ネコぶんこ


2023年02月01日 [長年日記] 編集

§ [Promiscuus] カクヨムはじめました

流行のオンライン小説サイトへ投稿してみようということで、カクヨムでサイトで公開してる百合小説の投稿をはじめたですぅ。


2023年02月04日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:鉄流し一族の館へ(2レベル)

今週の小冒険は1~2人の2レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は2レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちはウィラノ村という村で、近くにあるドワーフの居住地、鉄流し一族の館へ使いを頼まれる。

鉄流しの一族の館は、ゴル=ギールというオークとその配下のコボルドにつけ狙われている。キャラクターは道中で襲撃しようとする彼らと接触して戦うか、館で襲撃を相手に戦うことになる。

ゴル=ギール一味と戦って勝てば、鉄流し一族から大きな信頼を得られる。

冒険への導入

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村長のハマディ(ヒューマン)が、歩いて半日ほど山に行ったところに住んでいる金流し一家というドワーフたちの住む館に届け物をしてほしいと頼んでくる。報酬は1人金貨3枚(3gp)である。

依頼を受けると、ハマディは“豚の鼻”と呼ばれるこの村名産のキノコの干物を2ポンド分渡してくる。結構かさばるものなので、バックパックの縛り付けるなどの工夫がいるだろう。この“豚の鼻”は1ポンドあたり金貨15枚(15gp)はくだらない貴重な品だ。

1.くすみ川を上って

ウィラノ村の近くにはくすみ川という川が流れている。その川の上流に金流しの一族が住んでいるので、くすみ川の流れを逆に歩めば道に迷うことはない。

ウィラノ村から鉄流しの一族がいる館までは5マイルほどであるが、山に道が整備されていないため、移動困難な地形を移動する(移動速度が半分になる)ものとして扱う。

2.怪しい影

くすみ川沿いに歩くとき、野外での遭遇表があるならGMはそれを使ってもいい。だが、以下の遭遇は必ず起こるものとする。

鉄流し一家の館まで残り1マイルほどの場所までに来たなら、キャラクターの受動知覚が11以上あるか確かめる。警戒をおこたらずに移動しているなどと宣言していたなら、難易度11の【判断力】〈知覚〉判定を行なう。

受動知覚が11以上あるか、難易度11の【判断力】〈知覚〉判定に成功したら、キャラクターたちは川と陸地との間に大柄な人型生物、オークとそれに引き連れられた小さな人型生物、コボルドが移動しているのを発見する。彼らは手に手に武器を持ち、どこかを襲撃でもしそうな様子である。

オークたちの陣容はオークが1体、コボルドが3体である。

キャラクターたちが襲撃するようなら彼らは応戦する。頭目のオークは我こそはゴル=ギールなりと名乗りを上げて勇敢に戦うが、コボルドは彼が倒れると一目散に逃げ出す。

ここでゴル=ギールたちを倒せば鉄流し一家の館に行く前に脅威を排除してしまうことになる。敗北する彼らに「ドワーフの館を襲えば大金持ちだったのに」などと言わせて物語を繋いでおこう。

オーク

中型・人型生物(オーク)、混沌にして悪


AC:13(ハイド・アーマー)

hp:15(2d8+6)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 12(+1) 16(+3) 7(-2) 11(+0) 10(+0)

技能:〈威圧〉+2

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:共通語、オーク語

脅威度:1/2(100XP)


侵攻:ボーナス・アクションで、オークはそれの見ることができる敵対しているクリーチャーに近づくように、自分の移動速度まで移動することができる。

アクション

グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:9(1d12+3)[斬撃]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィートまたは30/120フィート、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[刺突]ダメージ。

コボルド

小型・人型生物(コボルド)、秩序にして悪


AC:12(外皮)

hp:5(2d6-2)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
7(-2) 15(+2) 9(-1) 8(-1) 7(-2) 8(-1)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉8

言語:共通語、竜語

脅威度:1/8(25XP)


陽光過敏:コボルドは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

群れ戦術:少なくとも1体のコボルドの味方がクリーチャーから5フィート以内にいて、その味方が無力状態でない限り、コボルドはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。

アクション

ダガー:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。

スリング:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程30/120フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[殴打]ダメージ。

