2025年08月30日 [長年日記]
§ [DnD][5e] アドベンチャー:深き森の女王(5レベル)
今週の小冒険はD&Dで5レベルのキャラクター4人用ですぅ。
今回は新しい試みとして、モンスターの後ろにカッコ書きでTRPGミニチュアショップのホットゴブリンさんが扱っているミニチュアを推奨ミニチュアとして紹介してますぅ。これを見てイメージを膨らませていただければですぅ。
データまわりはCC4.0で公開されているSRD5から引用して独自に翻訳しているので、そちらのご参考にもですぅ。
このアドベンチャーを使ったリプレイの公開やプレイ配信などは好きに行なっていただいて構わないですぅ。その時はご一報いただけると嬉しいですぅ。
冒険の概要
キャラクターたちの住む町に、90km(60マイル)離れた森からエルフのサーヤント氏族が助けを求めにやってくる。氏族の者たちは森にグリーン・ドラゴンがやってきて、森を歪ませたせいで住むことが難しくなっている窮状を話し、冒険者の力を借りたいと訴える。
サーヤント氏族の森はグリーン・ドラゴンのシャガナシェナジェの魔力により歪まされ、シャンブリング・マウンドが蠢いたり、ジャイアント・エイプが獰猛になっていたりする。これらを乗り越え、ドラゴンを倒せばアドベンチャーは終了である。
冒険への導入
キャラクターたちの住む町に、90km(60マイル)離れた森からエルフのサーヤント氏族の者たちが訪れる。彼らの長は、森にグリーン・ドラゴンがやってきて、環境を歪ませて既存の住民たちを追い出しにかかっている。なんとか倒してくれないかと窮状を訴え、この難事にあたる冒険者に1人500GPの報酬を約束する。
エルフの長に依頼を受けることを話すと森の地図を貸し与えられ、かたきのグリーン・ドラゴンはこれに描かれている一本杉にいると伝えられる。
1.サーヤントの森へ
サーヤントの森は町から90km(60マイル)離れた場所にある。途中75km(50マイル)までは街道を使い、そこから先は草や低木が生い茂る平原をしばらく歩くことになる。GMはこの道中でランダムな遭遇などを行なってもよい。
サーヤントの森はエルフが好む陽樹(地面まで光が届くような樹木)の森林だが、臭い霧のようなものや、毒々しい色のつる草が新たに生えてきている。難易度18の【知力】〈魔法学〉判定に成功すれば、ドラゴンの毒気にあてられて生態系に変化が始まっているとわかる。
地図を見るとドラゴンがいる一本杉を目指すなら、道中で“猿の国”と呼ばれるジャイアント・エイプに率いられたエイプの縄張りか、“つたの迷路”と呼ばれるつる性植物の群生地を通らなければならない。
森の中へ入るなら「2.森に分け入る」へ進むこと。
2.森に分け入る
森の中は小さな毒虫が勢力を増している。大きな蚊やムカデなどがうごめき、気持ちのいいものではない。
しばらく歩くと、エルフの猟師小屋がある。壁にはさまざまな色の液体が入った瓶が並べられている。ここで難易度15の【知力】〈捜査〉判定に成功すれば、2本のポーション・オヴ・ヒーリングと1本の耐毒剤を発見できる。
さらに歩くと、歩いた者によって踏みしめられてきた道が分かれ道になっており、北にある一本杉まで一直線に続く道がある“猿の国”に行くか、西に迂回してつる性植物が繁茂する“つたの迷路”に行くかを決断する時がやってくる。
“猿の国”に行くなら「3.猿の国」へ進むこと。“つたの迷路”に行くなら「4.つたの迷路」へ進むこと。
3.猿の国
猿の国はジャイアント・エイプに率いられたエイプたちの縄張りで、これまではエルフたちとお互いに縄張りを侵さないことで共存してきた。しかし、グリーン・ドラゴンの登場でエルフたちが勢力を弱めているため、エイプたちは気が大きくなって森の主になった気分でいて、獰猛になっている。
そのため、キャラクターたちが踏み込んできたら王であるジャイアント・エイプ(猿怪獣)は6体のエイプ(ゴリラ)を率いて襲いかかってくる。
彼らはジャイアント・エイプのヒット・ポイントが半分を切れば蜘蛛の子を散らしたように逃げ出し、それ以降は森のあちこちでキャラクターたちの様子をうかがうが、手出しはしなくなる。
猿の国を過ぎれば、一本杉が見えてくる。「5.一本杉」へ進むこと。
エイプ
中型・野獣、無属性
AC:12
hp:19(3d8+6)
移動速度:9m(30フィート)、登攀9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
16(+3) | 14(+2) | 14(+2) | 6(-2) | 12(+1) | 7(-2) |
技能:〈運動〉+5、〈知覚〉+3
感覚:受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:1/2(100XP)
アクション
複数回攻撃:エイプは2回のこぶし攻撃を行なう。
こぶし:近接武器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[殴打]ダメージ。
岩:遠隔武器攻撃:攻撃+5、射程37.5/75m(25/50フィート)、目標1体。ヒット:6(1d6+3)[殴打]ダメージ。
ジャイアント・エイプ
超大型・野獣、無属性
AC:12
hp:157(15d12+60)
移動速度:12m(40フィート)、登攀12m(40フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
23(+6) | 14(+2) | 18(+4) | 7(-2) | 12(+1) | 7(-2) |
技能:〈運動〉+9、〈知覚〉+4
