ネコぶんこ


2008年03月18日 一人二百五十殺 編集

§ [DnD][3.5e][RHoD] 3.5eキャラ紹介その9

フランシス・フォード卿(秩序にして善、人間の男性のパラディン5):剣と盾を構え、フル・プレートに身を包んだハイローニアスの聖騎士。レリックを探索して竜煙山脈へ向かっていたところ、赤い手と遭遇して否応なく戦いへ身を投じることになる。プレイヤは森聖氏。

ギルガルの弔いをしてパーティに合流した新キャラで、《ゆるがぬ信仰》を持ったパイアス・テンプラーねらい(?)らしいですぅ。

§ [DnD][3.5e][RHoD] 2007年12月22日

アシタカ氏DMによるRed Hand of Doom (PDF版) / 赤い手は滅びのしるしをやってきたですぅ。

パーティがギルガルの死体を前に呆然としていると、蹄音を響かせ立派な戦装束に身を包んだ騎士がやってきた。シャリアが盾に刻まれたハイローニアスの紋章を認め、声をかける。
「そこを往かれる騎士様は“無敵”ハイローニアスの使徒とお見受け致します。我々は先だって街道筋を荒らす野盗と干戈を交え、これを討ち果たしました。しかし、武運つたなく仲間のひとりが敵の刃に倒れてしまったのです。もし宜しければ彼を近くの村で葬り、その魂がしかるべき安息の地へ向かうことができるよう祈りを捧げていただきたい」
「あいわかった、丁度私もこの先へ向かうところ。同道致しましょう」
騎士の名はフランシス・フォード。騎士爵を持ってはいるが世俗の地位より信仰を選んで故郷を離れ、ハイローニアス神のレリックを探索する旅をしていたところ、竜煙山脈の向こうにそれらしき気配を感じたという。

ドレリンの渡しに到着すると、ハンマーフィスト氏族館からの連絡を長のウィンストンに行い、ギルガルを埋葬する手筈も整える。村はずれの墓地で、フランシスがハイローニアスに祈りを捧げてひっそりと葬儀が営まれた。

葬儀の後、ウィンストンから周辺の状況を聞く。近頃周辺を騒がしているホブゴブリンたちはエルシア河の西、魔女の森に建つヴラース砦をねじろにしているようなので、そこの偵察を依頼され、森にはジョールというレンジャーが住んでいるので事情を聞くと良いと言われる。

フランシスにも同行を願い出ると快諾され、再び4人となったパーティは村で一夜を明かし、魔女の森へと分け入った。

森の中では街道を通って野盗と鉢合わせすることを避け、間道からジョールの家へ。途中、モンストラス・スパイダーと遭遇したり飼い犬には吠えられるなどしたが、ウィンストンの名前を出すと彼は快く迎え入れてくれ、たしかにヴラース砦の周辺にはホブゴブリンがうろついているという話を聞く。戦力はひとりでも多いほうが良いので、彼にも金貨を支払ってついてきてもらうことにする。

ジョールによると砦には昼のうちに着けるそうなので、早速出発。途中、川辺にヒドラを見つけ、大慌てで河を飛び越そうとしたところでフランシスが滑ったりはしたが、大過なく砦へと着いた。

かつてはドワーフたちの前哨基地だったらしい砦だが、現在では塔は崩れ天井も抜け、往時の面影は無い。ヴェイルが先行偵察したところ、すぐ見える右側の厩舎にはウォーグがつながれゴブリンがカブト虫遊びをしていると判明。奥の住居と左側にある塔が気になるが、もしもの時に備え、陣形を構築しやすく敵の手札も見えた厩舎を確保する方向になる。

突入前に放ったオーウェンのスリープはほとんどセーヴされ、ヴェイルとシャリア、フランシスが突撃し、ジョールを先行させて最後に入ったオーウェンが扉を閉める。数合打ち合って厩舎を確保したところで、剣と盾だけを持った裸のホブゴブリンたちがやってきた。どうやら、音を聞かれてしまっていたらしい。

鎧を着ていない相手のACは低いものの同じくらいこちらの出目も振るわず、パーティは大いに苦戦することになる。しかも、厩舎の壁に開いていた穴から鴨撃ちをしていたジャールを狙ってゴブリンが強引に入り込んできたため、彼が結構な傷を負ってしまう。

