2010年07月20日 「どうやって泣くんだい、モリイ。眼が囲いこまれてるじゃないか。知りたいもんだ」 編集
§ [DnD][4e][ChaosScar] Gareth Hanrahan『ゴブリンの穴へ(Down the Goblin Hole)』Dungeon #180(2レベル)
若い頃“切り裂きの”ウルゴグ(Urgog the Mangler)が邪悪なゴブリンの指揮官で略奪者だったが、それは何年も前の話だった。彼は姿を消し、人々は彼が喧嘩か老衰で死んだものだと思っていた。だが渾沌の痕の近くで起こっているいくつかの出来事は人々が思っているようにウルゴグが死んではいないということを示している。『ゴブリンの穴へ』は2レベル・キャラクター向けのシナリオである。
「お前さん嘘つきのごろつきをどうしよう?
そいつはゴブリンの穴に投げ込もう!
お前さん呪われた魂をどうしよう?
そいつはゴブリンの穴に投げ込もう!
おお、ゴブリンの穴、ゴブリンの穴、
地獄はゴブリンの穴の底にある!」
2012年07月20日 超活動的な一日。 編集
§ [Ludus] 『うた恋い。』のはなし
ここのところ深夜のパスタイムに百人一首の歌と歌人をフィーチュアした『うた恋い。』を観ているですぅ。これの面白いところは歌のイメージを膨らませるだけではなく、人物と関係する典籍に取材し、それらを再構成して複数人を一個の物語に混ぜ合わせる手法を取っているので、伝奇として娯しめるものになっているところですぅ。
特に陽成院の回などは『日本三代実録』や『大鏡』などから断片的なエピソードを引用しつつそれを一本の筋としてまとめ上げていて、非常に好感が持てたですぅ。
続く僧正遍昭の回でも、彼も題材のひとりになっていると考えられている深草少将の百夜通い伝説と結びつけ、小野小町の許への百夜通いが九十九夜で終わってしまった理由に持って行ったりと、中古文学で育った人間をくすぐってくる内容になっているですぅ。
2013年07月20日 NPCメーキングのルールは基本的にキャラクターメーキングのルールとおなじであるが、内容はゲームが行なえる範囲でうまく省略されていなければならない。 編集
§ [Ludus] 『MEMORY OF EDEN』前半を観る
今日も今日とて寝たり起きたりしてぼむやりとしながら夜は『MEMORY OF EDEN』前半を観たけど、テレビやゲームとは違って視点を絞った物語に再構築することで限られた尺を有効に使ったダイジェストになっていたですぅ。
2014年07月20日 編集
§ [Promiscuus] 近過去の時事表現
昨日『アオイホノオ』のドラマ版冒頭を観ていて、近過去の時事ネタを使いたいときは『朝日ジュニア学習年鑑』(少年朝日年鑑、ジュニア朝日年鑑・社会、朝日学習年鑑)が、小中学生の学習に使える程度に広く浅く社会の動き、ブームを一覧できるのでとても便利だったことを思い出したですぅ。
この手の年鑑は写真が豊富で服装など日常の風景をインプットでき、特定のジャンルに偏ってないので全方位で上辺をとりつくろえ、自分の得意な分野と組み合わせて同時代性っぽさを盛り込めるなどさまざまなメリットがありますぅ。
その中でも朝日の学習用年鑑は同じ規格で長く続いてるので、広さ深さの指標にもなるから便利ですぅ。
2024年07月20日 編集
§ [DnD][5e] アドベンチャー:薬物捜査(2レベル)
今週の小冒険は2レベルのキャラクター4人用ですぅ。現在開発中のソード・ワールドR(仮)のサンプルシナリオでもあるですぅ。
ソード・ワールドからゲスト出演しているデータ以外、データまわりはCC4.0のSRDを引用しているので、そちらの参考にもどうぞですぅ。
冒険の概要
キャラクターたちはオランの街で流行している危険な薬物の捜査を任される。街で聞き込みなどを行ない、密輸をしている盗賊たちとダークエルフを倒せば冒険は終了である。
冒険への導入
“古代王国への扉”亭に、オランの衛士隊から仕事が入る。最近街で流行している危険な薬物、アムウの密売人の捜査協力だ。報酬は1人500ガメルである。
流行しているのはスラム街の常闇通りを中心とした街の東側である。神殿や高級な住宅の多い西側には入っていないので、自然と捜査の優先度は低くなっている。
アムウは飲むと酒とは比べものにならない快い気分になるが、悪酔いし、最悪の場合はそのまま目を覚まさない危険なものだと説明される。
1.関係各所の状況
オランのめぼしい組織がつかんでいるアムウの情報は以下の通りだ。
盗賊ギルド:薬をさばいているのはギルドに話を通している連中ではない。ギルドとしては知らないうちに奴らが消えてくれると面倒がなくていい。
衛士隊:アムウ常習者数名の居場所。魔術師ギルドが分析をしたら、ダークエルフがよく使う毒物の成分が混じっていた。
