ネコぶんこ


2023年04月14日 [長年日記]

§ [DnD][5e] 『フォーゴトン・レルムの人気名所を巡ろう(Take a Tour of These Popular Locations in the Forgotten Realms)』

リライ・シルヴァーマン

つどえ旅人! 盗賊のエドガン・ダーヴィスと彼のアウトロー仲間たちの冒険については聞いたことがあるかもしれませんが、あなたはその英雄たちが探索する異世界フォーゴトン・レルムについてあまり知らないかもしれません。

ここではあなたに旅の仲間たちがその冒険で訪れたいくつかの名所や、フェイルーン大陸にあるその他いくつかの注目すべき場所を紹介しましょう。フォーゴトン・レルムをまだ探検したことのないあなたは、ソード・コースト沿いにあるいくつかの場所を、彼らの物語や最近の小説で見聞きしたことがあるかもしれません。

  1. ネヴァーウィンター
  2. アイスウィンド・デイル
  3. アンダーダーク
  4. ウォーターディープ
  5. バルダーズ・ゲート
  6. キャンドルキープ
  7. ファンダリン
  8. ストームレック島

映画D&Dの仲間たちとフォーゴトン・レルムを探検しよう。

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1.ネヴァーウィンター

ネヴァーウィンターの地図

“職人の街”、あるいは“北方の宝石”と呼ばれる、我らがネヴァーウィンターから観光を始めましょう。ネヴァーウィンターは活火山であるホートナウ山の近くにあり、その熱はネヴァーウィンター川を温め、街と周辺一帯に四季を通じて温暖な気候をもたらしています。ここは勤勉な職人だけではなく、景観を彩る美しい庭園でも知られていました。

50年ほど前に起こったホートナウ山の大噴火では、ネヴァーウィンターが地図から消えそうになりました。これは何十年にも及ぶ混乱と争いを引き起こし、街はその支配権を奪おうとするよその勢力から頻繁に標的にされました。しかし、交易路が再会して街がかつての繁栄をゆっくりと取り戻しつつある今、ネヴァーウィンターの状況はよくなっています。そして、噴火の後に生まれた大裂孔は封印されているので、そこから脅威となる存在は現われません。本当ですよ?

ネヴァーウィンターはそれ自体は国ではない北方としの支配者や執政官の間の民間協定、領主同盟の一員です。この街が祖先の故郷だと主張するダガルト・ネヴァレンバー卿は、文字通り灰からのネヴァーウィンター復興に尽力してきました。

2.アイスウィンド・デイル

雪が積もったテンタウンズのコテージ

ここは北方のさらに北方になります。世界の背骨山脈として知られる山脈周辺の土地ほど、ネヴァーウィンターの一年を通した温暖さと異なる場所は見つけられません。3つの湖のほとりにはテンタウンズとして知られる一群の町があります。釣りは近くの町が繁栄するのをよく助けているが、泳ぎに行くのはおすすめしません。

この極寒の荒野に住むほとんどの人々は、祖国からの追放者やのけ者、逃亡者か、一攫千金を求めて訪れた者です。過酷な環境だけが与えられる孤独をこいねがっている者もいます。この地域に住むほとんどの人は、自分が生き残ることに集中しすぎて他人の食い扶持を深く詮索できません。

テンタウンズのほとんどは漁業の収益に依存していますが、勇敢なよそ者はその中でも最大のブリン・シャンダーで有益な取引を実際に見つけられるでしょう。一方、テンタウンズがちょっと文明的すぎると感じる人は、レゲドの蛮族たちに近しい部族がより快適かもしれませんね。

もちろん、世界の他の場所と同じように、噂はたくさんあります。旅行者は氷の中に秘められた死者の都、アンダーダークからもめ事を持ってくる専制的なドゥエルガル、この土地を冬の深淵に閉じ込めることになった“溶けずの霜”の伝説を耳にするかもしれません。それを調べる価値もあるかもしれません。

レベルズ・エンド

世界の背骨山脈は、世界にある社会からの亡命者にとっては自由のしるべになるかもしれませんが、多くの人は自己選択なしに北へ連れて行かれます。領主同盟は刃の形をした“風割りの岩”と呼ばれる岩に囲まれた、警備厳重な刑務所の塔を建造しました。不運にもレベルズ・エンドへ向かう船に乗れなかったなら、長期滞在をおすすめします。

あなたが押し込みの腕試しをしたい場合、D&D Beyondのアカウントがあれば無料の――「Prisoner 13」をお試しください!このアドベンチャーで、パーティはレベルズ・エンドに潜入し、囚人のひとりから情報を得る必要がある。あなたが何をするかはあなた次第、さあ、仲間を集めて計画を練ろう!

3.アンダーダーク

アンダーダークの暗い洞窟

噂は本当です。我々の足元には深い洞窟群があります。広大な地下世界は少なくともフェイルーン大陸と同じくらいの広さを持っています。私の知るかぎりそれはまだ物質界の一部ですが、アンダーダークは私が行ったどの場所とも似ていません。暗く薄汚いトンネルは迷いやすく、そこでいくつかの街に出くわそうものなら、代わりにいなくなりたいと思うかもしれないほど、旅には向いてない土地です。

それでも、珍しい財宝やここにしかない魔法の秘密が約束されていれば、これらの洞窟群はあなたを魅了するかもしれません。それほど愚かな人は、キノコの品種の違いを知ってすれば命を救うことができるので、菌類の勉強をしてください。それから、夜目が利く人はこれらの洞窟でうまくやれるかもしれません。できるかどうか、わざわざ訊ねません。きっと教えてもらえますから。

