ネコぶんこ


2012年02月07日 「MUDで死なない人生など、人生ではない」 [長年日記]

§ [DnD][4e][HotEC] 2月:『Heroes of the Elemental Chaos

製品カタログより:火と土を統べる者。風と水の王。Heroes of the Elemental Chaosは“元素の渾沌”とそこに棲むプライモーディアルなる存在に関連するプレイヤー・キャラクターを作成するための決定版ソースブックである。それは自然世界の英雄に元素がどう影響するかを示し、プレイヤーに元素を主題にしたキャラクター・オプションを提示する。

さあ、本を盗み読み、元素クリーチャーがあらわにする純粋な能力、元素魔法の使い方を学ぼうではないか。これらのクリーチャーは“元素の渾沌”に由来する生の力を、自分自身を媒体にしてその次元界から取り出す。冒険者には自分自身を元素のクリーチャーに変異させるなど、下方次元界の力を我が物とするための非常に多様な方法が存在する。

Heroes of the Elemental Chaosの第1章では君のキャラクターが元素の力を探求するための方法、君自身が元素のクリーチャーに変異したり、君自身を元素のエネルギーになじませたり、君のキャラクターに彼や彼女の力を与えてくれる元素の後援者を見つけられるかもしれない。

Heroes of the Elemental Chaosの第2章では元素魔法と“元素の渾沌”に関連したテーマが数種類準備されている。テーマは称号、職業、あるいは原型であり、君はこれを君のキャラクターの詳細なありようやオプションとして使用することができる。君のクラスおよび種族に君のテーマが加わって君の冒険者はより生き生きとした独自の存在になる。君はヒューマンのスレイヤーかもしれないが、君はウィンドロードやアースフォージャー、あるいはモートボーンと呼ばれるかもしれない。ほとんどのテーマはどんなクラスや種族でも使用できるので、君は想像に最適なテーマを選ぶことができる。

それぞれのテーマには君がキャラクターの背景や彼や彼女が世界でどういう立ち位置にあるのか説明する時に使えそうな物語要素を持っている。君がテーマをキャラクター作成の一環として選んでも、高レベルになってからテーマを適用したとしても、君はダンジョン・マスターと協力してキャラクター・テーマを選んでキャンペーンの背景にすることもできる。

この章には以下のテーマが含まれている。

  • デーモン・スポーン:デーモンの先祖に持つ者。
  • アースフォージャー:土の元素使い。
  • エレメンタル・イニシエイト:元素の修道僧。
  • ファイアクラフター:火の元素使い。
  • アイアンロート:金属の元素使い。
  • イェニチェリ:強力なジンニーのしもべ。
  • モートボーン:元素の領域で生まれた者。
  • プライモーディアル・アデプト:プライモーディアルの司祭。
  • ウォーターシェイパー:水の元素使い。
  • ウィンドロード:風の元素使い。

アースフォージャー

Earthforger/土鍛えの匠

「俺の魂に土の元素が満ちてくる」

アースフォージャーは土の元素のように強く、頑丈で、そして無慈悲だ。彼らは岩からエネルギーを引き出したり、それを敵の背後で開放して動揺を誘うことで、その力を攻防両面で顕現させることができる。

アースフォージャーは大きな力を行使できるが、その能力はさらに大きな対価で得たものだ。彼らがこの元素魔法を掴み取って理解した時、アースフォージャーは元素のクリーチャーとして再誕している。

ドワーフははるか昔に土鍛えの技術を得た。多くの賢者はドワーフがジャイアントの奴隷となっていた時にこの種族が元素の力を学ぶ第一歩を踏み出し、それはゲイレブ・ドーアという種族の誕生にも繋がった。貴金属と宝石を山の地下深くから掘り出していたドワーフの鉱夫は、長い時の中でプライモーディアルの欠片に出会い、結晶化の魔法という創世の力を得た。これらの欠片を使うと、ドワーフはより簡単に石を形成できる上、さらに悲惨な拷問にも耐えることができると気づいた。

元素の力に魅入られたドワーフの数はわからないが、彼らはその魔法で己を見失いながらも、過酷な奴隷の状態からドワーフが逃れるための叛乱においては心強い味方として充分な働きを示した。

他の種族も同じような状況で土鍛えの能力を開花させた。ゴライアス土の元素の扱い方を山の野営地を見守る石の精霊に教わった。長いことアンダーダークで暮らしていたノームのスヴァーフネブリンは、ドラウの奴隷狩りから逃れて他の敵対的人型生物を倒すために土鍛えの力を使った。旅人は定命のクリーチャーから生ける石へと変性した謎めいた隠者と出逢ったことを話す。そうなる個体は珍しいが、それでも荒野を探検する者たちは、荒涼としたそれらの土地にはいまだプライモーディアルの指紋を見ることができ、アースフォージャーと出くわす機会も多いかもしれない。

ダウンロード(772キロバイトのPDF)

ついに発売を今月にひかえたHeroes of the Elemental Chaosの(おそらく)最後になるプレビューが『February: In the Works』に掲載されたですぅ。

今回は元素使いを扱ったthemeのひとつEarthforgerですぅ。元素使いのthemeはそれ自体が能力かつ称号になっているので、キャラクタを立たせるツールとして優秀そうですぅ。一芸能力者をビルド上の極端な負担にならないデータで再現する上で、themeはとてもいい位置だと感じましたぁ。

能力と称号をパッケージングするのはトーキョーN◎VAブレイド・オブ・アルカナの元力使いに通じるものがあるですぅ。

ついでに、プレビューもこれで打ち止めだと思うから[HotEC]でカテゴリを切っておいたですぅ。