アムウ常習者:またアムウを飲みたいので衛士隊には言えなかったが、港の近くにある酒場“酔いどれカモメ亭”で売人と接触していた。
2.酔いどれカモメ亭
酔いどれカモメ亭に行き、難易度10の【魅力】〈ペテン〉判定に成功するとカウンターの奥にいるアムウの売人が接触をはかってくる。
アムウの売人は一般人である。彼を適当に痛めつければ元締めとは港の倉庫で頻繁に接触していると白状する。
一般人
中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性
AC:10
hp:4(1d8)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) | 10(+0) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:任意の言語1つ(大抵は共通語)
脅威度:0(10XP)
アクション
クラブ:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:2(1d4)[殴打]ダメージ。
3.決着の時
港の倉庫に行くと、いかにもごろつきといった風体の者が2人現われ、奥に案内される。そこにはフードを被ったダークエルフがおり、アムウの入った瓶が並んでいる。
山賊(1レベル)
中型・人型生物(任意の種族)、任意の悪属性
AC:13(スタデッド・レザー)
hp:11(2d8+2)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
8(-1) | 14(+2) | 10(+0) | 10(+0) | 8(-1) | 8(−1) |
感覚:受動〈知覚〉10
言語:共通語、地方語
脅威度:1/4(50XP)
アクション
バトルアックス:近接武器攻撃:攻撃+4、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:6(1d8+2)[斬撃]ダメージ。両手持ちの場合8(1d10+2)[斬撃]ダメージ。
ダークエルフ
中型・人型生物(妖魔)、中立にして悪
AC:14(レザー)
hp:24(6d8-6)
移動速度:9m(30フィート)
【筋】 | 【敏】 | 【耐】 | 【知】 | 【判】 | 【魅】 |
---|---|---|---|---|---|
10(+0) | 16(+3) | 9(-1) | 11(+0) | 11(+0) | 17(+3) |
技能:〈隠密〉+6、〈知覚〉+2
感覚:暗視18m(60フィート)、受動〈知覚〉12
言語:エルフ語、精霊語、地方語
脅威度:1(200XP)
呪文発動:ダークエルフは3レベルの術者である。呪文発動能力値は【魅力】(呪文セーヴ難易度14、呪文攻撃+6)である。ダークエルフは以下のウォーロック呪文を修得している。
1~2レベル(2レベル・スロット2つ):インヴィジビリティ、ウィッチ・ボルト、エンタングル、チャーム・パースン、ヘクス
レプラコーンの雑言:ダークエルフはアクションを用いて9m(10フィート)以内にいるクリーチャー1体に難易度13の【魅力】セーヴィング・スローを行なわせ、失敗したら目標の次のターン終了時までの間、目標の攻撃ロールは不利を受け、目標への攻撃ロールは有利を受ける。
魔法抵抗:ダークエルフは呪文およびその他の魔法効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。
アクション
レイピア:近接器攻撃:攻撃+5、間合い1.5m(5フィート)、目標1体。ヒット:7(1d8+3)[刺突]ダメージ。
結末
ダークエルフを倒し、アムウを押収すればひとまず薬物の流通は止まり、キャラクターたちは報酬を得られる。
This work includes material taken from the System Reference Document 5.1 (“SRD 5.1”) by Wizards of the Coast LLC and available at https://dnd.wizards.com/resources/systems-reference-document. The SRD 5.1 is licensed under the Creative Commons Attribution 4.0 International License available at https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.
本作は、「著:水野良/グループ SNE」が権利を有する『ソード・ワールド RPG』の二次創作作品です。
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