2012年07月07日 地下室サブカルチャーは厳密に体系化されてる――衣装は主として、絞り染めや、ショーペンハウエルやエセルとジュリアスのローゼンバーグ夫妻の図柄の褪せたTシャツで、アクセサリーは必ずラスタ小物やバッジ。 [長年日記]
§ [DnD][4e] 8月:『Fortune Cards: Drow Treachery』
メンゾベランザンとドラウをプレイしようという趣旨にふさわしく、Fortune Cardsの最新セットは彼らの陰謀をゲームにもたらしてくれる。Drow Treacheryのカードは一般的なFortune Cardsの仕組みとは少し違っており、君にちょっとした幸運をもたらすが、そうしたら、さまざまな犠牲が払われることになる!
ドラウの政治という血なまぐさい世界で、君は頂点を見つめなければならない。君はロルスの強力な女祭から寵愛を受け身分を向上させる――できれば他者に代償を払わせたい――ために、同胞のドラウと争いを繰り広げている。『Dungeons & Dragons Drow Treachery』のカードは君が味方の不幸によって得る利益の結果を表現している。
これらのカードは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のゲームへ追加されるオプションで、ドラウの都市を舞台としたキャンペーンで使われることを意図している。これらはサプリメント『Menzoberranzan: City of Intrigue』所収のドラウ社会の身分に関するオプション・ルールで使用する。
プレイのために
君は1パック以上の『Drow Treachery』のブースターからすべてのカードを君のデッキとして使うことができる。プレイヤーはそれぞれ自分のデッキを準備する。
遭遇が開始されるたび、君はデッキを切り直してカードを1枚引く。このカードは他のプレイヤーには隠しておくこと――君は彼らに自分が何をしているか気取られてはいけない!
君はラウンド毎に1枚のカードを使用できる。使用にアクションは必要ない。それぞれのカードには君がいつそれを使用でき、どんな効果があるのかルールが書かれている。カードは特記されていない限り1回だけ効果を発揮し、その効果の終了時に君はそのカードを捨てる。
君は常に1枚のFortune Cardを手札として持つことができる。君のターンが開始するたびに、君は以下のうちひとつを選択できる。
- 君の手札を捨てて新しく1枚引く。
- 君の手札が1枚も無い場合、新しいカードを1枚引く。
- 君がカードを使用しなかった場合、そのカードを持ち続ける。
背信(Treachery)カードは新たなFortune Cardだ。それぞれのカードには【価値】の値を持つ。そのカードの効果が発動した時、君は書かれている【価値】を得る。いくつかのカードは負の【価値】を持っており、それらの効果が発動すると君の【価値】は減ることになる。君は1遭遇で好きなだけ背信カードを使用できるが、君が得られる【価値】は遭遇中に使用した中でもっとも高い値だったカードの分のみだ。
身分を使わない場合の背信
君がドラウ社会の身分ルールを使わない場合でも、君は背信カードを使うことができる。すべての君に【価値】を与える効果の場合、君はその代わりに【価値】の値に等しいACへのボーナスを君の次のターン終了時まで得る。負の【価値】は同様に君のACを減らす。効果が味方の【価値】を減らすものなら、その味方は代わりに【価値】の値に等しいACへのペナルティを君の次のターン終了時まで受ける。(背信カードの効果で君のACが増減する場合、【価値】の値へ与える修正が高いカードの効果を適用する。)
参考までに、これらのカードを数枚見せておこう(訳註:公式サイト参照のこと)。
『June: In the Works』で紹介された、『Menzoberranzan: City of Intrigue』と同じく8月に発売される『Fortune Cards: Drow Treachery』のプレビュウですぅ。
『Menzoberranzan: City of Intrigue』の身分ルールとも連動した背信(Treachery)カードで組み込まれた直接的ではないPC間対立要素は、身分ルールを使わない軽い処理も準備されているのが嬉しいですぅ。