ネコぶんこ


2021年12月25日 [長年日記]

§ [DnD][5e] アドベンチャー:タレッタ遺跡の底(3レベル)

今週の小冒険は3レベル向けのちょっとしたダンジョンですぅ。

データ関係はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は3レベルのキャラクター2~4人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

キャラクターたちは『アドベンチャー:タレッタ遺跡の墓場(3レベル)』の「3.墓場」にある横穴の1つに、より深い場所へ下りていくものを発見する。

見つけた洞窟の先を探索すれば、アドベンチャーは終了となる。

冒険への導入

アドベンチャー:タレッタ遺跡の墓場(3レベル)』の「3.墓場」にある無数の横穴の1つに、より深い場所へ下りているものがあった。

この墓場を守っているグールたちは、自分たちの仕事ではないので入ったことはないと言う。

1.下りていく通路

問題の通路は一本道ではあるが、何度か曲がりながらより深い場所へ下りていく。人工の洞窟が自然洞になり、壁に湿り気を感じ始めたところで底に着く。

2.地底湖

通路を下りきると自然の空洞が広がっており、空洞の半分ほどは水で満たされている。地底湖だ。

地底湖の近くには半ば水没した「3.湖沿いの洞窟群」と、岸辺から先に続く「4.さらに下りる通路」がある。

この湖のほとりには、2人のサフアグンが魚を捕りに来ている。彼らはキャラクターたちが敵対的なら、「3.湖沿いの洞窟群」に逃げ込んで仲間と合流することを試みる。彼らを無視した場合、しばらくしたら6人のサフアグンがここに警戒体制で現われる。

サフアグン

中型・人型生物(サフアグン)、秩序にして悪


AC:12(外皮)

hp:22(4d8+4)

移動速度:30フィート、飛行40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 11(+0) 12(+1) 12(+1) 13(+1) 9(-1)

技能:〈知覚〉+5

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉15

言語:サフアグン語

脅威度:1/2(1 00XP)


限定的な水陸両用:サフアグンは地上でも水中でも呼吸できるが、窒息しないために少なくとも4時間に1回は水に潜る必要がある。

鮫とのテレパシー:サフアグンは120フィート以内の鮫に、限定的なテレパシーで魔法的な命令を下すことができる。

血の狂乱:サフアグンはヒット・ポイントを完全に持っていないクリーチャーに対する近接攻撃ロールに有利を得る。

アクション

複数回攻撃:サフアグンは1回の噛みつきおよび1回の爪あるいはスピアで、2回の攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:3(1d4+1)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:3(1d4+1)[斬撃]ダメージ。

スピア:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートあるいは射程20/60フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[刺突]ダメージ。

3.湖沿いの洞窟群

このあたりは床上1フィートほどまで水が溜まっており、移動困難な地形を移動するものとして扱う。

ここにはサフアグンの一族が住みついており、そのうち8人(「2.地底湖」で魚を捕っていたサフアグン2人も含む)は戦闘が可能な大人のサフアグンである。

彼らはキャラクターたちが来たなら応戦するが、たどたどしい共通語で「ドゥエルガルどもの仲間か」などと罵り言葉を交える。キャラクターたちがこれを否定するなら、彼らの首領らしき水草の襟巻きをしたサフアグン、ケブルは、警戒しつつ身振り手振りで戦うつもりはないことを表現する。

ケブルは片言ながらも共通語を話すことができ、彼らはより深い場所にいるドゥエルガルと緊張状態を保ちながら共存していたことや、最近になって腹の空いたトロルを拾った欲深なドゥエルガルが、サフアグンの縄張りを荒らしていることを話す。

そして最後にケルプは、キャラクターたちが用心棒になってトロルをやっつけてくれないかと頼む。トロルがいなくなれば、ドゥエルガルもそこまで強く出まいという腹づもりなのだ。

