2023年04月27日 [長年日記]
§ [DnD][5e] 『Player's Handbook Playtest 5』武器特性部分の訳
さっき公開された『Player's Handbook Playtest 5』から、再定義された武器の特性、そして体得(Mastery)特性を訳したですぅ。
武器の特性
以下の特性はこのプレイテストで定義が変更される。
軽武器
自分のターンに軽武器で攻撃アクションを行なったとき、君は同じターンにボーナス・アクションとして1回の追加攻撃を行なえる。この追加攻撃には、異なる軽武器を使い、君の能力値修正値がマイナスでないならそれを追加攻撃のダメージに加算できない。
例えば、君のターンに片手にショートソードを持ち、もう片方にダガー――両方が軽武器の特性を持つ――を持って攻撃を行なうと、君はアクションとボーナス・アクションを使って両方の武器で1回ずつ攻撃できるが、君はボーナス・アクションのダメージ・ロールに【筋力】あるいは【敏捷力】修正値を、この値がマイナスでない場合は足せない。
投擲
投擲特性を持っている武器は遠隔攻撃としてその武器を投擲でき、君は攻撃の一部としてその武器を準備できる。
その武器が近接武器なら、君は攻撃ロールおよびダメージ・ロールにその攻撃で近接攻撃をする時と同じ能力値修正値を使うことができる。例えば、ハンドアックスを君が投擲する時は君の【筋力】を使うが、ダガーを投擲する時はダガーには妙技特性があるので、君の【筋力】あるいは君の【敏捷力】のどちらかを使える。
体得(Mastery)特性
上記の武器表を見ればわかるように、すべての武器は体得特性を持つようになった。この特性はキャラクターが武器体得のような特徴を持つことでのみ、そのキャラクターのために開放される。
ここではすべての体得特性を解説する。この特性はアルファベット順である。 もしゲームの特徴で武器の体得特性を他のものに変更するのなら、その武器が新たな特性の前提条件を満たしていなければならない。
なぎ払い(Cleave)
前提条件:近接武器、重武器特性
この武器による近接攻撃をクリーチャーにヒットさせたなら、君は間合いの中にいて最初の目標から5フィート以内の2体目のクリーチャーにこの武器で攻撃を行なえる。ヒットしたなら、2体目のクリーチャーは武器のダメージを受けるが、君の能力値修正値はマイナスでない限りこのダメージに足すことはできない。君はこの追加攻撃を1ターンに1回しか行なえない。
柔軟性(Flex)
前提条件:両用特性
この武器を使った近接攻撃をヒットさせたら、君は片手持ちにしていても両用特性のダメージを与える。
かすめ(Graze)
前提条件:近接攻撃、重武器特性
この武器を使ったクリーチャーへの攻撃ロールをミスしたなら、君はそのクリーチャーに攻撃ロールに使った能力値修正値に等しいダメージを与える。このダメージは武器によるものと同じ種別で、能力値修正値を増加させる以外、どんな方法でもダメージを増加させることはできない。
斬り返し(Nick)
前提条件:軽武器特性
軽武器による追加攻撃を行なうなら、君はそれをボーナス・アクションではなく攻撃アクションの一部として行なえる。君はこの追加攻撃をターンに1回しか行なえない。
押しやり(Push)
前提条件:重武器、両手持ち、あるいは両用特性
この武器がクリーチャーにヒットしたなら、君はサイズが1段階大きいものまでならそのクリーチャーを10フィート遠くへ押しやることができる。
衝撃(Sap)
前提条件:他の特性がないこと
この武器がクリーチャーにヒットしたなら、そのクリーチャーは君の次のターン開始時までに行なう次の攻撃ロールに不利を受ける。
減速(Slow)
前提条件:なし
この武器がクリーチャーにヒットしてそのクリーチャーにダメージを与えたなら、君はそれの移動速度を10フィート減らすことができる。この特性でクリーチャーを複数回攻撃しても、移動速度の減少は10フィート以上にならない。
転倒(Topple)
前提条件:重武器、間合い、あるいは両用特性
この武器がクリーチャーにヒットしたなら、君はクリーチャーに難易度が(8+君の習熟ボーナス+攻撃ロールに使った君の【能力値】修正値)に等しい【耐久力】セーヴィング・スローを行なわせる。セーヴに失敗したら、そのクリーチャーは伏せ状態を受ける。
攪乱(Vex)
前提条件:矢弾、妙技、あるいは軽武器特性
この武器がクリーチャーにヒットしてクリーチャーにダメージを与えたら、次の君のターンの終了時まで、君はそのクリーチャーへの次の攻撃ロールに有利を得る。