2014年08月29日 [長年日記]
§ [TRR][Oni] リプレイ『鬼の話~ミドルフェイズ:シーン3』
ミドルフェイズ:シーン3・蕎麦屋にて(三日月)
三日月と十五郎は、ごろつきを返すと人ごみから離れて互いの事情を話すため、近くの蕎麦屋を訪れた。
十五郎:新太郎から頼まれた内容と、自分の紹介はしておきます。
三日月:「…そんなわけで、『狒々のような大男がお倫さんを付け狙ってるから、それとなく監視してくれ』ってね。丈サンに頼まれたってわけ」蕎麦をすすりながら軽く説明する。「監視するどころか、見つかっちゃったけど」とうつむく。
十五郎:「それとなくってことがあるかい。ボウズにまで気付かれてらあ」と蕎麦をすする口元や箸を持つ指を見て鼻の下を伸ばしてます。「しかもあんな連中じゃ、守りにもなりゃしねえだろう」
GM:実際妖異が出たら守るどころか憑かれるでしょうね。
三日月:「……違いないわ。あんたが相手じゃね……だが、そっちの話を聞く限り、本当の敵はあんたじゃ無さそうだ……」
十五郎:「……あ、そうか。お前たちとは別に、お倫さんをつけ回してる連中はいるってことか」
三日月:「(並外れた大男だけど、妖異ってわけじゃ無さそうだしねぇ)そういうこと。あんたはある意味、わたしたちの護衛を邪魔してるってわけよ。本当はココで蕎麦をたぐってる余裕もないわけ。昼だからまぁ、心配してないけど」
十五郎:「なら、あの二人に払ってた金にも少し色つけて、俺を代わりに用心棒にするってのはどうだ」
三日月:「悪くない提案ね。人間相手ならあんたのほうが頼もしい(妖異相手でも、ある程度勝負になりそうだし……)」
十五郎:その言葉を聞くと、鼻の穴が開いて興奮した様子に。急に精気が漲ってきます。「退屈が、紛れそうだぜ(しかも、べっぴんつきだ!)」
三日月:(……テレパスじゃないけど、心の声が漏れて聞こえそうなレベル……単純な奴)