ネコぶんこ


2012年09月07日 カリフォルニアに戻ったら、あたしはこの枝を持って砂漠に向かうの。 編集

§ [Liber] Kindle Paperwhiteなど発表

日本時間の七日深夜に行なわれたAmazon.comの発表では、コントラストが25%高くなり、解像度も167PPIから212PPIに上がったKindle Paperwhite($139)、RAMが倍増してCPUも新型になった(パフォーマンス44%向上)Kindle Fire($159)、さらにハイエンドタブレット市場にKindle Fire HD(7"16GBモデル$199、7"32GBモデル$249、8.9"16GBモデル$299、8.9"32GBモデル$369、8.9"32GB+LTEモデル$499、8.9"64GBモデル$599)と、Kindleの新機種が次々発表されたですぅ。

Kindle Fire HDは比較でも露骨にiPadへぶつけてきていたけど、それ以外に目を引いたのはペアレンタルコントロールやアカウント管理で、家族がかわるがわる使うデバイスであることをアピールしていたところですぅ。

社長が冒頭で「ユーザが買うのはガジェットではなくサービス」、「ハードウェアはサービスのクリティカルな部分」と謂っていたことを考えると、ドルビーデジタルプラスとHDMI出力対応なのでホームシアタとの連携を含め、リビングに置いて家族全員が動画などのサービスを買って楽しむデバイスを目指している雰囲気ですぅ。

それにしても、Kindleの新型が出ると海外からの注文受けなくなるのは困りものですぅ。

ところで自分でスキャンした本をE Inkで読みたい人には、容量の一番大きなKindle Keyboard 3Gが一番いいと思うですぅ。


2013年09月07日 木曾左馬頭を攻め落して、大津の粟津にて首を取る。 編集

§ [NOVA] 『トーキョーN◎VA THE AXLERATION』到着

トーキョーN◎VA THE AXLERATION』が友人の分も含めて三冊届いたですぅ。

ルーラーだけの仕事ではないけどアクト前に行なうこととしてトイレの準備が復活してたり生活についての記述が増えているのは、「N◎VAでの一日」は行政府かメガコーポの広報文書ぽい部分も含めていい感じだったですぅ。

ルール面では、これまで一律に特技(そしてわずかな奥義)だったものを再編して特技、秘技、奥義と強さの序列を作り、記述の上でも経験点でも明示的に“強い”もの目立たせているのは、“強い”特技を探す手間なくキャスト作成の軸にできるいい仕組みですぅ。

ニューロデッキはよりトート・タローのそれに近い図像になっているのが興味深く、なかでもトートの塔では瞳を描かれているのがニューロデッキでは銃のスコープになっているカブトワリはいい解釈だと感じたですぅ。

しかし、プレイに支障をきたしそうなルールの散逸(絵札の読み方を「用語集」にしか書いていないなど)や記述抜け(神業の使用回数など)はかなり難があるといわざるをえず、テーブルの全員に信頼関係があって即時裁定や手癖でアクトが回せれば凄く楽しいけど、そういうところを気にする人にはクルードすぎる雰囲気はしたですぅ。


2014年09月07日 編集

§ [NOVA] 神業を使わない助っ人ゲスト

N◎VAで神業は敵対ゲストとキャストの比率的に使えないけど助っ人ゲストの投入や戦力のテコ入れはやりたい場合、ゲストに救援を要請(アクションは不用)したら、ゲストがキャストのために戦っているシーンがカットインし、その舞台裏でキャストは手札交換できるようにすればよさそうだと思いついたですぅ。

たとえばリサーチフェイズで夜叉へ渡りをつけていると、好きなタイミングで彼のシーンを「一方その頃ストリートのどこか。キャストを消すために現場へ向かっていたミカヅチ部隊のトループたちは哀れその五体を切り刻まれていた。“闇の殺人者”夜叉だ!」とカットインし、その間にキャストは手札を回すですぅ。

こうすればキャストの油揚げをさらわずにゲストも立つし、神業を使わない助っ人だからといって能力値や技能を設定する必要もないですぅ。

それはそうと、ようやく『クローム・メモリーズ』が届いたですぅ。


2024年09月07日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:ゴブリンとそのペット(1レベル)

今週の小冒険は夏コミの新刊ソード・ワールドRの1レベル・キャラクター4人用ですぅ。

今回はD&Dの標準的なモンスターを混ぜて冒険を作ることのサンプルですぅ。

ソード・ワールドからゲスト出演しているデータ以外、データまわりはCC4.0のSRDを引用しているので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

キャラクターたちが“古代王国への扉”亭で仕事を探していると、店主のラウダからオランの郊外にある運河沿いの洞窟にゴブリンたちが住みついて悪さをしているので掃討してくれないかと声がかかる。

洞窟に住むゴブリンたちは古代王国の時代に作られた巨大生物の培養槽からジャイアント・トードを開放し、てなづけている。ゴブリンと一緒にジャイアント・トードも倒せばアドベンチャーは成功となる。

冒険への導入

キャラクターたちが“古代王国への扉”亭で仕事を探していると、店主のラウダからオランの郊外にある運河沿いの洞窟にゴブリンたちが住みついて悪さをしているので掃討してくれないかと声がかかる。報酬は1人300ガメルである。

洞窟までは歩いて2日ほどかかる。

1.洞窟の入口

洞窟の入口は運河に面した崖にある。出入口には何者かが残したねばねばした液体があり、それが奥の方にも続いている。洞窟に入るなら「2.見張りの部屋」へ進むこと。

2.見張りの部屋

洞窟に入って少し歩くと、獣の脂が燃える臭いがして薄明かりが見える。そこにはゴブリンが3体、暇そうな顔で床に座っている。

キャラクターたちが部屋に入ってきたらゴブリンたちは跳ね上がるように立ち、戦闘態勢に入る。彼らは戦闘を重んじる部族であるため、死ぬまで戦う。

先に進む通路は奥で丁字路になっている。右からは何の物音も聞こえず、難易度10の【判断力】〈知覚〉判定に成功すれば左側から「ゲロゲロ」と鳴き声のようなものが聞こえる。

