ネコぶんこ


2008年12月06日 電脳コイル略して電ノコ 編集

§ [Ludus] Windows Mobileのソリティア6356点

時間は123だったですぅ。


2010年12月06日 自信がない時にはパセリを使おう。 編集

§ [TRR] 2010年09月23日『鈴彦姫』

朱春峰(男・300歳余・青龍2/白虎1/異邦人4):万の勝利を得るまで祖国へ戻らぬと誓い、戦国日本へやってきた仙人。国性爺の戦友で、“東方不敗”のふたつ名で呼ばれたことも? (おそらく)明人で朱姓なのが意味深な剣士。今回は都の剣士、烏丸少将と邂逅する。プレイヤは森聖氏。

“葛葉”土御門晴明(男・15歳?・朱雀2/陰陽師4/退魔僧1):表の顔は葛葉の号で浮世絵を描く少年絵師。しかし、その実体は肉体を乗り換え無窮の時を生きる高名な陰陽師。『京洛夢幻』で退魔僧を取得し、手広く学んで後に陰陽師というクラスを作ったことをアピール。プレイヤは荒原の賢者氏。

伊藤伊吹(女・17歳・白虎2/玄武1/神職4):江戸市中のさる寺に勤める巫女。親の代からそういう仕事であるからか、妖異との戦いを使命と感じているからか割と戦いに手馴れており、何事にも動じることなく淡々と“仕事”を行なう。プレイヤは隠者氏。

伊吹が勤める寺の近くに、いつの頃からか棲みついた医者がいた。

名を、直勝利という。

腕のいい蘭方医でありながら、素封家の治療で得た儲けで恵まれない人々にも医療を施し、非常に慕われているが、彼は一度も人前で笑ったことが無かった。

ある日、伊吹の寺で行なわれていた葬式の列を見ながら彼は彼女に呟く。
「あの亡くなられた方は、私の患者でした」
「悪くなりすぎていて手の施しようが無かった」
「救えない命がある限り、残された人は悲しむ」
「医学は、不完全です」

「よくある病気だ。主な症状はボスになるなど」
「『JIN』なんて漫画もあるし未来人かな」

数日後、勝利は道具一式を持ったまま失踪した。

春峰は田沼意次から都より内密に下向している使者、烏丸光弘に関する愚痴を聞いていた。

対妖異の協議。という名目で江戸を訪れてはいるものの、公然と反幕を口にする彼の首に鈴をつけたがっている幕府要人は多い。されど、幕府の人間を監視に回せば無用な軋轢を生む。田沼邸の食客が個人的な興味で烏丸少将の身辺を探って田沼に世間話をすると助かるが、そんな都合のいい事はそうそうなかろうと。

田沼の愚痴をひとしきり聞いた春峰は、彼女が他意無く与えた小遣いを懐に江戸の街へ繰り出した。

晴明は絵師、葛葉としての打ち合わせが上首尾で運び、いい気分で家路についていたが、隅田川沿いの霊岸島でぬかるみに足を取られ、一張羅が泥まみれになってしまう。

どこかの小僧がへまをしたなら染み抜き代のひとつでも取り立てて憂さを晴らそうと顔を上げて見てみれば、そこかしこの地面から水が吹き出して建物までもが傾いでいた。

その様子を橋の欄干に腰掛けて愉しげに眺める少女を認めると、彼はその周囲を固めている神職のような風体の者たちを一喝して詰め寄る。
「無礼者! いづる姫になんたる狼藉!」
「へえ、君いづるって言うんだ。あの大水、君がやったでしょう。一張羅が汚れてしまったんだが。どう落とし前つけてもらえるんですかねえ」
「そのような小さきこと、妾は知らぬわ。どうしてもと言うならくれてやる」

