ネコぶんこ


2012年07月27日 『なあ、お前。ガソリンの匂いって、いいだろう。眼を閉じて、吸い込んでみろ。とっても清潔だ。未来みたいな匂いがする』 編集


2013年07月27日 そしてロールプレイング・ゲーム界とは、異なったゲームで遊ぶ異なった人々が、共通の話題を持つための場所なのである。 編集

§ [Promiscuus] なんとはなしに感ずる

評論や批評、紹介など何でもいいけど他の作品を俎上に載せることで成立している作品とて、それ自体は独立したもので作品としての評価は読者に帰せられるし、そうした何かを論じた創作物が論じる対象の価値を決定することなどもないのは心したいですぅ。

また、そうした作品で何をテーマにするか明瞭にしないのもよくないし、不偏不党を謳うのもテーマの領域を決めたり紹介の順番だけでも恣意は関わるのだから、どちらに傾いているかを最初に書いたほうがよほどましだと考える今日この頃ですぅ。


2014年07月27日 編集

§ [Ludus] エヴァンジェリストGMとは

エヴァンジェリストGMのススメ」なるエントリを書いたけど、エヴァンジェリストGMとはなんぞやという部分に触れていなかったので、ここであらためてその定義をしておくですぅ。

あのエントリで想定していたエヴァンジェリストGMは、システムに初めて触れるルールブックを持っていない人やシステムに不慣れな人を相手に、そのシステムの楽しさ、面白さを伝えようと意識してマスタリングを行なうGMのことですぅ。ここで重要なのはいうまでもなく何のためにGMをするのか意識することで、それによってGMには楽しいと感じているシステムの要素を紹介しながらマスタリングするというゲーム外からゲームを俯瞰する目的が生まれるですぅ。

この視座は裁定の基準をどうするか考えるときや、プレイヤとして悩むことがある人を見つけ出す助けになったりと、GMをやる上であると便利なものなので普段のプレイでも意識するといいですぅ。

そして、このGMスタイルには非常に明確な、ルールブックを持っていない人なら次はルールブックを持ってきてセッションに参加してもらうという目標設定があるので、GMのモチベーションを作る基点としても有効になりますぅ。

以上がはなはだ簡潔ながらエヴァンジェリストGMの説明だけど、ほのかに自己啓発臭がしてアレですぅ。


2015年07月27日 編集

§ [Liber]水玉螢之丞SFまで10000光年

亡くなられてから単行本化したことに思うところがないとはいえず、その一方読みたかったものでもあるジレンマがあるものの、買わいでかとばかりに特典(SF者すごろく)付きを電話で通販したですぅ。

懐かしさで満身創痍になりながら読み進めているですぅ。


2024年07月27日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:ご神体(2レベル)

今週の小冒険は2レベルのキャラクター4人用ですぅ。夏コミの新刊、ソード・ワールドRのサンプルシナリオでもあるですぅ。

ソード・ワールドからゲスト出演しているデータ以外、データまわりはCC4.0のSRDを引用しているので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

キャラクターたちはハザード川沿いの村、ムードルの村長から依頼を受け、雨の日に頻発する家畜泥棒の捜査を始める。

家畜泥棒の正体は、近くの沼地に住むリザードマンだ。彼らの集落の近くに食人植物エスノアが生えたため、彼らはこの荒ぶる神を鎮めようとムードルの家畜をさらって捧げているのだ。

リザードマンとエスノアの処遇を決定し、家畜泥棒を終わらせたら冒険は成功となる。

冒険への導入

“古代王国への扉”亭に、ハザード川を上流に2日ほど旅したところにある村、ムードルから依頼が入る。ここのところ雨の日になると現われる家畜泥棒を退治してほしいというもので、報酬は1人200ガメルである。

ムードルまでの道中での戦闘は特にない。

1.ムードルの村

ムードルの村はハザード川流域の湿地帯近くにある村だ。依頼主である村長以下村人たちはキャラクターたちを温かく迎え、雨の日のたびに村を襲う家畜泥棒にすっかり参っていると話す。

