犯人をこらしめてほしいという内容だ。

この事件の裏で暗躍しているのはゴブリンのグラッコ一家である。彼らはトッドの農場の近くにある洞窟に住み、隙を見て牛をさらっては洞窟の近くに繋ぎ、まとまった量を捕まえたらカーレリアで売ろうとしているのだ。

キャラクターがこの依頼を受け、グラッコ一家の洞窟から牛を開放すれば冒険は終了となる。

冒険への導入

踊る黄金樽亭に逗留していると、店主のセリルイーンが太り気味のハーフリングの男性を伴ってやってくる。

「こちらはトッドさん。この街の近くで農場をされてます」

トッドは「俺の農場から夜な夜な何頭も牛が盗まれてるんだ。なんとか後を追って取り戻してくれねえか」と相談する。報酬は20gpと、いりようなら牛を1頭(牝牛、10gpで売れる)である。

1.トッドの農場

カーレリアからトッドの農場までは徒歩で半日ほどだ。GMが必要ならランダム遭遇を起こしてもよい。

農場はトッドの一族でやっており、10人くらいが働いている。牛がいなくなったのは丘の上にある放牧場で、周囲に柵などはない。

2.牛を追跡せよ

いなくなった牛の足跡を追跡するには難易度10の【判断力】〈生存〉判定が必要だ。この判定に成功すれば、小型の人型生物らしき足跡が一緒に歩いているのを確認できる。

失敗しても特にデメリットはない。成功するまで試行錯誤しよう。

3.牛の隠し場所へ

牛の足跡を追跡すると、トッドが農場をしているのとは別の丘のふもとへ続いている。そこには牛が4頭、首につけられた縄で数珠繋ぎになっている。

牛の繋がれた縄は近くにある洞窟の入口に打たれた杭に結ばれており、そこではゴブリンが見張りをしている。

君がゴブリンに戦いを挑むようなら、戦闘の処理を行なうこと。

ゴブリンに勝利した場合、牛を連れて帰りたいなら、牛1頭に1回、難易度10の【魅力】〈動物使い〉を行なうこと。4頭全部に成功したなら、そのまま連れて帰ることができる。失敗した場合、牛は大きな鳴き声をあげて抵抗し、洞窟の中からゴブリンが2人出てきて戦闘になる。

ゴブリンを迂回して洞窟に入りたいなら、難易度9の【敏捷力】〈隠密〉判定を行ない、成功すれば「4.洞窟の中」を読むこと。

ゴブリン

小型・人型生物(ゴブリン類)、中立にして悪


AC:15(レザー・アーマー、シールド)

hp:7(2d6)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
8(-1) 14(+2) 10(+0) 10(+0) 8(-1) 8(−1)

技能:〈隠密〉+6

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:共通語、ゴブリン語

脅威度:1/4(50XP)


器用な脱出:ゴブリンはそのターンにボーナス・アクションとして離脱あるいは隠れ身アクションを行なえる。

アクション

シミター:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[斬撃]ダメージ。

ショートボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程80/320フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

4.洞窟の中

洞窟の中にはゴブリンが2人住んでいて、「あと2頭ほど盗んだらカーレリアの牛市場に行こうぜグラッコ兄貴」「そうだな弟よ」と悪事の相談をしている。

牛を取り戻すだけなら必要ない戦いだが、これからも悲劇を起こさないためには彼らを倒す必要があるかもしれない。どうするかは君次第だ。

ゴブリン

小型・人型生物(ゴブリン類)、中立にして悪


AC:15(レザー・アーマー、シールド)

hp:7(2d6)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
8(-1) 14(+2) 10(+0) 10(+0) 8(-1) 8(−1)

技能:〈隠密〉+6

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:共通語、ゴブリン語

脅威度:1/4(50XP)


器用な脱出:ゴブリンはそのターンにボーナス・アクションとして離脱あるいは隠れ身アクションを行なえる。

アクション

シミター:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[斬撃]ダメージ。

ショートボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程80/320フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

結末

牛4匹をトッドの農場に戻したら仕事は終了だ。グラッコ一家を捕らえるか殺すかしたら、その証になるものをカーレリアの衛兵に見せれば後で金一封(10gp)をもらうことができる。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。


2023年05月13日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:橋の武芸者(2レベル)

今週の小冒険は2レベルのキャラクター1人用ですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は1人用の短時間で終わるアドベンチャーである。『アドベンチャー:宿代稼ぎ(1レベル)』を終了させたことが前提になっている。

