ネコぶんこ


2011年08月26日 もし「混乱」が充分に長く継続すれば、それが新しい種類の社会になるだけのことだ――あいかわらずの同じ歴史のゲームで、ただ新しい役者と新しい配役とがある。 編集

§ [DnD][4e] D&Dエンカウンター・ポータル開設

もう既に『D16の日記』の「D&Dエンカウンター・ポータルwiki」で紹介されたですぅが、WotCが主催している毎週ショップに集まってDnDのセッションを行なおうというイベント、D&D Encountersを開催するための解説や開催場所をまとめたポータルサイト、D&Dエンカウンター・ポータルが開設されましたぁ。

私はスペースを提供しているだけだけど、既に開催している方々の実例を交えたショップへの説明方法など、これから始めようと思っている方には非常に役立つサイトになっていると思いますぅ。


2012年08月26日 そして、中でも最悪なのは、持ち家に住んでいる人間は、自分が住んでいる場所が好きですらないということだ。 編集

§ [Ludus] 3D妖怪の館

今日は珍しく早起きしてセッション前に3D妖怪の館をのぞいてきたですぅ。

ダークサウンドアトラクションはネタの使い方がうまく、恐怖というよりはなるほどこうくるかという方向の面白さだったですぅ。

3Dアートアトラクションは最初のほうにいた大百足(?)がアンケグめいたデザインで、道中アンケグのことばっかり考える羽目になったですぅ。

そして早起きのむくいなのか夕方あたりからすこぶる体全体が痛く不調だったけど、涼しくすればなおったのでだいたい暑いのが悪かったと知るですぅ。


2013年08月26日 蜘蛛切が吠えたる音は蛇の泣くに似たり。 編集

§ [Promiscuus] 焼き鳥二日目

昨日の残りものの焼き鳥をもさもさ食べたけど、やはり皮はいいですぅ。


2014年08月26日 編集

§ [Ludus][Liber] Troy ChristensenPhantasm Adventures IV: Character Guide

去る八月九日、『ファンタズム・アドベンチャー』の第四版にあたる『Phantasm Adventures IV: Character Guide』が英語でリリースされたですぅ。

Character Guideという副題の通り、このルールブックでは惑星モノカンに住む種族や彼らが使う技能など、PCを作成するための本になってますぅ。一応時間の進行や経験点についてのルールはついてるけど、NPCなどのデータがないのでセッションをするには旧版のルールブックを持っているほうがいいかもしれないですぅ。


2018年08月26日 編集

§ [Ludus] 『双子団との戦い』出来

うなぎむら初の“第5版”用アドベンチャー・シナリオ、双子団との戦いを500円でBOOTHにて頒布開始したですぅ。

冒険の内容は双子団を名乗るごろつきの群れに脅かされるニザーメリル村を通りがかった冒険者が、かの悪しき存在を打ち破ってくれと頼まれる極めてオーソドックスなものですぅ。

対応レベルは1、参加人数は3人から、プレイ時間はオフラインで2~3時間を見積もってるですぅ。


2019年08月26日 編集

§ [Ludus] Open Game License(System Reference Document 5.1)で何作ろう

続きというかなんというか

Open Game Licenseことはじめ』では、“第5版”はOpen Game Licenseに認められた範囲であればSystem Reference Document 5.1を自由に使えることを紹介したですぅ。

