2012年07月25日 だから、そう――地球を去るとき、記憶をひとつだけ持って行くなら、その瞬間だわ。 [長年日記]
§ [DnD][4e] 『補遺d12:ロルスの恩寵(Appendix d12: Lolth's Gifts)』
著者:ジェイソン・ショルティス
今年行なわれている『アンダーダークの隆盛(Rise of the Underdark)』キャンペーンでは、ドラウの地上世界への侵略を――進行中のD&Dエンカウンターズ・シーズンおよびD&D Lair Assaultでプレイすることができる。それに加え、近日発売される『Menzoberranzan: City of Intrigue』により、君のキャンペーンはすぐにでもアンダーダークへ危険な旅へ出ることができるだろう。
DMが彼らの地下での冒険に詳しい描写を加えるために、(『The Dungeon Dozen』の)ジェイソン・ショルティスは以下の表――第1版のDMGの補遺、表、およびランダム遭遇の魂を継ぐ――を準備してくれた!
蜘蛛を統べるデーモンの女王の奇妙な恩寵
さて今週の表は、イリシッドが冒険者とマインド・ブラストでやり合っていない時、彼らがどんな生活をしているかというものだ……。
d12
- 盲目的熱狂:これの影響下にある者はいかなる機会ででもロルスに対する彼らの忠誠を主張し、激しく改宗を迫り、異教徒の愚かしさを狂おしく笑い飛ばし、降伏や退却などありえない戦いをし、ほんのわずかなことでも宗教的な罪を犯そうとは夢にも思わない。
- ハエトリグモのように強化された跳躍能力。
- 通常の四肢にハサミが生える(小さいなら食卓のいい余興だ)。
- どんな壁にもしがみつけるように、皮膚がかえしのついた棘で覆われる。
- アビスの悪臭:その悪夢の次元界とのなじみが浅い者には形容しがたい、仲間から距離を置かれるような所かまわない名誉の証。
- 8つの目、そのうち6つはいつでも異なる次元界であるアビスを見ることができる。
- 顔が完全に蜘蛛のそれとなり、牙から毒をしたたらせ、全周囲視覚を持ち、さらに感覚が強化される。
- 腹の糸袋:さまざまに使える粘着質で頑丈な糸を出せるようになる。
- 退化した蜘蛛の肢:通常はクレリックのローブに隠されており、疑いがたい忠誠への刻印としてのみ機能する。
- 頑丈な蜘蛛の皮:醜いがアーマー・クラスへの強化となる。
- 1日1回小さな蜘蛛に変身できる能力。
- 蜘蛛の心:空間に対する認識能力が強化され、広範囲で仲間や敵を発見できるようになるが、感覚機能全般は弱体化する。
著者について
ジェイソン・ショルティスは昼間は社会福祉事業で働くが、夕方には自由となって文章や絵を描いたり、ロック・バンドで演奏している。D&Dは彼の心で特別な地位にある。彼のほぼ毎日更新されるブログ、『The Dungeon Dozen』にはもっぱら12面体ダイス用のランダム表が書かれている。