ネコぶんこ


2021年11月06日 [長年日記]

§ [DnD][5e] アドベンチャー:霊廟の守護者(5レベル)

今週の小冒険は5レベル向けのオーソドックスなやつですぅ。

データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は5レベルのキャラクター2~4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちが滞在している町には、死者を葬るために献ぜられた“紫のヴェールの神”の霊廟がある。

この霊廟には紫のヴェールの神から送られた御使いのグールたちが住み、死者たちを第二の生へ導いてきたが、数ヶ月前に霊廟に入り込んできたローパーがグールを追い払い、死体を食べるようになってしまっている。

キャラクターたちが霊廟の風に紛れて聞こえる“神託”を受けた神官からの依頼を請け、ローパーを追い払えば冒険は終了である。

冒険への導入

町で葬儀を行なっている“紫のヴェールの神”の神官が、キャラクターたちのもとを訪ねてくる。神官は、死者を葬る霊廟に異変が発生しているとの神託を受け、その真偽を確かめるためにキャラクターたちの力を借りたいと言っている。

依頼の内容は、霊廟の地下に異変が起こっているという神託の真偽調査。報酬は400gpである。

1.紫の霊廟

この町には“紫のヴェールの神”の霊廟があり、葬りの部屋に死者を寝かせると夜の間に御使いが地下の墓所に埋葬してくれるようになっている。しかし、ここ数ヶ月にわたり、埋葬されず死者の体が損壊したり、部屋が荒らされていることが何度か起こっている。

神官が神に祈りを捧げていると、墓所に異変が起こったと風に乗ってささやく神託を受けた(墓所に住むグールたちがささやき声で助けを求めたのだ)。そのため、神官はキャラクターたちを雇う決断をしたのである。

霊廟は古い石造りの建物で、神官が住む場所と、葬儀を行なう広間があり。御使いに死者を捧げる墓所の入口、葬りの部屋が別棟になっている。

2.葬りの部屋

こちらは霊廟よりも古さを感じさせる建造物で、外から鍵がかかるようになっている。中には地下の墓所へ続く階段や、神を祀るための祭壇などがある。

ここは普段鍵がかけられ、死者を寝かせるときと埋葬を確認するときしか解錠されない。しかし、それなのに部屋が荒らされたり、死体が壊されていたことがあると神官は言う。

ここの祭壇には破損の跡がある。難易度15の【知力】〈捜査〉判定に成功すれば、棍棒のようなもので殴られて壊れたのだとわかる。

3.墓所の中

墓所の入口は地下へ続く階段になっており、下りたところから網の目のように横穴が掘られている。

下りたところでキャラクターたちが難易度13の【判断力】〈知覚〉判定に成功すると、白っぽい人影が視界の隅を走ったことに気づく。これはここに遣わされた紫のヴェールの神の御使いであるグール3人だ。

彼らは定命の者たちと接触することは好まないが、キャラクターたちが危害を加えるようなら自分たちは紫のヴェールの神の使いで、ここで死者たちの弔いをしている者たちだと弁明する。

グール

中型・アンデッド、混沌にして悪


AC:12

hp:22(5d8)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 15(+2) 10(+0) 7(-2) 10(+0) 6(-2)

ダメージ完全抵抗:[毒]

状態完全抵抗:消耗状態、毒状態、魅了状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:共通語

脅威度:1(200XP)


アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:9(2d6+2)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:7(2d4+2)[斬撃]ダメージ。目標がエルフあるいはアンデッド以外のクリーチャーの場合、目標は難易度10の【耐】セーヴィング・スローに失敗すると、1分間麻痺状態になる。目標は各ターンの終了時に再びセーヴィング・スローを行なえ、成功すれば自身への効果を終了させる。

4.墓所の主

3人のグールたちと戦ったり、彼らを追うと、この墓所を統べる格上のグール、ガストと接触することもできる。彼は己の名を忘れるほど昔からここにおり、死者たちのために穴を掘っては中に埋める作業をしてきたと話す。

ガスト

中型・アンデッド、混沌にして悪


AC:13

hp:36(8d8)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 17(+3) 10(+0) 11(+0) 10(+0) 8(-1)

ダメージ抵抗:[死霊]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:消耗状態、毒状態、魅了状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:共通語

脅威度:2(450XP)


悪臭:ガストから5フィート以内でターンを開始するすべてのクリーチャーは、難易度10の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ、次のターンの開始時まで毒状態になる。セーヴィング・スローに成功すかると、そのクリーチャーは以後24時間このガストの悪臭の影響を受けなくなる。

退散抵抗:ガストとその30フィート以内にいるグールは、アンデッド退散の効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。

アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:12(2d8+3)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:10(2d6+2)[斬撃]ダメージ。目標がエルフあるいはアンデッド以外のクリーチャーの場合、目標は難易度10の【耐】セーヴィング・スローに失敗すると、1分間麻痺状態になる。目標は各ターンの終了時に再びセーヴィング・スローを行なえ、成功すれば自身への効果を終了させる。

4.墓所を侵略するもの

グールたちに話を聞けば、数ヶ月前に横穴のどこかが地下世界に繋がったのか、そこから石筍に擬態する怪物のローパーが入り込み、葬りの部屋近くに陣取って死体が置かれるのを待つようになってしまい、そのせいで埋葬がうまくいかなくなっているという。彼らはローパーのねぐらをキャラクターたちに教え、討伐を依頼する。

あるいは、キャラクターたちがグールを倒した後も周囲を探索すれば、様子を見ていたローパーは彼らに牙を剥く。

ローパーはhpが1/3(31)まで減らされると横穴から逃げ出そうとする。

ローパー

大型・魔獣、中立にして悪


AC:20(外皮)

hp:93(11d10+33)

移動速度:10フィート、登攀10フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
18(+4) 8(-1) 17(+3) 7(-2) 16(+3) 6(-2)

技能:〈隠密〉+5、〈知覚〉+6

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉16

言語:-

脅威度:5(1800XP)


外見偽装:動かないままのローパーは、石筍など、通常の洞窟にあるものと見分けがつかない。

蜘蛛歩き:ローパーは能力値判定の必要なく、天井での逆さ歩きを含む登攀が困難な表面を登攀することができる。

触手でのつかみ:ローパーは6本までの触手を持っている。それぞれの触手には攻撃することができる(AC20;10ヒット・ポイント;[毒]および[精神]ダメージへの完全耐性)。触手を破壊してもローパーにダメージを与えることはなく、次のターンに新たな触手を生やすことができる。触手はクリーチャーがアクションとして難易度15の【筋力】判定に成功しても破壊される。

アクション

複数回攻撃:ローパーは4回の触手による攻撃、巻き取り、そして1回の噛みつき攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:22(4d8+4)[刺突]ダメージ。

触手:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い50フィート、クリーチャー1体。ヒット:目標はつかまれた状態(脱出難易度15)になる。このつかみが終了するまで、目標は動けない状態および【筋力】判定および【筋力】セーヴィング・スローへの不利を受け、ローパーはこの触手を他の目標に使えない。

巻き取り:ローパーはすべてのつかんでいるクリーチャーを最大25フィートまでまっすぐ引き寄せる。

結末

ローパーを倒すか追い払えば、墓所を荒らすものはひとまずいなくなる。後は御使いのグールたちが時間をかけて修復するだろう。

グールたちを倒した場合、キャラクターたちは紫のヴェールの神の感心を引き寄せてしまうかもしれないが、それはまた別の冒険で語られるべきものだ。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。