キャラクターは踊る黄金樽亭の店主、エルフのセリルイーンから仕事を回される。

今回の依頼人はヒューマンのコラートからの依頼である。彼は街の外にある塔で生活しているゴラックという兄がおり、彼の元に親類からもらった果物や雑貨を届けてほしいというものだ。

ゴラックの塔まではカーレリアから8時間ほど歩いたところにある。しかし途中の川にかかった橋を、武芸者を名乗るオークのホドルンが塞いでいるため、キャラクターは大回りするか彼をどうにかするかの選択を迫られる。

キャラクターがゴラックの塔に届け物をすれば冒険は終了となる。

冒険への導入

君が踊る黄金樽亭に逗留していると、店主のセリルイーンと話し込んでいた白髪の老ヒューマンが店主とこちらにやってくる。

「お前さんが冒険者と聞いて頼みがある。わしはコラート。わしの兄が街の外にある塔に住んでいるんだが、そこまで届け物をしてくれないか」

街の近くとはいえ市壁の外へ出れば盗賊やモンスターの危険がある。とはいえ届け物だけなら簡単な依頼だ。果実なので潰れないようにと言い含められ、報酬は2gp。乏しい金額だが、朝に発てば1日歩いて先方で1晩泊まって帰ってこれる距離なので悪い仕事ではない。

1.カーレリアの市門で

依頼を受けた翌日、カーレリアの市門でコラートと待ち合わせしていると、彼は時間より少し早く現われる。そのことに何か言ったら、彼は「年寄りは朝が早いのだ。気にするな」と返す。

コラートから渡されるのは昨日言われた通りの大きな柑橘系の果物が数個と、細々した雑貨の類いだ。全部中古で流したとしても1gpになるかならないかだろう。

彼からは簡単な地図や目印を書いた書き付けも渡される。さあ、冒険の始まりだ。

市門から出て旅をする途中、GMは自分の決めた周期でランダム遭遇が起こるものとしてもよい。

2.旅人の噂

半日ほど歩き、太陽が空のてっぺんから下がり始めた頃、君は困り顔をした旅人数人とすれ違う。彼らは「ついてねえな。オークが通せんぼとは」「腕試しって言ったって、あんな地元の奴らしか通らねえような場所に強い奴なんていねえよ」「ただの弱い者いじめだよなあ」などと愚痴を言い合っている。

彼らから詳しい話を聞くなら、ゴラックの塔に行くなら通らなければならない橋を腕自慢のオークが通せんぼしているという。そこは近隣の共同体とカーレリアを繋ぐ大事な橋で、村人たちは遠回りを余儀なくされている。

3.オークの橋

ゴラックの塔まであと数時間という場所に、問題の橋はある。橋のたもとには獣の革で作られたテントが張られ、橋の上にはオークが得物を手に構えて「俺は西より来た戦士ホドルン。通りたくば俺と腕試しをせい」と呼ばわっている。それを地元民らしき旅人が数名、迷惑そうに眺めている。

橋の周辺は木や茂みが綺麗に伐採され、隠れられそうな場所はない。君はホドルンと戦ってもいいし、迂回路を探してもいい。

不意討ちなどをせずホドルンと戦った場合、君が負けても彼は殺すことはせず立てるようになるのを待ち、「またの挑戦を待っているぞ」と送り返す。

迂回路を探すのは難易度10の【判断力】〈生存〉判定である。成功すれば、君は対岸まで渡れそうな川の浅い場所を見つけることができる。ただし、難易度5の【筋力】〈運動〉判定に成功しなければ、転倒して果物を傷めてしまう。

オーク

中型・人型生物(オーク)、混沌にして悪


AC:13(ハイド・アーマー)

hp:15(2d8+6)

移動速度:9m(30フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 12(+1) 16(+3) 7(-2) 11(+0) 10(+0)

技能:〈威圧〉+2

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10

言語:共通語、オーク語

脅威度:1/2(100XP)


侵攻:ボーナス・アクションで、オークはそれの見ることができる敵対しているクリーチャーに近づくように、自分の移動速度まで移動することができる。

アクション

グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:9(1d12+3)[斬撃]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)または9/36m(30/120フィート)、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[刺突]ダメージ。