右に進むなら「3.実験室」、左に進むなら「4.ゴブリンたちの部屋」へ進むこと。

ゴブリン

小型・人型生物(ゴブリン類)、中立にして悪


AC:13(パデッド)

hp:9(3d6)

移動速度:7.5m(25フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
8(-1) 14(+2) 10(+0) 10(+0) 8(-1) 8(−1)

技能:〈隠密〉+6

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉9

言語:ゴブリン語

脅威度:1/4(50XP)


アクション

ダガー:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)あるいは射程6/18m(20/60フィート)、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。

3.実験室

ここは古代王国時代、生物を巨大化させる研究を行なっていた実験室だ。ガラスで作られた水槽のようなものがいくつかあり、割れていない物の中には波もないのに自ら渦巻いている水が満ちている。

この水を飲んだ者は、1d4時間の間エンラージ/リデュース呪文の“拡大”の効果を受ける。

この部屋の床には数匹のカエルがうろついている。ここでジャイアント・トードを発見したゴブリンたちが、また大きくならないかと持ち込んだものである。

3.実験室

ここは古代王国時代、生物を巨大化させる研究を行なっていた実験室だ。ガラスで作られた水槽のようなものがいくつかあり、割れていない物の中には波もないのに自ら渦巻いている水が満ちている。

この水を飲んだ者は、1d4時間の間エンラージ/リデュース呪文の“拡大”の効果を受ける。

難易度12の【知力】〈捜索〉判定に成功すれば、ここで生物の巨大化実験をしていた魔術師の手記を発見する。これは魔術師ギルドに持ち込めば5000ガメルで売ることができる。

この部屋の床には数匹のカエルがうろついている。ここでジャイアント・トードを発見したゴブリンたちが、また大きくならないかと持ち込んだものである。

4.ゴブリンたちの部屋

この部屋はゴブリンたちが住む部屋である。彼らはうまく手懐けることができたジャイアント・トードと共同生活をしており、生臭さと獣臭さの両方が混じったひどい臭いがする。

ここには5体のゴブリンがいる。戦闘になった場合、3ラウンド目には異変に気づいて「5.秘密兵器の厩舎」からゴブリンとジャイアント・トードが現われる。

ここにはゴブリンたちの略奪品である財宝が無造作に積み重なっており、オランに持って帰れば6000ガメルほどで処分できる。持ち主に返すなら、礼金として3000ガメルをもらえる。

この部屋の奥にはジャイアント・トードの寝床である「5.秘密兵器の厩舎」がある。

ゴブリン

小型・人型生物(ゴブリン類)、中立にして悪


AC:13(パデッド)

hp:9(3d6)

移動速度:7.5m(25フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
8(-1) 14(+2) 10(+0) 10(+0) 8(-1) 8(−1)

技能:〈隠密〉+6

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉9

言語:ゴブリン語

脅威度:1/4(50XP)


アクション

ダガー:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)あるいは射程6/18m(20/60フィート)、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。

5.秘密兵器の厩舎

この部屋は奥の半分ほどが水没しており、そこにジャイアント・トードが寝ている。トードには世話係のゴブリンがついている。

ゴブリン

小型・人型生物(ゴブリン類)、中立にして悪


AC:13(パデッド)

hp:9(3d6)

移動速度:7.5m(25フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
8(-1) 14(+2) 10(+0) 10(+0) 8(-1) 8(−1)

技能:〈隠密〉+6

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉9

言語:ゴブリン語

脅威度:1/4(50XP)


アクション

ダガー:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)あるいは射程6/18m(20/60フィート)、目標1体。ヒット:4(1d4+2)[刺突]ダメージ。

ジャイアント・トード

大型・野獣、無属性


AC:11

hp:39(6d10+6)

移動速度:6m(20フィート)、水泳12m(40フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
15(+2) 13(+1) 13(+1) 2(-4) 10(+0) 3(−4)

感覚:暗視9m(30フィート)、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:1(200XP)


水陸両生:トードは空気中でも水中でも呼吸できる。

その場跳躍:トードは疾走することなく、6m(20フィート)の幅跳びと3m(10フィート)の高跳びを行なえる。

アクション

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)あるいは射程6/18m(20/60フィート)、目標1体。ヒット:7(1d10+2)[刺突]ダメージおよび5(1d10)[毒]ダメージ、目標はつかみ状態(脱出難易度13)になる。このつかみが終わるまで、目標は動けない状態となり、トードは他の目標に噛みつきを行なえない。

呑み込み:トードはつかんでいる中型以下の目標に1回の噛みつき攻撃を行なう。攻撃がヒットすると、目標は呑み込まれ、つかみは終了する。呑み込まれた目標は盲目状態かつ動けない状態になり、トードの外での攻撃やその他の効果から完全遮蔽を得て、フロッグのターン開始時に140(3d6)[酸]ダメージを受ける。トードは一度に1体の目標しか呑み込めない。

トードが死んだなら、呑み込まれたクリーチャーはもはや動けない状態ではなくなり、5フィートの移動を消費することで伏せ状態で死体から脱出できる。

結末

トードを倒さなくても、ゴブリンたちを倒せば依頼は完了である。

This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-reference-document. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.

本作は、「著:水野良/グループ SNE」が権利を有する『ソード・ワールド RPG』の二次創作作品です。

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