2019年01月04日 [長年日記]
§ [Ludus] 『オラクルエンジン』紹介
私もテストプレイに一枚噛んでるRPG、『オラクルエンジン』がクラウドファンディング中なので、辺境のblogなれど記事で支援できまいかと考え、微力ながらおすすめポイントをちょっと書いていくですぅ。
一、万能リソース“オラクル”の独自性
このシステムでは判定を強化し、敵の攻撃を受け止め、必殺の一撃を放つことのすべてに関わる万能リソース“オラクル”をその場その場で使いこなし、
そしてプレイヤはオラクルの操作と、戦場を表わすマップでのやりとりを介して実際にキャラを使ってる没入感を味わうことができるですぅ。
二、PC(装備)の高いカスタマイズ性
PCが持つデータは彼らの得物である“オラクルウェポン”の表現に九割方が割かれており、パーツを組み合わせて自分だけのガジェットを作る楽しみが凝縮されているですぅ。
また、オラクルウェポンは上手く乗りこなさないと振り回されるままならなさを持っているので、ここにランダマイザの妙と、リソースで豪快にごり押す楽しみの両方が詰まっているですぅ。
三、特技コンボゲーの極北
『オラクルエンジン』はゲーム・フィールド大賞準入選という経歴からわかるように、FEARの流れを汲む特技コンボゲーの中でも最近減ってきた重量級ですぅ。データと共にPCの腹案をこね回したい人におすすめできるですぅ。
データ形式としては、レベル制ではなく、特技ごとに経験点を消費していく並列型のシステムですぅ。
また、表記揺れなどに気を使ったライティングがされているので、わかりやすさも高い印象ですぅ。
とりあえず大きな特長はこれくらいで、ワールドについては、北から来る堕落獣の脅威にさらされているノイン王国という、まああんな感じだよ、ワカル? という感じのジェネリックめな世界設定がついていて、PCはアカデミーと呼ばれる訓練機関の見習いからベテランのドライバー(オラクルウェポンの使い手をこう呼ぶ)まで、さまざまな幅はあれ、堕落獣と戦う立場は堅持するようにとなっているですぅ。
セッション運営はフェイズ制で、ミドルとクライマックスの間にオラクルやマップにPCを有利にするオブジェを配置するなど、リソース獲得のためのシーン、ランニングインを挟んでクライマックスになるようになってますぅ。
ランニングインからクライマックスにかけてダイスを振り特技を参照する要素が凝縮されているので、ミドルは演出がメインのセッション運営になることが多そうですぅ。
というわけで『オラクルエンジン』がもっと知られたらイイナとつらつら書いたですぅ。
クラウドファンディングは目標額に達成しなくても出資者には出しただけのブツが提供される(満額以上の達成したら物理同人誌を発売する)らしいし、ルール自体は私がぽつぽつプレイしているように実在するので、重めのゲームが少ないなーとお思いの方は、PDF版からでも出資して損はないとかなんとかいってみるですぅ。