ネコぶんこ


2012年03月06日 一九九二年の暮れには、サイバースペース(すでにインターネットはこう呼ばれていた)やオンラインゲームは、もはやマニアだけのものではなくなっていた。 編集

§ [DnD] Gary Gygax忌

2008年03月04日(合衆国時間)にmaterial planeから旅立ったGary Gagaxを偲び、UOでDoomへ行ってきたですぅ。

§ [DnD][DnDNext] 『複数回攻撃(Multiple Attacks)』

2012年02月16日、木曜日、午前07時33分

投稿者:Evil_Reverend

ラグナーは前へ跳びだし、進路上のゴブリンを掃討するために斧を振り上げては振り下ろす。第一波が倒れたその時、より無鉄砲な戦士たちが闇から飛び出し、マグルビイェトへ捧ぐ鬨をあげながら戦場を騒がせた。ひとつ、ふたつ、みっつのゴブリンが倒れ、ラグナーは戦闘の律動が彼の胸の中でモラディンへ捧ぐ賛歌になっていると感じた。

歴史的に、複数回攻撃はファイターや他の戦士が術者キャラクターと足並みを揃えられるようにあった。たとえば第1版の頃、ファイターは精度の向上やダメージの増加と彼や彼女の追加攻撃を得てきた。これによってファイターは7レベルになった時、彼や彼女はより確実にアーマー・クラス0の敵にヒットさせられるようになり、2ラウンドあたり3回攻撃を行なう機会を持っていた。さらに、ファイターはレベル毎に1回の攻撃を、コボルドやゴブリンのような1ヒット・ダイス以下のモンスターに対して行なえた。これにより7レベルのウィザードが何部屋かの敵を掃除しているうちに、同レベルのファイターも彼や彼女のACとヒット・ポイントが攻撃を受け止めるのに十分だったなら、部屋から部屋へ駆け抜けて掃除を行なえた。

第2版のファイターはそこまで劇的には変わらなかった(後の本はファイターをより多様にした)が、第3版のルールはファイターが段階的に複数回攻撃を得られるようにした。キャラクターの攻撃ボーナスが+6になった時、キャラクターは+1のボーナスで2回目の攻撃を行なえる。キャラクターのレベルが上昇すればこれらのボーナスは増加するので、ファイターは、【筋力】や他の修正値を除外しても、+16/+11/+6/+1で4回攻撃も可能になる。これらの漸減する攻撃は追加攻撃が増えるごとにより少ないダメージであることを意味した。モンスターのアーマー・クラスは増加するため、これらの追加攻撃はめったにゲームへ影響しなかった。ほとんどのキャラクターは毎ラウンドに3~4回の攻撃で低レベルのゴブリンやオークと戦わなかった。結局ほとんどのプレイヤーはパーティのレベルに合わせた脅威度の敵と戦う時にはこれらの攻撃が無駄だと感じた。

第4版のパワー・システムはもはや複数回攻撃を必要としなかった。ファイターの複数回攻撃はパワーのデザインに含められ、パワーで行なうようになった。君が2体の敵を攻撃したいなら、君はパッシング・アタックを使うことができる。一撃に全力を注ぎたいなら、君はブルート・ストライクを使うことができる。

D&D Nextで、私たちはパワーをデザインすることから離れてより単純化されたファイターに回帰した。私たちは戦闘での特殊行動を完全にオプションとして紹介する(武勇の武器として)考えだが、君が新しいプレイヤーに渡すことのできるファイターは、ラウンドの度に彼や彼女の剣、斧、あるいはフレイルを振る。私が知りたいのは、ファイター(そして他の戦士)は複数回攻撃がクラスの成長に必要だろうか? ということだ。

どう思われるだろうか?

戦士のキャラクターは高レベルで攻撃ロールへのペナルティ無しに追加攻撃を行なえなければならないだろうか(第1版)?

  • はい
  • いいえ
  • わからない

戦士のキャラクターは高レベルで攻撃ロールにペナルティを受けて追加攻撃を行なえなければならないだろうか(第3版)?

  • はい
  • いいえ
  • わからない

戦士のキャラクターは自動的に複数回攻撃を行なえない代わりにダメージが強化されるが、特技や特徴のオプションでそのダメージを分散できるのがいいだろうか?

