2009年05月01日 牛乳飲み過ぎかも 編集
§ [ALF][BRK] 2008年09月06日『紅の陽炎』
本来の終局に向かってないこともない『ブライト・ナイト』第四話ですぅ。
グリフィス・シュタゥク(男・16歳・ヴァグランツ1/キャバルリー1/ブライト・ナイト7):父親、マーカスからアームドギアと抱き合わせのパイロットとしてプリムローズに加入させられた少年。アインとの戦いの中、己の道を見出す。
マリア・ディープスカイ(女・15歳・ホワイトメイジ2/エイリアス5/ウィザード2):マーカスからウェストリ王国の継承者であると言われ、鷲獅子の指輪を託された少女。今回はウェストリ王家に秘められた謎が、彼女にのしかかる。
ミック・マルス(男・24歳・ファイター1/エージェント1/パンツァーリッター7):実は年齢を間違っていた元、G=M社のエージェント。戦士、そしてヴィークル乗りとしてグリフィスを導く。
グレイヴ・ヤード(女・妙齢・アウトロウ6/ソーサラー2/ミッショナール1):元帝国軍のフィクサー。その人脈と隠密能力でハンス・ウィルマー率いる同盟軍の諜報を担う。
ノロ・ニライカナイ(女・22歳・ブラックマジシャン1/ウィザード7/オラクル1):帝国の侵略をなんとかするためにプリムローズへ身を投じたジョシュア島の時期村長。アカデミーの昔馴染みたちに起こった異変を追う。
アヤメ(女・??歳・ヴァルキリー8/ダークワン1):恩人の家族を護るために戦いへ身を投じた謎多きヴァルキリー。オサフネと接触して修復された記憶により、奈落に侵食された肉体を義体化したアルフだと判明した。
帝国軍のバルトロマイからウェストリ基地への補給路を制圧した同盟軍は、ウェストリ基地の完全制圧を目指して動き出した。各地から同志たちが合流し、決戦へと動き出す。
だが、マリアの記憶にある家族のために帝国軍に入ろうとした優しい兄のアイゼンことアインは、パトリック・ウォンが掴んだ西部方面軍の実権を握るためにG=M社や軍の上層部へ情報を流出させていた黒幕だった。しかも記憶を取り戻したカイラスによると、アインはアカデミーに所属していた帝国のカバラ研究者、ウェンツェル・バルトハウザー博士にも“教え子”として知己を得て新理論や新兵器の提案を行なっていたという。
これらを受けたハンスからアインの裏を探るように依頼されたグレイヴは、西部方面軍に合流しているバルトハウザー博士の研究施設へと向かった。
一方、アヤメはオサフネのデータベースから“アスガルド計画”なる記録の断片を手に入れ、ノロの手助けでその記憶を修復していた。
それは、マナの保持量に限界を迎えた神という種族が新たな可能性の門を開くために遂行していた計画だった。彼らはアスガルドへ至るための媒体として、体内に保持する霊素の初期値が低いものの限界値と繁殖率を高めた“ヒト”を創造するというものだった。ラグナロク後もミーティアに人格データを転送したロドウルにより人間は観察され、“ヒト”のプロトタイプを流用したバーサーカーを利用した収穫の時を待たれていたのである。
そしてハイ・ウェストリの陥落という事故もあって、ロドウルは復活。映し身を創造して自ら動き出した。
その頃、グリフィスとマリアはアイゼンとして親書を寄越したアインと指定された河原で会見していた。彼はミーティアを正しく起動して帝国軍を殲滅するため、マリアの指輪と同盟軍の敗北を要求するが、ふたりはこれを拒み、グリフィスが呼び出したヴィクトリアで脱出する。
しかし、アインは不敵に笑うと《フレイ》で鷲獅子の指輪を複製。ふたつの指輪を手中にした。
ミックとグレイヴがウェストリ基地に潜入してアインの情報を洗うと、彼の経歴は捏造されているふしがあり、難民として放浪していたというマリアの記憶に合致するような証言も聞き出すことができた。その後逃走するグリフィスとも合流した彼らは行きがけの駄賃に帝国軍の燃料タンクを破壊し、混乱に乗じて姿を消した。
その頃、バルトハウザー博士の研究所を訪れたノロは基地の外で屋台を構えていたグレイヴと合流し、内部へ潜入する。新兵器の最終確認を行なっていた博士にかけられていた暗示を《オーディン》で解除すると、彼がアカデミーでアインから受け取ったレリクスからカバラへの技術転用の論文が、本当は軍の研究所で渡されていたと判明。ふたりの説得により、彼は新兵器タイタンに搭載される筈だった霊素誘導砲の納入を遅らせることを約束し、同盟軍の“人質”になった。
決戦が始まる。
オサフネとクエスターたちが切り込むことで戦局は同盟側有利に進むが、基地指令であるアインの直属部隊がそれを阻む。先行量産されたAG部隊も練度の違いから抗しきれず、艦の動きが止まった時、グリフィスの視界が白く染まった。
アインが装着するギガントを強化した動力甲冑用追加装甲、タイタンから発射された《ヨルムンガルド》が同盟軍を薙いだのである。オサフネの装甲板は次々と剥がれ、ヴィクトリアの機体も融解、霊素へと還元されていく(グリフィスはAGを《ファミリア》に指定していた)。
その時、グリフィスは初めて生の瞳で戦場に立つアインを見る。紅の陽炎を背負い、孤独に戦うアイン。しかし、グリフィスには仲間たちがいた。力を求める修羅ではなく、仲間を護るために母の力を継承する。そう彼が決意すると、ヴィクトリアは破壊のために放たれたマナを創造の力へと転換。機体を再構成する
オサフネの艦橋ではマーカスがそれを予期していたかのように口の端で笑った。
通常射程外からの攻撃をかわされたアインは“ヒト”を呪いながら執拗にオサフネを追う。しかし、マナを実体化させて物理障壁を展開するという神の業、そしてカバラ技術による浮遊砲台、そのいずれも連携するクエスターたちには勝てず、戦域を離脱する。
不時着したアイン、否、ロドウルは己が身の限界を感じていた。新たなる体を手に入れようと操縦席から立った彼を襲ったのは、銃声。
弾倉すべてを撃ち尽くして震える足で立ち尽くしていた伏兵は、我に返ると彼が持つふたつの指輪を奪い、高らかに宣言した。
「建国王の指輪よ、我を導け!」
銃声を聞きつけたマリアたちが駆けつけ、グレイヴの頼みでバルトハウザー博士が止血を行なってアイゼンが一命を取り留めたのはその直後のことである。
バルトハウザーの《オーディン》でロドウルに刷り込まれた記憶を分離されたアイゼンは、自らがウェストリ王エドワードへの人格転写に失敗したロドウルが創造した映し身だったことを思い出して苦悩するが、グレイヴやミックに叱咤され、再びアイゼンとして生きることを決意する。
帰投したグリフィスは、初めて優しい表情を浮かべたマーカスに誉められた。アヤメにも礼を言ってマーカスが出て行くと、次はミーティア遺跡への接続が切断されたとスミレが走りこんできた。
その頃、ノロも守り神の声が聞こえなくなっていた。彼女のシャードによれば、それは守り神が守り神であることをやめたからである。という。