そう言うといづるは小銭を足元へ投げてよこすが、晴明はこれで完全に頭に血が上った。
「あのな。金出して何とかなると思ってるの? まずは謝罪でしょう。それに染み抜きって金かかるんだよ?」
「お待ちくだされ。お若い方ここは抑えて、いづる姫様も! このような者たちに惑わされずお山にお戻りください!」
「吾平爺は頭が古い。私たちはこれから戦うの、そのための準備も進んでいるわ」

晴明といづるが口論していると小さな老人が割って入り、神人たちにいづるを離すよう詰め寄るが彼女は聞く耳を持たず《神出鬼没》でどこかへ去ってしまう。

「奥義使用前に隙はあったろう。式を打って攻撃」
「通し。いづるはエキストラなので判定せずとも命中しますが、効果は打ち消された」
「ち」
「ふうん」

大水から逃れ、晴明はいづるとの間に割って入った吾平老人から話を聞いていた。彼らはいづるの一族を代々守り、幕府や朝廷の庇護を受けずに関八州の野山で生きてきた氷川衆と呼ばれる一党だった。しかし、姫をはじめとする若者が細工物や山菜を売って金子を得るために接触していた商人に街の暮らしを吹き込まれ、山を降りて行方が分からなくなっていたという。

晴明はいづるを探して連れ戻して欲しいという吾平の頼みを、聞き分けの無い子には折檻をしても良いということを条件に聞き入れた。

烏丸のことを調べていた春峰は、彼が意図的に幕府との協議を長引かせていること、烏丸の下向より少し前から朝廷と繋がる公界の者たちが江戸で何かを探っていることに行き当たり、紆余や曲折を嫌う春峰は烏丸の宿舎に乗り込んだ。
「頼もう」
「何者」
「少将殿に取り次いで頂きたい」
「身の証も立てられぬ者を取り次ぐほど暇なお方ではない」
「三下に話しても埒があかんから少将殿とお話をする。奥に通しなさい。ほらそこにも隠れてる! 弱い奴は気配を隠せないのだ」

門番を軽くいなして烏丸少将の部屋に押し入る春峰だったが、自身もひとかどの武人である少将の力量と、本当に気配を隠している護衛の数を読んで威儀を正す。
「おやおや。この夷振りは何かの余興であらしゃいますか」
「単刀直入にお聞きしたい。あれだけ兵を揃えて江戸で何をしておられる」
「ならばあなたがどこの者かなど野暮も聞きますまい。麿は幕府さんとお話をするついでに旧き宸憂を除こうとしておっただけ。勅許も無しに徳川さんへ弓引こうとは思うておりません」

それに、あの数では徳川さんの首は取れません。さらりとそう言葉を結ぶ。
「幕府の力を借りる気は?」
「麿らが行なうのは国譲りの頃より続く朝敵との戦い。幕府さんとは関係ありません。彼らが神の骸を見つけ、反魂の術を成そうとしておるという話を小耳にしたゆえ、わざわざ麿が東下りすることになったのです」
「それなら私の腕を売り込んでおきましょう。実を申せばこの朱春峰は用心棒稼業でしてな」

朝廷の狙いが幕府よりも旧い何かであるということを掴んだが、皆目見当がつかない春峰。すると、門前でばったり晴明と出会った。晴明は水害の裏を取るついでに朝廷方から妖異の専門家として遣わされた子孫の土御門泰宏を訪ね、服を汚されたことについて愚痴を垂れていたら、出奔して放置したままになっている家伝書の続きを書くよう催促されていたのである。
「おや、これはこれは呪い師殿」
「誰かと思えば唐の人。俺の服に泥かけた奴ら知らない?」
「知らねえよ」

伊吹は遊び人の金さん(情報収集の演出用に伊吹が取得したコネクション)と勝利のことを調べていた。すると、彼は材木問屋の古石屋を往診したのを最後に行方がわからなくなっているという。そして、彼の正体は欧州で生命の研究をしていたヴィクター・フランケンシュタイン博士だということもわかった。