3.鉄流し一家の館

鉄流し一家の館は、ドワーフが10人ほど住んでいる砦くらいの規模の館だ。彼らはくすみ川から砂鉄を集め、製鉄を行なっている。

館には門があり、ドワーフが番をしている。ウィラノ村からの使いと言えば簡単に通してもらえる。

館の主はウィラノ村から“豚の鼻”が届いたと聞くと小躍りして喜ぶ。ドワーフの火酒に浸して飲むと格別なのだ。

しかし、ゴル=ギールたちを倒していないなら主が酒の準備をする間もなく、門の方で襲撃が起こり、館は大騒ぎになる。キャラクターたちは館の主から、あんたらも戦ってくれないかと懇願される。なお、それを無視した場合でも門を突破したオークたちは次の獲物をキャラクターたちだと判断して襲いかかってくる。

キャラクターたちが門を破られる前に戦うことを選んだなら、門を守っていた衛兵が1人応援に入る。

衛兵

中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性


AC:16(チェイン・シャツ、シールド)

hp:11(2d8+2)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 12(+1) 12(+1) 10(+0) 11(+0) 10(+0)

技能:〈知覚〉+2

感覚:受動〈知覚〉12

言語:任意の言語1つ(ほとんど共通語)

脅威度:1/8(25XP)


アクション

スピア:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートまたは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[刺突]ダメージ、あるいは両手持ちでの近接攻撃の場合5(1d8+1)[刺突]ダメージ。

オーク

中型・人型生物(オーク)、混沌にして悪


AC:13(ハイド・アーマー)

hp:15(2d8+6)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 12(+1) 16(+3) 7(-2) 11(+0) 10(+0)

技能:〈威圧〉+2

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:共通語、オーク語

脅威度:1/2(100XP)


侵攻:ボーナス・アクションで、オークはそれの見ることができる敵対しているクリーチャーに近づくように、自分の移動速度まで移動することができる。

アクション

グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:9(1d12+3)[斬撃]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィートまたは30/120フィート、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[刺突]ダメージ。

コボルド

小型・人型生物(コボルド)、秩序にして悪


AC:12(外皮)

hp:5(2d6-2)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
7(-2) 15(+2) 9(-1) 8(-1) 7(-2) 8(-1)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉8

言語:共通語、竜語

脅威度:1/8(25XP)


陽光過敏:コボルドは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

群れ戦術:少なくとも1体のコボルドの味方がクリーチャーから5フィート以内にいて、その味方が無力状態でない限り、コボルドはそのクリーチャーに対する攻撃ロールに有利を得る。

アクション

ダガー:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。

スリング:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程30/120フィート、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[殴打]ダメージ。

結末

ゴル=ギールを道中や館で倒し、彼が館への害意あるものだったと証明すれば、館の主はキャラクターのことを更に気に入り、秘蔵のミスラル製ダガーを恩義の印として譲ってくれる。これはミスラル金属の価値だけで500gpの価値がある値打ちものだ。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。


2023年02月11日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:水界の住人(2レベル)

今週の小冒険は1~2人の2レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は2レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村人の悲鳴が聞こえてくる。そちらへ向かうと傷だらけのリザードフォークが村に歩いてきている。

リザードフォークを介抱するなら、彼はくすみ川に下流からワニが迷い込んできたので気をつけるように話す。村人たちはワニを不安がり、キャラクターたちに討伐を依頼する。

その後くすみ川に向かってワニを倒せば、冒険は終了となる。

冒険への導入

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村の入口から悲鳴と、「トカゲ人だ、トカゲ人がいるぞ!」などの声が聞こえる。

そちらの方へ行ってみるなら、村の入口近くに全身血まみれのリザードフォークが1人、村の中へ向かってくる。

竜語がわかるキャラクターがいるなら、このリザードフォークとは会話でき、彼が名をシャルガといい、敵襲を受けたので少し休ませてほしいと言っていることがわかる。

そうでない場合、身振り手振りで意思疎通をはかることになる。難易度10の【知力】判定に成功すれば、このリザードフォークが何者かに襲われ、しばらく休みたいと主張していることがわかる。

また、キャラクターはこの不気味なトカゲ人を攻撃してもよい。彼の現在hpは11である。リザードフォークを倒してしまえば、今回のアドベンチャーは終了となる。

リザードフォーク

中型・人型生物(リザードフォーク)、真なる中立


AC:15(外皮、シールド)

hp:22(4d8+4)