家畜泥棒たちは湿地帯から来ており、村人たちはそこに住むリザードマンが犯人ではないかと疑っている。

つい3日前にも家畜泥棒が来ており、その時の現場で難易度13の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、トカゲのような足跡と尻尾を引きずるような跡を数組発見できる。

足跡は湿地帯へと続いている。

2.湿地帯

湿地帯に入ると、川の近くに粗末な掘っ立て小屋がいくつか建っているのが見える。そこにはリザードマンの集落がある。ここの住民はすべてスレイブ種だが、村長以下数名は東方語を使える。

ここにリザードマンは11人いる。彼らに話を聞くなら、彼らは近くに生まれた“カミサマ”に仲間のリザードマンを喰われ、それを鎮めるためにムードルから家畜をさらっていたと話す。

リザードマンたちは“カミサマ”をどうにかしてくれるなら家畜泥棒をやめると話す。

“カミサマ”の姿を訊ねると、長い手を持つ口のようなものと言われる。

案内を求めるなら、リザードマンたちはおびえながらも“カミサマ”が住んでいる近くの茂みに案内してくれる。

リザードマン(スレイブ)

中型・人型生物(魔獣)、真なる中立


AC:13(外皮)

hp:22(4d8+4)

移動速度:12m(40フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 10(+0) 13(+1) 7(-2) 12(+1) 7(+2)

技能:〈隠密〉+4、〈生存〉+5、〈知覚〉+3

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉13

言語:リザードマン語

脅威度:1/2(100XP)


アクション

複数回攻撃:リザードマン(スレイブ)は2回の近接攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1つ。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)または射程9/36m(30/120フィート)、目標1つ。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。

3.カミサマ

茂みを訪れると、そこには巨大な袋を持ち触手が生えた植物のモンスターがいる。これがリザードマンたちの言う“カミサマ”である。

エスノア

大型・植物、無属性


AC:13(外皮)

hp:102(12d10+36)

移動速度:3m(10フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
16(+3) 6(-2) 17(+3) 3(-4) 11(+0) 3(-4)

ダメージ脆弱性:[火]

感覚:擬似感覚18m(60フィート)(これより先は見えない)、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:2(450XP)


アクション

複数回攻撃:エスノアは触手で2回の攻撃を行ない、たぐり寄せを行なう。

触手:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い6m(20フィート)、目標1つ。ヒット:5(1d4+3)[殴打]ダメージ、目標はつかまれた状態になる(脱出難易度13)。このつかみが終了するまで、目標は拘束状態であり、このエスノアはこの触手を他の目標に使用できない。

たぐり寄せ:エスノアは自分がつかんでいるクリーチャーすべてをまっすぐ自分に近づくよう最大3m(10フィート)引き寄せる。

飲み込み:エスノアのたぐり寄せでエスノアと接触した中型以下のクリーチャーは消化袋に飲み込まれ、つかまれた状態は終了する。飲み込まれている間、クリーチャーは盲目状態および拘束状態になり、エスノアの外からの攻撃および他の効果に完全遮蔽を得て、エスノアのターン開始時ごとに10(3d6)[酸]ダメージを受ける。エスノアは1度に1体のクリーチャーしか呑み込めない。エスノアが死んだなら、呑み込まれているクリーチャーは拘束状態ではなくなり、3m(10フィート)の移動距離を費やすことで、死体から出てきて伏せ状態になる。

結末

エスノアを倒せば、リザードマンたちは感謝して2000ガメル分になる砂金をキャラクターたちに礼として渡す。

ムードルの村の住民は家畜を買う代金で1000ガメルあれば助かると話す。砂金の一部を渡すかどうかはキャラクター次第であるが、渡せば数ヶ月後に家畜を売って稼いだ1000ガメルが冒険者の店に届くことになる。

This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-reference-document. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.

本作は、「著:水野良/グループ SNE」が権利を有する『ソード・ワールド RPG』の二次創作作品です。

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