数日後、帝国はゾンバルト将軍率いる空中艦隊を動かした。彼らは同盟軍が攻撃できない高々度を進軍しており、同盟軍はその対策に追われていた。
そして踊る会議室にはさらに、ミーティア遺跡が飛翔し、空中に浮上したジョシュア島を取り込んで東進中という情報と、ミーティアから全帯域に発信された通信が入る。
「余が新生ウェストリ王国国王、ダーモットである!」
§ [Promiscuus] 木枯し紋次郎(2009年版)
見る前は不安だったけど、丁寧に作られててよかったですぅ。必殺に重ねるという悩ましいところまで丁寧すぎるオマージュに思えましたぁ。
だけど主題歌ブツ切りでCMだけはいただけなかったですぅ。
2011年05月01日 SFはきらびやかで、評判が悪く、だらしない暇つぶしで、まったくありそうにないこじつけで、それだからこそぼくらはそれが好きなのだ。 編集
§ [DnD][4e][HoS] Wizards RPG Team『Heroes of Shadow』(その他のクラス)
『Heroes of Shadow』には新クラスの他にも、既存クラスへのオプションもいくつか収録されているですぅ。
クレリック
クレリックのオプションでは影魔法の一日毎パワーと汎用パワーが各レベルにひとつからふたつ追加され、インフリクト・ウーンズ(Inflict Wounds)が、“効果(Effect)”として3d6+【判断力】修正値分のダメージを与えるパワーとして復活したですぅ。
これらのパワーは善や無属性のクレリックでも節度を持って使用するとされ、主に使う神格として死を司るレイヴン・クイーン、恐怖を振りまくベイン、野生の領域を平らげるために使うエラティスが紹介されていますぅ。
また、『Heroes of the Fallen Lands』に収録されていたクレリックの新種別、ウォープリースト(Warpriest)のクラス特徴、“ウォープリーストの領域(Warpriest Domain)”に死の領域(Death Domain)も追加されたですぅ。
死の領域は攻撃の目標にペナルティを与えたり追加ダメージが入る制御役ふうなパワーが多いけど、レベル5で味方のhpが0になった時に即応・対応でヒーリング・ワードが使えるなど、指揮役としても便利な能力を持っているですぅ。
死の領域はロールプレイの指針として、死の秩序を守るものとしてアンデッドを狩るなども推奨されてましたぁ。
ウォーロック
ウォーロックのオプションもまずは契約の種類を指定しないソロウスウォーンや死せる神々、忘れられて久しい闇の存在との契約を表現する一日毎パワーと汎用パワーが1〜29レベルまで取り揃えられているですぅ。
『Heroes of the Forgotten Kingdoms』で追加された魂を実体化させ魔剣にするウォーロックの新種別ヘクスブレードには、片手持ちの間合い武器であるスカージ・オヴ・エクスクィジット・アゴニィ(Scourge of Exquisite Agony/至上なる苦悶の九尾鞭)を持つ薄暮の契約(Gloom Pact)が追加されたですぅ。
位相移動と非実体を組み合わせた回避能力と、攻撃ヒット時の状態異常を持っているので、なかなかトリッキーな前衛にはなりそうだけどダメージのキーワードがほとんど[死霊]なのはちょっといただけないですぅ。
ウィザード
目標の[死霊]への抵抗を5落とすディスラプト・アンデッド(Disrupt Undead)など初級呪文も追加されたウィザードは、1〜29レベルの無限回パワー、遭遇毎パワー、一日毎パワー、汎用パワーがすべて追加され、フィンガー・オヴ・デス(Finger of Death)やエナジー・ドレイン(Energy Drain)が帰ってきたですぅ。
『HotFL』の新種別、メイジ(Mage)のクラス特徴で取得できる術系統(School)には、レベル10でウィザードのパワーでの攻撃で目標が持つ[死霊]への抵抗を無視できるのが特色の死霊術の系統(Necromancy School)、攻撃の目標へ視認困難を与えたり自分への視認困難を無視する冥術の系統(Neahermancy School)が追加されましたぁ。
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2012年05月01日 新しいプロジェクトのことを話しはじめると、彼の目は途端に輝き出す。 編集
§ [DnD][4e][Dragon] Dragon411号(Dragon Issue #411)
目次
勝者の種族:スリクリーン(Winning Races: Thri-Kreen)
彼らはエイサスの荒れ果てた沙漠、フェイルーンの荒涼としたサバンナ、そして手作りのキャンペーン世界の多くで世界の外縁にうごめいているが、蟲のような姿をした不思議な彼らは君に馬鹿を見させない。スリクリーンは根っからの冒険者だ。
勝者の種族:ケンク(Winning Races: Kenkus)
類は友を呼ぶ。ケンクにとって、これは単なる格言ではなく人生の――特に君の人生が物盗り、袖の下、ゆすり、そして殺しにまみれているなら――真理以外の何ものでもない。
ヒューマンのために(Quests for Humanity)
ヒューマンによるネラス帝国は太古に滅びたが、その再誕は近い。灰燼の中から不死を約束されたひとりの英雄が立ち上がる。多くの探求を成し遂げ、君は継承者へと歩みを進める。ネラスの神聖皇帝へと。
D&D千夜一夜(D&D Alumni)
私たちは――OD&DからAD&Dまでのコアルールで――ゲームの発達史を見ていく。
いつも魔術師な私(Confessions of a Full-Time Wizard)
R&Dの“仕切り屋”は彼女の秘めた趣味をさらけ出す。
レルムの目:嵐の鳥(Eye on the Realms: The Storm Bird)
吼えたけり、叩きつける雨の向こうからそれ――漂流船が辿る運命を示すもの――は来る。
ダーク・サンの目:ソーチャー(Eye on Dark Sun: The Tsochar)
邪悪な種族がエイサスを侵略している。恐るべきソーチャーと出会い、そしてなぜ彼らが荒廃した世界を愛するようになったかを知ろう。
エベロンの目:エストン(Eye on Eberron: Eston)
かつてカニス家の要塞とサイアリの王冠にはめられた宝石があったエストン市に眠る財宝と秘密は、存在を信じる者たちにとって命を賭ける価値がある。
Dragon #411はスリクリーンとケンクへのテコ入れが目を引くですぅ。
§ [DnD][4e][Dungeon] Dungeon202号(Dungeon Issue #202)
目次
編集部より(Editorial)
今月、私たちはエイサスへ続く次元の門を開く。君に勇気があるなら一緒に踏み出そう!