移動速度:30フィート、水泳30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 10(+0) 13(+1) 7(-2) 12(+1) 7(-2)

技能:〈隠密〉+4、〈生存〉+5、〈知覚〉+4

感覚:受動〈知覚〉13

言語:竜語

脅威度:1/2(100XP)


水陸両用:リザードフォークは15分まで息を止めることができる。

アクション

複数回攻撃:リザードフォークはそれぞれ異なる武器で、2回の近接攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

ヘヴィ・クラブ:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[殴打]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィートまたは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

スパイクト・シールド:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[殴打]ダメージ。

1.くすみ川に現われたもの

リザードフォークを村で休ませることにしたら、彼は村にある井戸で傷を清め、日陰で体を休めている。

彼は竜語で、村の近くを流れているくすみ川に下流からクロコダイルがやってきて、狩りの途中で不覚を取ったことを伝える。

竜語が使えない場合、キャラクターは難易度12の【知力】判定に成功すれば、下流から何かが来てこのリザードフォークと戦いになり、敗走してきたことを理解できる。

2.村人たちの意見

くすみ川の下流からクロコダイルが来てリザードフォークを襲ったことを村人たちが知ると、同じ川を釣りや農作業の水路として使っているため彼らも心配がる。村長のハマディは村人をまとめ、キャラクターたちに1人金貨10枚(10gp)でクロコダイルを退治してくれないかと依頼する。

3.くすみ川へ

くすみ川で難易度12の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、クロコダイルの後を追って戦うことができる。

クロコダイルはhpが半減したら攻撃よりも逃亡を優先するが、下流に戻ることはない。体力を回復したらこの辺りの生物の恨みも持ったより凶悪な捕食者になる。

ジャイアント・クロコダイル

大型・野獣、無属性


AC:12(外皮)

hp:19(3d10+3)

移動速度:20フィート、水泳30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 10(+0) 13(+1) 2(−4) 10(+0) 5(−3)

技能:〈隠密〉+2

感覚:受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:1/2(100XP)


息止め:クロコダイルは15分まで息を止めることができる。

アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:7(1d10+2)[刺突]ダメージ、および目標はつかまれた状態(脱出難易度12)になる。このつかみが終了するまで、目標は動けない状態になり、クロコダイルは他の目標に噛みつきを行なえない。

結末

クロコダイルを倒せば、村人たちは安心し、リザードフォークもキャラクターたちのことを鱗がある種族と同じくらいの勇士だと讃えてくれる。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。


2023年02月18日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:墓地荒らしの後始末(2レベル)

今週の小冒険は1~2人の2レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は2レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村長のハマディが訪ねてくる。村の墓地をゾンビやスケルトンが徘徊しているので、その退治を頼みたいというのだ。

墓地に行くと確かにゾンビやスケルトンが徘徊している。これらを退治すれば冒険は終了となる。

冒険への導入

キャラクターたちがウィラノ村に滞在していると、村長のハマディ(ヒューマン)が訪ねてくる。彼は近ごろ村外れの墓地の手入れに行った村人がゾンビを見て逃げ帰ってきたと言い、墓地に出ているモンスターの掃討を依頼する。報酬は1人金貨15枚である。

1.墓地までの道行き

墓地は村外れの小高い丘にある。村から歩いて20分くらいだ。

墓地に十分近づいたら、そこに人影が複数うろついているのが見える。うちわけはスケルトンが2体、ゾンビが2体である。

2.死人退治

キャラクターたちが墓地に入ると、スケルトンは向かってくるが、ゾンビは自分たちが立っている場所から遠く離れて動こうとはせず、近づいてくる者を迎撃するにとどまる。

これらのアンデッドはいずれも、倒されて崩れるまで戦う。

スケルトン

中型・アンデッド、秩序にして悪


AC:13(ぼろぼろの鎧)

hp:13(2d8+4)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
10(+0) 14(+2) 15(+2) 6(-2) 8(-1) 5(-3)

ダメージ脆弱性:[殴打]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:消耗状態、毒状態

感覚:暗視30フィート、受動〈知覚〉9

言語:生前知っていた言語すべてを理解するが話せない

脅威度:1/4(50XP)


アクション

ショートソード:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

ショートボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程80/320フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