結末

ホドルンを倒し、もし彼が生きていれば、君を強者と認めて押しかけ部下になる。君はこれから冒険に行くとき心強い(?)仲間を手に入れたのだ。

また、人々の面前でホドルンを倒すと、君はオークを追い払った英雄として賞賛の対象になり、後日近くの村の人々から踊る黄金樽亭に10gpが届けられる。

ゴラックの塔に無事たどり着いたら、ゴラックは君を歓迎して宿を貸してくれ、届け物についても丁寧に礼を言う。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。


2023年05月17日 [長年日記] 編集

§ [Ludus] 『指輪物語:中つ国の伝承』買い物講座

Twitterで指輪もんの方がM:tGの『指輪物語:中つ国の伝承』は製品多すぎとおっしゃられていたので、いやまったくその通りと思い、独断と偏見に満ちたガイドを書くですぅ。

まず、M:tGのカードには出にくさを示すレアリティがあって、コモン、アンコモン、レア、神話レアの順番で珍しくなっていくですぅ。

そして、レアリティとは別に箔押しのフォイル、さらにイラスト違いのカード、特殊フレーム(枠なしでイラストが全面に印刷されたものなど)などのブースター・ファンがありますぅ。

『指輪』のブースター・ファンは、

  • 全面に中つ国の地図が描かれた『「地図」フルアート版基本土地』
  • 指輪をモチーフにした円形の枠にイラストが入った『「指輪」ショーケース』
  • 滅びの山やホビット荘がカード全面に描かれた『ボーダーレス土地』
  • イラストがちょっと広く印刷された『拡張アート』
  • 一枚絵が複数のカードにまたがった『ボーダーレス・シーン』

など、ややこしいわいと言いたくなる量のちょっと違うだけカードが用意されていますぅ。これらは後述するドラフト・ブースター、セット・ブースターからランダムに出て、コレクター・ブースターには確定封入枠があるですぅ。

では、カードがどのバージョンのパックにどう入っているかを、これから説明しますぅ。

ドラフト・ブースター

これは実際にゲームで遊ぶ(その場でパックを開けて出てきたカードで遊ぶ遊び方がある)ことを重視したパックで、以下のように16枚のカードが入っているですぅ。

  • レアか神話レア1枚
  • アンコモン3枚
  • コモン10枚
  • 基本土地1枚
  • トークンか広告カード1枚

ドラフト・ブースターは箔押しのフォイルや仕様違いなブースター・ファンの確定封入枠はない(入っていないわけではない)ですぅ。そのかわり1枚当たりの価格は一番安いですぅ。

こちらは36パックで1ボックス(売り場にディスプレイする箱1つ)になって、箱を開けるとボックストッパーという特典カードが入ってますぅ。これの内容は、既存のM:tGカードのカード名とイラストを指輪物語仕様にしたもので、《誕生祝いの木》や《カサド=ドゥームの橋》、《ゴルゴロスの谷》などが入っているですぅ。

セット・ブースター

こっちはパックを開けて何が出るかなーと楽しみたい方の人向けパックで、14枚のカードが入っているですぅ。内訳は以下の通りですぅ。アート・カードというのはカードに使われているイラストだけを印刷したやつですぅ。

  • レアか神話レア1~4枚(最低1枚)
  • アンコモン1~9枚(最低1枚)
  • コモン1~8枚(最低1枚)
  • 基本土地1枚
  • アート・カード1枚
  • トークンか広告かザ・リスト(指輪物語と関係ない別セットからの再録)のカード1枚

こちらは30パックで1ボックスになり、ボックスにはボックストッパーが封入されているですぅ。

コレクター・ブースター

こっちはお大尽様向けのブースターですぅ。全カードが箔押しのフォイルになっていて、仕様違いカードの確定封入枠があるですぅ。慣例通りだと16枚がだいたい次のような封入率になってるはずですぅ。

  • 仕様違いのレアか神話レア4枚
  • 仕様違いのコモンかアンコモン3枚
  • フォイルのレアか神話レア1枚
  • フォイルのアンコモン2枚
  • フォイルのコモン4枚
  • フォイルの「地図」フルアート版基本土地1枚
  • トークン1枚

このセット最大の目玉は、英語版のコレクター・ブースターのみに封入されるシリアルコード入り《一つの指輪》で、世界で一枚だけのカードになる予定ですぅ。

また、『指輪』での限定要素はもうひとつ、コレクター・ブースター限定で力の指輪をモチーフにしたイラストとクウェンヤ版の《太陽の指輪》が低確率で出現するものもあるけど、自分で出すより売りに出されたのを買った方が安くつきそうなやつですぅ。