残酷なのは沙漠の風(Cruel as a Desert Wind)
引退した剣闘士はサラクサ家に意見があり、荒れ狂う沙漠は君に意見がある。ダーク・サンを舞台とした6~8レベルのキャラクター向けD&Dアドベンチャーだ。
死せる島(The Isle of Death)
陰秘同盟は泥砂海の荒れた島で新しい生活を始めたいが、そこは理由もなしに死せる島と呼ばれているわけではない。ダーク・サンを舞台とした8~10レベルのキャラクター向けD&Dアドベンチャーだ。
エイサスの荒野を往く(Traveling the Athasian Wastes)
エイサスでは砂沙漠以外にも、多様な脅威の地形が冒険者を待っている。このダーク・サンのシリーズ記事では3レベル以上のキャラクターを対象とした、地形を中心にした面白い遭遇を紹介していく。
忠実派(The True)
カラクの死によってティアは混沌としており、“忠実派”は四面楚歌の都市国家に新たな魔王を擁立することで秩序を取り戻そうとしている。しかし、かれらのやり方にはおかしな部分が多い。
今月は『Dark Sun Campaign Setting』の増刷があるからなのか、ダーク・サン特集ですぅ。
2013年05月01日 そして最善を尽くしてプレイヤーたちに喜びをあたえようとするゲームマスターは、プレイヤーから同様の恩恵をうけることになる。 編集
§ [DnD][4e][Dragon] Dragon423号(Dragon Issue #423)
目次
編集部より:ダンジョンの魅惑(Editorial: Dungeon Allure)
われわれの中にある冒険者魂をくすぐる原初的な魅力がダンジョンにはある。
アンダーダークの珍しい毒(Rare Underdark Poisons)
ギバーリングの粉、グレルの胆汁、そしてアボレスの粘液の濃縮物、これらの3種類はアンダーダークだけで生産されている面白い毒である。
怪物誌:ガーゴイルの生態学(Bestiary: Ecology of the Gargoyle)
ガーゴイルはヒューマンたちよりも古く、彼らの奇妙で無骨な生態は彼らの心理に不安定な影響を及ぼしている。
酒場探訪:喜び娘亭(Tavern Profile: The Inn of the Welcome Wench)
“喜び娘亭”は1979年にD&Dの伝説に初めて姿を見せた頃と同じように、今でも来客を歓迎している。
発掘された秘術:代替的プレイ・スタイル(Unearthed Arcana: Alternative Playing Styles)
D&Dでもっとも大きな魅力のひとつとして常に挙げられるものに、その適応性がある。ここで私たちはいくつかの変則的な方法論を紹介しよう。
レルムの目:魅力的なダンジョンの主(Tavern Profile: The Inn of the Welcome Wench)
街の通りのすぐ下で発見された“ダンジョン”には、大きな財宝と緊張感があるが、モンスターと罠は少ない。これらはどこから何のために現われたのだろう?
今月はノンセクションにいろいろやってるですぅ。
2015年05月01日 編集
§ [DnD][5e] 『能力値判定(The Ability Check)』
Sage Advice
それが壮大な陰謀の物語であれ、長篇の戦闘であれ、あるいは完全に別の何かであるにせよ、D&Dのキャンペーンは必然的に3種類の主なd20判定のうちのひとつ、能力値判定に必然的に頼ることになる。
このゲームで縦横無尽に活躍するものこそ今月のSage Adviceで焦点をあてるものだ。その後、私は呪文発動について先月のコラムへの反応として出てきたいくつかの質問に答えている。将来答えてほしい質問はsageadvice@wizards.comで受け付けている。
能力値判定
ゲームのルールの心臓部には(『Player's Handbook』の第7章と第9章で説明されるように)3つのd20判定、能力値判定、命中判定、そしてセーヴィング・スローがある。命中判定は通常戦闘に限られており、3つの判定ではもっとも狭く使われるが、能力値判定とセーヴィング・スローは多くの異なった状況の中で発生する。能力値判定は特に、しばしば――戦闘で、社会的な交流の中で、そして探索の最中に――飛び出してくる。ルールはいつでも君が6つの能力値のうちのひとつを使い、能力値判定を行なえるとしている。判定に技能か含まれるか否かは関係なく、これが真実だ。【筋力】判定、【敏捷力】判定、【魅力】〈説得〉判定、【判断力】〈知覚〉判定――これらはすべて能力値判定の例だ。
命中判定やセーヴィング・スローは基本的に特殊な能力値判定なのか? それは違う。この3種類の判定は、どれもがd20をロールすることが必要で、修正値を加え、そして合計を難易度と比較し、さらにすべてに有利と不利の影響を受けるため、同じものの3つの顔として簡単に見誤られる。ようするに、それらは成功か失敗かを決めることの同じ手続きを共有している。
このように共有された手順にもかかわらず、3種類の判定はそれぞれ別のものだ。ゲームの中にある何かの要素、たとえばガイダンスの呪文のようなものは、どれかに効果を及ぼせば、ルールに特記がないかぎりほかの2つは影響を受けない。次のいくつかの質問はふたたびこの問題に触れる。