ゾンビ

中型・アンデッド、中立にして悪


AC:8

hp:22(3d8+9)

移動速度:20フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 6(-2) 16(+3) 3(-4) 6(-2) 5(-3)

セーヴィング・スロー:【判】+0

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:毒状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:生前に知っていた言語を理解できるが話せない

脅威度:1/4(50XP)


アンデッドの頑健さ:[光輝]あるいはクリティカル・ヒット以外のダメージでゾンビのヒット・ポイントが0になった時、難易度5+受けたダメージの【耐久力】セーヴィング・スローを行なう。成功すれば、ゾンビはその代わりにヒット・ポイントを1まで減少させる。

アクション

叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[殴打]ダメージ。

3.黒い石像

キャラクターたちがゾンビのいたあたりを不審に考えて調べてみるなら、難易度10の【知力】〈捜査〉判定を行なうこと。判定に成功すれば、掘り跡を丁寧にカモフラージュして何かが埋められているのがわかる。掘り出してみるなら、そこからは真鍮製の細工箱が出てくる。

細工箱の中には小さな黒い石像が入っている。この像は顔の部分が削り取られた戦士の姿をしている。難易度10の【知力】〈宗教〉判定に成功すれば、この像が魂を収穫して自らの戦奴隷とする戦士の神、ジャレグレイドのものだと鑑定でき、ジャレグレイドの信徒が何らかの儀式を行なっていたと推測できる。

これらの箱、像は魔法の物品ではないが、真鍮の箱は50gp、黒い石像は25gpほどの価値があるものだ。

結末

アンデッドを倒せば、村人たちはキャラクターたちを賞賛してくれる。ジャレグレイドの像を見つけているなら、彼らは恐れ、その処分をキャラクターたちに任せる。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。


2023年02月25日 [長年日記] 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:畑に生えた巨大キノコ(2レベル)

今週の小冒険は1~2人の2レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は2レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村長のハマディが訪ねてくる。村の墓地をゾンビやスケルトンが徘徊しているので、その退治を頼みたいというのだ。

墓地に行くと確かにゾンビやスケルトンが徘徊している。これらを退治すれば冒険は終了となる。

冒険への導入

キャラクターたちがウィラノ村に滞在していると、村長のハマディ(ヒューマン)に連れられ、農民が数名やってくる。彼らは畑に人の背丈ほどもある巨大なキノコが生えてきて、凄まじい悲鳴を上げるので怖くて農作業ができないと訴えかけ、キャラクターたちにキノコの駆除を依頼する。報酬は1人金貨10枚(10gp)である。

1.畑の惨状

畑には紫色をしたヒューマン程度の高さのキノコが1本生えていて、傘の下にある口のような器官から甲高い叫び声のようなものを発している。そのため、牧場の牛や豚たちも脅えている。

シュリーカーはhpを0にすればぐずぐずとその場に崩れ、声を上げることはなくなる。しかし、1d4日後には新しいシュリーカーが生えてしまう。そのため、解決したいなら株の元となっている場所を探さないといけない。

シュリーカー

中型・植物、無属性


AC:5

hp:13(3d8)

移動速度:0フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
1(-5) 1(-5) 10(+0) 1(-5) 3(-4) 1(-5)

状態完全耐性:恐怖状態、聴覚喪失状態、盲目状態

感覚:疑似視覚30フィート (この半径の外では盲目)、受動〈知覚〉6

言語:-

脅威度:0(10XP)


アクション

悲鳴:30フィート以内に明るい光あるいはクリーチャーがあると、シュリーカーは300フィート以内に聞こえる悲鳴をあげる。シュリーカーは侵入したものが範囲の外に移動するまで悲鳴をあげ続け、その1d4ターン後におとなしくなる。

2.根元を捜査する

難易度10の【知力】〈捜査〉判定に成功すれば、シュリーカーが生えていた地面が他の場所よりふわふわしており、突き崩せそうだとわかる。

これを鍬などで突き崩したなら、20フィートの縦穴を発見できる。

あるいは、シュリーカーが生えていた場所に足を踏み入れたとき、難易度10の【判断力】〈知覚〉判定に成功しなければ、キャラクターは柔らかな地面を踏み抜き20フィート下に落下し、2d6[殴打]ダメージを負う。

