ネコぶんこ


2013年10月14日 [長年日記]

§ [DnD][4e][LnL] 『自然の化身の改定(Wild Shape Revised)』

マイク・ミアルス

一週間少し前、臨時ポッドキャストでドルイドの自然の化身について話をした。10月15日、つまり明日だが、その能力を少し変更したことも含めたプレイテスト・パックのダウンロードが可能になる。このパックに対する小規模アップデートはこれが最後だ。私たちは自然の化身をできるだけ単純なものにしたかった。ここではその方向性について分析しよう。

ドルイドが自然の化身を使うと、君は変身するクリーチャーのステースタス・ブロックを選ぶだけでいい。君は自身の【知力】、【判断力】、および【魅力】を保持するが、そうでない場合は選択した動物の能力値を使用する。

この変身では動物のヒット・ポイントを君のものとして使用する。君のヒット・ポイントがダメージによって0になったら、自然の化身による変身は終了する。超過分のダメージはすべて現在のヒット・ポイントに適用される。たとえば、22ヒット・ポイントを持つドルイドが5ヒット・ポイントのクリーチャーに変身し、10ダメージを受けたとする。その動物が5ダメージを受けたらドルイドは通常の形態に戻った後、残りの5ダメージを受けて17ヒット・ポイントになる。

魔法のアイテムは動物形態には適用されない。魔法および通常の装備はその形態の中に吸収されるので、変身するときにすべての装備が地面に散らばってしまうのではないかと心配する必要はない。君は自分のアイテムによる利益を一切受けない。

君の習熟はそのままで、さらに君はその動物が持つ習熟をすべて得られる。

ドルイドが使うことのできる動物形態は、創造的なオプションの問題にも解決法を提示できるはずだ。君は鳥、魚、あるいはその他の小動物に変身できる。月の団のドルイドはより力強く戦いに向いた形態になることができる。

全体的に、これらの変更で自然の化身はより単純で合理的なものとなり、ドルイドがより創造的で柔軟性を持ったものだと感じられるようになるだろう。動物形態になると新たなステータスに変更されるのは、あるステータスにさまざまな修正を加えるより単純だ。初期のものから自然の化身がもっとも大きく変化したのは、ヒット・ポイント管理の部分だろう。

これにより、自然の化身は簡潔なものに変身した。一連のこのルールは単純さを保持しつつ、この形態が鳥や魚のように戦闘以外で一番役立つことを強調した上で、より強くたくましい近接戦闘に向いた形態も用意できるものだ。

マイク・ミアルス

マイク・ミアルスはD&Dのリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はレイヴンロフトのボードゲームやD&D RPGのサプリメント何冊かを手がけている。