もし君がヘックスの呪文を発動して影響を受ける能力値として【筋力】を選んだら、目標は【筋力】を使う命中判定やセーヴィング・スローにも不利を受ける? 受けない、ヘックスの呪文の解説にはそれが選ばれた能力値を使う能力値判定に影響すると書かれている。この解説には命中判定やセーヴィング・スローについて何も書かれていない。これはたとえば、もし君が【耐久力】を選んだとすれば、呪文の目標は精神集中が【耐久力】を要求するセーヴィング・スローで【耐久力】判定ではないため、呪文を維持するための精神集中には不利を受けない、ということになる。
呪文の意図が奇妙だ? この呪文は古典的な凶兆――民間伝承で見られるもの――で、それは戦闘以外で役立つもののはずだ。戦闘では、この呪文は追加の死霊ダメージをいくらか与える。戦闘を離れたら、たとえば君はこの呪文を発動して彼や彼女の【魅力】判定に不利を与えることで、狡猾な外交官に一泡吹かせることができる。
バードのなんでも屋(Jack of All Trades)の特徴はバードの習熟ボーナスを使わない命中判定とセーヴィング・スローにも適用できる? できない。この特徴は能力値判定のためだけにある。イニシアチブ判定が【敏捷力】判定であることを忘れないように、バードが彼や彼女の習熟ボーナスを既にそれへ加えていない場合、何でも屋はバードのイニシアチブに利益をもたらすことができる。
君が【筋力】〈運動〉判定で誰かとつかみ合いや押し合いをするとき、君は命中判定をしていることになる? もう一度いおう、その答えはノーだ。その判定は能力値判定なので、命中判定に付随するようなゲームの効果はあてはまらない。前の質問に戻ってみれば、ヘックスの呪文を使えば格闘家の力を減らすことに使える。そして格闘家の目標が回避アクション(Dodge action)の影響下にあっても、回避は能力値判定に影響しないため、そのアクションではこの格闘を防げない。
さらなる呪文発動についての質問
君がターンあたりに発動できる呪文の数には制限があるのか? 君のターンに君は呪文をX回しか発動できないというルールはないが、いくつかの実質的な限界はある。主な制限要素は君のアクションだ。大部分の呪文は発動にアクションを必要とし、ファイターのアクション増加のような特徴を使わないかぎり、君は1回のアクションだけを君のターンに持っている。
もし君がボーナス・アクションでヒーリング・ワードのような呪文を発動したら、君は別の呪文を君のアクションで発動できるが、その別の呪文は初級呪文でなければならない。この特殊な制限はボーナス・アクションを使う呪文に特有なことは心に留めてほしい。たとえば、もし君が2つめの呪文をアクション増加で発動するなら、君はそれで初級呪文を発動することには縛られない。
君のターンに君も反応アクションで呪文を発動できる? 君はそれができる! それが起こる一般的な状況はこうだ、ウィザードのコーネリアスは彼のターンにファイアーボールを発動させ、彼の敵はカウンタースペルを彼に向けて発動する。コーネリアスはカウンタースペルを準備しているので、彼は反応アクションでそれを発動してファイアーボールが止められる前に彼の敵のカウンタースペルを阻止する。
君は呪文の効果を維持するための精神集中に視線を必要とする? 呪文に特記がないかぎり、君にそれは必要ない。
キャラクターが複数のクラスのレベルを持っている場合、キャラクターの初級呪文はキャラクター・レベルと呪文発動できるクラスのレベル、どちらを参照する? 初級呪文はキャラクター・レベルに比例する。たとえば、バーバリアン2/クレリック3はセイクリッド・フレイムを5レベルのキャラクターとして発動する。著者紹介:ジェレミー・クロフォードはダンジョンズ&ドラゴンズ第5版の共同リード・デザイナであり、ゲームの編集長でもある。彼は新たな『Player's Handbook』のリード・デザイナであり『Dungeon Master's Guide』にも関わっている。彼は2007年にウィザーズ・オブ・ザ・コーストに入社して以来、多くのD&D関連書籍に携わってきた。君は彼にツイッターで連絡することができる(@JeremyECrawford)。
§ [DnD][5e] 『Dragon+(Dragon+)』
Let the Adventure Begin
君のダンジョンズ&ドラゴンズの書架に最新の追加がある、Dragon+を見よう!
その中で君はインタビュウ、D&D関係すべて――君がコントローラ、マウスとキイボードあるいはペンと紙のどれでプレイしているかは問題ない――を網羅する特集にコミックを見つけられる。iOSとアンドロイド機器で無料で使え、君はたとえどこに行っても最新のダンジョンズ&ドラゴンズの情報と物語を知ることができる。
創刊号で、私たちは新たな元素の邪悪(Elemental Evil)の物語と、卓上アドベンチャーの『Princes of the Apocalypse』とNeverwinter MMOをどうプレイしていくかに深く迫っていく。私たちはまたダン・タッジと椅子に座ってn-Spaceの新しいゲーム、Sword Coast Legendsについて話しているし、タヴィス・メイデンの可愛らしい新作コミック『Gauntlet Gophers』の第一回も見てほしい。ここにはまだあるが、私たちは君が飛び込んで自分でそれを発見するようにしたい。
Dragon+は冒険の新たな戸口を開き、私たちはそれがどこへ向かうか見たくて興奮している。私たちはまさに始め、それによる追加と変化を見ながら前へ進むのだ。そして君のこのアプリについての感想をLetter from the Editorの中にある調査から私たちに話すのも忘れないでほしい!
