2011年12月14日 リチャードにとって、ゲームを作るのは人々と実際にプレイするのと同じくらい楽しかったが、一人プレイのコンピュータゲームであっても、根本的には、“同じ経験を友人と共有する”ためのものなのだ。 編集
§ [DnD][4e][HotEC] 2月:『Heroes of the Elemental Chaos』
太初に可能性あり。抑制されざるエネルギーは完全な生の混沌の中で、ぶつかっては砕けていた。不定形の存在はエネルギーの泉の表面で起こる爆発のように空劫の中で膨張と収縮していた。新世界は一瞬のうちに生まれ、そして即座に激動する宇宙が消していった。これが世界のありようであり、これは訪れるべき未来――現実の崩壊、創造と崩壊の永劫輪廻である。
神学は創世に関わる数え切れないほどの神話を記録している。多くの寺院では元素の諸王に対する神格の勝利を語り、神々とプライモーディアルの血で血を洗う闘争はフレスコ画や絵画としてそれらの壁や円蓋に切り取られている。忠実な信者に、プライモーディアルは忘却こそがふさわしい恐るべき怪物として映る。神々は彼らの脅威を倒して未来を手にした。
しかし、歴史は勝者が記述するものである。旧きプライモーディアルの力と彼らを失墜させた天上との戦に対する認識と感じ方は、神々とそのしもべたちが数千年をかけて築いてきたものである。神々はそれが世界を現在の姿にするためだったと主張し、彼らの勝利を目的が正しかったことの証としている。プライモーディアルの次元界を支配して形成しようとする野望は阻まれ、神々への信仰篤き者たちは荒れ狂う渾沌から世界を救ったことに感謝を捧げる。だが、プライモーディアルの元素の力が征服されたという物語は、危険な騙りである。
プライモーディアルはまだ生きている。彼らの肉体は――束縛され沈められ、封印された脱出できない玄室に、あるいはまどろみの中へ――封じられている。しかし、彼らの心と魂はまだ生きている。彼らは考え。彼らは企て。彼らは憎む。そして彼らの企て通り、プライモーディアルと“元素の渾沌”から流出した遺産である元素魔法は、ひそやかに宇宙へと広がっている。
元素の英雄を作成する
“元素の渾沌”の深奥に隠されていると伝えられる膨大な魔力の存在については、多くの説がある。そのきざしは至るところに存在する。下方次元より発せられ、上方次元で定命の者の魔法や不死者たちのそれにより漏出するエネルギーは、目に見えず理解しがたいものだ。ファイアーボールの呪文は元素の炎を利用し、ドルイドやシャーマンが使う招力はそれらが制御できる原始魔法を超えた力さえ利用する。一部の賢者は恐るべき冷気の影魔法から渾沌のソーサラーが使う荒々しく予測不能の呪文まで、他のあらゆる魔法流派を内包したものが元素の力だと考えている。他の者たちは元素の力を一般的な魔法の仕組みによって別の神秘的な力として拘束し、形成し、そして利用できると考えている。結局、どちらの理論も正解かもしれないが、既知の魔法理論すべてを繋げることができるのは、“元素の渾沌”の英雄だけだ。
『Heroes of the Elemental Chaos』の第1章では元素の力の基礎を学ぶもので、以下の項を含んでいる。
- 元素魔法:それが何であるか、そしてその力で何ができるかという、元素魔法についての説明。
- 元素の影響:“元素の渾沌”がどう次元界に影響しているかというさまざまな概略。
- “元素の渾沌”:すべての元素の英雄が彼らの魔法を引き出す力の源泉である、下方次元についての説明。
- 元素の影響を受けた種族:キャラクターが元素の力を使うようになるまでの説明と、そのようなキャラクターが仕えることのできるプライモーディアルの概要。
- 君のゲームでの元素の力:キャンペーンに元素の力を導入しようとしているDMへの助言。
『Heroes of Shadow』、『Heroes of the Feywild』に続くPlayer's Optionの3冊目で、D&D Encounters: The Elder Elemental Eyeでも使われる(はずの)“元素の渾沌”の力にスポットをあてた『Heroes of the Elemental Chaos』が『December: In the Works』でプレビューされたので抜粋して訳したですぅ。