「ああなるほど。Victorで勝利、Frankensteinで直ね」
「なんでヴィクトルじゃないんだ」
創玄推理文庫のやつ読んでそうだったからだけど、定訳はヴィクターぽい」
「彼はこの時代の人なのかね」
「出版が1817年だから日本でいう化政期。映画だと博士の死が1794年と明記されたのもあるし、居ても不思議は無いでしょう」
「わかった。北極海に帰れ」

ついでに古石屋について金さんと捜査を進める伊吹は、店主の武兵衛が自分も霊岸島の店が被害を受けたというのに水害の復興支援を始めるなど、街の人々から慕われる親分肌の人物であることを再確認する。しかし、彼が倒幕派の中でも特に過激な思想によって排斥された、幕府や朝廷など権力機構すべての打倒を掲げた者たちと懇意にしていることも知った。

「今度はアナキストかよ」
「19世紀後半くらいから流行り始めたので問題ないでしょう。時空破断もあるし」

春峰と晴明はいづるたちの逗留先が古石屋が深川に持っている寮だと突き止め、伊吹を捉まえるとそこへ乗り込む。妖異の力を得た氷川衆と戦いになるが難なく下していづるへと迫るが、やはり攻撃が通用しない。
「無駄じゃ無駄じゃ」
「腹立つなあこの餓鬼」
「お迎えに参上しました。イヅルお嬢様Fräulein Izuru
「おお。ふらんけん殿。出来たのか?」
はいJa。あなた方のカミは医学の力で再び命を得ました」

そこへ白衣に身を包んだフランケンシュタイン博士が現れ、不可解なやり取りの後《神出鬼没》で二人は去ってしまう。

「参考までに言っておくと、いづるは巨神装備の『無垢なる魂』です。本体の巨神をどうにかしない限りデータ的な危害を受けません。説得なども不可」
「やっぱりな」

氷川衆やそれを操る古石屋が新たな力を得たことに事態を重く見た晴明は、開府の頃より江戸の街を見守ってきた天海の許を訪れ、事情を質した。
「神田山を切り崩して埋め立て工事をしておる折、岩の棺が掘り出されたことがございます。巷説では将門公の墓所と囁かれましたが、それは真実ではございません」
「今回の事と関係あるのか」
「ええ。その棺に葬られておったのは、国譲りをよしとせず出雲よりこの地へと移り、この地でもまた帝の軍勢に破られた古の神。大宮の氷川神社に祀られておる神の骸でございました」
「は!」

そして天海は発掘された龍神の系譜に連なるその神を、埋立地を安定させる要石として海へ投じたという。だからこそ、その神が復活して力を揮えば、江戸の街は再び海へ沈んでしまうかもしれない。
「神の怒りも氷川の神を奉じる氷川衆の怒りも私一人で受けるならそれもよし。なれど、江戸の人々を犠牲にするわけにはいきませぬ」
「いいさ。旧い者は旧い者同士よろしくやってくる」

晴明が春峰と伊吹に合流して霊岸島へ向かうと、既に神の力が漏れ出し始めたのか地面が流砂のような状態になっていた。烏丸少将配下の八瀬童子や土御門家の陰陽師たちも術で住人を操って退避させてはいるものの、古石屋の屋敷へ突入する余裕は無かった。

英傑たちは人ごみとぬかるむ地面をFS判定で掻き分け、鼻から若水を吹き出しつつ古石屋の塀を蹴破り、用心棒を怒鳴りつけて倒幕派浪士と氷川衆が集結している中庭へ踊り出た。
「遅うございますよ。フランケンシュタイン先生のお力で氷川の神は黄泉還りました。もうすぐ江戸の街は海へと没し、我らが江戸城を落とすのですから」

英傑たちを前に、自らもカラクリ倍力服に身を包んでカラクリ武者を従えた古石屋武兵衛は朗々と演説を続ける。
「私は激しく動く世、強者がより強く輝き、新しきものを作り出していく世の中を見たいのです。そのためには幕府も朝廷も、弱者がすがりつく権力は滅する必要がある。氷川衆の方々は立派です。自らの神を恃みに再び世と対峙しようとする覚悟がある」

