2012年04月06日 僕が初めてシステムにログオンしたときは十五人のテスターがテーブルの上に丸裸で突っ立ったまま、一歩も動けなかった。 編集
§ [Ludus] ウィザーズ・オブ・ザ・コースト命名秘話
“ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の社名は、創業者たちがプレイしていたDnDのキャンペーンから引用されたものである。”という噂について、創業者のピーター・アドキンソン氏本人が先日EN Worldへの投稿で説明を行ない、なかなか興味深いものだったので翻訳しましたぁ。
Here's the story of how Wizards of the Coast got it's name, which of course is intertwined with the story of the inception of the company itself.
EN World: Your Daily RPG Magazine - View Single Post - WotC "Named After a Campaign"
これはウィザーズ・オブ・ザ・コーストがその名前を得るまで、もちろん会社創業の物語とも絡み合う物語だ。
私は70年代の後半から80年代の前半まで、ワシントン州のワラワラで初期のD&Dに触れていた。地元での伝説的なキャンペーンのひとつに、ブッチ・ヴァン・ダイクという男がDMをしていたタラガーデンという世界があった。私はこの物語にも関係するテリー・キャンベル、ダレル・ジャッド、そしてケン・マクグロスレンという友人たちとこのゲームを時々プレイした。
ある日、私たちはダレルのアパートでテリーがちょうど買ってきた『Judges Guild』のボックス・セット、『City State of the Invincible Overlord』(だったかあるいは他の似たようなもの)についてああだこうだ喋っている時、テリーが「俺たちもゲーム会社を始めて、こういうのを出したいな!」と言っていつかゲーム会社を始めようという種を植えつけた。それを受け、ダレルは私たちの社名をブッチのキャンペーンの魔法使いギルドから取って“ウィザーズ・オブ・ザ・コースト”にしようと提案し、私たち全員はそれを本当にクールだと感じた。私は本当になぜそうなったか本当にわからないが、その名前には実に貫禄があった。ブッチがそのギルドを完全に閉鎖的で、強力で、洗練されたものとしてプレイしていた影響もあったのだろう。
およそ10分間で私たち全員はゲーム会社を起業してそれをウィザーズ・オブ・ザ・コーストと呼ぶことが素晴らしい考えだということに同意したが、それは私たちが学校を修了するのを待たねばならないだろうということにも同意した。私が最高だったと感じるのはこの会話が1980年代になされたことだ。
ダレルやテリーはこの考えをあまりまじめに取らなかったが、ケンと私は違った。時おり私たちは適当な何かに“ウィザーズ・オブ・ザ・コースト”の名前を入れてきた。私は80年代前半にD&D用の大規模戦闘システム『Castles and Conquest』を自費出版した時に、ケンは結婚式の招待状用のグラフィック・デザインにその名前を入れた。次の10年間、もちろん私たちにしか通じないものだが、私たちは何かをほのめかすかのようにこの名前を使った。
1990年、私はボーイング社の個室からTelnetを使ってケンに伝えた「俺たちが現実でウィザーズ・オブ・ザ・コーストを始める時が来た」。長い沈黙の後、彼はこう返信した「君は本気なんだな?」
――ピーター2013年04月06日 こういった敵対的な要素は、プレイヤーキャラクターやプレイヤーがどうすることもできないような圧倒的な強さを持っていてはならない。 編集
§ [Promiscuus] HARIBO地獄
今日のセッション中に痛感したけどHARIBOには何かそういうドラッグが混じってるんじゃないかと思うくらいやめられなくなって困るですぅ。
2024年04月06日 編集
§ [DnD][5e] アドベンチャー:森の中、熊と(1レベル)
今週の小冒険は1レベルのキャラクター1人用ですぅ。
データ関係はCC4.0のものを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
冒険の概要
この冒険は1レベルのキャラクター1人用の短時間で終わるアドベンチャーである。
キャラクターは山小屋の猟師から買った野生動物の肉を村まで運んでいる。そんなキャラクターが進む森の中には、腹を空かせた熊がうろついている。
熊を振り切って村にたどり着けば冒険は成功である。
冒険への導入
キャラクターは近くの村人たちに頼まれ、山小屋に住んでいる猟師から包み5つ分の肉を買い、村まで運んでいる。
村に戻るには前にある森を進まねばならないが、気がかりなことがある。森の木々に鋭い爪でひっかいたような跡がたくさんある。どうやら、熊がこのあたりをうろついているようだ。
爪痕を見てみるなら「1.爪痕を見る」、先を急ぐなら「2.森の中を行く」へ進むこと。
1.爪痕を見る