  • はい
  • いいえ
  • わからない

2013年03月06日 おそらく、えんえんと続く世界の仕組みの説明に、読者はうんざりしてしまうにちがいない。 編集

§ [Promiscuus] うしになる

このところまた暇さえあればごろごろして夕食後には寝入ってしまう生活に戻ってしまってうごごごですぅ。


2014年03月06日 編集

§ [Promiscuus] あの時君は若かった

時間が解決してくれるという言葉には、小手先の対処をしても無駄で時間でしか解決できないモノゴトも存在するという意味もあるとも読めるのだなあと詠嘆の表現をする今日この頃ですぅ。


2017年03月06日 編集

§ [Ludus] 『サガ スカーレット グレイス』クリヤー

年末に終わりが見えたと思ったらそこから先が長かった『サガ スカーレット グレイス』をようやく終わらせたですぅ。

しかし、これでもまだウルピナ様のシナリオだけなのであと3シナリオあるですぅ。


2021年03月06日 編集

§ [DnD][5e] アドベンチャー:霜柱一家(8~10レベル)

今週の小冒険は高レベルに足を突っ込んだレベル帯でダンジョンですぅ。

データ系はOGLを使ってるので、そちらの参考にもどうぞですぅ。

また、現在イエローサブマリンさんに第5版用のアドベンチャー集『駆け出し勇者の小冒険』を1650円(税込)にて依託中ですぅ。さくっと遊べるシナリオをお探しの方は是非ですぅ。

冒険の概要

この冒険は8~10レベル程度のキャラクター向けの短時間で終わるアドベンチャーである。

フロスト・ジャイアントの霜柱一家は雪深い峡谷地帯を治める暴君である。彼らは自分たちの縄張りに住む者たちから税と称して気まぐれに略奪を行ない、満足できないようなら破壊と殺戮で埋め合わせをする。

キャラクターたちは霜柱一家と決別するために谷のものたちから雇われ、あるいは為されるべき正義を行なうために彼らの根城へ挑戦する。霜柱一家を統べるフロスト・ジャイアントの兄弟、シアルヴとレギンを倒せば冒険は成功となる。

冒険への導入

キャラクターたちは旅の途中、何か巨大なものに蹂躙された廃墟を見つける。そこでは地元の狩人が数名、瓦礫に埋もれた生き残りを救助している。彼らはここにあった村がフロスト・ジャイアントの霜柱一家に満足な貢ぎ物をできず、腹いせに破壊されたのだと涙ながらに語る。

キャラクターたちが見てわかるように武装しているなら、村人や狩人は彼らに霜柱一家の退治を依頼する。報酬は霜柱一家のねぐらにある財宝だ。さらに、この谷を治める新たな領主になってくれても構わないと言う。

1.雪原の巨獣

霜柱一家のねぐらは雪山のふもとにある洞窟だ。その手前には広場があり、荷役用のマンモスが飼われている。ここではオーガの小間使いがマンモスの世話をしている。

キャラクターたちが襲撃をするなら、オーガはマンモスをけしかけ、洞窟の中に逃げて主人に報告しようとする。

オーガ

大型・巨人、混沌にして悪


AC:11(ハイド・アーマー)

hp:59(7d10+21)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
19(+4) 8(-1) 16(+3) 5(-3) 7(-2) 7(-2)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉8

言語:共通語、巨人語

脅威度:2(450XP)


アクション

グレートクラブ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィートまたは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。

マンモス

超大型・野獣、無属性


AC:12(外皮)

hp:126(11d12+55)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
24(+7) 9(-1) 21(+5) 3(-4) 11(+0) 6(-2)

感覚:受動〈知覚〉10

言語:-

脅威度:6(2300XP)


踏み荒らし突撃:マンモスがクリーチャーに向かって最低20フィート直進し、同じターンに牙による攻撃でそれにヒットしたなら、その目標は難易度18の【筋力】セーヴィング・スローに成功しなければ、伏せ状態になる。目標が伏せ状態なら、マンモスはボーナス・アクションとしてそれに1回の踏みつけ攻撃を行なえる。

アクション

牙:近接武器攻撃:攻撃+10、間合い10フィート、目標1体。ヒット:25(4d8+7)[刺突]ダメージ。

踏みつけ:近接武器攻撃:攻撃+10、間合い5フィートまたは射程30/120フィート、伏せ状態のクリーチャー1体。ヒット:29(4d10+7)[殴打]ダメージ。

2.大部屋

霜柱一家のねぐらになっている洞窟は天井まで30フィート(9メートル)ほどある岩山の割れ目で、部屋の中は“明るい”かがり火が焚かれている。

洞窟を入ってしばらく進むと、酒臭い大部屋があり、そこでは霜柱一家のオーガやエティンが略奪してきたヒューマンやドワーフに料理や給仕をさせ、思い思いにくつろいでいる。

ここにいるのはオーガが5名、エティンが2名、囚われの一般人が10名である。

一般人

中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性


AC:10

hp:4(1d8)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0)

感覚:受動〈知覚〉10

言語:任意の言語1つ(大抵は共通語)

脅威度:0(10XP)