古石屋の演説が止まると、春峰たちは静かに口を開いた。
「言いたい事は済んだか。死ね」
「一張羅の染み抜き代出せよ」
「勝利先生、あなたは騙されています」

「いづるは氷川の神を覚醒させます。帆布のかけられた塊がマントのように捲れ上がり、ところどころに導線や歯車が露出した鱗ある巨人が出てくる」
「だっせえ」
「うるさい。今回は小さな鉄片繋ぎ合わせた挂甲を何も知らない人が見たら鱗に見えたという感じの考証なの。ちなみにFS判定でフランケンシュタインの施した措置を破壊しても氷川の神は無力化されます」
「まあいい。叩いて直す。氷川の神を攻撃」
「命中して奥義で弾いた。こんなの」

《※難攻不落・参式》
対象:自身
タイミング:常時
効果:この効果は、防御修正や特技などによるあらゆるダメージ減少の前に発動する。〈神〉属性を除く50点以下の実ダメージを無効化する。

「FS判定やれってことかね」

三人は屋敷からわらわら出てくる浪人(エネミーを呼び出す特技を持った「屋敷」というエネミー)とカラクリ武者を操る古石屋と戦いながら、氷川の神からの攻撃に春峰が耐えつつFS判定を行なう。

「FS値上がって《※難攻不落・参式》解除。氷川の神が自我を取り戻しPCのために《天を砕く者》使えるようになります」
「せっかく上げたからこのまま突っ切る。また成功」
「氷川の神が自分を破壊するようPCに言い、《天佑神助》を使用。制御装置の外殻破壊をするので判定が【体力】に」
「任せた春峰」
「中華剣で外殻も導線も叩き斬る」
「ハッキング完了」
「まさにハッキングだ」

春峰が神の骸を操っていた装置を力任せに斬り裂くと、神はゆっくりとくずおれて再び眠りについた。後は奉行所にでも任せる事にした三人の英傑は、そそくさとその場を去る。

しばらく後、フランケンシュタインは残していた仕事を片付け、ほとぼりが冷めるまで地方で蘭方医療を広めると伊吹に告げて旅に出た。

春峰は少将からいつか手合わせしたいという言伝をもらい、晴明は家伝書のことについて現当主に釘を刺される。という一幕もあったが、氷川衆の一件が片付いたため、烏丸少将や土御門など都からの訪問者も帰っていった。

氷川衆もまた山へ戻る仕度を整え、三人に別れを告げに訪れた。
「今は山の民も里と関わらなければならぬ時代。新たな身の振り方を考える時が来たのかもしれませんのう」
「そうじゃのう爺。街も悪くなかったぞ」
「そういえばお前にはお仕置きがまだだったな。尻を叩くだけで勘弁してやろう」

晴明に追われるいづるの悲鳴が江戸の街に響き、旧き神を巡る一件は幕とあいなるのだった。

かくれし神を出し奉んとて
岩戸のまへにて神楽を
奏し給ひし
天鈿女のいにしへも
こひしく夢心に
おもひぬ

――『百器徒然袋・下

今回、FS判定はダブルクロスの『インフィニティコード』に収録されたハプニングチャートを改造して使ったら、何もしないでもそれなりに波乱を含んだものになって良い具合だったですぅ。


2011年12月06日 リチャードにとって、こういったことすべてのはじまりは、ごく単純なものだった――当時の新発明、アップルIIホームコンピュータで実行される一五〇〇行のプログラムだ。 編集

§ [DnD][4e][LnL] 『ルールの適温(The Temperature of the Rules)』

伝説と伝承

モンテ・クック

私はマイク・ミアルズとサーモスタットの話をした。マイクは「適温は21度に設定してあります。もしあなたが暖めたり冷やしたりしたいときは、これにあなたが適温を調節するための方法が書いてあります」と書かれたサーモスタットの説明書が欲しいと言った。私は「あなたは適温を何度にでも設定でき、その方法はこれに書かれています。あなたが何もしないとき、初期設定は21度になっています」と書かれた説明書が欲しいと言った。