コレクター・ブースターはセットごとに仕様がころころ変わって上の情報も確かではないので、公式サイトで仕様が出たら確認して買った方がいいですぅ。

こちらは12パックで1ボックスになり、ボックスではドラフト、セットのボックスとは違う仕様のボックストッパーが出る可能性があるですぅ(もちろん通常使用のも出てしまう)。

ジャンプスタート・ブースター

テーマ(内容)が固定された20枚のカード入りブースター2パックを組み合わせて、その場でゲームが遊べるように設計された特別なブースターですぅ。

ボックスには24パック入っていて、ボックストッパーはないですぅ。

これ限定でテーマごとに5種類のレアが入っているけど、コレクター・ブースターでもランダムに出てくるですぅ。

ここまでで紹介したブースターのボックスをWPN店舗(ウィザーズ・オブ・ザ・コーストと提携した実店舗)で買うと1箱に1枚《ロリアンのブローチ》が特典としてもらえるですぅ。

こうして一番面倒なブースターの種類は解説したものの、製品自体はまだあるのが現代M:tGの面倒くさいところですぅ。

『指輪』ではだいたい以下のような製品が出るですぅ。

プレリリース・パック

正式発売に先駆けてWPN店舗で開かれるゲーム会のために出される製品で、ドラフト・ブースター数パックと日付が刻印されたプロモーション用のカードが何枚か、20面体ダイス型のライフカウンターが入っているパックですぅ。

スターターキット

ゲームを2人で対戦できるように60枚の構築済みデッキ(ゲームができるように選んだカードの束のこと)が2つと、それに追加する用のカードが5枚づつ入った、ゲーム入門用製品ですぅ。《契り結びし、アラゴルンとアルウェン》、《まぶた無き御目、サウロン》の2枚がそれぞれのデッキの顔になるカードですぅ。

デッキに何が入っているかは事前に告知されるので、公式サイトをチェックするといいですぅ。

統率者デッキ

全部異なる100枚のカードからなる作成済みのデッキも4種類売られますぅ。これはテーマが決まっていて、それぞれ、ローハンの乗り手食べ物と仲間エルフの評議会モルドールの軍勢と名付けられているですぅ。

デッキに何が入っているかは事前に告知されるので、公式サイトをチェックするといいですぅ。

Bundle(英語版のみ)

カード入れになる化粧箱にセット・ブースター8パック、基本土地40枚(うち20枚がフォイル)、20面体ダイス型のライフカウンター、《サウロンの破滅、フロド》、《剛毅なるサムワイズ》、《忍耐強く企む者、ゴラム》、《一つの指輪》のフォイル版シーン・カード(このシーンのフォイル版はBundleかBundle: Gift Editionのみで入手可能)が入っているですぅ。

Bundle: Gift Edition(英語版のみ)

Bundleとは違う意匠の化粧箱にセット・ブースター8パック、基本土地40枚(うち20枚がフォイル)、20面体ダイス型のライフカウンター、《サウロンの破滅、フロド》、《剛毅なるサムワイズ》、《忍耐強く企む者、ゴラム》、《一つの指輪》のフォイル版シーン・カード、そしてコレクター・ブースター1パックが入っているですぅ。

というわけで、駆け足で何が出るか紹介しましたぁ。一番知りたいかもしれないコンプまでにどれくらい買えばいいのという話は、350枚前後だろうから2箱~3箱買ってコモンとアンコモン、レアをだいたい揃え、あとはカードショップで単品買いかのう……といったところですぅ。

財団に払った版権料を取り返さないといけないせいか通常のセットより値段お高めの製品ラインなのでそこもご注意ですぅ。


2023年05月20日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:先々代の貯蔵庫(2レベル)

今週の小冒険は2レベルのキャラクター1人用ですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は1人用の短時間で終わるアドベンチャーである。『アドベンチャー:宿代稼ぎ(1レベル)』を終了させたことが前提になっている。

キャラクターは踊る黄金樽亭の店主、エルフのセリルイーンから仕事を回される。

以前キャラクターが『アドベンチャー:宿代稼ぎ(1レベル)』で掃除した地下のワイン倉を片付けたところ、先代の頃に使っていた貯蔵庫への通路が再び見えるようになった。キャラクターはこれの安全確保を依頼される。

