2014年07月16日 [長年日記]
§ [Promiscuus] 日本SF偽史
今日みた夢は、終戦直後に北海道某所を自由惑星同盟なる科学的社会主義の流れを汲んだ思想的武装団体が占拠し、彼らの目的である火星移住のため、火星での農業モデル実験を住人に要求するという記録を読むものだったですぅ。
1946年の秋口に行政から排除され、その年の収穫が絶望的だったこと以外大きな影響は残さずに彼らの占領は終わりをつげたけど、この事件は宇宙少年たちに“本気で宇宙を目指しているやつらがいた”と多大な衝撃を与え、日本SF闇の伏流水として流れ続けているという解説がついていたですぅ。
その資料には自治体の町史にあった小松崎ライクな火星集団移住計画のイラストや、アナクロな火星実験農場の写真も掲載されていて、これは一生を惑わされると感じいったあたりで夢が終わったですぅ。
それにしても、この手の闇に隠れた偽史で事象の連続にまったく別の意味づけをしていく試みはとても蠱惑的ですぅ。