断った場合でも、サフアグンの首領はドゥエルガルに気をつけるよう忠告し、地底湖まで安全に戻してくれる。

ここには50gp相当の金でできた魚の像と、70gpがある。

サフアグン

中型・人型生物(サフアグン)、秩序にして悪


AC:12(外皮)

hp:22(4d8+4)

移動速度:30フィート、飛行40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
13(+1) 11(+0) 12(+1) 12(+1) 13(+1) 9(-1)

技能:〈知覚〉+5

ダメージ耐性:[冷気];銀の武器ではない非魔法的攻撃による[殴打]、[斬撃]、および[刺突]

ダメージ完全耐性:[毒]、[火]

状態完全耐性:毒状態

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉15

言語:サフアグン語

脅威度:1/2(1 00XP)


限定的な水陸両用:サフアグンは地上でも水中でも呼吸できるが、窒息しないために少なくとも4時間に1回は水に潜る必要がある。

鮫とのテレパシー:サフアグンは120フィート以内の鮫に、限定的なテレパシーで魔法的な命令を下すことができる。

血の狂乱:サフアグンはヒット・ポイントを完全に持っていないクリーチャーに対する近接攻撃ロールに有利を得る。

アクション

複数回攻撃:サフアグンは1回の噛みつきおよび1回の爪あるいはスピアで、2回の攻撃を行なう。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:3(1d4+1)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィート、目標1体。ヒット:3(1d4+1)[斬撃]ダメージ。

スピア:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートあるいは射程20/60フィート、目標1体。ヒット:4(1d6+1)[刺突]ダメージ。

4.さらに下りる通路

地底湖の近くには、さらに深い場所へ下りていく洞窟がある。ここを進むと、職人の手が入ったような四角い通路になっていき、先には「5.ザイサクヌーンの部屋」がある。

5.ザイサクヌーンの部屋

ここはドゥエルガルの集落へ続く通路の1つで、彼らの中でも強欲で偏屈と名高いザイサクヌーン親方が弟子と住んでいる。

通路の壁際には脚に30フィートの鎖をはめられたトロルが繋がれている。彼が地底湖に住むサフアグンを襲ったトロルだ。

ザイサクヌーンはキャラクターたちを見ると、鍛冶の手を止めて何か用かとぶっきらぼうに言い放つ。

地底湖のサフアグンを襲った犯人について問うなら、彼は悪びれもせずに自分がやったことを肯定し、あの地底湖の周囲には鉱脈がありそうなので、腹を空かせていたトロルを用心棒にして調査に行ったと言う。

ザイサクヌーンはサフアグンと衝突したことを面倒とは思っているが、悪いとは思っていない。彼にとってはより良い鍛冶の仕事をするのが、せめてもの心の安らぎなのだ。

彼はトロルを暴れさせればサフアグンを皆殺しにするくらいはできるが、キャラクターたちが手を貸せばより楽になると言う。

キャラクターたちが敵対するようなら、ぶつくさ言いながらザイサクヌーンは弟子と共に戦闘の準備をして、トロルも鎖の届く範囲で移動して戦闘に参加する。

あるいはキャラクターたちがサフアグンと話をつける役割を請け負うなら、ザイサクヌーンは鉱脈を探せるならそれでも構わないと言う。こうした場合、サフアグンたちは賠償として集落を襲った者の腕1本を要求する。

ここには150gpがある。

ドゥエルガル

中型・人型生物(ドワーフ)、秩序にして悪


AC:16(スケイル・メイル、シールド)

hp:26(4d8+8)

移動速度:25フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
14(+2) 11(+0) 14(+2) 11(+0) 10(+0) 9(-1)

ダメージ抵抗:[毒]

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉10

言語:地下共通語、ドワーフ語

脅威度:1(200XP)