閑話休題。私たちは実際にサーモスタットの話をしていたわけではない。というより、私たちのサーモスタットについての議論は、DMに情報を提示する方法論の比喩だったのである。この場合の“適温”は、ルールを提供することと、状況にあわせ、DMである彼や彼女が適当だと考えるものに調整することである。

しかし議論でもっとも重要なのは最終的な裁定者であるDMの能力についてではなかった。私たちは双方それが重要だと認識している。しかし、議論はゲームの初期設定についてだった。

君は開始時の適温を調節することをどうDMに説明するか、あるいは君はどう彼に適温が21度だと説明するか、そして彼がそれを気に入らなかった場合、そこからどう調節させるのか? 他の言葉で説明するなら、君はどうDMにルールと必要ならそれを破る許可(と指針)を与えたり、DMが最初に調節することを推測する?

先週、私は君が1ラウンドで行なえることについて書いた。少しの間、君が自分のターンに1回のアクションと移動速度ぶん移動ができるゲームをプレイしたと仮定してほしい。そこで君は移動と攻撃、移動と呪文の発動、あるいは移動とその他のアクションが行なえる。それは当たり前のことでDMの裁定を必要としない。たとえばドアを開けるような、より一般的でないアクションがプレイに入るとそれは違ってくる。ある方法ではドアを開けることをルールで指定されたアクションとし、他では君が移動の代わりに行なえる、あるいはまったくアクションを必要としないとするかもしれないが、DMは状況に基づいてルールを変更する。他にはDMにたくさんの基本的な例示と、1ラウンドでできることや状況をまとめた裁定用の長々とした資料を与える方法もある。

どちらのやり方にも利点はある。最初の方法はDMに見通しのよい道を与えてひとつひとつ事例を明確にしていく。他のものはすぐに使える力をDMの手に与える。

第3版から第4版にかけて、ゲームは直接的で明確なルールを提供することに集中してきた。この方法はルールがはっきりと定義していない状況を裁定することをより簡単にした。だが、第3版以前の、“DMが決める”も完全に信頼できるものではなかったが、それもよくあるルールだった。これは時々DMの間違いによってルールと違った決定が行なわれるため、しばしば苦行だと認識されていた。そしてもちろん、ルールを重んじるプレイヤーはこのような裁定に異議をとなえたり、少なくとも疑問視する傾向がある。

君がほとんどの状況に対する具体的なルールを用意できるなら、君がめったに解釈を行なったり即興でルールを作る必要(難しくなりうる)がない限り、DMにとってゲームはより簡単なものになる。ルールが印刷された本になっているなら、それのバランスと一貫性にプレイヤーが疑問を挟まないようにするのはより楽になる。一方で、君がその代わりDMに公正で、冴えた、一貫した決定と判断をその場で行なう方法を教えようとするなら、君は本に載せるルールを厳選することでDMをより簡単にできる。権限を持ち賢明な裁定を行なえるDM以上にゲームをより速く動かせるものはない。

DMに権限を与えるのはシミュレーションを簡単にする。決められたルールだけであらゆる状況に対応できることはなく、DMはルールブックに書かれていない方法で素晴らしい再現を行なえる。君のターンをどれだけ扉を開けることに費やすかは、おそらく扉による。大きく重い金属製の扉は君がアクションを使う必要があるかもしれないし、簡素な木製の扉はアクションが必要ないかもしれない。他のドアはその中間かもしれない。このさほど重要ではない状況にあらゆる面から対応できるルールを君は望むだろうか?

