2015年06月23日 [長年日記]
§ [DnD][5e] 『SAGE ADVICE(SAGE ADVICE)』
Rules Roundup
多くの使用頻度の高いシステムがそうであるように、D&Dのルールも常に分析されており、時折、私たちはそれを止めて新たな資源を現在の状況に投入することを好む。
D&Dのグループのために働く新たな道具を与えるために、第5版『Player's Handbook』の6月10日における訂正の発表に続き、ばらばらになっているSage Adviceをゲームに活用できるいくつかの索引も発表する。
ツイッターから私のもっとも妥当なルールについての応答を私たちは編集し始め、来月、私たちはいつもの質疑応答に戻る。君がSage Adviceに将来答えてほしい質問があるなら、sageadvice@wizards.comに質問を送ってほしい。
Sage Advice大辞典
Sage Adviceが1月に始まって以来、私たちはそれを一ヶ所にまとめてほしいと要望を受け取り続けていた。私たちはれを受け、君が質問の答えを見つけることをより簡単にするために以下のPDFを作成した。
このPDFはSage Adviceの質問を集めるだけではなく、ゲームの公式ルールでどこにあるかも書かれている。さらに、私たちはこの文書をSage Adviceを発表するたびに更新する(このコラムの終わりにある質問も含まれる)。このPDFは効果的なゲームのFAQになる。
呪文リスト
『Player's Handbook』は君にあらゆる呪文を使えるクラスの呪文リストを与えるが、時々君は他の基準で呪文を探したくなるかもしれない。この新しいPDFは君はすべての儀式を一ヶ所で見つけられるようになり、呪文の魔法の系統や呪文レベルで呪文を調べることができるようになる。
このPDFにはクラス別呪文リストの新しい版も含んでおり、呪文の魔法の系統とそれが儀式であるかどうかを君に教える。
この資源は特に君がエルドリッチ・ナイトの類型を持つファイター、アーケイン・トリックスターの類型を持つローグ、そしてPact of the Tomeを持つウォーロックをプレイしているなら大いに助けとなる。
『Player's Handbook』のエラッタ
最新版の『Player's Handbook』のエラッタへのリンクはここにある。
我らがカスタマー・サービス・チームの一員“鷲の目”サム・シンプソンは、6月10日に公開された文書には『Player's Handbook』第3刷にあるいくつかの細かな点を見落としていることに気づいた。そういうわけで、文書をバージョン1.1に更新した。バージョン1.0から変更された部分の一覧は以下の通り。
- レンジャーのCompanion(野獣が小休憩にヒット・ダイスを消費できることが今の文書で明示された)。
- Wild Magic Surge(Surgeは1ターン1回発生させることができる)。
- Pact of the Tome(初級呪文は同じ呪文リストから選ぶ必要はない)。
- Suffocating (“or are choking”という言葉は、現在は最初の文で見つけることができる)。
エラッタについての質問
なぜ『Player's Handbook』のエラッタはXを変更してYをそうしない?
『Player's Handbook』第1刷用のエラッタは、いくつかの質問を誘発させた。なぜあれを変更した?なぜ他は変更しなかった?力術強化のように、それらが強すぎたから変更された?
そうした質問に対する答えは明確だ。私たちは文章の間違いを修正した。エラッタは不完全であったり、本に印刷された内容が的外れだった文章を修正する。厳密にいえば新版でエラッタを出すことは、そのような目的のためだ。バランスの調整とゲームの諸要素の再設計は、プレイ・テスト、Unearthed Arcanaの記事、新デザイン、そしてこの版が寿命の後半になって訪れる改訂が受け持つ。
私たちはしばしばゲームをプレイし、定期的にゲームに冠するツイッターの投稿、Redditの議論、ウェブサイトの掲示板、アンケートの結果、電子メール、そしてカスタマー・サービスのレポートを検討している。Contagionの呪文について懸念がある? そう認識している。Beastmasterが力不足だと感じている? しばらくの間、そのサブクラスに対してそういう認識を持っていた。事実、私たちのゲームの中で注目すべきことと、数ヶ月や数年先に実験したいことの長いリストの中にある。
しかし、その実験はエラッタとは無関係である。訂正――これがエラッタの役割だ。もし君がエラッタの文章を読んで「私たちはもう力術強化をエラッタに書かれてるようにプレイしていたよ」と考えるなら、エラッタの作業は意図通りに機能している。それは新たなデザインの驚きでいっぱいにすることが目的ではない。それは私たちが君に何か話し忘れていた、不注意にも間違ったことを話した、あるいは君たちのうち何人かがデザインの意図を把握し、他の人たちはそうでないような、十分に明白ではない文章への答えだ。
いくつかのモンスターは魔法のものでない武器による[殴打]ダメージに抵抗や完全耐性を持っている。『PH』のエラッタで素手打撃はどういう風に変更の影響を受ける?
素手打撃への変更はこれから公開される『Monster Manual』のエラッタと関係している。変更されている通り、素手打撃は武器ではないが、キャラクターは近接武器攻撃をするためにそれを使用できる。そのような打撃は魔法のものでない武器による[殴打]ダメージへの抵抗や完全耐性を持つクリーチャーのそれを無視できるはずはない。
『Monster Manual』のエラッタが公開されるまでの単純な修正なら次の通り。ステータス・ブロックに魔法のものでない武器による[殴打]に抵抗か完全耐性を持っている場合、その最後の部分を“魔法のものでない武器攻撃”と読み替える。
著者について
ジェレミー・クロフォードはダンジョンズ&ドラゴンズ第5版の共同リード・デザイナであり、ゲームの編集長でもある。彼は新たな『Player's Handbook』のリード・デザイナであり『Dungeon Master's Guide』にも関わっている。彼は2007年にウィザーズ・オブ・ザ・コーストに入社して以来、多くのD&D関連書籍に携わってきた。君は彼にツイッターで連絡することができる(@JeremyECrawford)。