ネコぶんこ


2011年05月08日 これは、何人かの人間でやる室内ゲームで、紙と地図と鉛筆と集計用紙、それにいくつもの変わった形のダイスが使われる。 [長年日記]

§ [DnD][4e] 『ウィルダーランズ&ドラゴンズ(Wilderlands & Dragons)』

僕のゲームを守って(Save My Game)

筆者:ステファン・ラドニー=マクファーランド(Stephen Radney-MacFarland)

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』では当然のことながら探検の多くがダンジョンの中で行われ、それには正当な理由がある。どちらにしろ、ゲームが“ウィルダネス&ドラゴンズ”とは呼ばれない。ダンジョンは気味が悪い。少なくともダンジョンが閉鎖された場所であるということが重要である。無論、ダンジョンにも出口はあるが、たいていはそこからしか出入りできない。この障害のおかげで、ダンジョンの中では選択肢をしぼりやすくなる。だが、いつの日か君のプレイヤーたちはより開放された場所へ向かいたくなるだろう。彼らはキャラクターを広大な野外へ向かわせたり、あるいは、君が彼らにそうさせたいこともあるだろう。

Dungeon Master's BookRules Compendiumをめくってみれば、君は野外の冒険を作るための基礎的な素材を見つけられる。君は地形を少々、いくつかの技能チャレンジや、野外移動速度、そして天候について見つけることができる。君がこれらすべての素材を見終わる頃には、君はそれらをどうつなげれば野外の旅が楽しく興味深いものになるのか悩むことがあるかもしれない。

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筆者について

ステファン・ラドニー=マクファーランドはシアトル地方でのびのびと生きるゲーム・デザイナである。彼はD&D第4版のデベロッパで、その前は3年間、第3版のオーガナイズド・プレイのコンテンツ・デベロッパとしてゲーム・デザインについて教えてきた。ステファンは現在Paizo PublishingでPathfinder Roleplaying Gameのデザイナとして働き、時々『僕のゲームを守って』や、D&Dの商品の仕事をする。彼は妻が望むよりも多くのゲームを遊んでいる。

Dungeon #189に掲載された、野外の冒険をどんな風に行なうかについての冒険作りや裁定の例をまとめた記事ですぅ。

死と隣り合わせだったダンジョンと違い、回復力を削ってPCが徐々に追い詰められていくのは4eのコンセプトに沿った形で緩慢な死を表現するいい方法だと思い、これはぜひ訳さないとと思っていたけど、随分時間がかかってしまいましたぁ。