貯蔵庫の中はスタージやダークマントルの巣になっている。

キャラクターが魔物を倒せばアドベンチャーは終了となる。

冒険への導入

君が踊る黄金樽亭に逗留していると、店主のセリルイーンが話しかけてくる。

「この前ネズミ退治をしていただいたワイン倉を整理したんですが、棚をどかしたら先々代の頃使っていた貯蔵庫への扉に入れるようになったんです。でも、モンスターが住みついてたので、退治をお願いできませんか?」

ちなみに手間賃は10gpだ。モンスターの種類は何かと訊ねると、セリルイーンは毒虫スタージを何匹か見たと話す他、奥にも何かいるかもしれないと注意をうながす。

1.ワイン倉ふたたび

ワイン倉は踊る黄金樽亭の厨房にある縦穴の下だ。穴は6m(20フィート)の深さまで掘られ、天井までおよそ3m(10フィート)の高さがある。

ワイン倉の中に照明はなく、“暗闇”だ。セリルイーンが渡してくれたランタンや、使えるならライトの呪文、種族として持っているなら暗視の能力などを頼りに進もう。

君が先日ネズミ退治をしたあたりの樽や棚が整理されており、床に取っ手がついている。そこを開けると、鉄製の錆びた梯子が下に向かっている。穴は9m(30フィート)掘られている。

2.貯蔵庫

9m(30フィート)降りると先々代の貯蔵庫がある。ここはもちろん“暗闇”で、幅6m(20フィート)、奥行き15m(50フィート)、天井までおよそ3m(10フィート)の高さがある。

この空間にランタンのような光源を持って入ったなら、そこめがけて2匹のスタージが飛んでくる。そうでないならスタージは壁を這い回っており、不意を討てる。

貯蔵庫には高さ1フィート(30cm)ほどできちんと釉薬がかけられた壺が3つ並んでいる。壺はいずれも蓋がついており、蝋で封印されている。この中には熟成された古い酒が入っており、壺1つあたり10gpで売ることができる。敵の掃討後セリルイーンに渡せば感謝され、壺を1つもらえる。

スタージ

超小型・野獣、無属性


AC:14

hp:2(1d4)

移動速度:10フィート、飛行40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
4(-3) 16(+3) 11(+0) 2(-4) 8(-1) 6(-2)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:-

脅威度:1/8(25XP)


アクション

吸血:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d4+3)[刺突]ダメージ、およびスタージは目標に吸いつく。吸いついている間、スタージは攻撃しない。その代わり、スタージのターンが開始する毎に、目標は血を吸われて5(1d4+3)ヒット・ポイントを失う。

スタージは5フィートを移動したことにして離れることができる。目標が10ヒット・ポイントの血を吸われるか、目標が死ぬと離れる。目標を含むクリーチャーはアクションを消費することでスタージを引き離すことができる。

3.貯蔵庫の奥

貯蔵庫の奥は壁が崩れて瓦礫や土砂にまみれている。

そこへ行くまでの床の上には、ディノサウルスのものらしき大きな骨、枯れ木の切り株、磨かれた金属の玉など、ガラクタが並べられている。これらは先々代が冒険者などから買い取った戦利品で、売ればそこそこの値段になる(全部まとめて500gpほど)。セリルイーンに報告すれば、彼女は思い出の品ということでこれらをここに置いたまま保存することを選ぶ。

瓦礫の近くへ向かうなら、崩れた岩に偽装したダークマントルが君に覆い被さってくる。

ダークマントル

小型・怪物、無属性


AC:11

hp:22(5d6+5)

移動速度:10フィート、飛行30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 12(+1) 13(+1) 2(-4) 10(+0) 5(-3)

技能:〈隠密〉+3

感覚:疑似感覚60フィート、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:1/2(100XP)


偽装:ダークマントルは動かないかぎり、鍾乳石や石筍などの洞窟の地形と見分けがつかない。

反響感覚:ダークマントルは聴覚喪失状態では疑似感覚を使えない。

アクション

握りつぶし:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、クリーチャー1体。ヒット:6(1d6+3)[殴打]ダメージ、およびダークマントルは目標にへばりつく。目標が中型以下でダークマントルが攻撃ロールに有利を得ているなら、目標の頭を呑み込んでへばりつき、ダークマントルがこのようにへばりついているなら、目標は盲目状態かつ呼吸ができない。