今回は、じゃあ具体的にSRDには何が含まれていて、何ができそうか、そのあたりを確かめてみたいですぅ。

SRDの中身

SRDの中身は以下のようになってるですぅ。

Races
ルールブックに載っている全種族のデータが掲載されているですぅ。ただし、副種族(Subrace)は各種族ひとつだけなので、ルールブックを使って作った何かを安易にそのまま流用しようとするのは危険ですぅ。
クラス
ルールブックに載っている全クラスのデータが掲載されているですぅ。ただし、特定のレベルで取得する道(Path)や領域(Domain)といったサブクラスは、各クラスひとつなので、ここも種族と同じく注意すべきところですぅ。
Beyond 1st Level
成長に必要な経験点の表、マルチクラス関係のルール、属性、言語、インスピレーション、背景(サンプルとしてAcolyteのデータ)……といった、雑多なルールが詰め込まれているですぅ。ここで注意すべきは、SRDに収録されている背景は侍祭(Acolyte)だけなところですぅ。
Equipment
装備は珍品奇品(Trinket)以外、だいたいルールブックの通りですぅ。
特技
特技の説明と、サンプルとして《Grappler》が収録されているですぅ。
Using Ability Scores
能力値と修正値、有利不利、習熟ボーナス、能力値判定、各能力値の使い方、セーヴィング・スロー……と、ルールブックにも書かれている冒険の諸々が収録されているですぅ。
Time
冒険中の時間管理についての諸々が収録されているですぅ。
The Environment
冒険のネタになる環境要因、食糧と水、休憩などについてですぅ。
Between Adventures
冒険の合間の行動について一通り書かれているですぅ。
The Order of Combat
戦闘の始め方、ターンの回し方などについての部分ですぅ。
Actions in Combat
ターンに何ができるか、アクションについての解説、攻撃の流れ、隠蔽、騎乗戦闘、水中戦闘などについての解説ですぅ。
Actions in Combat
ターンに何ができるか、アクションについての解説、攻撃の流れ、隠蔽、騎乗戦闘、水中戦闘などについての解説ですぅ。
Spellcasting
呪文発動についてのルールですぅ。
Spell Lists……
呪文リストと各呪文の詳説が、ルールブックとほぼ同じように載っているですぅ。ただし、発明した術者の固有名詞などが使われている呪文は名称が修正されているので、使う時には一度見直した方がいいですぅ。
Traps
GM用ルールブックの罠について記述された部分が掲載されていて、難易度やダメージを決める基準の表とかを使えるようになってるですぅ。
Diseases
GM用ルールブックの病気について記述された部分が、例示と共に掲載されているですぅ。
Madness
GM用ルールブックの狂気について記述された部分が掲載されているですぅ。
Objects
GM用ルールブックの物体や構造物についてのルールが掲載されているですぅ。
Poisons
GM用ルールブックの毒についてのルールが例示と共に掲載されているですぅ。
Magic Items
GM用ルールブックの魔法のアイテムについてのルールが、収録されているアイテムと共に掲載されているですぅ。ここも自作に流用できるかどうかは一度確認してからが吉ですぅ。知性あるアイテム、アーティファクトについては断片的なルールなのには注意したほうがいいですぅ。
Monsters
モンスタのデータ書式について、そしてモンスタのデータが収録されているですぅ。ここで注意すべきは、ルールブックにはいるけどSRDには収録されていない種が結構いること、そして、収録されているやつも一番ベーシックなやつ(術者タイプや隊長系はいない)しか収録されていないことですぅ。
Appendix PH-A: Conditions
状態についての補遺がそのまま収録されているですぅ。
Appendix PH-B: Fantasy-Historical Pantheons
ケルト、エジプト、北欧のパンテオンが収録されているですぅ。
Appendix PH-C: The Planes of Existence
物質界、そして内方次元界、外方次元界……と、“第5版”での次元界についてざっと説明されているですぅ。
Appendix MM-A: Miscellaneous Creatures
野生動物系のデータですぅ。
Appendix MM-B: Nonplayer Characters
NPCのデータですぅ。

……とまあだいたいこんな感じで、PCの能力値決定、GM用のプレイエイド類諸々、版元が独自性を主張する種族なんかを抜いた要素が凝縮されているですぅ。

そして、これをどうやって活用しようかというのが今回のテーマになるですぅ。

アドベンチャー

ルールブックほどではないけど豊富なモンスタ、そして環境要因や罠、財宝にできる魔法のアイテムの書式やルールが引用可能な状態で準備されているので、SRDから引用した素材を使ってアドベンチャーを作るのは鉄板な選択肢のひとつですぅ。また、ここで自作や改造したデータをOGCにしておけば、他の人も流用可能になって感謝もされるですぅ。

サプリメントやデータ集

SRDの書式を使ってルールブックに混ぜられる種族、クラスやサブクラスを作るのもいいし、特技や背景も、新たなモンスタや神格のデータを提供してもいい……と夢は広がるですぅ。ただし、追加データは公式性がかなり重要なので、サードパーティから出すなら、アクを強くして既存のゲームをオーバーライドするくらいでないとだめそう、というのが私の実感ですぅ。

スタンドアロンなルール

SRDに欠けているPC作成やプレイエイドを独自に補完し、単体でRPGのルールを作成することももちろん可能ですぅ。今度日本語版が出る『Pugmire』はそういう形式のルールですぅ。