3.縦穴の中

縦穴の中にはシュリーカーの胞子で覆われた石の扉がある。これは引き戸で、鍵などはない。扉を開くと横穴が続いている。

4.横穴を進む

横穴の中は咳き込んでしまうほど胞子が飛び交っている。気にするキャラクターは布で顔を覆った方がいいだろう。

この横穴には入って20フィートのところにダークマントルが住みついており、キャラクターたちが入ってきたなら暗黒のオーラを放って待ち伏せで覆い被さってくる。

ダークマントル

小型・魔獣、無属性


AC:11

hp:22(5d6+5)

移動速度:10フィート、飛行30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 12(+1) 13(+1) 2(-4) 10(+0) 5(-3)

技能:〈隠密〉+3

感覚:疑似感覚60フィート、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:1/2(100XP)


偽装:ダークマントルは動かないかぎり、鍾乳石や石筍などの洞窟の地形と見分けがつかない。

反響感覚:ダークマントルは聴覚喪失状態では疑似感覚を使えない。

アクション

握りつぶし:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、クリーチャー1体。ヒット:6(1d6+3)[殴打]ダメージ、およびダークマントルは目標にへばりつく。目標が中型以下でダークマントルが攻撃ロールに有利を得ているなら、目標の頭を呑み込んでへばりつき、ダークマントルがこのようにへばりついているなら、目標は盲目状態かつ呼吸ができない。

ダークマントルは目標にへばりついている間、目標以外のクリーチャーを攻撃できないが、その攻撃ロールに有利を得る。ダークマントルの移動速度は0になって移動速度へのボーナスも受けられず、目標と共に移動する。

難易度13の【筋力】判定に成功したクリーチャーはダークマントルを引き剥がせる。ダークマントルは自身のターンに5フィート移動することで目標から自分を外すことができる。

暗黒のオーラ(1回/日):ダークマントルから半径15フィートに魔法的な暗闇が発せられ、それと共に移動し、角を曲がって広がる。暗闇はダークマントルが(呪文への精神集中のように)精神集中を維持している限り、最大10分まで持続する。暗視はこの暗闇を見通せず、自然の光が暗闇を照らすこともできない。暗闇のどこかが2レベル以下の呪文で作られた光の区域と重なる場合、光を作成している呪文は打ち消される。

3.突き当たり

ダークマントルがいた場所から30フィートで石造りの横穴は突き当たりになっており、そこには3体のシュリーカーと2体のヴァイオレット・ファンガスで構成される菌類の塊がある。これを倒し、胞子を焼くなどの処置をすれば畑がキノコに悩まされることはなくなる。

ヴァイオレット・ファンガス

中型・植物、無属性


AC:5

hp:18(4d8)

移動速度:5フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
3(-4) 1(-5) 10(+0) 1(-5) 3(-4) 1(-5)

状態完全耐性:恐怖状態、聴覚喪失状態、盲目状態

感覚:疑似視覚30フィート(この半径の外では盲目)、受動〈知覚〉6

言語:-

脅威度:1/4(50XP)


外見偽装:ヴァイオレット・ファンガスは動かない限り、通常のキノコと見分けがつかない。

アクション

複数回攻撃:ファンガスは1d4回の腐敗の接触で攻撃する。

腐敗の接触:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い10フィート、目標1体のクリーチャー。ヒット:4(1d8)[死霊]ダメージ。

シュリーカー

中型・植物、無属性


AC:5

hp:13(3d8)

移動速度:0フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
1(-5) 1(-5) 10(+0) 1(-5) 3(-4) 1(-5)

状態完全耐性:恐怖状態、聴覚喪失状態、盲目状態

感覚:疑似視覚30フィート (この半径の外では盲目)、受動〈知覚〉6

言語:-

脅威度:0(10XP)


アクション

悲鳴:30フィート以内に明るい光あるいはクリーチャーがあると、シュリーカーは300フィート以内に聞こえる悲鳴をあげる。シュリーカーは侵入したものが範囲の外に移動するまで悲鳴をあげ続け、その1d4ターン後におとなしくなる。

結末

シュリーカーの株を除去したなら、キャラクターたちは村の畑を救った英雄として讃えられる。穴の下にあった遺跡については、村人たちはこの辺りには昔偉い王様の屋敷があったらしいと昔話をしてくれる。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。