ダークマントルは目標にへばりついている間、目標以外のクリーチャーを攻撃できないが、その攻撃ロールに有利を得る。ダークマントルの移動速度は0になって移動速度へのボーナスも受けられず、目標と共に移動する。

難易度13の【筋力】判定に成功したクリーチャーはダークマントルを引き剥がせる。ダークマントルは自身のターンに5フィート移動することで目標から自分を外すことができる。

暗黒のオーラ(1回/日):ダークマントルから半径15フィートに魔法的な暗闇が発せられ、それと共に移動し、角を曲がって広がる。暗闇はダークマントルが(呪文への精神集中のように)精神集中を維持している限り、最大10分まで持続する。暗視はこの暗闇を見通せず、自然の光が暗闇を照らすこともできない。暗闇のどこかが2レベル以下の呪文で作られた光の区域と重なる場合、光を作成している呪文は打ち消される。

結末

スタージとダークマントルを倒せばセリルイーンは君に感謝し、報酬をくれる。崩れた地下室は後日人を雇って修復させるという話だ。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。


2023年05月27日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:闇に暮らす者(2レベル)

今週の小冒険は2レベルのキャラクター1人用ですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は1人用の短時間で終わるアドベンチャーである。『アドベンチャー:宿代稼ぎ(1レベル)』、および『アドベンチャー:先々代の貯蔵庫(2レベル)』を終了させたことが前提になっている。

キャラクターは踊る黄金樽亭の店主、エルフのセリルイーンから仕事を頼まれる。

アドベンチャー:先々代の貯蔵庫(2レベル)』で修理することになった貯蔵庫の崩れていた壁の先に、洞窟が見つかった。セリルイーンは修理の前に洞窟の調査をキャラクターに依頼する。

洞窟の中は人嫌いなドゥエルガル(地底深くに住むドワーフの一種)、ダルギンが地下世界から離れて孤独に暮らしている。かれ

キャラクターがダルギンと交渉して共存する道を探すか、彼を倒してしまうかで問題を解決すれば冒険は終了となる。

冒険への導入

君が踊る黄金樽亭に逗留していると、店主のセリルイーンが話しかけてくる。

「先日調べていただいた貯蔵庫ですけど、瓦礫の奥に洞窟が見つかったんです。何かいるかもしれないので埋め戻す前に調べてもらえると助かるのですが」

手間賃は前回と同じく10gpである。

1.貯蔵庫の壁に

地下のワイン倉、そしてさらにその下にある貯蔵庫までは脅威が排除されているので何の心配もなく降りることができる。

貯蔵庫の壁には高さ2m(7フィート)、幅1.5m(5フィート)の裂け目があり、その先が同じくらいの広さの細い洞窟になっている。もちろん明かりはなく、“暗闇”が広がっている。

2.細い横穴の先に

洞窟の中は先述の通り高さ2m(7フィート)、幅1.5m(5フィート)の“暗闇”で、それがくねくねと曲がりながら先へ続いている。

50m(150フィート)ほど進むと、少し開けた場所があり、そこは高さ3m(10フィート)、幅6m(20フィート)、奥行き9m(30フィート)ほどの部屋になっている。部屋の中は“暗闇”である。部屋の奥からは生ゴミのような悪臭が漂ってくる。

悪臭の原因はここに住んでいるアティアグで、彼(?)は君が近寄ってくると「だれ?」とイメージを送ってくる。

このアティアグは好奇心旺盛で、「そこからだれかくるの はじめて」や「どこかに いけるのか?」など、外の様子を訊ねるイメージをいくつも送ってくる。

このアティアグはたどたどしいが共通語を聞き取れ、君がアティアグに何か質問をするなら、彼は以下のようなことを知っていて、イメージで返答する。

攻撃されたなら、アティアグは「なぜたたくか?」とイメージを送りながら応戦する。

いつから住んでいるのか?
雛の頃にダルギン(ドゥエルガル)と一緒にこの洞窟を見つけた。
ダルギンとは誰か?
親切なドゥエルガル。自分を拾って一緒に住んでいる。
ダルギンのところに案内はできるか?
この洞窟は狭いので無理。先に行けば会えるはず。
何かほしいものはあるか?
よく腐った果物や肉がほしい。

君が入ってきた場所の反対側、アティアグのいる場所の近くには木で作られたドアがあり、そこから別の通路へ出ることができる。アティアグがこの出入りをとがめることはない。

アティアグ

大型・異形、真なる中立


AC:14(外皮)

hp:114(12d10+48)