感覚:受動〈知覚〉14
言語:-
脅威度:7(2900XP)
アクション
複数回攻撃:エイプは拳で2回攻撃する。
拳:近接武器攻撃:攻撃+9、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:22(3d10+6)[殴打]ダメージ。
岩:遠隔武器攻撃:攻撃+9、射程15/30m(50/100フィート)、目標1体。ヒット:30(7d6+6)[殴打]ダメージ。
4.つたの迷路
つたの迷路の全域はつる性植物がはびこり、移動困難地形である。さらに、ここを通り抜けるには難易度15の【判断力】〈生存〉判定が必要だ。
判定に成功したなら迷路を抜けられるが、その最後につたの塊のようなクリーチャーが行く手を遮る。シャンブリング・マウンド(シャmbling マウンド)だ。シャンブリング・マウンドは2体おり、死ぬまで戦う。
シャンブリング・マウンドを倒せば、一本杉は目の前だ。「5.一本杉」へ進むこと。
シャンブリング・マウンド
大型・植物、無属性
AC:15(外皮)
hp:136(16d10+48)
移動速度:6m(20フィート)、水泳6m(20フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
18(+4) | 8(-1) | 16(+3) | 5(-3) | 10(+0) | 5(-3) |
技能:〈隠密〉+2
ダメージ抵抗:[火]、[冷気]
ダメージ完全耐性:[電撃]
状態完全耐性:消耗状態、聴覚喪失状態、盲目状態
感覚:疑似感覚18m(60フィート)(この半径から先は見えない)、受動〈知覚〉10
言語:-
脅威度:5(1800XP)
電撃吸収:シャンブリング・マウンドが[電撃]ダメージを受けるたび、それはダメージを受けずに与えられた[電撃]ダメージに等しい分のヒット・ポイントを回復する。
アクション
複数回攻撃:シャンブリング・マウンドは2回の叩きつけ攻撃を行なう。中型以下の目標に両方の攻撃がヒットした場合、目標はつかまれた状態(脱出難易度14)になり、シャンブリング・マウンドはそれに包み込みを行なう。
叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。
包み込み:シャンブリング・マウンドはそれがつかんでいる中型以下のクリーチャーを包み込む。包み込まれたターゲットは動けない状態、盲目状態および呼吸ができず、シャンブリング・マウンドのターン開始時に難易度14の【耐】セーヴィング・スローに成功しなければ13(2d8+4)[殴打]ダメージを受ける。シャンブリング・マウンドが移動すると、包み込まれた目標も一緒に移動する。シャンブリング・マウンドは同時に1体のクリーチャーしか包み込めない。
5.一本杉
一本杉では、その下でヤング・グリーン・ドラゴン(若き緑の竜)のシャガナシェナジェが支配した森の様子をうっとりと眺めている。だが、彼女は新たな領土を踏み荒らす愚か者どもが近くにやって来たことを知ると、空の上から彼らを迎え討つべく飛び上がる。
シャガナシェナジェはヒット・ポイントが半分を切ると、呪いの言葉を吐きながら北の空へと飛び去ろうとする。
ドラゴンが寝そべっていた場所には、エルフたちから略奪した7500GPが敷かれている。
ヤング・グリーン・ドラゴン
大型・ドラゴン、秩序にして悪
AC:18(外皮)
hp:136(16d10+48)
移動速度:12m(40フィート)、水泳12m(40フィート)、飛行24m(80フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
16(+4) | 12(+1) | 17(+3) | 16(+3) | 13(+1) | 15(+2) |
セーヴ:【敏】+4、【耐】+6、【判】+4、【魅】+5
技能:〈隠密〉+4、〈知覚〉+7、〈ペテン〉+5
ダメージ完全耐性:[毒]
状態完全耐性:毒状態
感覚:疑似視覚9m(30フィート)、暗視36m(120フィート)、受動〈知覚〉17
言語:共通語、竜語
脅威度:8(3900XP)
水陸両生:ドラゴンは空気中と水中で呼吸できる。
アクション
複数回攻撃:ドラゴンは1回の噛みつきおよび2回の爪で3回の攻撃を行なう。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い3m(10フィート)、目標1体。ヒット:15(2d10+4)[刺突]ダメージおよび7(2d6)[毒]ダメージ。
爪:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[斬撃]ダメージ。
毒のブレス(再チャージ5~6):ドラゴンは9m(30フィート)の円錐状に毒を噴射する。範囲内のクリーチャーはそれぞれ難易度14の【耐久力】セーヴィング・スローを行なわねばならず、失敗したら42(12d6)[毒]ダメージを受け、成功した場合は半分のダメージを受ける。
結末
ドラゴンを追い払えばエルフたちからたいそう感謝され、報酬を渡される。エルフたちの財宝を返しても、半分を礼として渡される。ドラゴンの首級を挙げていた場合、エルフたちはキャラクターたちの危難に際して一番に駆けつけることを誓ってくれる。
This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-reference-document. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.