裸のホブゴブリンを何人か斃すが、その間にも鎧を着込んだホブゴブリンたちと、さらにはミノタウロスが次々と厩舎目掛けてやってくる。もはや個別制圧をとうに諦めたパーティはゴブリンたちの休憩所で陣形を構築し、フランシスが安定して支える扉の前でヴェイルが機動戦闘と《速射》を使い分け、そこにオーウェンがフレイミング・スフィアーを向かわせ、シャリアが戦術と呪文と銃とレイピアとワンドを忙しく使い分け、ジョールが援護するという状態になっていた。

フランシスは突撃からライノズ・ラッシュを乗せた悪を打つ一撃を出目1でミノタウロスに回避され、泥沼の殴り合いになる。それがしばらく続き、増援も出尽くしたかと思ったところで扉の前に人面獅躯の怪物、マンティコアが出現した。どうやら、塔にいたのは彼らしい。

ミノタウロスはなんとか床に転がしたものの、マンティコアのばらまく刺でフランシスと何故か彼とふたりで前線を支えていたシャリアは大打撃を受ける。シャリアはオーウェンにキュアを求めたがフレイミング・スフィアーを優先されたため、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズをジョールに渡し、それで治癒してもらう。

そして、マンティコアを連れてきたコスと呼ばれていた人型生物がライトニング・ボルトを唱えたため、シャリアは虎の子のグリースで彼を転がし、レイ・オン・ハンズでhpを回復したフランシスがマンティコアと戦うお膳立てをする。

そしてフランシスが攻撃すると、不利を悟ったのかマンティコアは天井の穴から逃げ出すことを試みた。残念ながら追撃は決まらず、逃亡を許してしまう。

そして、地上でも脂の中から立ち上がったコスが撤退を試みる。しかし、その手にワンドが握られているのを見たシャリアは右肩をマンティコアの刺に貫かれたままこれを追撃。
「それを取れなきゃ、帳簿が赤くなるんですよ」
そう言って放ったワンド・オヴ・ファイアーボールでコスを消し炭にする。しかし、コスがセーヴで出目1だったためワンドは爆発してしまった。

こうして、ヴラース砦のホブゴブリンたちは一掃された。砦を探索して捕虜を尋問したところ、近く消し炭の丘という場所に集まった赤い手の軍勢一千が、全てを滅ぼすために進軍を始めるという。コスの部屋から出てきた地図にも同じようなことが書いてあり、信憑性は高いと思われた。
「ふうむ。一人十殺」
「否。村の者を戦わすのは拙い」
「ならば一人」
「二百五十殺」
「応」

砦の地下にはドワーフのものだったらしい宝物倉があり、そこからは巨大なスパイクド・ガントレットや+1フロスト・ロングソードが発見され、フランシスの佩剣となった。

残った赤い手の捕虜は、いまさら殺したところでマンティコアがヴラース砦での顛末を本陣に報告していることは想像に難くないため、次は戦場で見えることをお互いに誓い、命は取らないでおくことにした。

§ [DnD][3.5e][RHoD] 2008年01月20日

アシタカ氏DMによるRed Hand of Doom (PDF版) / 赤い手は滅びのしるしをやってきたですぅ。

マンティコアの報告をうけて赤い手の本陣が追撃してくる可能性があるので、パーティは財宝の回収を済ませると早々にヴラース砦を立ち去ることにした。帰り道、ヒドラのいたあたりに擱座していた馬車の中を調べると、小型のミスラル製チェイン・シャツを発見。どうやら、白い悪魔のふたつ名でこの辺りを荒らしていたゴブリンの装備に酷似しているため、次はゴブリンたちに対して白い悪魔が降臨すると意気込むヴェイルが着ることになる。

戦争が始まるようなら疎開する準備をすると言ったジョールとは一端別れ、パーティはドレリンの渡しへ戻り、ウィンストンに会う。地図を見せ、赤い手の計画について話すと彼はその脅威を理解した。

だが村は彼ひとりで動いているわけではない。疎開するともなれば、有力者だけでも説得して協力してもらう必要があるため、実際に赤い手と戦った冒険者一行が話をすることになった。

会議は翌日ということになり、その間に魔法屋のサーティアレンに財宝の鑑定を依頼する。話をしているとどうやら彼も会議に出席するようなので、赤い手がただの野盗規模でないことを強調して協力を取り付ける。

そして運命の会議では、地主のヨーメルという男が最後まで強硬に反対していた。徹底抗戦で死ぬまで戦うと息巻く彼にヴェイルが「じゃあ死ねよ」と呟いたりもしたが、冒険者一行の資料や歴史上の例を持ち出した〈交渉〉によりヨーメルも敵の脅威を理解し、どうせ失うならと自分の財産を疎開に使うことも約束した。

