2012年09月01日 「想い出したくもないだろうよ。厭な時代だった――」 [長年日記]
§ [DnD][DnDNext] Gen Con 2012 - Designing Some Character Elements with the Audience
Gen Con 2012の講演『Designing Some Character Elements with the Audience』で話された内容をTwitterの@Wizards_DnDなどを参考に要約しましたぁ。
これはNextで使われる背景をどう設計するか、実例を提示しながら見ていくものですぅ。
逃亡者、馬の司、釣り師、司書、博徒、鉱夫、囚人、放浪者、墓荒らしの中から、ダイス・ロールで鉱夫が決まり、これをどう背景にするかを説明していく。
技能が表現するのは“得意”なことであり、“できる”ことではない。どれだけ“できる”かを表現するのは能力値。
背景で得る技能はそれらの中で“得意”なことや分野を表現している。
背景で得る特徴は直接システムに関わらない物語要素。たとえば、騎士は貴族によって地位を認められているし、貴族には郎党がいる。
これらの説明をもとに、会場からの意見で鉱夫の背景が作られた。
技能は〈工学〉、〈地質知識〉などの知識や、高い〈持久力〉、〈方角感知〉、〈地図作成〉、〈鑑定〉なども得意であるとよさそうだ。
特徴は“宝石商、鉱石商を発見する”、“よりよい取引”、簡単に消耗品を確保するための“補給確保”や“水脈発見”、他にも“所持重量増加”、“坑道野営”、“地下での危険看破”などが提案された。
ここで注意したいのは、技能が妥当かどうか、特徴がどれくらい役に立ち、プレイヤーとダンジョン・マスターに使い方を提案しているかということだ。