どこまでをOGCにするか

と、SRDを使えばまあまあ色々なことに利用できるというのがわかっていただけたはずですぅ。

ただ、これを読む人が実作して公開するぜーとなったとき重々注意したほうがいいのは、引用したOpen Game Contentがそうなるのはもちろんのこと、自分が作った範囲をどこまでOGCにするかですぅ。ばんばん引用してくださいという人も、不本意に引用されたくない人も、その辺の線引きをきちんとする(紙幅があるなら「作中で引用したものと第n章がOGC」という章を作るのが一番楽……か?)と、余計な面倒がなくていいはずですぅ。

宣伝

私のサークル、『うなぎむら』では、BOOTHでOGLなサプリメント、アドベンチャーをダウンロード販売してるですぅ。

また、5e.nekohaus.netでは、SRDをHTML化して公開しているですぅ。


2022年08月26日 編集

§ [DnD][5e] ダンジョンズ&ドラゴンズ日本語展開の今後

数年の沈黙を破り、ついに今冬(いつ?)からウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)が再展開するダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)について、その周辺も含めて解説するですぅ。

ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版

WotCが再展開するD&D第5版は背表紙に日の丸マークがついてるのが特徴ですぅ。他にも裏表紙のライセンス表記が違っていたりもするですぅ。

また、体験会に行った方からは長さ重さがメートル法になっていたとの情報もあるけど、こちらは正式なものを見てからにしたいですぅ。

今のところリリースが確約されているのはボックス版だと英語版で2022年にリリースされる新作で、ホビージャパン版のとは内容が異なる『スターター・セット』と、英語版では2019年に出た、DMとプレイヤー1人でのセッションなども考慮し、マップや状態異常カードなども入った『Essentials Kit』の翻訳版『デラックス・プレイボックス』のふたつですぅ。

そしてルールブックはいわゆるコアルールである『プレイヤーズ・ハンドブック』、『モンスター・マニュアル』、『ダンジョン・マスターズ・ガイド』の三冊が約束されているですぅ。

これらは全部今冬リリースということで、今年の年末から来年にかけて来る……はずですぅ。

今冬以降のリリースについて

ここからは私の推測になるけど、他の翻訳展開と足並みを揃えるなら『ザナサーの百科全書』の再版、『Tasha's Cauldron of Everything』、『ヴォーロのモンスター見聞録』と『モルデンカイネンの敵対者大全』に掲載されているデータをまとめた『Mordenkainen Presents: Monsters of the Multiverse』、ホラー世界レイヴンロフトの設定本『Van Richten's Guide to Ravenloft』、レイヴンロフトが舞台のアドベンチャー『Curse of Strahd』になりそうですぅ。

しかしせっかくのD&Dなのに、ひねくれジャンルのホラーファンタジィなレイヴンロフトで展開するのはいくら人気があるとはいえ……な気持ちですぅ。

まあ、ホラーというのは恐怖とかその克服とかで内面の物語性が勝手に出てくるので、お話作りゲーム面を強調したいのにはよいのではないか、出てくる敵も命がないとか既に死んでるの多めだからネタ的に安心みたいのがあるのかもしれないですぅ。

互換製品とか

上記のようなD&Dの再展開とは別に、ホビージャパンから『フィフスエディションRPG』が公開されたですぅ。

これはD&D第5版のうちフリー公開されているルールやデータであるSystem Reference Document 5.1(SRD5)を翻訳したもので、D&Dと互換性を持つルールですぅ。商標の関係でD&Dの名前を使えないので、色々とぼかした書き方をせざるをえないのが大変ですぅ。

そしてこれのサプリメントとして『サンディ・ピーターセンの暗黒神話体系 クトゥルフの呼び声TRPG』が登場しますぅ。これはD&D第5版互換のルールで使えるラヴクラフトのものを中心としたクトゥルフ神話の種族、呪文、モンスターなどのルールやデータがまとまった本で、『フィフスエディションRPG』だけではなく、D&D第5版でも使えるけど商標の都合で明示はできないよーというわかる人向けアイテムなので、知っている人やショップがこうやって教えることを前提に成り立っているですぅ。

というのも、アメリカだと名前を言わずに「あの有名ゲームのサプリメント」、「世界一売れているゲームのやつ」みたいな惹句でD&Dのサードパーティサプリメントを出す文化が20年くらい続いてるので、ゲーマなら察して買えるものという事情があるですぅ。そのルールをそのままD&Dや周辺の文脈が共有されていない日本に持ち込まざるをえなくなっているので、色々わかりづらかろうけど、わかる人やショップがガイドすることがこれから大切になるだろうと感じる今日この頃ですぅ。

