2014年12月21日 [長年日記]
§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「月から来た者」
前回とはうって変わって、宇宙からの脅威に対してサラマンドラとガランデンが共闘するための交渉を結構長くとっていて、現在何が起こってるかを丁寧にやってる印象を持ったですぅ。
マスクと天才の交渉シーンでは、所在なげに首を振るG-セルフや、大仰な拍手をするマックナイフといった人物とメカがシンクロした芝居がコミカルさを引き立たせてたですぅ。
白旗作戦が見破られていてからの戦闘は、ヘカテーのプラズマ・サイズが残した光の軌跡が弾幕を蒸発させるような描写が私好みだったですぅ。
トワサンガを確かめに行くと決意してメガファウナのクルーを引っ張る姫様は直感でやるべきことを見切って猛進する力を持っていて、物語をよく牽引していると感じるラストシーンでしたぁ。
それはそうとモランのデザインは「かつて活躍したガンダムは人型でツノがついて目がふたつあり、剣とライフルと盾を持っていて、白と青と赤に塗り分けられているそうじゃ」レベルの言い伝えを元に作ったガンダムっぽさを感じたですぅ。
§ [Ludus] 「ネルフ、誕生」を観ながら
今日はGレコを観た後も眠れず(いつも)にエヴァの「ネルフ、誕生」を観てしまったけど、冬月先生の声が若いことにしみじみしながら、セカンドインパクト調査隊の船でゲンドウから結婚しました葉書を渡された直後に入る船首で砕ける波を“コウゾウ殺意のメタファー”と表現した二次創作『ときめきエヴァリアル』の存在に思いを馳せたりとすっかりだめだめになっていたですぅ。
それにしてもショックなのは、この「ネルフ、誕生」で描写された時間はすべて今や過去になっているということですぅ。未来なんか来るはずがないとばかり思っていたら、もうすっかり追い越されているですぅ。
そして芋づる式に「最後のシ者」を観たのは山口県防府市某所で、そこへの道中宇部の駅で買ったカロリーメイトを食べたら余計お腹がすいて疲れたみたいな記憶がすらすら出てきて、この楽しい過去が人を苛むのだと脳内シャアがいってきたりしたですぅ。
だけど、どの頃と明言は避けるけどあの頃、もしネットや当時身を寄せていた場所で友人たちと出逢わなければどうなっていたかというifが考えられないくらいその頃は重要な時期で、エヴァもその楔のひとつであることだなあと詠嘆してしまうですぅ。