ネコぶんこ


2023年02月18日 [長年日記]

§ [DnD][5e] アドベンチャー:墓地荒らしの後始末(2レベル)

今週の小冒険は1~2人の2レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は2レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちがウィラノ村という村に滞在していると、村長のハマディが訪ねてくる。村の墓地をゾンビやスケルトンが徘徊しているので、その退治を頼みたいというのだ。

墓地に行くと確かにゾンビやスケルトンが徘徊している。これらを退治すれば冒険は終了となる。

冒険への導入

キャラクターたちがウィラノ村に滞在していると、村長のハマディ(ヒューマン)が訪ねてくる。彼は近ごろ村外れの墓地の手入れに行った村人がゾンビを見て逃げ帰ってきたと言い、墓地に出ているモンスターの掃討を依頼する。報酬は1人金貨15枚である。

1.墓地までの道行き

墓地は村外れの小高い丘にある。村から歩いて20分くらいだ。

墓地に十分近づいたら、そこに人影が複数うろついているのが見える。うちわけはスケルトンが2体、ゾンビが2体である。

2.死人退治

キャラクターたちが墓地に入ると、スケルトンは向かってくるが、ゾンビは自分たちが立っている場所から遠く離れて動こうとはせず、近づいてくる者を迎撃するにとどまる。

これらのアンデッドはいずれも、倒されて崩れるまで戦う。

スケルトン

中型・アンデッド、秩序にして悪


AC:13(ぼろぼろの鎧)

hp:13(2d8+4)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
10(+0) 14(+2) 15(+2) 6(-2) 8(-1) 5(-3)

ダメージ脆弱性:[殴打]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:消耗状態、毒状態

感覚:暗視30フィート、受動〈知覚〉9

言語:生前知っていた言語すべてを理解するが話せない

脅威度:1/4(50XP)


アクション

ショートソード:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

ショートボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程80/320フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

ゾンビ

中型・アンデッド、中立にして悪


AC:8

hp:22(3d8+9)

移動速度:20フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 6(-2) 16(+3) 3(-4) 6(-2) 5(-3)

セーヴィング・スロー:【判】+0

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:毒状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:生前に知っていた言語を理解できるが話せない

脅威度:1/4(50XP)


アンデッドの頑健さ:[光輝]あるいはクリティカル・ヒット以外のダメージでゾンビのヒット・ポイントが0になった時、難易度5+受けたダメージの【耐久力】セーヴィング・スローを行なう。成功すれば、ゾンビはその代わりにヒット・ポイントを1まで減少させる。

アクション

叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[殴打]ダメージ。

3.黒い石像

キャラクターたちがゾンビのいたあたりを不審に考えて調べてみるなら、難易度10の【知力】〈捜査〉判定を行なうこと。判定に成功すれば、掘り跡を丁寧にカモフラージュして何かが埋められているのがわかる。掘り出してみるなら、そこからは真鍮製の細工箱が出てくる。

細工箱の中には小さな黒い石像が入っている。この像は顔の部分が削り取られた戦士の姿をしている。難易度10の【知力】〈宗教〉判定に成功すれば、この像が魂を収穫して自らの戦奴隷とする戦士の神、ジャレグレイドのものだと鑑定でき、ジャレグレイドの信徒が何らかの儀式を行なっていたと推測できる。

これらの箱、像は魔法の物品ではないが、真鍮の箱は50gp、黒い石像は25gpほどの価値があるものだ。

結末

アンデッドを倒せば、村人たちはキャラクターたちを賞賛してくれる。ジャレグレイドの像を見つけているなら、彼らは恐れ、その処分をキャラクターたちに任せる。

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