ネコぶんこ


2012年09月28日 これも若者の話で――ああ、本当のことを言おう――ぼくの話だ。 編集

§ [Promiscuus] 手帖の使い方

私は主にRPGの記録+αで手帖を使っているけど、そのときのtipsですぅ。

必ず見開き単位で使う

どんなに紙が余るようでも見開きで使うようにすると、後から読み返す時の検索性が段違いなのでここは変にけちらないほうがいいですぅ。

四隅に日付を書く

見開き単位で使うこととも関係するけど、これでぱらぱらめくるだけでだいたい何がどこにあるかわかるですぅ。

数ページ単位にインデックス

何ページかごとにこの先のページに何を書いているのかとか、ページを割くまでもない雑メモをするためのインデックスを作ると便利ですぅ。

書き損じても消さない

実際メモを取っている時も書き損じ消すと時間がかかるし、見づらくもなるので基本訂正線くらいで消さないようにするといいですぅ。

手帳にはマスタをしている時だと敵のリソース管理の他に、PCと記号を対応させて開示、共有された情報に記号を振ったりしていますぅ。

プレイヤの時は情報同士のリンク図を書いたりするので見開きの広さが便利になるけど、書いている人間が端に寄せる性質だと結局ごちゃついてしまうのがアレですぅ。

手帖は今のところMoleskine Legoだけど、その前は測量野帳(方眼のほう)やロディアのホチキス留ノート(ミニ)を使ってたですぅ。


2013年09月28日 帝、生不動といふ将軍に、七つの剣を持たせて日本へぞ渡しける。 編集

§ [Promiscuus] カビパン

今日はしばらくほったらかしにしてたパンがまたかびていたし暑いしでぐだぐだだったですぅ(いつも)。


2014年09月28日 編集

§ [Liber] G・パスカル・ザカリー闘うプログラマー

Microsoft Windows NTの開発に関わったデヴィッド・カトラー氏たちを描いたルポ作品の『闘うプログラマー』は、プロジェクトに結集してくるチームのひとりひとりにフォーカスを当てながらその来歴や人物像、凄さを挿入してから発生した問題との戦いを描き、全体の状況を描写して次の人物へ移るバトルもの小説のような構成で、専門外の人にも読みやすいように書かれているお勧めのコンピュータ・エンジニアを扱った作品ですぅ。

この作品でもっとも優先されて描かれているのは技術の内容や状況の変化ではなく、それを実現させるエンジニアの来歴、性格、行動など、人物描写なのでNTがどう先進的だったかはピンと来ない人がいるかもしれないけど、だからこそ二十年経った今でも読み継がれているといえるですぅ。


2023年09月28日 編集

§ [DnD][5e][Ludus] 『円卓騎士異伝』紹介ページ公開

アーサー王と円卓の騎士の時代をプレイするための5eサプリメント『円卓騎士異伝』の紹介ページ公開しましたぁ。

また、夏コミで配ったおまけ本の『付録A:魔物大鑑』も公開したですぅ。


2024年09月28日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:影の暗殺者(1レベル)

今週の小冒険は夏コミの新刊ソード・ワールドRの1レベル・キャラクター4人用ですぅ。

今回はD&Dの標準的なモンスターを混ぜて冒険を作ることのサンプルも兼ねてますぅ。

ソード・ワールドからゲスト出演しているデータ以外、データまわりはCC4.0のSRDを引用しているので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

キャラクターたちは“古代王国への扉”亭の店主、ラウダからオランのある貴族から内々の依頼があると紹介される。

依頼を出していた貴族のシェリング卿は、ここ数ヶ月のうちに老いた父親、妙齢の娘の家族2人を失い、ここ最近は妻も衰弱してきたと困り事を打ち明ける。

シェリング卿の一族に不幸をもたらしているのは、宮廷で彼のライバルであるオート卿である。彼は古代王国時代の死霊魔術の秘法を手に入れ、姿なきアンデッドを作ってシェリング卿の屋敷に侵入させているのだ。

アンデッドを倒し、オート卿の陰謀を暴けばシナリオは成功となる。

冒険への導入

キャラクターたちが“古代王国への扉”亭にいると、店主のラウダがお前さん方は口が固そうだと見込んで話があると言い、城近くに住む貴族のシェリング卿が内々に冒険者を探していると仕事を紹介される。報酬は1人300ガメルである。

1.シェリング卿の話

ラウダの紹介を受けてシェリング卿の屋敷に行くと、執事から屋敷の中へ案内される。シェリング卿は憔悴しきった様子で、そなたたちが最後の頼みだと弱々しく語りかける。

彼曰く、ここ数ヶ月の間に隠居した父、結婚を控えていた妙齢の娘の2人が身罷り、さらにここ数日、妻も衰弱してきたという。シャドウに攻撃されているのに奥方が衰弱するだけで済んでいるのは、シェリング卿が夜に用を足そうと起きてきたので万全を期す暗殺者が逃げ帰っているからだ。

シェリング卿の奥方、マルフェットに会ってみるなら卿が言ったように衰弱している。キャラクターたちが難易度15の【判断力】〈医術〉判定に成功すれば、これは自然な病ではなく、生命力そのものが失われているとわかる。

2.探索

シェリング卿の屋敷を探索するなら、建物は卿が住む母屋と、成人した一族を住まわせる別棟が2棟あり、卿の父と娘はいずれも別棟に住んでいたことがわかる。

死んだ2人は弔いも済んで埋葬されているため検分はできないが、卿や屋敷に出入りしている医師の話を聞けば、いずれも前日までは元気だったが、翌日は恐ろしく衰弱した様子で死んでいたと証言する。