著者について
トレヴァーの“本職”はD&Dのことを他のファンに語ることで、パートナーとして彼らのvidja gamesで働いているが、彼はひそかに世界征服をたくらむユアンティ組織の一員である。
§ [NOVA] 鈴吹太郎/F.E.A.R.『ビハインド・ザ・ダーク』
『トーキョーN◎VA THE AXLERATION』四冊目のサプリメントは、犯罪結社や企業の特殊部隊などに大きくスポットを当てて掘り下げるものですぅ。また、N◎VA好例の読者投稿によるオーガニゼーションやパーソナリティ、時事情報が採用され、世界をアップデートするものにもなってますぅ。
まずはニューロエイジの情報を最新版に書き換えるワールド・アップデートが掲載されていて、裏社会、企業、テロリズム、アストラルのそれぞれで『TNX』直後に起こった情勢変化が紹介されているですぅ。
ここでは河渡とカーライル、日系企業とヘイロンの確執、サロン・ドルファンと日本軍など大きな対立構造を紹介しつつ、半グレを意識したようなニューロギャングの存在やゾクの新たな動き、企業のストリート市場への注力と抗争の激化、“氷の静謐”の再編によるセクト分裂、聖母殿によるN◎VAへの干渉など、さまざまな組織に所属するキャストがアクトへ噛めたり、ちょっとひねりを入れたシナリオを組むためのフックに充実したものになっているですぅ。
次のマップガイドはN◎VAアサクサ、スラム、新中華街の新しいスポット紹介と、初登場かもしれない歓楽街アーコロジーのウェットシティの詳細な解説が載っているですぅ。
ここで紹介されるスポットは『ストレイライト』で紹介されてこれまでの『TNX』で紹介されていなかったものの補完とまったくの新規物件の両方があり、日向荘や李心療治療医院の説明が楽になった古株キャストもいれば、大江山地下迷宮をダンジョンものシナリオの舞台にできると喜ぶRLもいるんじゃないかという内容になってるですぅ。また、和光アーコロジーの撤退で廃業になったミスミチタン工場跡はうつろうN◎VAの栄枯盛衰を感じたですぅ。
ウェットシティのガイドは接客がすべて生身の人間であることや高級店には河渡が噛んでるといった前提情報とともに、従来からある高級店メインのノースサイドと新設されたファミリー向けのサウスサイドの両方の有名店がいくつか紹介されているですぅ。
次のオーガニゼーションは既存の組織の中でも裏の仕事を取り扱い、キャストとも関わりの深そうなところを再定義したり追加したりしているですぅ。イワサキのブラック・オペレーションを統括するイワサキ情報処理局が紹介されたり、河渡連合の中でも河渡組がピンで紹介されたり、マーダー・インクも独立項目になるなど、より深く掘り下げられましたぁ。
その一方で、漂商行、ブラックドラゴン、ゴールデンドラゴン・ピクチャーズとヘイロンの子会社が裏社会から軍事、メディアと揃い、攻性のメガコーポにも色々な顔が揃ってきたですぅ。ブラックハウンドも機動捜査課のほかに公安部や特別監察室といった内部闘争を扱えるだけの設定を出してきてますぅ。
パーソナリティはヘイロン・ケミカルのCEO“毒蛇”アンジェリーナ・ショーとマーダー・インクの“お嬢”モードレッド・カーライルを筆頭に、夜の世界や世界の秘密に関わる者たちや、懐かしいけどすっかり様変わりしたあの人、リプレイのキャストなどが十人紹介されているですぅ。
ところで、モードレッド・カーライルのコネはクーゲルとキース・シュナイダーから【生命】で取られているのはファミリィだから当然として、【感情】でも取られているのはふたりの普段の態度や行ないを見るにちょっと以外な感じがあったですぅ。
ルールセクションでは、これまでシナリオ・ルールとして運用されてきたペルソナ・ハンドアウト(公開ハンドアウト)とキー・ハンドアウト(非公開ハンドアウト)を使うルールがダブルハンドアウトとして一般ルール化し、それに合わせてシナリオのタイプや作り方が提示されることになりましたぁ。
このダブルハンドアウトは、キャストもそれぞれ秘密の情報を握り、いつ出すかでアクトの進行をコントロールできるプチRL気分を味わえる面白いルールなので、付属シナリオの『ファイブカード!!』がそれだしぜひ試してみてほしいですぅ。
もうひとつの新ルールは、リサーチフェイズで調査を行なうときにぱっとシーンを思いつけない場合、シーンタロットからランダムシーンチャートを参照して演出の入りを決めるランダムシーンルールですぅ。ちょっとした付随効果もあるので、その辺の運用が面倒なら演出だけいただくなど、RLやプレイヤが適当に取捨選択して使うのがよさそうですぅ。
そして次はいよいよMore data! More power! な方々お待ちかねの追加データの前に、新サンプルキャラクターのボニー(4WDバン)乗りのサポート役な“運び屋”、D版ニューロデッキのようにスーツを着てクリスタルウォールと銃を構えた“ボディガード”、純粋にサポート役でヒロイン役でもあるハイランダー“地上の天使”、情報収集の鬼なイヌ“監察医”と精神戦型アヤカシの“闇の交渉人”と、既存のものでは補えなかった領域をサポートするサンプル五体が紹介されているですぅ。
N◎VAはキャスト作成に癖がある割にはいろいろな立場でプレイすることが多いゲームなので、こういう心遣いは助かりますぅ。
そしていよいよ追加データのまずはスタイル技能だけど、ここでの大注目は取得している〈†元力〉と〈†血脈〉を強化する〈元力II〉と〈血脈II〉ですぅ。そのスタイルでは困難なことができるようになったり、他にないユニークな効果だったりなかなか面白いことになってるですぅ。また、バサラは〈大魔法使い〉のおかげでついに六統十二元すべて操れるバサラを作れるようになり、アヤカシは従来のように〈†血脈〉をひとつに絞ることでメリットを得られる〈純血統〉が追加されましたぁ。また、十四番目の血脈〈†血脈:海魔の一族〉で七人ミサキから船幽霊、クトゥルフまでもができるようになってしまったですぅ。
他に目立つのは何らかのスタイル技能を前提にそれを強化するもので、火力不足や使用回数制限に泣いていたキャストを救済したり、支援力を増したりしているですぅ。
追加アウトフィットの武器と防具は『ゲーマーズ・フィールド』からの再録も含め、暗殺用針の訃死枝、傘に偽装した散弾銃で白兵戦もできるガンブレラ、指そのものを射出するミサイルのユビヌキタス、リキシという闘技者がつけていた防具の廻志、“着る毛布”ラグウェアーなど色物も多いけど、武器オプションではピッチャー、美麗装飾、カテナチオ、ワンオブサウザンド、超巨大武器、Death13など旧版でおなじみのものが帰ってきてるですぅ。
サイバーウェアは既存のものを強化するものが多く、キャストの成長ルートをわかりやすく整備している感じがあるですぅ。全身義体も八種類と順調にその数を増し、イワサキの野分が帰ってきたり、BIOSからは変異器官を装備できるようになる憑華がリリースされているですぅ。