会議の後でウィンストンに頼まれ、他の町や村を説得するために赤い手の地図を渡すことになった。

そして、慌ただしく疎開の準備が進んだ日の夜。警備隊のアニタ隊長が慌ててやってきた。渡しの向こう岸で、ホブゴブリンが家に火をつけて略奪しているらしい。早速ヴェイルが隊長からもらったポーション・オヴ・フライを使って河を飛び越え、白い悪魔として初陣を飾る。

念のため船で向かっていたパーティの残りが到着した頃、ホブゴブリン側も新手が森から飛び出てきて、畑の中で戦闘になる。叩けども叩けどもポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズなどを飲んで持ち直す略奪隊を見て、シャリアは拳銃を抜き、フランシスが斬りつけたホブゴブリンに追い討ちをかける。
「その様子見ると腹立つんですよ。あの東部戦線でもそれだけの物資があれば部隊は全滅しないで済んだかもしれないっていうのに」

それはさておき、ホブゴブリンたちを倒してポーションを補給したパーティは翌日重要なことに気づいてしまった。
「よく考えたら我々はこれで職無しです」
「どうするよ」
「赤い手のポーション工房でも襲いに行くべきか」

かくして赤い手の脅威が迫りつつある中、ドレリンの渡しは引き払われるのであった。

§ [DnD][3.5e] 3.5eキャラ紹介その10

イーグルオウルL型(秩序にして善、ハーフ・セレスチャル・ウォーフォージドの女性のヴァリアント・ローグ3/モンク4/ナイトソング・エンフォーサー2/オカルト・スレイヤー1):スターメタル製超大型相当バトルフィストが特徴的な霊智評議会のハビール老師に創造されたまま放置されていたウォーフォージド。胸部には姉にあたる人格を持つドーセントが埋め込まれている。プレイヤはアシタカ氏。

イルダーナフ(秩序にして善、人間の男性のCloistered Cleric3/チャーチ・インクィジター2/Paragnostic Apostle2/ルアサー1/ディヴァイン・ディサイプル4/コンテンプラティヴ1):かつてある文明が崩壊したのを目の当たりにし、その記憶を留めて生きるパーティの永生者1号。別宇宙の神であるミストラを信仰しており、霊智評議会という集団に所属している。プレイヤは隠者氏。

“レイヴン”サーシャ・スベンツキ(中立にして善、人間の男性のコンジュアラー3/マスター・スペシャリスト4/マルコンヴォーカー6):悪の来訪者を善のために使役する聖痕を刻まれた召喚師。星幽界で次元侵略艦隊3万をイフリートと共に消し飛ばしたとか消し飛ばさないとか。イーグルオウルを発掘した張本人でもある。プレイヤは森聖氏。

リリシア・ド・ウィンストン(秩序にして中立、ハーフ・ヴァンパイアの女性のオリエンタル・サムライ4/ファイター4/ヴァリアント・モンク2):命の危機に際し、遠い祖先が契ったヴァンパイアの血に覚醒したパーティの永生者2号。ヴァンパイアの俊敏さと膂力を活かし、〈Iaijutsu Focus〉で大規模ダメージを叩き出す。プレイヤは荒原の賢者氏

という4人で、新しいキャンペーンを始めてるですぅ。

本日のツッコミ(全27件) [ツッコミを入れる]

Before...

§ knock off louis vuitton [ネコぶんこ(2008-03-18) wsxudpnt hnmubt smunxbvr vmytlpsid vtde..]

§ louis vuitton fake belt [ネコぶんこ(2008-03-18) fyahgywvxl hwohdass ozznkna cydabwg bvn..]

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§ buy toms [wecgqqcu cyodlq mestqc dclpcnua ネコぶんこ(2008-03-18) iizspdou..]

§ ffxiv power leveling [Simply put i draw my ffxiv power leveling http://www.u7bu..]