爪跡を調査するなら難易度10の【知力】〈自然〉判定に成功すれば、キャラクターはこれがブラック・ベアのものだと気づける。
爪跡がつけられた木々の下にある足跡を調査するなら、難易度13の【判断力】〈生存〉判定に成功すれば、キャラクターは熊がうろついている方向をだいたい把握できる。
ここで調査できるのはこれくらいだ。「2.森の中を行く」へ進むこと。
2.森の中を行く
キャラクターは木漏れ日が落ちてくるくらいには明るい森の中を進んでいる。その足音に、いつの間にか重量感のある足音が混じってくる。
近くに熊がいるようだ。身を隠してやり過ごすには、難易度13の【敏捷力】〈隠密〉判定に成功する必要がある。この時、「1.爪痕を見る」で足跡を調査して熊の行動を把握しているなら、判定に有利を得られる。
また、道端に肉を少し置いて気をそらせることを試みるなら、その方法ででも判定に有利を得られる。
有利は重複しないことを注意すること。
身を隠す判定に失敗した場合、食べ物を求めるブラック・ベアと鉢合わせしてしまう。
この時、ベアとの距離は9m(30フィート)とする。ベアはキャラクターと27m(90フィート)以上離れたらそれ以上の追跡をやめる。
この時、肉を落とせばベアはそれに食らいついてその隙に逃げることが出来る。
ベアを倒す、あるいはやりすごせば「3.腹ぺこゴブリン」へ進むこと。
ベアとの戦いでhpが0になったなら、キャラクターはその場に倒れる。熊がとどめを刺そうと近寄ってきたところで、通りがかった狩人が熊に威嚇の矢を放ち、命だけは助かる。数時間後、キャラクターはhp1で息を吹き返す。体は傷だらけだが、歩けはする。「3.腹ぺこゴブリン」へ進むこと。
ブラック・ベア
中型・野獣、無属性
AC:11(外皮)
hp:19(3d8+6)
移動速度:12m(40フィート)、登攀9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
15(+2) | 10(+0) | 14(+2) | 2(−4) | 12(+1) | 7(−2) |
技能:〈知覚〉+3
感覚:受動〈知覚〉13
言語:-
脅威度:1/2(100XP)
鋭敏嗅覚:ベアは嗅覚による【判断力】〈知覚〉判定に有利を得る。
アクション
複数回攻撃:ベアは1回の噛みつき、および1回の爪で、2回の攻撃を行なう。
噛みつき:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。
爪:近接武器攻撃:攻撃+3、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:7(2d4+2)[斬撃]ダメージ。
3.腹ぺこゴブリン
ようやく森も終わりだ。「2.森の中を行く」でベアを倒していない場合、まだ熊が徘徊している。
森の出口近くには腹を空かせたゴブリンが野営している。彼らはやってきたキャラクターから何か食べ物を得ようと剣を手にすごんでくる。
ゴブリンに熊がいることを説明して剣を引かせて共に逃げるなら難易度9の【魅力】〈威圧〉判定、【魅力】〈説得〉判定、【魅力】〈ペテン〉判定のいずれかに成功すればよい。この時、熊に襲われた傷があるなら判定に有利を得る。
肉を分けてやるなら、ゴブリンは喜んでそれを懐に入れて去って行く。
これらのいずれも行なわない場合、ゴブリンとの交渉は決裂して戦闘になる。双方の距離は9m(30フィート)とする。
ゴブリン
小型・人型生物(ゴブリン類)、中立にして悪
AC:15(レザー・アーマー、シールド)
hp:7(2d6)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
8(-1) | 14(+2) | 10(+0) | 10(+0) | 8(-1) | 8(−1) |
技能:〈隠密〉+6
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉9
言語:共通語、ゴブリン語
脅威度:1/4(50XP)
器用な脱出:ゴブリンはそのターンにボーナス・アクションとして離脱あるいは隠れ身アクションを行なえる。
アクション
シミター:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[斬撃]ダメージ。
ショートボウ:遠隔武器攻撃:攻撃+4、射程15/60m(80/320フィート)、目標1体。ヒット:5(1d6+2)[刺突]ダメージ。
4.森の外へ
ゴブリンをやり過ごしたキャラクターは、森を抜けて村に帰ってくることができた。
おめでとう。君の冒険は達成されたのだ。
結末
キャラクターは村人から首尾を訊ねられ、肉1包みあたり1gpを受け取る。
This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-referencedocument. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.
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