より少ないルールはDMの権限を大きくし、1冊、あるいは2冊……10冊と本に相談して語りを遅らせないため、物語を重視したプレイを楽にする。DMには君のターンにできることとできないことなどの裁定を行なう権能が与えられ、プレイヤーのアクションはより自由なものになる。彼らはアクションの種別を心配する必要なく、今何をしたいか宣言できるようになる。プレイヤーの奇抜な計画は君が1ラウンドに何ができるか厳密に定義されたルールと相性が悪いかもしれないが、うまいDMはそれが合理的かどうか即興で素早く判断し、物語と活劇を動かし続けることができる。

DMはゲームを運営しなければならないが、彼らがルールを上書きする権利は“プランB”と“プランA”のどちらだろう? DMの裁定はルールを破ったものだろうか、それともそれ自体がルールなのだろうか?


2012年12月06日 極端に短期の過去に対するホームシック感。 編集

§ [DnD][4e][Dungeon] Dungeon209号(Dungeon Issue #209)

目次

編集部より:あのままで(Editorial: As It Was)
著者:クリストファー・パーキンス

私たちは『Dungeon』209号を発表するが、『Dragon』はちょうどこの倍の号数を発表している。

フィヨリンの足場(Fjorin's Foothold)
著者:クリストファー・パーキンスおよびエリン・ルーデル

フィヨリン・ハンマーマインはかれのアダマンティン鉱山に巣食うクリーチャーと契約しているため、注意力散漫な冒険者は代償を払うことになるだろう。3~5レベルのキャラクター用D&Dアドベンチャー。

鰐神の涙(Tears of the Crocodile God)
著者:ウィル・ドイル

この洞窟はお前を呑み込む。ちょいとかじり、ちょいとかみくだき、ぐるりと丸呑み。15~17レベルのキャラクター用D&Dアドベンチャー。

タモアチャンの隠されし聖域(The Hidden Shrine of Tamoachan)
著者:ハロルド・ジョンソン、ジェフ・R・リーソン、およびステファン・ロドニー・マクファーランド

失われしタモアチャンが再び発見されようとしている。この第4版のD&Dアドベンチャーは7レベル・キャラクター用にかつてのAD&Dアドベンチャー・モジュールC1 The Hidden Shrine of Tamoachanをアップデートしたものである。

Dungeon #209はこれまでDM RewardsだったC1 The Hidden Shrine of Tamoachanが一般公開されるですぅ。


2013年12月06日 編集

§ [Promiscuus] 曜日認識のズレ

よくあることだけど、なんとなく今日が木曜日であるかのような錯覚にとらわれていたですぅ。


2016年12月06日 編集

§ [DnD][5e] 『ファイター: 類型(FIGHTER: MARTIAL ARCHETYPES)』

Unearthed Arcana

マイク・ミアルスとジェレミー・クロフォード――2016年12月05日

今週はファイターの類型4つが顔を見せる。Arcane Archer、Knight、Samurai、そしてSharpshooterだ。私たちは君がその説明を読むよう呼びかけ、それらでキャラクターを作成し、そしてそれらを君が気に入るかを観察する。

次週、私たちは君が何を考えたか私たちに知らせられるように、調査を行なう。

ドルイドの調査

君が先週のドルイドのオプションを読んで考える時間を与えられている現在、私たちは以下の調査でそれらに対する君の反響を得る準備ができている。

これから先の数ヶ月について

君にプレイテスト、議論、そして考えてもらうためのD&Dコンテンツを私たちはたくさん準備した。事実、私たちは何ヶ月かにわたって月に何度もUnearthed Arcanaを発表するための充分な原稿を持っている。月曜日に原稿を読もう。私たちは君が愛しているものを取り上げては純化し、私たちは君が好きではなかったものを取り上げ、それらを捨てるか再設計する。どちらの方法にしても、君からの反響は重要だ。

私たちの双方――マイク・ミアルスとジェレミー・クロフォード――は近い未来のためのUnearthed Arcanaに取り組み、Sage Adviceのコラムはしばらく休ませてもらう。一方、ジェレミーは公式なルールへの回答をツイッター(@JeremyECrawford)のほか、Dragon Talkポッドキャストの時間を使って新たなSage Adviceを提供し続ける

今週はファイターの類型4つですぅ。