2012年03月18日 「僕はもうゲーマーじゃないんだ」 編集

§ [DnD][4e] 2010年10月31日『カッパの暗躍?』

エスペランザ(エラドリンのメイジ2):力術をよくする秘術使いのエラドリン。蝕の日に生まれた忌み仔らしいが、かような考えは迷妄であると一蹴する青年。

グスタフ・トラップ(ヒューマンのシーフ2):幼いころから黒竜から盗賊としての訓練を受け、そろそろ独り立ちするように言いつけられて旅立った青年。

セヴン(ドワーフのウォーロード2):斧を愛するドワーフ。この頃はまだまともだった。

レンド(ドワーフのウォーデン2):街道警備隊で働いているドワーフの戦士。戦力が足りない三人に同行するcompanion。

白蜥蜴退治から五日後。レンドの親類で武器職人をやっているドワーフのルコス爺さんが新人冒険者の評判を聞きつけ、ドゥエルガルに占拠された工房の奪還を依頼してきた。

レンドを道案内に七日間旅をした三人は、山脈に穿たれた洞窟にあるドワーフの工房へ踏み込んだ。しかし、最初の攻撃では一番槍を決めて前線で戦うグスタフが逆に地下世界に適応したドゥエルガルのシャドウ・アタックで倒れては起き上がる苦しい戦いになり、敵を全滅させたものの一時撤退することになる。

二度目の攻撃は稼動を続ける炉の広間で、ドゥエルガルが召喚したエレメンタルなども相手にした戦いだった。ここもじりじりと攻めて場を制したパーティは、どうせ逃げ道は無いということで洞窟の入り口付近で野営し、三回目の攻撃で魔法の工房へと踏み込んだ。

そして工房の中心で自身にデヴィルを降ろして炎を喚起し、生まれ持った強力で鎚を振り回すドゥエルガルの首領と彼が支配するインプやエレメンタルとの戦いが始まった。しかし、パーティが他からの攻撃には目もくれず首領を集中攻撃して痛めつけてから降伏勧告を行ない、支配していた者たちを解放したため戦闘はあっけなく終わる。四人は一日休んで街へ帰るのだった。

この回は火力がある敵が少数出てくるシチュエーションが多かったので、ヒーローズ・オヴ・ザ・フォールン・ランズライトニング・アークが活躍していたですぅ。

表題はエスペランザの手記からの引用(一部)ですぅ。


2013年03月18日 ともかく、キャラクターを作る際には、ゲームマスターとはよく話し合ったほうがよい。 編集

§ [DnD][4e][LnL] 『今週のD&D(This Week in D&D)』

伝説と伝承

マイク・ミアルス

今週の大ニュース:私たちの新たなプレイテスト・パックは3月20日の水曜日に控えている。さて、君たちは次のパックで何を見ることができるだろうか?それを見ていこう。事実、私はジェレミー・クロフォードをきつく尋問してからこれをタイプしている。

ドルイド:このパックでのドルイドは1レベルで自然の化身を得て、団を選択する。樫の団は呪文発動を強化し、月の団は自然の化身に集中する。ドルイドの呪文はクレリックの回復に似ているが、より多くの破壊的な呪文を持っている。

自然の化身はドルイドが選択した姿に変身することができる一日毎能力だ。たとえば、1レベルのドルイドは素早くて夜目がきき、隠れたものを見つける特殊能力を持つハウンドに変身できる。その噛みつき攻撃はそれを戦闘でも活躍させる。

より高レベルで、君はより多くの姿になることができる。どちらの団も魚や鳥など、非戦闘能力を得られる姿も得られる。月の団のドルイドは戦場で大暴れするベアなどの強力な姿になることができる。それと対照的に、樫の団のドルイドはより多くの呪文を得てフレイム・ストライクなどの呪文を敵に放つことができる。

パラディン:今回初めて、私たちはパラディン、アンティパラディン、そしてウォーデンをひとまとめにして君たちに提供する。これら3つのキャラクターはそれぞれ善、悪、そして中立である。このクラスはパラディンと総称されるが、キャヴァリアー(善)、ブラックガード(悪)、そしてウォーデン(中立)とそれぞれ分類される。

1レベルのパラディンはセーヴィング・スローにボーナスを得て、悪、アンデッドおよびフィーンドの感知ができ、さらにキャラクターの信念を決定する誓いを行なう。誓いはパラディンに領域呪文と、悪を討つ一撃やアンデッド制御などのようにチャネル・ディヴィニティの特殊なオプションを与える。

8レベルでパラディンはセレスティアル・チャージャー、ナイトメア、あるいはサマー・スタッグなどの乗騎を得る。かつてパラディンの乗騎はダンジョンの中でちょっとした問題になり、他の場所での移動でも乗騎が問題を引き起こしていた。乗騎の攻撃はかなり弱く、それはパラディンの戦闘能力において大きな価値を持たないことも意味している。そのかわり、荒れ地を長く旅するときやパラディンが騎乗戦闘に特化している場合は役立つ。