ドゥエルガルのしぶとさ:ドゥエルガルは毒、呪文、および幻術、さらに魅了状態あるいは麻痺状態へのセーヴィング・スローに有利を得る。、

陽光過敏:ドゥエルガルは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

アクション

拡大(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは1分間、身につけている物や持っている物とともに、魔法的にサイズを大きくする。拡大されている間、ドゥエルガルは大型で、【筋力】を基準とする武器攻撃(攻撃に計算済み)でダメージ・ダイスを2倍にし、【筋力】判定と【筋力】セーヴィング・スローに有利を得る。ドゥエルガルが大型になるための空間がない場合、それは空間に余裕がある場所で最大の大きさに達する。

ウォー・ピック:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[刺突]ダメージ、拡大中は11(2d8+2)[刺突]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートあるいは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ、拡大中は9(2d6+2)[刺突]ダメージ。

不可視化(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは攻撃するか、呪文を発動するか、拡大を使うか、精神集中が解除されるまで、最大1時間(呪文の精神集中のように)魔法的な不可視状態になる。ドゥエルガルが身につけていたり、運搬している装備はすべて透明になる。

トロル

大型・巨人、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:84(8d10+40)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
18(+4) 13(+1) 20(+5) 7(-2) 9(-1) 7(-2)

技能:〈知覚〉+2

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉12

言語:巨人語

脅威度:5(1800XP)


鋭敏嗅覚:トロルは嗅覚による【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。

再生:トロルはそのターン開始時に10hpを回復する。トロルが[酸]あるいは[火]ダメージを受けると、この利益はトロルの次のターン開始時まで作用しなくなる。トロルが死ぬのはそのターン開始時に0hpかつ再生が行なわれなかった時だけである。

アクション

複数回攻撃:トロルは3回の攻撃を行なう。1回は噛みつき、および2回は爪で。

噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:7(1d6+4)[刺突]ダメージ。

爪:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[斬撃]ダメージ。

6.ドゥエルガルの集落

ザイサクヌーンの部屋からしばらく歩くと、ドゥエルガルの集落がある。そこには5人の戦闘に参加できるドゥエルガルがいる。また、ここにはさらに別の地底集落へ続く通路もいくつかある。

ドゥエルガル

中型・人型生物(ドワーフ)、秩序にして悪


AC:16(スケイル・メイル、シールド)

hp:26(4d8+8)

移動速度:25フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
14(+2) 11(+0) 14(+2) 11(+0) 10(+0) 9(-1)

ダメージ抵抗:[毒]

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉10

言語:地下共通語、ドワーフ語

脅威度:1(200XP)


ドゥエルガルのしぶとさ:ドゥエルガルは毒、呪文、および幻術、さらに魅了状態あるいは麻痺状態へのセーヴィング・スローに有利を得る。、

陽光過敏:ドゥエルガルは陽光の中では攻撃ロール、そして視覚を利用した【判断力】〈知覚〉判定に不利を受ける。

アクション

拡大(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは1分間、身につけている物や持っている物とともに、魔法的にサイズを大きくする。拡大されている間、ドゥエルガルは大型で、【筋力】を基準とする武器攻撃(攻撃に計算済み)でダメージ・ダイスを2倍にし、【筋力】判定と【筋力】セーヴィング・スローに有利を得る。ドゥエルガルが大型になるための空間がない場合、それは空間に余裕がある場所で最大の大きさに達する。

ウォー・ピック:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い5フィート、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[刺突]ダメージ、拡大中は11(2d8+2)[刺突]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+3、間合い5フィートあるいは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ、拡大中は9(2d6+2)[刺突]ダメージ。

不可視化(小休憩あるいは大休憩で再チャージ):ドゥエルガルは攻撃するか、呪文を発動するか、拡大を使うか、精神集中が解除されるまで、最大1時間(呪文の精神集中のように)魔法的な不可視状態になる。ドゥエルガルが身につけていたり、運搬している装備はすべて透明になる。

結末

キャラクターたちはサフアグンとドゥエルガルを相手に、どう動くだろうか。あるいは関わらずに撤退するにしても、話に一段落ついたらアドベンチャーは終了である。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。