2012年07月06日 それに、君が声を大にして、ヤッピーなんてものは存在しないとか言いだす前に、事実は事実として認めよう――存在するんだ。 編集
§ [DnD][4e] 8月:『Menzoberranzan: City of Intrigue』
悪意に満ちたドラウの力ある名家は、堕ちた女神の目にかなうようそれぞれたゆみない努力を捧げており、メンゾベランザンこそそうした驕慢の頂である。だがしかし、その積み重なった利己、放蕩、そして悪徳の奥を覗けば、豊かな歴史、文化、そして芸術を持つ壮大な文明を見ることができる。このたまらない美と罪の二律背反こそ、ドラウの社会への強力な関心を呼び起こすものだ。この本で紹介される高名なアンダーダークの都市メンゾベランザンは、かの有名なドラウのレンジャー、ドリッズト・ドゥアーデンの出身地でもある。しかしこれは彼の物語ではない――これは君たちが紡ぐべき無数の物語だ。
『Menzoberranzan: City of Intrigue』は最大級の汎用性を持つようデザインされた。君が現行版はおろか、過去や未来の版のルールを使っていたとしても、君はこの本に書かれているほぼすべてのことがらがゲームで使えることを知るだろう。君はこの本でドリッズトが生まれるよりも前の年代でも、蜘蛛の女王の戦争のまっただ中でも、あるいは現代のフォーゴトン・レルムだろうが、キャンペーンを設定して運営できる。君はメンゾベランザンという都市を、君が適当だと考えてそれをなじませることができる別の地域や別の世界に移植することだってできる。メンゾベランザンは君が望むどんな方法ででも使える、君と君のプレイヤーたちが探検できるすべてを備えて待っているセッティングだ。
この本の使い方
ダンジョン・マスターのために:『Menzoberranzan: City of Intrigue』はまずダンジョン・マスターのためにデザインされている。この本は君が恐るべきドラウをテーマの中心に据えた、刺激的で思い出になるキャンペーンを作る助けになる。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のゲームをメンゾベランザン・セッティングで運営するために、君はこの本と好みに合ったD&Dいずれかの版しか必要としない。君が第4版のD&Dルール・セットを選ぶなら、さらに何冊かの本がこの製品の面白さを際立たせるかもしれない。『Underdark』および『Into the Unknown: The Dungeon Survival Handbook』は地底を舞台とするキャンペーンを作るための良い手引きになる。ダンジョン・マスターはまた、メンゾベランザンの外の設定も詳細に記述した『フォーゴトン・レルム・キャンペーン・ガイド』に価値を見出すかもしれない。
プレイヤーのために:ドラウは悪の種族――彼らはその隣人と永遠に争い続ける――だが、多くのプレイヤーはそれにもかかわらずドラウのキャラクターをプレイすることに魅力を感じている。
『Menzoberranzan: City of Intrigue』は、彼らのロルスが支配する宗教――そのすべてはドラウのキャラクターのプレイヤーに不可欠な情報だ――も含め、ドラウの社会と思想の根底について言及している。
さらに、この本にはどのドラウの家に所属するかを選択するためのガイドラインがあり、キャラクターの背景としてプレイヤーがキャラクターの背景設定と動機を肉付けする助けになる。本の補遺ではドラウのキャラクターをプレイすることについてとりわけ力を入れているが、プレイヤーはそれ以外の章でも非常に刺激的で役立つ情報を発見できる。
ドラウ社会の身分
君のドラウとしての身分は、メンゾベランザンの社会で君がどんな地位にあるかを決定する。後述するが、私たちはより深く身分の概念を掘り下げている(そしてそれはまた、下記の『Fortune Cards: Drow Treachery』にも関係する)。しかし前提として、身分は2つの種類に分けられる。家格と個人への評価である。
家格は都市にある他の家に対する家の身分を決定する。もっとも高貴なドラウですら他家のドラウへ直接命令することはできないと同時に、より格の低い家の一員はより高い格の家には敬意を払うか、強力な競争相手を怒らせることに直面せねばならない。
個人への評価は、個人個人が持つ【価値】の値でドラウは彼女の家における身分を決定する。それぞれのドラウのキャラクターは彼や彼女の出生による状況修正にもよるが、【価値】の値が0から始まる。ドラウは【価値】をさまざまなことで得たり失ったりする。【価値】修正表はドラウが彼や彼女の生涯の中で【価値】を上げ下げする基準をいくつか提供する。君のDMは他の事件によって君の【価値】を上げ下げする裁定を下すことができる。
ドラウの【価値】はおおやけに知られた事件でのみ影響がある。ドラウが彼女の家の敵を殺しても、それを誰も知らないなら、そのキャラクターの【価値】は影響を受けない。ドラウならば通常は彼らが社会的地位を上げることに必死である様子を見せたくないため、彼らの行為について公然と話すよりは噂を広げることを選ぶ。
この評判の増減にある唯一の例外は、おおやけからの認知を必要としないロルスからの信頼と不信に関わることだ。ロルスと彼女が手ずから産んだヨックロールの間諜は常に彼女の信者を見張り、彼らは奉仕と不義についての報告をロルスの女祭に報告する。
なぜかNovemberになっている7月の新製品紹介『November: In the Works』で、8月に登場する『Menzoberranzan: City of Intrigue』が出ていたですぅ。
これは合衆国でも人気種族のドラウの都市、メンゾベランザンを扱った設定がメインの本で、以前からぽちぽち出ていた情報通りに版に縛られない情報を主としながら、【価値】(Worth)のような独立メカニズムをある程度入れた内容になるみたいですぅ。
2013年07月06日 消えたドワーフ 編集
§ [BoA] 『キング・オブ・ザ・ランド』完走
昨年からプレイしていた『キング・オブ・ザ・ランド』のキャンペーンが終わりましたぁ。私は選帝侯会議篇でGMをしたけど、前篇から渡された伏線になんとかかんとか理屈をつけて巻き取っていく作業は難物ながら得がたい愉しさもあったですぅ。
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