以前のトークショーなどで出ている情報だと、クラスはMonk(Shugenja)、Sorcerer(Elementalist)、Wizard(Sha'ir)、種族はBladelingが収録されるようですぅ。
プライモーディアルを信仰対象にできるというのは、PCのテクスチャが幅広くなるので嬉しい人が多そうですぅ。
2012年12月14日 中産階級を再発明せよ。 編集
§ [DnD][4e] 『ドラウの女司祭が身につけているアイテム(Items Found on the Drow Priestess' Person)』
補遺d12
今年行なわれている『アンダーダークの隆盛(Rise of the Underdark)』キャンペーンでは、ドラウの地上世界への侵略を――進行中のD&Dエンカウンターズ・シーズンおよびD&D Lair Assaultでプレイすることができる。加えて近頃発売された『Menzoberranzan: City of Intrigue』により、君のキャンペーンはすぐにでもアンダーダークへ危険な旅へ出ることができるだろう。
DMが彼らの地下での冒険に詳しい描写を加えるために、(The Dungeon Dozenの)ジェイソン・ショルティスは以下の表――第1版DMGの補遺、表、およびランダム遭遇の魂を継ぐ――を準備してくれた!
ドラウの女司祭が身につけているアイテム
『アンダーダークの隆盛』が終わるとき、私たちはドラウの死体を検め――君は謎のアイテムを見つけるかもしれない。
d12
- 隠し持たれた表面に恐るべき異端の印形が刻まれた蜘蛛のブローチ。
- 禁じられた地上の想い人から贈られたひと房の金髪。
- ドゥエルガルの王国から贈られた多額の貨幣(わいろ)。
- フロスト・ジャイアント用の印章指輪。
- 無意識を喚起するために使う粉末の幻覚剤が詰まった吸引管。
- 近くにある地上世界の統治者が署名した悪事の証拠となる文書。
- 謎の古代文明の失われた宝物庫が記されたアンダーダークの地図。
- 皮膚を好きな色に変えられる魔法の軟膏が入った壷。
- かわいい毛皮だが3倍の強さの毒を持つこぶし大の飼い蜘蛛が入った、はちきれそうな肩掛け鞄。
- 永遠に燃える魔法の炎が封じられた容器。
- ロルスから送られた秘密の言葉、恐るべき破滅的な予言にあふれた夢日記。
- 合言葉で起動する休眠中の小型ホムンクルス。
著者について
ジェイソン・ショルティスは昼間は社会福祉事業で働くが、夕方には自由となって文章や絵を描いたり、ロック・バンドで演奏している。D&Dは彼の心で特別な地位にある。彼のほぼ毎日更新されるブログ、『The Dungeon Dozen』にはもっぱら12面体ダイス用のランダム表が書かれている。
2013年12月14日 編集
§ [Promiscuus] クリスマスプディング2013
今年のクリスマスプディングは去年仕込んだミンスミートがあったので、さくっと混ぜて一時間ほどで仕込みが終わったですぅ。
2014年12月14日 編集
§ [Ludus] 『Gのレコンギスタ』「キャピタル・タワー占拠」
今週は戦闘が盛りだくさんだったけど、そんな中でアサルトパックと一緒に渡されるV作戦のマニュアルやガビアルを遭難船に見せかけるとき『宇宙戦争』を彷彿とさせる「ラジオドラマをやるように頑張っていただきたい」、バララの「軍艦は飛行機には勝てないの」と小ネタが光っていたですぅ。
だけど結局戦闘はうやむやに終わり、遭難船に見せかけたガビアルが作戦勝ちしてザンクト・ポルトを占拠したというのは何か暗示めいたものがあるですぅ。
そして何者かがガビアルを狙撃し、月をバックにトワサンガ艦隊がやってくるくだりは、環境改造されていると思しきパネルが光る月面の様子もあいまって宇宙からの脅威の得体の知れなさを引き立たせていたですぅ。
それはそうと、アサルトパックは今後再登場したり活躍したらV2アサルトバスターが化けて出てきそうですぅ。
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