2013年07月08日 異星人は進んだ科学技術を持っている。 [長年日記]
§ [DnD][4e][LnL] 『モンスターとD&Dの世界(Monsters and the World of D&D)』
私は先週、D&D Nextの宇宙観とそれをどう扱うかを書いた。大雑把に解説した計画は最初の案にすぎず、レイヴンロフトの領界とシャドウフェルの関係のような部分はまだ未定である。今週は、私たちがモンスターをどう扱っていくかについての除幕式を行ないたい。
私たちはモンスターの背景にある伝承について、クリーチャーの物語にあるいくつかの要素へ光を当てたりそれを拡大させようと努力している。私たちがどうモンスターを扱うかについては、以下が基本的な目標となる。
- モンスターがこれまでアドベンチャーやセッティングで積み上げたものをできるだけ無駄にしない。そのクリーチャーが沙漠に棲んでいたり、あるいは(数に任せて君を攻撃するクリーチャーとは対照的に)単体で手ごわい敵だった場合、私たちはできるだけ同じものにする。
- 世界の中でクリーチャーに居場所を与える。それはどこにいる? それは何を求める? それは何をする? それはどんなクリーチャーが味方にいる? それは何を憎む? クリーチャーの背景はそれがD&D Nextの世界で実際に生きて呼吸していると感じさせるために重要なものだ。
- モンスターをそれが求められる姿にする。誰もパープル・ワームに複雑な物語は求めないだろう。それは地下に潜み、行く手にあるものは何でも喰いつくすモンスターだ。これとは対照的に、ラミアは知性を持つ強力なクリーチャーだ。それに生命を吹き込むには質のよい物語の種が必要になる。
- 上記の点へ積極的に取り組むことで、クリーチャーを君が戦うだけの相手だけにしないことを心がけている。君たちが探索をしているとき、一部のクリーチャーは危険をもたらす。その他は潜在的な味方であったり、君が交流できる相手だ。これらの可能性が混じりあった存在もいる。
これらのメモを書き上げるさい、私たちは『Monster Vault』のときに使ったものと似た書式で、それぞれのクリーチャーについての解説でいくつかの重要な特徴を記述した。
私たちが過去の版よりも少しだけ多くの詳しい物語をモンスターに与えていると君は気づくだろう。より細かい情報を好むDMもいるだろうが、私たちが提供する物語は出発点だ。これはアドベンチャーを創造するさいのきっかけとして使うものだが、クリーチャーの基本的なステータスがその物語に依存しすぎていないことを確認するためでもある。こうすれば君のクリーチャーを君がやっているゲームに適合するようにしたり、完全に異なる獣として演出する作業は簡単になる。
その例がこれ、エターキャップだ。クリーチャーの世界における立ち位置をもう少し掘り下げ、それとアドベンチャーとの関連性、そして君が自身のキャンペーンでどう使うかを手助けするようなものになっていれば幸いだ。
エターキャップ(中立にして悪)
このクリーチャーは人型生物と蜘蛛が合わさったものである。
- 蜘蛛の飼育:エターキャップは蜘蛛を飼っている。彼らはほとんど羊飼いが羊の群れを世話するように、蜘蛛の世話をし、餌を与えるなどして世話をしている。トリエントが森を世話するように、彼らは蜘蛛を世話している。彼らは自然世界の深い森に棲み、そこで自分たちの縄張りをうろつくクリーチャーを静かに狩りたてる。
- 暗い森の中で:エターキャップは探検家、旅人、そして農民を静かに殺すことに喜びを感じる。彼らが自然と調和して生きたいと思うことはない。むしろ、彼らは文明圏を略奪して自然を荒らし、庭園を蜘蛛と蜘蛛の巣、そして凶悪な捕食者があふれる荒廃した空間に変えることを好む。エターキャップが荒らした森は、蜘蛛の巣やさまざまな巨大な蟲であふれた暗く憂鬱な空間になる。そして、巨大な蜘蛛はその他の巨大な蟲(蝿など)を餌にする。
- ピクシーをむさぼるもの:エターキャップは彼らの蜘蛛の巣で、他の小さく羽をもったフェイよりもことさらにピクシーを捕らえようとする。彼らはピクシーの粉をほしがっていて、ハグや他の悪党どもへ売るためにそれを集めている。エターキャップはまた捕らえたフェイを彼らの蜘蛛に食事として与え、凄まじい大きさへ成長するのを助ける。エターキャップはこうした群れを自慢し、もっとも大きな蜘蛛を誇りと喜びの象徴としている。エターキャップの蜘蛛を殺すことは、彼らを怒らせる確実な方法だ。
- 秘術:充分な量のフェイを食べたエターキャップはそれ自身が魔法のクリーチャーと化し、秘術の力を得る。
- 蜘蛛の巣:エターキャップは武器のように蜘蛛の巣を発射できるが、彼らはその網で道具や雑貨を作ることを好む。
君はこのエターキャップの扱い方にどんな感想を持っただろうか? 下のコメント欄で意見を述べてほしい。
マイク・ミアルス
マイク・ミアルスはD&Dのリサーチ&デザイン・チームのシニア・マネージャだ。彼はレイヴンロフトのボードゲームやD&D RPGのサプリメント何冊かを手がけている。
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