そしてこうしたSRD5を利用した作品は他にも出ていて、日本語で読めるものとしては『パグマイアRPG』もそのひとつですぅ。

また、私のサークルうなぎむらが出してる巨大ロボサプリメント『Gears & Gigantes』や、現代ものサプリメント『Mansions & Monsters』もそういった作品群のひとつとセルフ宣伝するですぅ。

おわりに

というわけで、WotCによるD&D第5版の再展開と、その周辺にある互換製品についてのちょっとした説明をしましたぁ。

私としては、『フィフスエディションRPG』を皮切りに、サードパーティ製のゲームが増えないかなーと願っているですぅ。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

§ 児斗玉文章 [状況がよくわかりました ありがとうございます …翻訳が途切れてしまったコミックでもミンスクのパーティーがストラー..]


2023年08月26日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:邪悪な大釜の話(5レベル)

今週の小冒険はアーサー王と円卓の騎士の物語を下敷きにした『円卓騎士異伝』のアドベンチャーで、5レベルのキャラクター2人用ですぅ。うち1人はGMが操作するキャラクターでプレイすることを想定していますぅ。

『円卓騎士異伝』はイエローサブマリンさんとコノスさんに依託しているので、ぜひよろしくお願いしますぅ。

データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

冒険の概要

この冒険は5レベルのキャラクター2人用の短時間で終わるアドベンチャーである。

ブリテン島を旅する遍歴の騎士であるキャラクターたちの前に、近くに住む村人たちが助けを求めてきた。彼らの村は巨人を使役する魔女に荒らされ、子どもたちがさらわれているというのだ。

この魔女は古き神を進行するグリーン・ハグの姉妹で、ニクリとニクラという。彼女たちはさらった子を贄に、今はもう名も知られていない古き神を蘇らせようとしているのだ。

探索を行ない、ニクリとニクラを倒せば冒険は終了となる。

冒険への導入

キャラクターたちが連れ立ってブリテン島を旅していると、立ち寄った村で女性たちに呼び止められる。彼女たちはこの村の母親たちで、我が子を森に住む魔女にさらわれたので、騎士様たちしか頼れない、取り戻してほしいと涙ながらに訴える。

村の人々から話を聞けば、森に住む魔女が双頭の巨人を従えたニクリとニクラという双子だということ、彼女たちの信仰では新月の晩が聖日で、その日に人身御供を捧げる習慣があることを聞き出せる。

新月の晩は今夜だ。急いで探索を行なわねばならない。

1.森の中へ

森の中に分け入り、魔女の家を探すには、難易度13の【判断力】〈生存〉判定が必要である。

この判定を成功させるまでに3回失敗したなら、GMはそのことをメモしておくこと。また、これ以降に小休憩を取るなら、新月の晩には間に合わないかもしれないことを警告すること。小休憩を取ったらそのことをメモすること。

2.魔女の洞窟

魔女の家は森の中の小高い塚にある洞窟の中だ。その前では双頭の巨人、エティンが番をしている。彼は「腹が減ったなー」「そうだなー」と頭同士で話をしている。

彼らに見つからず、目につきそうな場所に食料を置いて気を引きつけるには、難易度14の【敏捷力】〈隠密〉判定が必要になる。成功すれば彼らは置かれた食べ物に誘われ、洞窟の番を忘れてそれを食べ出す。

武力でなんとかする場合、エティンは死ぬまで洞窟の番をする。

エティン

大型・巨人、混沌にして悪


AC:12(外皮)

hp:85(10d10+30)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
21(+5) 8(-1) 17(+3) 6(-2) 10(+0) 8(-1)

技能:〈知覚〉+4

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉14

言語:オーク語、巨人語

脅威度:4(1100XP)


双頭:エティンは【判断力】〈知覚〉判定および気絶状態、恐怖状態、聴覚喪失状態、魅了状態、盲目状態、および朦朧状態へのセーヴィング・スローに有利を得る。

常時覚醒:エティンの頭が片方寝ているとき、もう片方は起きている。

アクション

複数回攻撃:エティンは2回攻撃を行なう。1回はバトルアックス、もう1回はモーニングスター。

バトルアックス:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:14(2d8+5)[斬撃]ダメージ。

モーニングスター:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:14(2d8+5)[殴打]ダメージ。

