2012年07月11日 エドワードが隠遁して、あの部屋で辛辣なことを言っているあいだに、エドワード以外の人類は、せっせと別なものを作っていたのだ――言葉ではなく、関係からできた、巨大な都市だ。 [長年日記]
§ [DnD][4e] 『補遺d12:アンダーダークの旅人(Appendix d12: Underdark Travelers)』
著者:ジェイソン・ショルティス
今年行なわれている『アンダーダークの隆盛(Rise of the Underdark)』キャンペーンでは、ドラウの地上世界への侵略を――進行中のD&Dエンカウンターズ・シーズンおよびD&D Lair Assaultでプレイすることができる。それに加え、近日発売される『Menzoberranzan: City of Intrigue』により、君のキャンペーンはすぐにでもアンダーダークへ危険な旅へ出ることができるだろう。
DMが彼らの地下での冒険に詳しい描写を加えるために、(『The Dungeon Dozen』の)ジェイソン・ショルティスは以下の表――第1版のDMGの補遺、表、およびランダム遭遇の魂を継ぐ――を準備してくれた!
アンダーダークの旅人
今週の表で、私たちは君のプレイヤーが出逢うかもしれない地下の四つ辻での遭遇を見てみよう……。
d12
- 横領の罪によって逃亡中の、禁欲的なモンクに身をやつした高貴なドラウ。
- ディープ・ノームの戦士と従者。実は(現在は魅了されているか変装している)秘密の人質で、既知の地上世界にある小貴族である。
- マインド・フレイヤーとサイオニックの鎖でところどころを麻痺させられた人物。これは流行に敏感なイリシッドの間で大流行している装飾だ。
- 制御不能になった実験的な変身呪文に悩んでいるウィザード。1時間経つとまたランダムで変身してしまう。
- 巨大な飛べないハエを連れたドライダーのカウボーイ。
- 不可視の行列。ひっきりなしに泣き叫ぶ死者の葬列は失われた文明の遺跡を目指している(簡単に追跡できるが、たどり着くには1d12×10週間必要となる)。
- ドラウの秘教宗派の一団。頭からつま先まで黒づくめで、呪文にとらえられた地上の住民(彼らもローブに隠れている)を生贄にするため秘密の寺院へ向かっている。
- 必死になって仕事を探すドワーフの軽業と手妻の旅芸人一座。
- 地上からやってきた不遜な若い吸血鬼。永久の黄昏を楽しみ野生に還る準備は万端だ。
- 蜘蛛の女王の下で悪徳を重ねた上、完全武装した弟子たちによる勢いのある集団を従えた自称救世主のドラウ。しばしば布教のための演説を行なうために立ち止まる。
- 地上のソーサラーへ届けるための拘束されたアボミネーションを連れた本職のモンスター調教師と鍛え抜かれた弟子。
- やっかいなローパーを見敵必殺するために派遣されたダーク・エルフのみなごろし部隊。
著者について
ジェイソン・ショルティスは昼間は社会福祉事業で働くが、夕方には自由となって文章や絵を描いたり、ロック・バンドで演奏している。D&Dは彼の心で特別な地位にある。彼のほぼ毎日更新されるブログ、『The Dungeon Dozen』にはもっぱら12面体ダイス用のランダム表が書かれている。