そしてIANUSはカスタマイズ可能なアウトフィットのいちカテゴリとなり、千早から汎用のスペリオール、イワサキから軍用の兵者など各社から特別なIANUSが色々とリリースされてますぅ。ここでちょっと驚いたのは、割と格安普及モデルを出すイメージの強かったチャマーが芸術活動を支援するIANUSのヴィルトゥオーソを出してたところですぅ。御霊IIIがちょっと廉くなったのは、技術革新のおかげだととっておくですぅ。また、IANUSにはIANUSオプションというのがあって、それを使ってちまちま能力を上げることができるですぅ。
トロンは芸術品型のスクラプチャが追加されたので、冬寂をやりやすくなったかもしれないですぅ。水晶玉型のクリスタップや巻物型の絵巻もあるので、コスプレ系ニューロには朗報ですぅ。また、ハードウェアのエグゾフレームはサイバーウェアなタップを使っても外部装置と接続して最大限のパフォーマンスを出す演出に使えそうなのでとても使いたいですぅ。
生体装備は誰でも装備できる人造変異の解説で、それらが結構一般化しているとともに素材のためにヒルコ狩りが行なわれていることが示唆されていて、ニューロエイジを映す鏡になっているのがいいところですぅ。
ヴィークルは地上車両、航空機、ウォーカーが追加され、装甲トラックの大轟天、ヴィル・ヌーヴの企業BAGの自動車、和光がリリースする脚部装着型の個人用航空機(条例違反には注意)、インドの企業ラーガムによる昆虫型ドローン類、ギアが製作したミサイルドローンのロケットボーイ、なぜかヤオヨロズが製作した対レーザー装備満載のミラーGなど、個性的なものが揃ってますぅ。ヴィークルオプションでも、住居オプションを装着できるリヴィングヴィークルや音楽を流すHIコンポなど、演出に使えそうなものがちらほらあるですぅ。
カルチャーウェア、その他、サービスなどは、毎回そうだけどまさにニューロエイジを活写したものになっているですぅ。世の親はSSSと契約してサーベイランスを子に着せて安全を守り、アサクサ商店街は商魂たくましく観光客向け商品のセッターシューズやファンキャップを売り、ピンクダイヤモンズやサキ=ニチヤが輝きを放っていたファッションの世界にもヤオヨロズが攻勢をかけてきているというような情報が、アウトフィットのページを眺めているだけで伝わってくるのはN◎VAならではですぅ。
スマートクローゼットやライブラリは現実世界での私がほしいくらいだけど、購入値が高くてしょむぼりですぅ。アビストマックの“フードファイト大会での使用は禁止されている”という記述も、ニューロエイジの風景が見えるし、これを《不可蝕》して勝つレッガーもいるだろうからネタになるですぅ。そして、48時間食欲や睡眠欲を絶つ仙霞は、鬼といい24ワークといい、この手のドラッグがなくならないとはニューロエイジのクグツたち、特に裏の仕事の人たちは連勤残業当たり前そうだし大変だと感じてしまうですぅ。
マジックアイテムは腕時計型アヤカシセンサーのアヤカシウォッチがある一方、あの魔人ができる五芒星の書かれた白手袋の五星手が並んでいることに時代を感じるですぅ。無事子みたいな、都市伝説になってる得体の知れないものが混じってるのもN◎VAらしくていいですぅ。
新たなアウトフィット小分類のフーズはDの『ワールドオーダー』で追加されたものとほぼ同じで、アクト中に購入して食べることで効果を得られるものですぅ。カゲをやっているなら、村正寿司を三人前頼んでさっとつまみながら店内のDAKニュース見ておあいそしたいものですぅ。
サービスでは大盛り、特盛りなどフーズを強化するものから、いつの間にかチャンネル99の人気番組になってるデイリーリドル99、N.I.K.の調査契約など、ちょっと懐かしいものも並んでるですぅ。バックグラウンドもカッパーディスクやスマッシュヒットなどアーティスト向けの再録から、写し、真打ちといったクロガネ用の新しいもの、機甲聖人や牙の紋章など、キャストの立場を裏打ちするものまで揃っているですぅ。エキストラは、小うるさそうな24エージェントにキャストを囲んでる記者団が追加されましたぁ。
あとは、章の間ごとにNEWRO AGE NOWというニュース画面を模したコラムがあって、シナリオやリプレイで起こった事件のあらましや、投稿ネタが紹介されているですぅ。カーロスが自分の火星ブログを持ってる、N◎VAスポもウェブでバリバリ頑張ってる、ブルーベリーも新曲出してる、F.E.I.R.がN◎VAに復帰してるなど、欄外からもいろいろネタ拾えて面白い試みですぅ。
そして、最後も最後、シナリオが収録されている部分の尻尾には、『超越者たち』と題され、超AIたちの動向やオメガ・プロジェクトの概要、プログラム・ノモスとプログラム・カオスの目的と確執、そして災厄の真実が紹介されているですぅ。
既存二十六体とクロガネの超AIについて判明している分については『TNX』現在の動向を一覧表にしてくれていて、さらに人類へのスタンスも書いてあるので助かるのだけど、ベータの半身が日本所有ということはまた迷光仕掛けをするしかないのかという感じですぅ。
それはそうと、ノモスもカオスも人類の良化存続のために陰謀を張り巡らしているのだけど、それを横目で見ながら“親父さん”声のアルファ=オメガが「見込みのあるやつにしか説教はせんよ」などと呟いたらうすら怖くて楽しいんじゃないかと思いついたですぅ。
というわけで、長くなったけど『ビハインド・ザ・ダーク』の紹介でしたぁ。全体として取り回しやすい、今シナリオを作ってアクトを廻しているRLやプレイヤにあると便利な情報をまとめたものだと関心しましたぁ。この辺りの肌触りはDの『マーダーインク』から明確にどんどんいい方向へ変わっていっているので、これからのニューロエイジも楽しみですぅ。
そして最後に、私の投稿がどれだけ採用されたかネタばらしをすると、河渡連合白鷺会の相談役に“村雨丸”犬塚治平を採用してもらってるけど、なかなか死にそうなポジションですぅ。そして、マップガイド:N◎VAアサクサやNEWRO AGE NOW 4で紹介されたニューイヤー六区フェスとそれへのメロディ参戦、そしてフェスのプロモーター久能三政と久能カンパニーでしたぁ。さらに、『クロス・ザ・ライン』に続いてトロンの紹介で“ファンタスマ”セオリーボスのクォートが採用され、ひきこもりニューロらしさが増したですぅ。IANUS関係もかなり詳細な文章を送ったので、もしかしたら各社からのIANUSに関わっているのかもしれないと妄想しているですぅ。
2017年05月01日 編集
§ [Promiscuus] おまけの東京行
DAC大阪の後、高速バスで東京まで行き、朝一番でずんだシェイクをキメてから新美でミュシャ展と草間彌生展、近美で樂家の展示を観て、成田から福岡に帰る旅を慣行してへろへろになったですぅ。
帰り着いてから雷雨が激しかったらしいことを知るの巻きですぅ。
2021年05月01日 編集