3.ふたりの魔女

洞窟の中にはふたりの魔女、ニクリとニクラがぐつぐつ煮えた大釜を前に歌を唄い、何らかの儀式を行なっている。

ここで森の探索に3回以上失敗していた場合、あるいは小休憩を取っていた場合、既に数人の子どもが生贄に捧げられている。

双子のグリーン・ハグは、「わざわざ新月の晩にあたしたちと戦うなんて、騎士という生き物は酔狂だこと」と見下しながら、釜の中から彼女たちが信仰する神の使い魔を喚起する。人の姿にくちばしと翼を持つ悪魔、ヴロックだ。儀式が進んでいた場合、ヴロックのhpを+22する。

ヴロック

大型・フィーンド(デーモン)、混沌にして悪


AC:15(外皮)

hp:104(11d10+44)

移動速度:40フィート、飛行60フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
17(+3) 15(+2) 18(+4) 8(-1) 13(+1) 8(-1)

セーヴィング・スロー:【敏】+5、【判】+4、【魅】+2

ダメージ抵抗:[電撃]、[火]、[冷気];非魔法的な攻撃による[殴打]、[斬撃]、および[刺突]

ダメージ完全耐性:[毒]

状態完全耐性:

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉11

言語:深淵語、テレパシー60フィート

脅威度:6(2300XP)


魔法抵抗:ヴロックは呪文およびその他の魔法効果へのセーヴィング・スローに有利を得る。

アクション

複数回攻撃:ヴロックは1回のくちばしおよび1回の鉤爪で、2回の攻撃を行なう。

くちばし:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:10(2d6+3)[刺突]ダメージ。

鉤爪:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:14(2d10+3)[斬撃]ダメージ。

胞子(再チャージ6):ヴロックは半径15フィートに有毒な胞子を放つ。胞子は角を曲がって広がる。範囲内のクリーチャーすべては難易度14の【耐久力】セーヴィング・スローに成功しなければ、毒状態になる。この毒状態にある間、目標はターンの開始時に5(1d10)[毒]ダメージを受ける。目標はターンの終了時にセーヴィング・スローを再び行なえ、成功すれば自身への効果を終了させる。聖水1本を飲み干しても、目標の効果は終了する。

グリーン・ハグ

中型・フェイ、中立にして悪


AC:12(外皮)

hp:82(11d8+33)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
18(+4) 12(+1) 16(+3) 13(+1) 14(+2) 14(+2)

技能:〈隠密〉+3、〈知覚〉+4、〈魔法学〉+3、〈ペテン〉+4

感覚:暗視120フィート、受動〈知覚〉14

言語:共通語、ドラゴン語、森語

脅威度:3(700XP)


生得呪文発動:ハグの生得呪文発動能力は【魅力】(呪文セーヴ難易度12)である。彼女は生まれつき、物質構成要素なしで以下の呪文を発動できる。

無限回:ヴィシャス・モッカリィ、ダンシング・ライツ、マイナー・イリュージョン

擬態:ハグは動物の鳴き声や人型生物の声を模倣できる。声を聞いたクリーチャーは難易度14の【判断力】〈看破〉判定に成功すると、それが模倣だと気づくことができる。

アクション

爪:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[斬撃]ダメージ。

幻術の外見:ハグは彼女自身および身につけたり持ち運んでいるものすべてを魔法的な幻で覆って彼女を一般的なサイズで別の人型生物のように見せかける。ハグがそれを終わらせるためにボーナス・アクションを行なうか、彼女が死ねば幻は終わる。

この効果による変化は物理的な精査には耐えられない。例えば、ハグの肌はなめらかに見えるかもしれないが、誰かが彼女に触れるなら、彼女の肌はがさがさだとわかるだろう。それ以外の場合、クリーチャーは幻を視覚で調査し、難易度20の【知力】〈捜査〉判定にすればハグの変装を見破れる。

透明な道行き:ハグは攻撃をするか呪文を発動する、あるいは精神集中が終了(呪文の精神集中と同じように扱う)するまで魔法的に不可視状態になる。不可視の間、彼女は動いた物理的な証拠を残さないため、魔法によってのみ追跡することができる。ハグが身に着けていたり運んでいる物も透明になる。

結末

ニクリとニクラ、そしてヴロックを倒せば、古き神への儀式は終わり、森には静寂が訪れる。さて、君の騎士たちは子どもたちを無事取り戻せただろうか?

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。