移動速度:9m(30フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 11(+0) 19(+4) 6(-2) 13(+1) 6(-2)

セーヴ:【耐】+7

感覚:暗視36m(120フィート)、受動〈知覚〉11

言語:アティアグ語

脅威度:5(1800XP)


限定的テレパシー:アティアグは何らかの言語を理解可能な120フィート以内のクリーチャーに簡単なメッセージやイメージを魔法的に送信できる。このテレパシーは受け取ったクリーチャーがテレパシーで返答することはできない。

アクション

複数回攻撃:アティアグは1回の噛みつきおよび2回の触手で、3回の攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:12(2d8+3)[刺突]ダメージ。目標がクリーチャーなら、病気か毒状態に対する難易度15の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ、病気が治癒するまで毒状態になる。24時間ごとに目標はセーヴィング・スローを再び行ない、失敗するとヒット・ポイントの最大値が5 (1d10)減少する。この病気でヒット・ポイントの最大値が0になると、目標は志望する。目標のヒット・ポイントの最大値の減少は病気が治癒するまで続く。

触手:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:7(1d8+3)[殴打]ダメージおよび4(1d8)[刺突]ダメージ。目標が中型以下なら、それはつかまれた状態(脱出難易度13)になりつかみが終了するまで動けない状態になる。アティアグは2本の触手を持ち、それぞれが1体の目標をつかめる。

触手の叩きつけ:アティアグはつかまれた状態のクリーチャーを別のものや硬い地面に叩きつける。クリーチャーは難易度14の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ10(2d6+3) [殴打]ダメージを受け、アティアグの次のターン終了時まで朦朧状態になる。セーヴに成功すれば、目標は半減の[殴打]ダメージを受け、朦朧状態にはならない。

3.部屋を繋ぐ通路

アティアグの部屋の外にある通路は、高さも幅も2m(7フィート)ほどで、明かりもない“暗闇”で曲がりくねっていはるが、壁はなめらかに整えられていて人の手を感じさせられる。

30m(100フィート)ほど進めば、アティアグの部屋と同じ作りのドアがあるが、その手前には用心のために落とし格子の罠がある。

この罠は難易度15の【判断力】〈知覚〉判定で床に仕掛けられた踏み板に気づき、盗賊道具を使った難易度15の【敏捷力】判定で無力化することができる。また、難易度10の【筋力】〈運動〉判定や【敏捷力】〈軽業〉判定で飛び越したり壁際を歩いて迂回することもできる。

罠に引っかかってしまうとドアの前と君の後ろに鉄の落とし格子が落ち、機嫌が悪そうなドゥエルガルがぶつぶつ言いながら罠にかかった愚か者を調べにやってくる。

彼は開口一番「物売りならよそを当たってくれ。まさかこの罠が役立つとはな」と憎々しげに怒鳴ると、君がどこから来て、何を目的としているか尋問する。

地上の宿屋にあった洞窟を調べてやってきたと素直に言うなら、偏屈なドゥエルガルは「忌々しい。洞窟の面倒な連中を逃れてきたのに、地上の街と繋がっていただと」と吐き捨て、「洞窟を埋め戻し、二度とこのようなことがないようにすると約束するなら開放してやる」と言う。

君がこの通路を残したい、ダルギンを地上で暮らさせたいと思うなら、彼にそれに見合った見返りを提示しないといけない。たとえば、宿の残飯を相棒のアティアグの食べ物として持ってくる契約や、ここよりも静かで細工に没頭できるような工房などだ。これは一度地上に戻り、セリルイーンなどに相談すれば見つかるだろうが、その間君は地上と地下を駆けずり回ることになるだろう。

目安として、アティアグの食料を持ってくるなら彼は7日に1回は訪問することを不承不承認め、別の場所に工房があるなら移住を考える。

ドゥエルガル

中型・人型生物(ドワーフ)、秩序にして悪


AC:16(スケイル・メイル、シールド)

hp:26(4d8+8)

移動速度:25フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
14(+2) 11(+0) 14(+2) 11(+0) 10(+0) 9(-1)

ダメージ抵抗:[毒]

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉10

言語:地下共通語、ドワーフ語

脅威度:1(200XP)