§ [DnD][5e] アドベンチャー:死体蘇生者(1~3レベル)
今週の小冒険はクトゥルフ神話要素を混じらせているですぅ。
データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。ただし、一部のデータは私が自作したものなので、そちらの引用はないようにしてもらいたいですぅ。
また、現在イエローサブマリンさんに第5版用のアドベンチャー集『駆け出し勇者の小冒険』を1650円(税込)にて依託中ですぅ。さくっと遊べるシナリオをお探しの方は是非ですぅ。
冒険の概要
この冒険は1~3レベル程度のキャラクター3~5人向けの短時間で終わるアドベンチャーである。
ギザル村を治める領主のオルバットは、しばらく前に奥方を亡くして悲嘆に暮れていた。常ならばそのような嘆きは時が解決するものだが、彼は村を訪れた商人から買った“使い魔”と魔道書の導きにすがってしまった。
まず彼は行きずりの冒険者が退治したオーガを利用し、死者蘇生の実験を行なった。死体から生命の本質たる塩を抽出し、ふたたび命を与えたのだ。そして、その試みは成功してしまう。
オルバットは気をよくして、次は村の墓地に埋葬されていたヒューマンを利用して実験を行ない、これも成功させた。
しかしこの蘇生の儀式を村人に見とがめられ、オルバットは脅迫をされてしまう。彼はその村人を一度殺し、儀式で蘇生させて家に戻した。蘇生された死者は意識が混濁し、まともな状態ではなくなるからだ。
だが、オルバットが脅迫者を殺して蘇生させる様子を見ていた者がいる。彼女、リリディアンはなんとかその場で息を潜めてやりすごして町へと逃げ、頼りになりそうな冒険者を探すことにした。
キャラクターたちがリリディアンの話を聞き、ギザル村へ行ってオルバットを処断すればアドベンチャーは終了となる。
冒険への導入
キャラクターたちが冒険をしてひと旗あげようと町へ向かう乗合馬車に乗っていると、それをおいかけてくるハーフエルフの少女がいる。彼女が必死に何度も声をかけるので御者は馬を止める。
少女は荒い息を整えながら馬車に乗ろうとするが、キャラクターたちが冒険者の格好をしているのを見ると、そちらの方を向いてリリディアンと名乗り、ギザル村に化け物が出たので退治してほしいと頼み込む。
彼女は着の身着のままで村を飛び出しため、ポケットの中に8sp、5cpしか持っていない。そのため、報酬や財宝は約束できないと正直に打ち明ける。
御者は彼女に同情的で、キャラクターたちにひとつ頼まれるのはどうかと後押しし、同乗している者たちに、ここにいる者たちで手付け金を出そうじゃないかと声を上げ、70spをかき集め、冒険者たちに押しつける。
御者やリリディアンのデータは一般人のものを使うこと。
一般人
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:10
hp:4(1d8)
移動速度:30フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:任意の言語1つ(大抵は共通語)
脅威度:0(10XP)
アクション
クラブ:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:2(1d4)[殴打]ダメージ。
1.ギザル村へ
キャラクターたちがリリディアンの頼みを受けると、彼女は安堵して道案内をする。
ギザル村は馬車が通っていた街道から3マイルほど外れた丘陵地帯にあり、150人ほどが住んでいる。農業が主な産業だ。
リリディアンは道すがら、事情の詳しい説明をする。彼女は領主のオルバット様が村の与太者タックを殺し、それにまじないか何かをして灰にし、その中からタックを再び起き上がらせたと話し、領主様は気がふれたか悪魔になってしまっているのだと言う。
キャラクターたちが最近何かおかしなことがなかったか訊ねると、領主様は半年ほど前に奥方を亡くしてとても悲しみ、まともに村の仕事をするのも困難なありさまで、村から街道へ行く道にオーガが住みついて通行料を要求した時も何もせず、村人たちが通りがかった冒険者に頼んで倒されるまでほったらかしだったと言う。
2.村の探索
ギザル村では村人たちから聞き込みを行なうことができる。街道から大きく離れておらず旅人が休憩に訪れることも珍しくはないので、そこまで怪しまれることはない。
村には酒造りをするシゲックの家が酒場をやっており、頼まれれば1日2spで広間の片隅に寝かせてくれる。その他はほとんどが農家である。
村人から得られる情報は、領主のオルバットは半年ほど前に奥方を亡くしてふさぎ込んでおり、オーガが村を脅かした時も何もせずに村人たちが冒険者に依頼するまで何もしなかったことなど、リリディアンとそう変わりはないが、以下の情報も得られる。
奥方が亡くなりオーガ騒動も片付いた頃、オルバットは村に逗留していた旅の商人を館に呼び、長いこと話をしていた。
オルバットがオーガが住んでいた古い小屋の方へ歩いていた。
なお、旅の商人はとっくにどこかへと旅立っている。
3.オーガの小屋
ギザル村で聞いた情報を元にオーガの住んでいた小屋へ向かうなら、村から半マイルほどの場所にそれはある。
室内には壁や柱に斬撃や殴打の跡があり、冒険者とオーガが戦った様子が残っている。
この部屋は全体が何かほこりっぽく、粉末が漂っている。
難易度15の【知力】〈宗教〉あるいは【知力】〈魔法学〉判定に成功すれば、粉末はオーガから抽出された生命の本質たる塩の残滓だとわかる。
生命の本質たる塩とは、かつてある魔法の学派が提唱した生命体が死んでも体に残る魂の一部で、これを使いこなせば死者蘇生すら可能にするというしろものである。
4.墓地の外れ
リリディアンが見たタック殺害の現場である。ここでは難易度10の【知力】〈捜査〉判定に成功すれば、物陰に粉末が溜まっているのがわかる。難易度15の【知力】〈宗教〉あるいは【知力】〈魔法学〉判定に成功すれば、これも生命の本質たる塩の残滓だとわかる。
5.オルバットの館~使用人部屋
オルバットの館は年老いたハーフリングの夫婦が2人で使用人小屋に住み込んで働いている。彼らは先代から仕えているため、オルバットが怪しいことをしていると感づいているが、道義としてこれを告発できないである。
彼らにものの道理を説き伏せたり、脅して口を割らせた場合、オルバットはここ数ヶ月、食事以外の世話はいらないと使用人夫婦すら館を自由に歩かせてはいないと言っており、館の中でおかしな音がしているなどを話す。
使用人夫妻のデータは一般人のものを使う。
一般人
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:10
hp:4(1d8)
移動速度:30フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:任意の言語1つ(大抵は共通語)
脅威度:0(10XP)
