ネコぶんこ


2023年01月19日 [長年日記]

§ [DnD] 『Open Game License(OGL)についての対話を{A Working Conversation About the Open Game License (OGL)}』

こんにちは。私はD&Dのエグゼクティブ・プロデューサー、カイル・ブリンクです。私たちみんながプレイするゲームを作るのは私のチームです。

私がウィザーズで働くようになるずっと前からD&Dは私の人生の大きな部分を占めていました。私、そしてD&Dチーム全体の使命は、D&Dが私たちに与えてくれた創造的な楽しみと長きにわたる友情をすべての人々にもたらす手伝いをすることです。

ここ数日、数週間は誰もにとって信じられないほど厳しいものでした。プレイヤーとして、ファンとして、そしてゲームの管理者として、私たちはこの状況を――望んでもいませんし――続けることもできません。

私は今日、建設的な話をするためここにいます。

しかし、まずはお詫びから。申し訳ありません。私たちが間違っていました。

OGLのドラフトに書かれている言葉と要件はクリエイターに混乱を招くもので、私たちが主に目指すプレイ環境の保護と育成、そしてOGLをTRPGに限定することを確認できるものではありませでした。さらに私たちはあまりにも長い沈黙で自体を悪化させました。より頻繁で明確な対話がこれほどまでに多くのことを防げたはずなのに、私たちはファンとクリエイターを傷つけました。

これからは、これをクリエイターのコミュニティ全体に開かれて透明性が高い、よりよい方法で行ないます。繰り返しフィードバックを得て、改善する時間があります。

これが馴染みあるように聞こえるなら、ゲームで行なう方法だからです。では、OGLでもそのようにしましょう。

Unearthed ArcanaやOne D&Dのプレイテストで行なうのと同じように、皆さんの声に耳を傾けて聞いたことを共有します。これはOGLの新しいバージョンをリリースする前に、しっかりした対話になるでしょう。

これが予定です。

  1. 1月20日(金)までに、プレイテストの資料と同じように、新しく提案されたOGLの文書を共有してレビューとフィードバックを求めます。
  2. 提案されたOGLを確認後、皆さんは簡単なアンケート――Unearthed Arcanaのプレイテストのような――に記入することができます。文書に関する具体的な質問が表示され、その他のフィードバックを共有するための自由記入フォームも含まれます。
  3. アンケートは最低2週間は公開されます。参加を希望する全員がアンケートに回答できるよう、終了前には事前に通知します。そして、皆さんから聞いたことをまとめ、分析し、返信し、提示します。

最後に、ある程度の安定性と明確さが必要です。私たちはクリエイターにOGLの更新についてのインプットと準備の余地を与えることに取り組んでいます。また、OGLのアップデートの影響を受けないものもたくさんあります。そのため、今日はこの対話で触れないすべての領域を定義していきます。

OGLの変更は少なくとも次の創造的な取り組みには影響しません。

  • 皆さんの動画配信。皆さんがコメンテーター、ストリーマー、ポッドキャスター、プレイ配信者、あるいはその他YouTubeやTwitch、TikTokなどのプラットフォームでの動画クリエイターなら、常にウィザーズのファン・コンテンツ・ポリシーの対象になっています。OGLはこれに触れません(触れられません)。
  • 皆さんが所有するコンテンツのアクセサリ。OGLへの変更はあなたが創造したものやキャラクター、世界を扱った、ミニチュア、小説、アパレル、ダイスなどのアイテムを販売することには影響しません。
  • サービス契約などの非出版作品。SRDを使って第5版のコンテンツを参照する作品を公開する場合はOGLを使います。つまり、依託作業、有料DMサービス、コンサルティングなどはOGLの影響を受けません。
  • オンラインセッションツールのコンテンツ。OGLが更新されても、クリエイターは引き続きオンラインセッションツールでコンテンツを公開でき、オンラインセッションツールのパブリッシャはそのプラットフォームでOGLのコンテンツを使用できます。
  • DMs Guildのコンテンツ。DMs Guildでリリースされるコンテンツは Dungeon Masters GuildのCommunity Content Agreement下で公開されています。これは変わりません。
  • あなたのOGL 1.0aのコンテンツ。OGL 1.0aで公開したコンテンツには何の影響もありません。これは常にOGL 1.0aの下でライセンスされます。
  • あなたの収入。権利料や財務報告の要件はありません。
  • コンテンツの所有権。ライセンス返却の要件なしで、引き続きコンテンツを所有できます。

今のところ私からは以上です。上記のように、金曜日までにもう一度連絡しますので、対話をよろしくお願いします。

カイル・ブリンク

ダンジョンズ&ドラゴンズ、エグゼクティブ・プロデューサー

WotCからOGLの今後についてアナウンスされたので、三度訳しましたぁ。

私としては、なんかなー、二十年で創業の理念も腐っちゃうのなー、その気持ちの悪い保護主義について口を開く前にFreeのとはいわないからOpenの本義を学び直してらっしゃいといいたくなってしまうですぅ。