ドゥエルガルのしぶとさ:ドゥエルガルは毒、呪文、および幻術、さらに魅了状態あるいは麻痺状態へのセーヴィング・スローに有利を得る。、

陽光過敏:ドゥエルガルは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

アクション

拡大(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは1分間、身につけている物や持っている物とともに、魔法的にサイズを大きくする。拡大されている間、ドゥエルガルは大型で、【筋力】を基準とする武器攻撃(攻撃に計算済み)でダメージ・ダイスを2倍にし、【筋力】判定と【筋力】セーヴィング・スローに有利を得る。ドゥエルガルが大型になるための空間がない場合、それは空間に余裕がある場所で最大の大きさに達する。

ウォー・ピック:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[刺突]ダメージ、拡大中は11(2d8+2)[刺突]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートあるいは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ、拡大中は9(2d6+2)[刺突]ダメージ。

不可視化(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは攻撃するか、呪文を発動するか、拡大を使うか、精神集中が解除されるまで、最大1時間(呪文の精神集中のように)魔法的な不可視状態になる。ドゥエルガルが身につけていたり、運搬している装備はすべて透明になる。

4.ドゥエルガルの部屋

ここは幅、奥行きともに12m(40フィート)ほどの部屋で、床、壁、天井は無骨だが実用的な細工で整備されている。獣脂のランタンが燃えているため“明るい”空間だ。

部屋の中心には鳥籠のような金属細工が置かれた作業台があり、ベッドやテーブルが並べられた部屋の隅には不機嫌そうな顔をした青白いドゥエルガルが、とても癖の強い匂いの煙草が入ったパイプを吹かしている。

ドゥエルガルは突然の来客に驚き、壁のウォー・ピックに手を掛けながら「罠を見破るとは。何者だ」と君に問いかける。

君が素直に名乗り、地上の宿屋にあった洞窟を調べてやってきたと言うなら、偏屈なドゥエルガルは「忌々しい。洞窟の面倒な連中を逃れてきたのに、地上の街と繋がっていただと」と吐き捨て、腕組みをして考える様子を見せる。

しばらく考えるとダルギンは「壁を同じように埋め戻してくれればいい。わしも地上には行かんし、お前たちもここを訪ねない。これでどうだ?」と和解案を提示する。それに了解すれば、ダルギンは入ってきた扉から戻るよう君に指示する。

この部屋を拠点に何かしたいなどと君が考えるようなら、ダルギンを頷かせる交換条件を提示しなければならない。宿の残飯を相棒のアティアグの食べ物として持ってくる契約や、ここよりも静かで細工に没頭できるような工房などだ。

目安として、アティアグの食料を持ってくるなら彼は7日に1回は訪問することを不承不承認め、別の場所に工房があるなら移住を考える。

この部屋にはダルギンの財産として1800cp入った壺、900sp入った壺、30gp入った革袋、50gpのルビー10個がある。また、別のドアから出ると地下世界に続く洞窟が続いている。

ドゥエルガル

中型・人型生物(ドワーフ)、秩序にして悪


AC:16(スケイル・メイル、シールド)

hp:26(4d8+8)

移動速度:25フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
14(+2) 11(+0) 14(+2) 11(+0) 10(+0) 9(-1)

ダメージ抵抗:[毒]

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉10

言語:地下共通語、ドワーフ語

脅威度:1(200XP)


ドゥエルガルのしぶとさ:ドゥエルガルは毒、呪文、および幻術、さらに魅了状態あるいは麻痺状態へのセーヴィング・スローに有利を得る。、

陽光過敏:ドゥエルガルは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

アクション

拡大(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは1分間、身につけている物や持っている物とともに、魔法的にサイズを大きくする。拡大されている間、ドゥエルガルは大型で、【筋力】を基準とする武器攻撃(攻撃に計算済み)でダメージ・ダイスを2倍にし、【筋力】判定と【筋力】セーヴィング・スローに有利を得る。ドゥエルガルが大型になるための空間がない場合、それは空間に余裕がある場所で最大の大きさに達する。

ウォー・ピック:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[刺突]ダメージ、拡大中は11(2d8+2)[刺突]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートあるいは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ、拡大中は9(2d6+2)[刺突]ダメージ。

不可視化(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは攻撃するか、呪文を発動するか、拡大を使うか、精神集中が解除されるまで、最大1時間(呪文の精神集中のように)魔法的な不可視状態になる。ドゥエルガルが身につけていたり、運搬している装備はすべて透明になる。

結末

ダルギンと話をつければ今回の仕事は終わりだ。君はセリルイーンにねぎらわれ、報酬を得ることができる。

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