その騎士が白、緑、あるいは黒のどれを着ようが、パラディンは輝く鎧に身を包んだわれらが騎士だ。ファイターと比べるとパラディンは戦術の技を持たないが呪文と誓いによる利益を得ている。

レンジャー:レンジャーはかつての版よりもこのクラスの魔法を少しだけ強調するために、1レベルで呪文発動能力を得る。レンジャーの得意な敵はこのクラスが静的なボーナスと有利を得るためのひとそろいの特殊能力を与えるのに役立つ。このクラス特徴はレンジャーが荒野の守護者たる役割を表現する。

得意な敵のボーナスはドラゴンやジャイアントのような特定の敵に対するボーナスを演出するものだが、システムとしてはさまざまなクリーチャーに対してその利益を得ることができる。たとえば、ドラゴンを得意な敵に選んだレンジャーは畏怖への完全耐性を得る。この能力はドラゴンが持つ畏怖のオーラに対抗するために役立つが、アンデッド、術者など、その他のものが持つものにも同じように適用される。

以前からのちょっとした変化としては、レンジャーは弓術か二刀流を強化する特殊能力を特徴に持たない。私たちが提供する専門分野でレンジャーはそれらの道を究めることができる。私たちはそれらのレンジャー専用版を作成することも考えたが、それは結局ファイターの技と干渉し合うことがわかった。

新呪文:このパックにはドルイドとレンジャーのために多くの新呪文が含まれている。

数値:数値は見直され、キャラクターのダメージは引き下げられた。モンスターのステータスは据え置かれたが、君はいくつかのモンスターがレベルと経験点を変更されていることに気づくかもしれない。より重要なのは、われらが武器使いのための武勇ダメージ・ボーナスがなくなったことだ。そのかわり、彼らは高レベルになると複数回攻撃を得る。

ファイター:ファイターは他の特殊能力のように、練達ダイスの消費でACか攻撃ロールにボーナスを得られるようになる。ダイスの消費はファイターが休憩を取るまで回復しなくなり、アクションを消費することでファイターは再びダイスを得ることができる。

技能:技能は以前のように能力値判定システムの一部だが、私たちはそれらを提示する方法に若干の改正を行なった。たとえば、罠を探すために【知力】を使うとき君は技能ダイスを得る。このシステムは君がこれまで触れていたものに似ているが、私たちはそれを能力値判定を増幅するものにした。私がテーブルで確認した最大の利益はDMとしての視点からだ。「聞き耳をするなら【判断力】判定だよ」や「扉を壊したいなら【筋力】判定だ」のように、言葉の流れが簡潔で自然なものになった。

二刀流:私たちが想定している君たちの平均的な二刀流や剣と盾を持つキャラクターは、いずれも習熟している適切なサイズの武器ふたつを持って戦闘に臨む。特技などで君は二刀流を使いこなすことができる。この変更は君がそれを行なえるだけではなくそれを得意だというように、私たちがキャラクターのオプション全体で考えを変えたことを反映している。

即効呪文:力の言葉のシステムは即効呪文ルールに改名され、私たちはそれを他のクラスで必要に応じてそれを使えるようにしてルールとパワー・ワード・スタンのような呪文との混同を避けるようにした。

種族:私たちは種族を少し修正し、それらがキャラクター・作成で使いやすくより簡単になるように彼らの能力を単純化した。

探検ルール:プレイテストの電子メール情報に書かれてはいないが、これらは今回のパックに含まれている。

これからのこと:新たなパックが世界へ公開される今このとき、私たちは内覧用パックのさらなる種族とクラス、そしてマルチクラスを仕上げた。それらは私たちの次期パックで大きな部分を占めることになる。

マイク・ミアルス

マイク・ミアルスはD&Dのリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はレイヴンロフトのボードゲームやD&D RPGのサプリメント何冊かを手がけている。


2014年03月18日 編集

§ [Liber] 小川英雄ローマ帝国の神々――光はオリエントより

ローマに信仰が受容されたという共通の視点から、古代オリエントの諸宗教を概説した本ですぅ。

章立てはエジプトやシリア、アナトリアなどローマが征服した地方の神々、ミトラス教、ユダヤ教、キリスト教、グノーシス主義、そして占星術と、有名どころが一通り押さえられてますぅ。また、前史としての古代オリエント文明やヘレニズム文化、ローマ古来の信仰についても解説されているですぅ。