アクション
クラブ:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:2(1d4)[殴打]ダメージ。
6.オルバットの館~本館
館の本館には、入口の近くに食堂や広間があり、その奥に領主の私的空間がある。奥の部屋に行くと、色々な薬品や埃が混じった臭いが充満している。
領主の部屋には、瞳にらんらんとした光を宿した領主オルバット(貴族のデータを使用)と、彼の使い魔であるブラウン・ジェンキン(ヒューマンのような顔をしたラットの怪物)、彼らに従う蘇生されたオーガがおり、その周囲には蘇生実験で蘇った者たち(一般人のデータを使用)が4人、寄る辺なく立っている。
キャラクターたちが踏み込んでくると、オルバットは何が起こっているかわからずに動転する。ブラウン・ジェンキンはオルバットにキャラクターたちが敵だと耳打ちすると、彼はオーガをけしかけて皆殺しにしようとする。蘇った者たちは積極的に動こうとはせず、立ち尽くしているだけだ。
蘇った者たちとオーガは蘇生の影響で消耗状態の4段階目にあり、hpはオーガが29、一般人が2、すべての能力値判定と攻撃ロールとセーヴィング・スローに不利を受け、移動速度が半分になっている。
一般人
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:10
hp:4(1d8)
移動速度:30フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:任意の言語1つ(大抵は共通語)
脅威度:0(10XP)
アクション
クラブ:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:2(1d4)[殴打]ダメージ。
オーガ
大型・巨人、混沌にして悪
AC:11(ハイド・アーマー)
hp:59(7d10+21)
移動速度:40フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
19(+4) | 8(-1) | 16(+3) | 5(-3) | 7(-2) | 7(-2) |
感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉8
言語:共通語、巨人語
脅威度:2(450XP)
アクション
グレートクラブ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。
ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィートまたは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。
貴族
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:15(ブレストプレート)
hp:9(2d8)
移動速度:30フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
11(+0) | 12(+1) | 11(+0) | 12(+1) | 14(+2) | 16(+3) |
技能:〈看破〉+4、〈芸能〉+5、〈ペテン〉+5
感覚:受動〈知覚〉12
言語:任意の言語2つ
脅威度:1/8(25XP)
アクション
レイピア:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d8+1)[刺突]ダメージ。
リアクション
受け流し:貴族はそれにヒットした1回の近接攻撃に2のACを加算する。そのためには貴族が攻撃者を視認可能で近接武器を使用している必要がある。
ブラウン・ジェンキン
超小型・魔獣、混沌にして悪
AC:13
hp:5(2d4)
移動速度:20フィート
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
2(-4) | 17(+3) | 10(+0) | 12(+1) | 13(+1) | 5(-3) |
技能:〈隠密〉+5、〈知覚〉+3
感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉13
言語:任意の言語1つ
脅威度:1/4(50XP)
鋭敏嗅覚:ブラウン・ジェンキンは嗅覚を使った【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。
アクション
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い5フィート、目標1体。ヒット:5(1d4+3)[刺突]ダメージ、および目標が小型サイズ以上の場合、ブラウン・ジェンキンは目標にかじりつくことができる。かじりつかれている目標はターン開始時に2(1d4)[刺突]ダメージを受ける。かじりついているブラウン・ジェンキンは拘束状態で噛みつきによる攻撃を行なえず、目標が移動するとそれに隣接するように移動する。このかじりつきはブラウン・ジェンキンのターンにアクションを使わず解除できる。目標がこのかじりつきを振り払うには、難易度15の【筋力】〈運動〉、あるいは【敏捷力】〈軽業〉判定を行なうこと。
結末
オルバットを倒せば、ギザル村をこれ以上怪異が襲うことはない。
オルバットを生け捕りにしたなら、奥方を喪った悲しみに負けた彼は、ユゴスなる地より訪れた商人に魔道書と秘薬のたぐい、そして助言者たるブラウン・ジェンキンを譲り受け、死者蘇生の儀式を行なってきたと告白する。
オルバットの部屋には彼が旅の商人から譲り受けた魔道書の写本や、魔法で使われる秘薬、薬品類、50gpがある。秘薬や薬品を町で売るなら500gpになる。
魔道書のデータは以下の通り。
フラグメント・オヴ・ネクロノミコン・タイプI
Fragment of Necronomicon Type-I/死霊秘法の断章・其の壱
その他の魔法のアイテム、レジェンダリー(要同調)
これに同調している間、君は宇宙の真理の断片を感得し、死者蘇生の儀式を行なえる。
死者蘇生の儀式には目標の完全な遺体が必要で、遺体を使って8時間を費やし難易度15の【知力】〈魔法学〉を行なうこと。成功すれば本質たる塩を分離できる。こうして抽出した本質たる塩に500gpの秘薬を費やして8時間の儀式を行なうことで、目標は5段階の消耗状態を受け、1ヒット・ポイントで蘇生する。目標は1週間ごとに難易度15の【耐久力】セーヴィング・スローを行なえ、これに成功することで消耗状態を1段階取り除ける。
この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。
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