屋敷の周りはレンガの壁で囲われ、門には夜にも門番が1人いる。先代の頃から仕えているジョンという名の門番は雇い主の一家が次々亡くなっていることに心を痛めている。彼は自分の不手際で賊が侵入したのかもしれないと自らをも疑っている。

他に邸宅でめぼしいものといえば、台所の近くにある井戸くらいである。キャラクターたちが難易度13の【知力】〈歴史〉判定に成功すれば、この他、王宮や貴族の屋敷がある太陽丘に整備されている上水道を利用した井戸は、地下水路で他の建物に繋がっていることを思い出せる。

3.夜警

シェリング卿の屋敷で夜警をするなら、その日にもこれまで屋敷の人々を手に掛けてきたアンデッド、シャドウが現われる。

シャドウは井戸伝いに敷地へと入り、母屋に入ってシェリング卿と奥方のマルフェットが寝ている夫妻の寝室へと向かってくる。

キャラクターたちがこの進路のどこかで警備をしているなら、シャドウとぶつかることになる。シャドウはキャラクターたちを無視して進もうとするが、戦いを挑むなら反撃してくる。

もしキャラクターたちがシャドウに遭遇していなかったら、シャドウはシェリング卿の寝所に忍び込み、マルフェットを殺害する。

シャドウ

中型・アンデッド、混沌にして悪


AC:12

hp:16(3d8+3)

移動速度:12m(40フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
6(-2) 14(+2) 13(+1) 6(-2) 10(+0) 8(-1)

技能:〈隠密〉+4(薄暗い場所や暗闇の中では+6)

ダメージ脆弱性:[光輝]

ダメージ耐性:[酸]、[電撃]、[火]、[雷鳴]、[冷気];非魔法的攻撃による[殴打]、[斬撃]および[刺突]

ダメージ完全耐性:[死霊]、[毒]

状態完全耐性:恐怖状態、拘束状態、消耗状態、石化状態、つかまれた状態、毒状態、伏せ状態、麻痺状態

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:1/2(100XP)


影の隠密:薄暗いあるいは暗闇の中で、シャドウは隠れ身をボーナス・アクションで行なえる。

不定形:シャドウは3cm(1インチ)以上の隙間であれば無理矢理入り込まずに通過できる。

陽光過敏:陽光の下で、シャドウは攻撃ロール、能力値判定、およびセーヴィング・スローに不利を受ける。

アクション

筋力吸収:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:9(2d6+2)[死霊]ダメージ、および目標の【筋力】値は1d4減少する。これによって【筋力】が0になった目標は死亡する。そうでない場合、この減少は目標が小休憩あるいは大休憩を取るまで回復しない。

悪属性ではない人型生物がこの攻撃で死んだら、その死体から1d4時間後に新たなシャドウが生まれる。

4.事後処理

翌日、マルフェットが死んでいたならシェリング卿は膝からくずおれて嘆き悲しみ、キャラクターたちになんとしても犯人を突き止めてくれと泣きながらすがりつく。

いずれにせよ、この日はシャドウの痕跡を辿ることができるようになる。難易度13の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、井戸から上水道伝いに、別の屋敷の井戸までシャドウが残したススのようなものが続いている。

5.オート卿の屋敷

シャドウを追った先にあるのはオート卿という貴族の屋敷である。彼のことをシェリング卿に訊ねるなら、プリシスとロドーリルの戦争へ介入すべきと主張する対外政策に積極的な貴族で、慎重派のシェリング卿と敵対関係にあったと説明される。

オート卿の屋敷には、シェリング卿の父と娘から生まれたシャドウ2体が屋敷の中に潜んでいる。

オート卿の屋敷に侵入するためには難易度10の【敏捷力】〈隠密〉判定が必要で、潜入に成功すれば、灰のアンデッドアッシュの亜種であるシャドウを作るための死霊魔術の秘伝書を入手できる。これはオート卿が異端魔術に耽溺していたことを告発する証拠になる。

オート卿と直接対決するようなら、彼に戦闘能力はなく、シャドウ2体が倒されると観念して捕縛される。

シャドウ

中型・アンデッド、混沌にして悪


AC:12

hp:16(3d8+3)

移動速度:12m(40フィート)


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
6(-2) 14(+2) 13(+1) 6(-2) 10(+0) 8(-1)

技能:〈隠密〉+4(薄暗い場所や暗闇の中では+6)

ダメージ脆弱性:[光輝]

ダメージ耐性:[酸]、[電撃]、[火]、[雷鳴]、[冷気];非魔法的攻撃による[殴打]、[斬撃]および[刺突]

ダメージ完全耐性:[死霊]、[毒]

状態完全耐性:恐怖状態、拘束状態、消耗状態、石化状態、つかまれた状態、毒状態、伏せ状態、麻痺状態

感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:1/2(100XP)


影の隠密:薄暗いあるいは暗闇の中で、シャドウは隠れ身をボーナス・アクションで行なえる。

不定形:シャドウは3cm(1インチ)以上の隙間であれば無理矢理入り込まずに通過できる。

陽光過敏:陽光の下で、シャドウは攻撃ロール、能力値判定、およびセーヴィング・スローに不利を受ける。

結末

オート卿を捕縛したり告発したりすれば、騎士団から報奨金として10000ガメルを支払われる。これは口止め料も込みの値段である。

オート卿が失脚した場合、彼が中核の1人だったプリシス、ロドーリルの戦争に積極的に介入すべきとする派閥の勢いは削がれる。

This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-reference-document. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.

本作は、「著:水野良/グループ SNE」が権利を有する『ソード・ワールド RPG』の二次創作作品です。

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