大きなテーマとその流れとしては、前半のさまざまな地方の神々からミトラス教まででさまざまな密儀、そして後半のユダヤ教からの章では哲学と、信仰を裏書きする方法論の変化が書かれている印象を受けたですぅ。

書名通り、諸宗教がローマでどう受容されてどう信仰されたかが眼目になっているので、地元でどう信仰されていたかは比重が小さめだということには気をつけておいたほうがいいですぅ。巻末に参考文献リストはあるので、おのおのを詳しく知りたい方はそれらを参考にするのがよさそうですぅ。


2023年03月18日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:船に伸びる手(3レベル)

今週の小冒険は1~2人の3レベル向けですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は3レベルのキャラクター1~2人用の短時間で終わる、冒険の合間に挿入するためのアドベンチャーである。

キャラクターたちが川で渡し船に乗っていると、水の底から手が伸びてくる。川底に眠っていたグールやゾンビが生者の臭いに反応して襲いに来たのだ。

キャラクターたちはこの襲撃を生き延び、旅を続けなければならない。

冒険への導入

キャラクターたちが川の渡し船に乗っていると、水底から青白い手が伸びてくる。それと同時に凄まじい腐臭が辺りに広がる。アンデッドだ!

1.船上の戦い

船は幅5フィート、全長20フィートほどだ。片方の端には船頭(一般人)がおり、その前の空間にゾンビが2体上がろうとしている。

ゾンビは船頭に攻撃しようとするが、キャラクターが攻撃を行なうならそちらを優先して戦う敵だと認識する。

一般人

中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性


AC:10

hp:4(1d8)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0)

感覚:受動〈知覚〉10

言語:任意の言語1つ(大抵は共通語)

脅威度:0(10XP)


アクション

クラブ:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:2(1d4)[殴打]ダメージ。

ゾンビ

中型・アンデッド、中立にして悪


AC:8

hp:22(3d8+9)

移動速度:20フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 6(-2) 16(+3) 3(-4) 6(-2) 5(-3)

セーヴィング・スロー:【判】+0

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:毒状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:生前に知っていた言語を理解できるが話せない

脅威度:1/4(50XP)


アンデッドの頑健さ:[光輝]あるいはクリティカル・ヒット以外のダメージでゾンビのヒット・ポイントが0になった時、難易度5+受けたダメージの【耐久力】セーヴィング・スローを行なう。成功すれば、ゾンビはその代わりにヒット・ポイントを1まで減少させる。

アクション

叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[殴打]ダメージ。

2.船上が戦場

「1.船上の戦い」の遭遇開始から2ラウンド終了後、船の船頭がいない側に白い手が伸び、そこからグールが1体現われる。

グール

中型・アンデッド、混沌にして悪


AC:12

hp:22(5d8)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 15(+2) 10(+0) 7(-2) 10(+0) 6(-2)

ダメージ完全抵抗:[毒]

状態完全抵抗:消耗状態、毒状態、魅了状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉10

言語:共通語

脅威度:1(200XP)


アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:9(2d6+2)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:7(2d4+2)[斬撃]ダメージ。目標がエルフあるいはアンデッド以外のクリーチャーの場合、目標は難易度10の【耐久力】セーヴィング・スローに失敗すると、1分間麻痺状態になる。目標は各ターンの終了時に再びセーヴィング・スローを行なえ、成功すれば効果を終了させる。

3.向こう岸で待ち受ける者

ゾンビとグールの襲撃をやり過ごせば、船は向こう岸に近づくことができる。しかし、そこには乗っ取った船に乗っていた餌を待っていたのか、4体のゾンビがうごめいている。

ゾンビ

中型・アンデッド、中立にして悪


AC:8

hp:22(3d8+9)

移動速度:20フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 6(-2) 16(+3) 3(-4) 6(-2) 5(-3)

セーヴィング・スロー:【判】+0

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:毒状態

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉9

言語:生前に知っていた言語を理解できるが話せない

脅威度:1/4(50XP)


アンデッドの頑健さ:[光輝]あるいはクリティカル・ヒット以外のダメージでゾンビのヒット・ポイントが0になった時、難易度5+受けたダメージの【耐久力】セーヴィング・スローを行なう。成功すれば、ゾンビはその代わりにヒット・ポイントを1まで減少させる。

アクション

叩きつけ:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[殴打]ダメージ。

結末

散々な川の旅になるが、襲撃をやり過ごして船頭が生き残っていれば、彼は礼として10gpをくれる。旅はまだ続く。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。