私はドゥエルガルやドラウのような住民たたちについてあまり多くの仮定をしないことをおすすめしますが、マインド・フレイヤーと出くわしたら、そうですね、あなたに出会えて本当によかった。

4.ウォーターディープ

ウォーターディープの街と空の境を望む

はい、はい、もちろんです、ウォーターディープの話をしましょう。“壮麗な都”のことは誰もが知っているはずで、私が思うに、フェイルーンじゅうの誰もがその名を知っています。すべての街が神々その人たちとの出会いを乗り切り、多少の傷を受け、時を刻み続けているわけではありません。

ほとんどの君主を仮面の下に隠す珍しい政府の構造ですが、その背後にある考えが何であれ、都は確実に危機から立ち直っているのでそれは機能しているようです。そして、ウォーターディープでは確実にお金を稼げ――盗め――ます。

ウォーターディープの観光客で世界一有名な大口亭を訪れないのはもぐりです。ここは世界中の冒険者を魅了する巨大酒場です。大口亭はフェイルーンの素晴らしい物語を聞くのに最適な場所というだけではありません。ここには探索する勇者に富か確かなる死かを約束する巨大ダンジョン、アンダーマウンテンへの入口もあります。

5.バルダーズ・ゲート

バルダーズ・ゲートの街と空の境を望む

あなたが買い物好きで、何柱かの闇の神々が多くの取引を邪魔することを恐れないなら、バルダーズ・ゲートの街は魅力的かもしれません。あなたはここでソード・コーストで最高の取引を発見できるでしょう。バルダーズ・ゲートは上流階級の上層地域と一般労働者の下層地域に区切られています。

しかし、真の厄介ごとに巻き込まれようとしている人は市壁の外や門外地域の狭くごみごみした通りで見つかるかもしれません。ギルドの後ろ盾を持って活動する暗黒街の凶悪犯と事を構えないように注意してください。また、“死せる三者”の陰謀に巻き込まれたり、九層地獄への迂回路を見つけ出したりもなさらないように。

6.キャンドルキープ

キャンドルキープの鳥瞰

バルダーズ・ゲートのすぐ南、嵐の海に面して建つこの大図書館には、世界最大の書物のコレクションが収蔵されています。中に入るのは簡単ではなく――砦の壁にまだ並べられていない文書を寄贈する必要があります。それは困難な仕事ですが、それを達成する方法を理解するだけの賢さがあった人は、中に在る膨大な書物のページの間に多くの対価を見つけるでしょう。

7.ファンダリン

ファンダリンの地図

レルムの田園地帯には小さな町が点在し、それぞれに秘密と問題を抱えています。しかし、ネヴァーウィンターから道を下ったところにあるこの小さな町は、初めての冒険者が旅立つのに最適の場所です。崩壊しつつある古いクラッグモー城など近隣の多くの場所は、探検のこつをつかむ機会を与え、失われた鉱山の噂は名を挙げようとしている人を誘惑するはずです。

あなたはD&D Beyondのアカウントがあれば無料で入手できる『Lost Mine of Phandelver』のアドベンチャーで、プレイヤーをファンダリンの町へ連れて行けます。

8.ストームレック島

ブルー・ドラゴンがその稲妻のブレスを冒険者たちに吐く

伝説にいわく、ストームレック島はシャルスという囚われのレッド・ドラゴンの怒りによって生まれました。物語が真実なら、彼女の炎は彼女が敵によって囚われた海底の火山から地面を沸き上がらせたのです。これが真実かどうかに関わらず、この地はクロマティック・ドラゴンとメタリック・ドラゴンの間の戦いの時代から傷ついています。現在、“竜の安らぎ”修道院は紛争の日々を脇に置いて暴力からの避難所の役割を果たしているので、そのような静けさを求める人にとって完璧な場所になっています。

冒険をうまく始めようとしているなら、『ストームレック島の竜』はあなたとプレイヤーがD&Dのルールを理解するのに役立つ完璧な入門用アドベンチャーです。このアドベンチャーでは、ゲームの複雑さになれていきながら、ストームレック島の秘密を探ります。

フォーゴトン・レルムをもっと知りたい

『ダンジョンズ&ドラゴンズ:アウトローたちの誇り』の一行は、フォーゴトン・レルムでもっとも有名な名所のいくつかを駆け足で巡ります。アドベンチャーの物語を構築するためにあなたがより深くこれらの地域の歴史と背景を深く掘り下げたいなら、『ソード・コースト冒険者ガイド(絶版)』はフェイルーンの土地土地を詳しく解説し、その地域に合わせて作られた幅広いサブクラスと背景のオプションもあります。

さらに、D&D第5版でもっとも人気の高いアドベンチャーに数々は設定としてソード・コーストの外にあるものも含め、フォーゴトン・レルムの土地を舞台にしています。豪華な地図とディテールはDMの手になれたものとして物語世界を構築し、プレイヤーがその世界に没入できるキャラクターを作るのに役立ちます。

とはいえ、私たちが今日ここで訪れたのはフォーゴトン・レルムのごく一部に過ぎません。あなたの気に入った旅行先はどこですか?

リライ・シルヴァーマン(@rileyjsilverman)はD&D Beyond、Neadist、SYFY Wireに寄稿しているライター。彼女はSaving Throw ShowでテーロスのDice Ex Machina、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストがスポンサーのThe Broken PacdをDMしている。リライはまた、コミックRat QueensがHyperRPGで行なっている公式テーブルトップ配信でBragaをプレイし、現在はThe Game of Rassilonのドクター・フーRPGポッドキャストでドクターをプレイしている。ロサンジェルス在住。

D&D Beyondの記事「Take a Tour of These Popular Locations in the Forgotten Realms」を訳しましたぁ。今回は特別に絵も使っちゃったですぅ。