アクション

クラブ:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:2(1d4)[殴打]ダメージ。

エティン

大型・巨人、混沌にして悪


AC:12(外皮)

hp:85(10d10+30)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
21(+5) 8(-1) 17(+3) 6(-2) 10(+0) 8(-1)

技能:〈知覚〉+4

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉14

言語:オーク語、巨人語

脅威度:4(1100XP)


双頭:エティンは【判断力】〈知覚〉判定および気絶状態、恐怖状態、聴覚喪失状態、魅了状態、盲目状態、および朦朧状態へのセーヴィング・スローに有利を得る。

常時覚醒:エティンの頭が片方寝ているとき、もう片方は起きている。

アクション

複数回攻撃:エティンは2回攻撃を行なう。1回はバトルアックス、もう1回はモーニングスター。

バトルアックス:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:14(2d8+5)[斬撃]ダメージ。

モーニングスター:近接武器攻撃:攻撃+7、間合い5フィート、目標1体。ヒット:14(2d8+5)[殴打]ダメージ。

オーガ

大型・巨人、混沌にして悪


AC:11(ハイド・アーマー)

hp:59(7d10+21)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
19(+4) 8(-1) 16(+3) 5(-3) 7(-2) 7(-2)

感覚:暗視60フィート、受動〈知覚〉8

言語:共通語、巨人語

脅威度:2(450XP)


アクション

グレートクラブ:近接武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィート、目標1体。ヒット:13(2d8+4)[殴打]ダメージ。

ジャヴェリン:近接/遠隔武器攻撃:攻撃+6、間合い5フィートまたは射程30/120フィート、目標1体。ヒット:11(2d6+4)[刺突]ダメージ。

3.略奪品室

大部屋からさらに奥に続く道には脇道があり、そこには一家が略奪してきた財物や、狩りの獲物が乱雑に並べられている。ここでも囚われの一般人5名が品物の整理や、獣の皮をなめしたり肉を解体する作業をしている。

囚われた人々は奴隷として扱われ、この部屋の片隅に寝泊まりするようにさせられている。

ここには1200cp、10000sp、3000gp、100ppと100gpの金塊9つ、小屋の土台ごと根こそぎに持ってこられた穀物庫、蒸留酒の大樽8つ、マンモスの肉2頭分、牛の肉30頭分がある。

一般人

中型・人型生物(任意の種族)、任意の属性


AC:10

hp:4(1d8)

移動速度:30フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0) 10(+0)

感覚:受動〈知覚〉10

言語:任意の言語1つ(大抵は共通語)

脅威度:0(10XP)


アクション

クラブ:近接武器攻撃:攻撃+2、間合い5フィート、目標1体。ヒット:2(1d4)[殴打]ダメージ。

4.霜柱兄弟の部屋

洞窟の最奥には霜柱一家を統べる兄弟のフロスト・ジャイアント、シアルヴとレギンがいる。彼らはマンモスの骨で作った杯に入れたまま凍らせた酒の凍っていない部分をすすりながら、次の襲撃計画を練り、いずれは谷の外にも足を伸ばそうかと笑っている。

シアルヴとレギンはそれぞれ100gp、15pp、そしてレアの魔法のアイテムを持っている。

フロスト・ジャイアント

超大型・巨人、中立にして悪


AC:15(つぎはぎの鎧)

hp:138(12d12+60)

移動速度:40フィート


【筋】 【敏】 【耐】 【知】 【判】 【魅】
23(+6) 9(-1) 21(+5) 9(-1) 10(+0) 12(+1)

セーヴィング・スロー:【耐】+8、【判】+3、【魅】+4

技能:〈運動〉+9、〈知覚〉+3

ダメージ完全耐性:[冷気]

感覚:受動〈知覚〉13

言語:巨人語

脅威度:8(3900XP)


アクション

複数回攻撃:フロスト・ジャイアントはグレートアックスで2回の攻撃を行なう。

グレートアックス:近接武器攻撃:攻撃+9、間合い10フィート、目標1体。ヒット:25(3d12+6)[斬撃]ダメージ。

岩:遠隔武器攻撃:攻撃+9、射程60/240フィート、目標1体。ヒット:28(4d10+6)[殴打]ダメージ。

結末

霜柱兄弟を倒せば、この谷を騒がす悪党はたちはひとまずなりを潜める。キャラクターたちが新たな実力者として目を光らせるもよし、どこかへ立ち去るもよし。GMは後腐れないように演出するといい。

この記事はOpen Game Licenseに基づいて作成されている。Open Game Licenseに該当するのは、クリーチャーやアイテムの名前やステータスなどである。この記事の他の箇所は個人的な使用を除き、いかなる形式でも許可なく複製することはできない。